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来たぜ!

 まずは余談から。
 地上波で放送が始まったので、「彩雲国物語」の一話を見たですよ。

 感想は‥‥
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 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 ‥‥麦ごはんを馬鹿にするなぁぁぁあああーーーーー!!!!!

 イグアナは玄米・雑穀入り・麦ごはん推進派です。
 以上。


 で、本題ですが。
 アマゾンで注文していた「仮面ライダーカブト」DVD9巻が届きましたよ!
 勿論、9巻収録の33話から再登場する矢車さん目当てですよ。
 しかもこの巻の映像特典は「徳山秀典&内山眞人 カブトを切る!」という、矢車さんと影山の中の人のトークだし。

 そんな訳で改めてDVDを見たところ、やっぱり映像が綺麗だなあ‥‥
 どうもうちは、地デジがどうこう言われ始めた辺りから、非常にアナログの画質が悪くなるようになってまして。その画質の悪さたるや、早く地デジを普及させたくて、局が妨害電波出してるんじゃないかと疑うくらい。
(実際、それまでにこんなに電波が悪かったことはなかった。近隣は民家ばかりで、新しく出来たとかの高い建物なんか皆無だし)
 しかも記憶の中ではライティングがもっと暗いと思ってたシーンが、DVDでは意外と明るかったりして、放送当時は気付かなかった些細なものがよく見えたのはありがたかったです。
 そして矢車さんはやっぱり格好いいなあ‥‥パーフェクトハーモニー時代からはうって変わった、被害妄想炸裂・僻み全開の壊れっぷりが素敵だ‥‥

 で、ちょっと設定のネタバレ気味の話。
 封入のライナーで、キックホッパーに関して「陸の差し金で戦線に復帰」とか「天道のゼクター収集によってライダーが減ったことや、カブトとガタックに仕掛けられた暴走スイッチの発動を阻み、陸が派遣したものと思われる」とか書いてあったんですが‥‥そういうのはちゃんと物語中で明かしてくれよ‥‥
 しかも最終回直前に出たキャラブック「CLOCK UP」に書いてあった説と違うじゃねえかよ!という。どんだけその場その場で設定作ってたんだ、カブト‥‥

 とか思いながら矢車さんの出番だけ一通りチェックして(笑) 目当ての映像特典を見たですよ。
 内容はトークとか対談ではなく、それぞれに対しての一問一答形式のQ&Aって感じでした。
「ワームとは」とか「ホッパーとは」「ザビーとホッパーどっちが好き?」「役柄と自分は似てると思いますか」なんていう、物語内容に関する質問と、割と抽象的な「愛するものとは」とか「守らなければならないものは」「笑顔は好き?」とかの、作品無関係でも考えられるような質問が入り交じってて。
 またその質問の意図の受け取り方が、徳山さんと内山さんで微妙に違ってたのが面白かったなあ。

 あと、憑依型の物書きとして、見てて非常に面白かったことがひとつ。
 内山さんはトークで喋ってる限り、影山との「段差」みたいなものは一見あまり無いように見えた。キャラと役者は勿論別の人で、その線は平行してるだけど、時々蛇行しながらシンクロするポイントがある(しかもそれが割と多い)という感じ。
 一方徳山さんは、喋ってる間はずっと普通に「徳山秀典」で、ぜんぜん矢車さんではない。蛇行がなくて、キャラと役者はずっと平行って感じ。
 なんだけど、役柄のセリフを喋る時になると、パチッとスイッチが入っていきなり矢車さんになる。喋り終わるとまたパチッと徳山さんに戻る。そんな感じ。
 で、二人とも、「役柄と自分は似てますか」「どこが似てますか」という質問に、
徳「似てます」「自分の中にない面は芝居として出せないので、(出せるということは)似ていると思う」
内「要所要所で似てる」「影山も僕も、矢車さんが/徳山さんが大好きなところ」
 っていう答えだったんですが、これ、それぞれが質問に答えてる「自分」のスタンスが垣間見えて面白いなと。
 パチッと切り替えてるように見える徳山さんは「こういうところが」という例えが出ず「(そういう演技が)出来たからには、多分」と結構曖昧な解答な辺り、実は意外とキャラとの段差が少ないのかも知れない。
 で、役と中の人がごっちゃに蛇行クロスしてるように見えた内山さんは、役と自分の意見が共通してはいても「影山は」「自分は」と出てくる辺り、役と自分は内部ではきっぱり別物になってるっぽい気がしなくもなかった。
 その割に雑誌の対談では、徳山さんは「計算して役を作り込むタイプ」、内山さんは「その場のノリで、周囲の流れに合わせて演じるタイプ」とか言ってたのがまた面白い。
 その何が面白いんだと言われると、この三倍くらいかけて説明書かないといかんのと、多分「書く人」じゃないと解ってもらえない気がするし面倒なので省きますが。

 そんな訳で、カブトDVD9巻は、本筋のグダグダは置いといて、個人的には色々と面白かったです。