唐突だが、原作の風景を描写するのが好きだ。
例えば魔界の闘技場。
例えば悪魔の塔。
外伝の、空を進んでいく天界の船団。
外魔宮殿の奥の奥、シバが休眠していた巨大な内臓の合間っぽいところ。
死者累々たる忘却の座と、そこで対峙するイオスとルシファー。
天界の、木の根と鉱物が混ざり合ったような浮島。
こういうシーンを書く機会のある原稿は、そうでない話より書いててちょっと楽しい。<多分「原作の隙間を埋めてる」感が強いから。
そうでなくとも、原作におけるその辺のイマジネーションって、何気に凄いと思うんだよなあ。あれ文章に起こしてみると「原作者すげえ!」って毎度思うもん。
うう、もっと仲魔が欲しい。デビ語りてぇー。
(天界とか箱船とかの「木の根が建物に侵食してる」って描写の元ネタはラピュタっぽいけど)
(ゲーム「真・女神転生II」の地下世界に出てきた旧型の転送装置描写も、考えてみれば元はラピュタなのかなあ)