PS2のメガテン新作「デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団」を購入いたしましたよ!
最近のイグアナは、健康上の都合で強制的に23時就寝を心掛けているので、いまいちどっぷりプレイする時間がなく、まだ出だしの辺りしかやっていません。
‥‥しかし、その出だしの辺りで、既にイグアナは大きな障害に突き当たってしまったのでした。
メガテンシリーズは、おおよそ20年の歴史を誇る、言わずと知れたRPGゲームです。
ご存じの通り、大概のRPGは敵と遭遇すると、「話しかける」「逃げる」「戦う/剣・銃・魔法攻撃」などを選択し、敵への対応を決定します。後は勝手に入力した通りの内容をプログラムが展開してくれます。双方の立ち位置なんかは基本的に変わりません。対象を決定すると、照準とかも自動です。
それで「敵が攻撃を避けた」とか「話し合いに応じた」等の反応があると、またそれに応じてコマンドを決定する、というのを繰り返す訳ですが。
‥‥今回の「ライドウ」の戦闘画面は、ぜんぜんそのようなRPGじゃなかったのでした‥‥
まず、プレイヤーキャラであるライドウが敵と遭遇すると、クォータービューの3D戦闘画面が開けます。設定してあると、味方の悪魔(仲魔)が一体、自動的に召喚されて、ライドウと一緒に画面に現れます。この段階で、ライドウと仲魔の行動を決定するのは普通のRPGと一緒です。
しかしここからが難儀でした‥‥
何と戦闘画面の中で、敵の悪魔が360度うろちょろとフィールド内を動き回るではありませんか!
ライドウはそれを追っかけ回して、剣で斬りつけるなり銃で撃つなりしないといけないんですよ!
勿論その間、敵もリアルタイムで逃げ回ったり、死角に回り込んだりして攻撃してきます。仲魔も最初に入力した命令を繰り返しつつも、勝手に画面内をうろちょろして戦ってます。敵が多いとライドウも仲魔も陰に隠れてしまって、自分がどこを向いてて今誰に斬りつけてるのか解らなくなることもしょっちゅう。操作が下手だと、うっかり何もないところに斬りつけてたりなんかして。
‥‥これ、どう見てもRPGじゃなくて、3Dアクションゲームですよ‥‥
でもって、メガテンと言えば悪魔を捕まえて仲魔にするのが大前提なのですが、これは従来のシリーズでは、会話交渉で行われておりました。
ところが今回はそれもアクションゲームに‥‥
相手の種族に応じた弱点を突く攻撃をすると、敵はごく短時間だけ、硬直して動けなくなります。その隙に接近すると、封魔ゲージというものが画面に現れるので、そこでどうするかというと、‥‥ボタン連打ですよ(汗)
ガガガガとボタンを連打すると、敵の気力か何からしい封魔ゲージがどんどん減っていき、無事ゼロに出来ると悪魔を封印して仲魔に出来ます。連打がヌルいと失敗します。‥‥超疲れます‥‥
‥‥何故。何故いきなりアクションになってしまったんですかサマナーシリーズ!
イグは先日、親指の爪の先をほんのちょっぴりですが剥がしてしまったので、まだ力入れると痛いんです‥‥正直、連打が辛い。というか出来ない。ので、「封魔開始!」となると慌ててコントローラー持ち直して、人差し指でボタン擦ってます。‥‥それも割とキツいです、魔王様‥‥
あと、通常のフィールド画面が、従来の主観視点じゃなく、カメラアングル固定になってるのも辛い‥‥進行方向=視界じゃなく、キャラを動かして町中を進むたび、カメラ(視界)が切り替わるんですよ。自分がどっちに進んでるのか、切り替わるたび一瞬混乱します。
この形式にはなんか覚えがある‥‥と思ったら、バイオハザード形式でした。あれも辛かったなあ‥‥しかもあれに比べると、切り替わる画面の数やマップの広さが段違いです。その分辛さも段違い。正直、初日プレイ時は酔いと目眩で腹痛くなりました。マジで。
バロックも相当酔ったけど、あれは視界=進行方向なのでまだ迷わなかった気が‥‥
どうして今まで通りのコマンド形式か、せめてノクターン形式にしてくれなかったんだ、アトラス‥‥
そんなこんなで、イグは今から挫折の予感に打ち震えているのでした‥‥
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(以下、前掲示板からのログ移行時に失敗し、上の記事とごっちゃになってた6日の日記を切り分け掲載)
「ダイイングメッセージ」
2006/03/06 Mon 20:11:11 レッドイグアナ
はまり倒すあまり血行促進しすぎて、いつもより二割増赤いイグアナです。
何というかもう、「ライドウ」と血文字を残して倒れ伏しそうですよ。
毎日少しずつしかできないのがもどかしい‥‥
先日たらたらと不満を訴えた、アクション部分の操作にはまだ慣れません。
かなり変わってしまっている仲魔システムにも文句山積みです。
しかしそれでもやってしまうのがメガテンファンの悲しさでして(^_^;)
(新作ごとにハードが変わっても、専用機扱いで新ハードを買うのも割と普通‥‥)
実際、ゲームの雰囲気とかはいいですし、舞台となっている大正二十年という架空の年代も、思わず洋食が食べたくなるような大正浪漫そのままです。
かなり好きだったサマナーシリーズ初作「真・女神転生 デビルサマナー」の絵柄からは、ちょこっと変わってしまったのは残念ですが、まあペルソナに比べれば十分許容範囲。
(イグアナはメガテンに関しては、「真」シリーズ原理主義者の、中くらいの懐古派です)
銭湯でも学帽を脱がないライドウとか、単独操作で色々考えてる仲魔のコメントはかなり楽しいし、今回のゲームオーバー画面は歴代ナンバーワンの切なさです。文句はあれども見どころは一杯!
そんな訳で、「ライドウ」と書き残して走り去り、ばたりと倒れ伏すイグアナでした。