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中の人日記・苦悩編

 先日、この↓記事を読んだですよ。

asahi.com(朝日新聞社):「そろそろまとめる時期」
「ガラスの仮面」44巻発売 美内すずえさんに聞く
http://book.asahi.com/clip/TKY200909080071.html

 設問の中に、数年前に読者を驚かせた携帯電話の描写に関する話がありまして。
「描かない方がおかしいと思って」という答えに、納得出来るような出来ないような。
 まあガラスの仮面は「現在も連載中」の作品だから、それもアリかなあと思わなくもない。

 で、この手の問題は、同人書きも人によっては通る道なんだよね。
 特にデビみたいな「数年前に完結した作品」の同人を長くやってると、作中の描写に「どこまで現代の流れを取り入れていいものか」は結構困るところでして。
 しかもデビは、連載期間が98年~2000年。
 この時期は色んなものが過渡期に当たっていて、

・PHS→ケータイがやや普及し始めで「持ってない」こともまだ当たり前で、
・パソコン通信が存在しつつも、インターネットが一般化し始め、
・しかしそれも主流はダイヤルアップで、せいぜいがISDNでブロードバンドはまだなく、
・PCのOSはwin95~98で、
・記録メディアはフロッピーディスク+CD-ROMが標準で、
・自分でCDを焼きたい場合は、RW用のドライブを購入して後付け増設するもの

 なんて時代だった訳ですよ。
 今はまだいいんだけど、今度ちょっとPC関係に触れる描写をしなけりゃならない話が予定ネタとしてあるんだよなあ。
 それをいちいち作中で説明するのもアレだし、その時どうしたらいいものかと、榊は今から苦悩しているのでした。
 あと、お台場ガンダム。
 神双でそれに関するネタがあるんだけど、連載当時はそんなもの存在していない。
 フィクションと割り切って、デビ世界の架空ガンダムでいいか?
 それともあくまで現実に即するべきか?
 そんなこんなを、ゴボゴボ咳き込みつつ冬コミに向けて今から苦悩(略)

 うう、一体どうしたものか。