9月13日の日記で、電波の受信システムについてちょろっと書いた時、長くなりすぎて切った分のメモが出てきたので上げておく。
――前回のあらすじ――
1.なーんか得体の知れない、明らかに自分のものではない感情が訪れて憑依される
(この場合、タイトルは中身が出来てから手持ちのCDを引っ繰り返して、それっぽいものを必死で探す)
2.電波源となる曲を聴いたり歌詞を見たりする→そこから前述の自分のものじゃない感情がやってきて、話の中身が解らないうちからこの話のタイトルはこれだな、と決まる
‥‥というののどっちかで、それを忘れないようにメモったりしてからしばらく寝かせておくと(下手すると数年単位)、その時憑依された感情にふさわしいストーリー、もしくは場面の映像が見えた時に双方がリンクして「今だ!」ってなる感じ。
――概略ここまで――
ただし、その受信時の気分と出来上がった話(作中のキャラの心情)自体は、全く別のものに仕上がるという謎の現象がままあるのである。
例えばシバソの「天国旅行」なんか、受信した経緯が色々とひどかった。
たまたま創作BLジャンルで、相当出来の悪い同人誌(小説)を読む羽目になったことがあったのだ。
どうひどいかというと、元々絵描きの人が「絵は描くのめんどい」と小説書き始めたというケースで、ご本人が描いてる表紙絵はすっごく凄く美麗なんだけど、肝心の文章が‥‥世界観設定が‥‥物語構成が‥‥っていうありがちパターン。
(ただしエロの場面だけ何故か上手い&エロい&萌え、という訳解らない状態)
自分で命名したオリキャラしか出て来ないのに、作中で何度もキャラの名前を間違ってるとかもうね‥‥
例えば「小雪」と「雪子」みたいな感じで、作中でも小雪表記×3、雪子表記×4だともうどっちが本当なんだよ!っていう。
しかしそのあちこち崩壊している小説が、何故かかなり売れてるらしく。
各巻を相当何度も再販し、スペースに置ききれないとかで1巻と2巻、3巻と4巻、みたいな合本で再版するも、それも追いつかなくなって一巻~五巻までの総集編を出し、みたいなのを繰り返していて。
(その時点でシリーズ十冊越えてたはず)
創作BLジャンル、どんだけレベル低いんだよ‥‥みんなこれに食いつくほどロクな本ねえの? 表紙絵とエロ描写だけありゃ物語はどうでもいいのか?‥‥となーんか悲しくなってしまって。
その時ふと、「‥‥あ、今の気分で多分、全編エロの鬱話が書ける」って思ったんだよなあ。
そして数年経ってシバソの「天国旅行」を書くことになった時、「あの時の気分が使えるのがこの本だ!」と気付いて俺愕然。‥‥あの時の心理状態とキャラの心情、全く別物じゃん!っていう。
しかも中身はエロだけに終わらず、世界観設定が絡むいつものシリアス本になったというさらなる謎が(何故だ)
まあそんな感じで、電波とはかくも訳の解らぬものなのだった‥‥
ほんと何なんだろうなあ、あれ。
(ちなみに今練ってるトッキュウネタは、そういう気分の憑依が全く来ておらず、闇の中をぼんやり光りながらゆっくり降下していくライト――多分生身じゃなく魂だけ――と、その闇の底で玉座に着いたまま休眠している陛下、という映像が見えたところから始まり、憑依自体はタイトル曲が決まってからゆーーーっくり来た。でもまだ精度が甘くて書き出せないでいる。<これが多分「ネタがあるけどまだ書けない」電波待ち状態)
(待ってる間に忘れるとまずいので、プロットとそこに入れるべきネタを思いついた側からガンガンとベタテキストで書き付けているのだが、そのメモが既に一万字越えてて「ど、どういうこと?!」ってなってる‥‥)
御礼‥‥パチパチありがとうございます(^_^)/
デビページからのパチに感謝! 全くもって「あー‥‥」な惨状で申し訳ない。あと手を出していないのは、劇場版の「ギャラクシーラインSOS」ですよ‥‥
(VSニンニンは、ニンニンが好きじゃないのでさすがにスルーしたい‥‥)
とりあえず一旦電波ってしまうと、やりきらないうちは熱が冷めないので、今しばらくこっちを追求いたします‥‥
(するとデビの方も新たな電波が来る、という連鎖がメガテンの時にもあったので、今回も期待している)
(メガテンはあと二本ネタが残ってるけど、正直あんまり書きたくなくなってる)