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ディケイド!ネガの世界編

 ‥‥微妙。
 電王編ほどの「あーあ‥‥」って台無し感ではないんだけども。
 それでも先週の前編と、今週の後編Aパートまでは、始終「‥‥だから何だ!」という突っ込みを入れたい感じで一杯だったなあ‥‥

 前回と今回の前半までの何がつまらなかったかというと、イグアナ的には「夏海の懐かしき青春の思い出」なんかどうでもいい、ということに尽きるのでした。
 勿論、夏海の過去の思い出が「この世界じゃなかった!」という後編Bパートにつながるためには必要な描写だったんだろうけども、その内容が見る側にとっては本っ当にあまりにもどうでもよかった。
 そもそも「過去の楽しかった思い出」として退学クラブ(学校がつまらなくて辞めたいと思う友達の集まり)って、題材が悪すぎないか? せっかくの「メインキャラである夏海の背景設定」を説明する回なのに、世界の謎には微塵もかすってない、学園ドタバタコメディはないだろう‥‥
 そのオチもあからさまに学園ドラマのB級パロディ的な描き方で、感動するような描き方じゃない・感情移入も無理・ネタとしても笑えない、という。

 そういう感じで「これいつまで続くんだろ‥‥」とぐったりしながら見ていたので、Bパートに入って世界の秘密が明かされ、戦闘シーンに入ってからは、それまでの反動のように楽しかった。コンプリートフォームのデザインもひどかったし(笑)
(いや、楽しいけど。ある意味電王クライマックスフォームよりひどいかもしれない、あれ)

 それでつくづく思ったのは、イグはライダーにはほのぼの青春ドラマなんか微塵も求めていないのだなあ、ということ。
 夏海の思い出はいいから戦え!と、前編後編見ながら何度思ったことか‥‥
 ネガ編は、あの音也が何者(本人なのか見た目だけのニセモノなのか)だったのか、だけが気になるところだなあ。
 次回はもっとがっつり戦いつつ、世界の謎に迫ってもらいたいものです。うむ。