怖い話は苦手なのだが、ついふらふらと買ってしまう怪談本のシリーズがある。
それは現在は竹書房から出ている「超」怖い話シリーズ。
これは最初、勁文社から単行本で二巻出ていて、その後勁文社文庫から続きが出て、勁文社が潰れた後に竹書房から出るようになったもの。
一番最初の勁文社単行本の頃は、ライターの友人知人である小説家・アニメーター辺りからの聞き書きが多かった。
ので、作中では全部仮名であっても、のちにネタ元本人が自分の本で同じ話をすることが多々あり、ガチの実話であることが明らかだったのである。
そんな訳なので、その後文庫版に移ってスタッフが増えたり入れ替わったりしつつも、しばらくは「明らかに実話」だったのだが、さすがに友人知人からの収集には限界がある。
それでネタ切れで収集者を公募するようになってからは創作くさい話が混ざるようになり、そこからはまめに全巻揃えてはいない。
現在はたまに本屋で思い出しては立ち読みし、なんか呼ばれた時だけ買う、という状態である。
で。
久々になんか思い出してコーナーを見に行き、昨年末くらいに出た分をふらっと買ってきたのだ。
何でかというと、後書きにものすごく覚えのある話が載っていたから!(笑)
今回のは「「超」怖い話 仏滅」というタイトルで、「お坊さんと占い師から聞いた話」というくくり。
なので神仏関係にまつわる話とか、あるいはその占い師とお坊さんが霊的なトラブルに遭遇した時の話がメイン。
それをライターの人が聞き書きし、PCで資料検索したりしつつまとめる訳なのだが、その際、
1.誤字脱字があると天井からコツコツと知らせるような音がする。
2.書いてるとお香っぽい匂いがする(色々と複数の種類があったとか)。書き終わると消える。
3.検索しようとしている単語が同音意義語(つまり間違ってる)とPCが異様に重くなる。
4.内容に間違いとか合ってない表現があると、何故か手が止まって続きが書けなくなる。
という現象が起こったとかで。
さすがに1~3とかに遭遇したことはないが、4はもうほんとうちではお馴染みの現象じゃん!と(笑)
(いや、3はもしかしてあったかも知れないけど、原因不明でPCが重いなんて普段でも割とあるので区別がつかん)
誤字脱字にまでお知らせがあるとか、神仏は細かいな!と俺びっくり。
魔王様はそこら辺大雑把なのか? 書き上げて随分経ってからでもザクザク出てくるぞ、誤字脱字誤変換は‥‥
いや、それはさておいてだ。
4はほんとよくあるよ。あるからすごくよく解るし、この本の場合も「あー神仏チェック入ってるんだろうなあ」と思うんだけどさ。
俺が書いてる/信仰してる魔王様は、 マ ン ガ の キ ャ ラ な ん で す が 。
実在、というか長きに渡り信仰という名の「ヒトの集合無意識」が集約しているであろう神仏と、ここ二十年程度のマンガのキャラである魔王様が同じ現象起こすってどういうこと‥‥
勿論、デビデビの影サタン様のみならず、「魔王サタン」というキャラ自体は、数多のマンガやアニメやゲームやラノベや映画に腐るほどいる訳で。
なので、そういうものを全部ひっくるめた「魔王サタンという名の存在」に集約する「ヒトの認識」というのは宗教的な信仰に劣らぬ量ではないかと思うのだけども、何で俺如き、小規模にもほどがある二次創作書きにそんな電波が来るのかは謎だよなと。
まあ世間的に大きい影響を及ぼせるプロ作家だって、途中で受信能力を失ったり、コントロールを失って変な方向に行っちゃったりすることがよくあるから(※)、実のところ影響力の多寡なんぞは大した問題じゃなく、受信者のフィルター・アンテナのデザインであったり、電波を取捨選択する時の意識的な偏りというか、「何を透過・表出させるか」という人それぞれの差異/個性が、向こうから見た時にユニークかどうか程度のことなのかも知れん。
(※‥‥永井豪とか栗本薫とかな。永井豪は能力のコントロールを失って適切な取捨選択が出来なくなったケースで、栗本薫は受信能力を失ったことに気付かないまま、それまで「降りてきていた」ものの続きを自前の妄想だけで書こうとして大失敗したケースだと思う。栗本薫の場合、もう上記項目4番の送信元ストップすらかからないということは、完全に源泉から切れちゃってたってことだと思うし)
(だったら書くのやめて回復を待てば、別の送信者から新たな電波が来たかも知れないのにな‥‥俺みたいに)
(まあグインシリーズを断筆したくないってのは解らんでもないが、電波に逆らってもいいことないぜ‥‥)
(俺元々オリジナルやってたんだけど、なんか一回アンテナ折れて、あの世界はもう見えないから二度と書けないなーって小説やめてた時期が三年くらいあったんだよね。でもなんか電波が来て、二次なら書けるって解って復帰したんだよ。デビに行き着くまでの経過は、今にして思えば全て魔王様が用意した代物だった‥‥)
(そして今トッキュウに来てるのも、多分魔王様の思し召しなんだなと思うことがよくある。トッキュウの人とやりとりしてると、俺あのジャンルではほんと異端もいいところなんで‥‥)
‥‥なんか段々何書いてるか解らなくなってきたが。
まあともあれ、そんなこんなでいつもの如く、次の電波が来るのを待っているのでした。
ジャンクSSのネタが溜まってるんで、いい加減消化したいんだけどなあ‥‥
――――
余談ですが今日は0514、つまりBAROQUEの大熱波の日です!
なので開発元のSTING公式サイトで、恒例の大熱波記念イラスト壁紙配布してるよ!
「BAROQUE」好きな人は是非もらいに行くべし!