ゲキは地味だけど手堅いなあ。
伏線はきっちり回収されてるし、理央とメレの結末もまあ納得。あれしかないよなあ、あの二人のラストは‥‥
理央のトラウマの象徴として繰り返し描かれてきた、子供時代の豪雨のシーンだけど、それが大人の理央になって雨が晴れてメレが‥‥ってあのシーンはたいそう美しかった‥‥
元から作中で理央とメレは、味方差し置いて描写の比重が濃く、しかも悪役なのにやけに好意的に描かれてた。
だから劇場版だけじゃなく、そのうち本編でも激獣拳側と共闘するんだろうなあとは思ってたけど、でも、敵方のキャラというのは「改心したので味方になりました」じゃ済まされない訳で。
そこで異議を申し出るのが地味コンビのランとレツ、ってのは何かよく解る。ジャンとかケンだと、確かにその辺なあなあで済ませそう。ゴウ兄さんだと、今までのゴタゴタが有りすぎて、理央に何か言えそうには思えないし。
そしてこの図式で思い出したのがアバレンジャー。
あれもアバレキラーが最終回間近まで敵方のまま、引っ張るだけ引っ張って、仲間になった途端死んじゃうという展開だった。
アバレも、全体の流れとしてはグダグタもいいとこだったんだけど、イグはそれさえもかなり好きだった。ゲキは何かそれに近いものがあるような気がします。
次回最終回、どうなるのかなあ。いい加減七拳聖揃って活躍しないかなあ。
どきどきイグアナハート。
そしてキバですが。
‥‥これから面白くなるといいなあ‥‥
イグ的には今んとこまだ微妙。
夜の雰囲気とか、デザインとか特殊効果とか、アクションパートは結構いい感じなんだけども、戦ってないドラマ部分が何つーかこう。
女性キャラが全員、どうにも可愛くありません‥‥
(強引すぎたり、渡のそれマズイだろって行動を止めなかったりで、性格的に好感度低い)
主人公・渡の変身前と変身後のイメージにギャップ有りすぎです‥‥
(瀬戸くん演じる引きこもりバイオリン職人のキョドり具合と、変身後のガワに入ってる高岩さんの貫禄とのギャップが‥‥)
お父さん時代のシーンが、全然80年代バブル期に見えません‥‥
(あれもっと前の60~70年代くさいよ。現実と違う架空の文化風俗狙ってるにしては、その時代感が出てない)
そんな感じでイグアナちょっと不安。
それとも、渡の変身前と変身後のギャップは、設定的に何かあるのかなあ。キバットに噛まれて変身すると性格も変わるとかか?
でも、謎が謎を呼ぶ状態のまま「で、アレは何でそうなってるの? 説明まだ?」と思いながら見てるのって辛いんだよなあ。
いやほんと、今後そこら辺を覆して、めきめきと面白くなってほしいものです、キバ。