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なんか気付いた

 多分私は「魂のないものに感情が宿る」というのが好きなんじゃないかと。
 あと、ヒトとモノの区別が曖昧になって線引きが出来なくなるとかも。
 突き詰めれば、基本的に日本人はそういうの好きなんじゃないかなあ。
 元々万物に神宿る民族だし、アトムとかもその思想の最たるものなんじゃないかと。

(しかもアトムの作中には、捜査で怪我をしまくってサイボーグ化を重ね「それでも私は人間だ、ロボットとは違う」と言い続けてた刑事が、とうとう唯一残った生身部分であった脳までやられて、記憶を電子回路に写して完全ロボット化する話とかもあって、ヒトとモノの線引きはなかなか難しい。それは作中では割とハッピーエンドっぽく描かれていたが、ほんとにそうなのか? と子供心に引っかかった思い出)

 そして多分私にとって、「ヒトはいつかモノになる」(死や極端な機械化などで)もので、「モノはいつかヒトになる」(感情=魂を持つようになる)ものであるような気がする。