先日、人里へ行った時のこと。
郊外型の大型ドラッグストアで買い物をし、レジに並んでいたのですが。
何だか知らんが、やたらと待ち時間が長い。
大型ストアとはいえ基本的に薬局であるからして、普通の食品スーパーみたいにカゴ何杯もの買い物をする人、というのはそう多くない。
だから、普段は結構混んでいる時でも、会計の列はさくさくと流れていく。
なのにこの詰まりようは一体‥‥
と思って、いま正に会計中のおばさんのカゴをチラリとのぞき込んでみたところ。
ダイエット何とか茶×数種類。
カロリーメイト数箱。
食物繊維がどうとか書いてあるダイエットビスケット。
サプリメントのダイエットミックスみたいな袋×数種類。
‥‥他、各種ダイエット食品&医薬品がカゴ一杯にてんこ盛りではありませんか。
(しかも会計の列が止まってからは結構時間が経っていたので、実際はそれ以上の品物があったと思われる)
ぎょっとして改めておばさんを見たところ、推定五十代の、全然太ってない普通のご婦人。
年が年だから決してスリムと言える訳でもなく、それなりに重厚感はあったと思うけど、でも太ってはいない。
お友達とかと「最近下腹が出てきちゃってー」「歳考えたらそのくらい普通でしょ」「メタボには程遠いし、全然大丈夫だって!」なんて会話して流せるレベル。
なのにそのダイエット食品の山は一体。
いや、もしかしてメタボの旦那がいるのかも知れないし、娘がダイエットしてるのかも知れない。あるいは若い頃に痩せすぎなくらい痩せていて、健康体重なんて太りすぎでしょ!と力説するタイプなのかも知れないが。
でもちょっとその量は‥‥と目が釘付けになるくらいにはすごい感じだった。
やがてレジを打ち終わり、表示された会計額は、一万円を軽く超えていた。
何かすげー‥‥とイグアナ茫然。
人里には色んな人がいるのだなあ。
そんな訳で、「他人はお前のことなんて誰も見てない・気にしてない」と言う人がいるけど、
「いや、変なものやすごい人は、絶対しみじみ見られているよ。つーか見ちゃうよ!」
と思ったですよ。
イグなんか赤くて特に目立ちやすいから、普通のヒト以上に言動には気をつけないとなあ。
ううむ、安らげない。