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ゴーカイジャー第30話!

 ライブマン回。
 いつもは「悪くはないが、薄味」な香村脚本だが、今回はよかった!
 というかさすがの西村和彦だったので、それで底上げされた感が‥‥!

・「スケボーが得意なライオン」→「ライブマンのイエローライオンさんですよ!」相変わらず鎧がいると話が早いです(笑)
・風邪が治って上機嫌の殿下がバカ可愛い(笑)
・ザイエン登場! 声が中田譲治なので心臓に悪い‥‥いや、ライブマンの敵ボスキャラ・大教授ビアスを演じていたのが中田さんだったのよ(※)。なので、最終回で大爆発の中死んだはずのビアス様がまさか生き延びて、ザイエンとしてザンギャックにいるんじゃないだろうな‥‥という妄想がな‥‥
(※‥‥今は声優としての方が有名な中田さんだが、当時は顔出しの役者で、いわゆる「美形悪役キャラ」を多数演じていらしたのさ。刑事ドラマなんかのチンピラ役もよくやっていたが、あまりにも色気のある男前なので、チョイ役としてはぶっちゃけいつも浮いていた)

・「大科学者ザイエン」に対するインサーンの僻みがチラッと見えるのがいいな。
・そして「バリゾーグのような忠実な部下が増えれば~」とかサラッと言ってる殿下は、相変わらず自分には人望がないと解ってるっぽいのが何とも(笑)
・西村和彦/イエローライオン・大原丈登場! 久々だろうに生身アクションすげえな‥‥。
・丈、科学者になってるんだ! いや、ライブマン三人はもともと科学アカデミアの学生だったんで不思議はないか。
・バリゾーグ量産計画‥‥殿下の悪巧みはバカモードの時は微笑ましくていいのだが、たまにお子様ゆえの悪気のない残虐プランを出してくるのが怖いです。
・科学アカデミア!<ライブマン冒頭で惨劇の舞台になったとこ。
・バリゾーグを元に戻す術はない、という解析結果に絶望するジョー。こっからのやり取りがすっげえよかった‥‥!
・かつて悪の組織に走った友人を救えなかった丈。だから戦いの後アカデミアに戻って、若さで突っ走った学生が同じ過ちを繰り返さないよう見守っている、と。
・学生が放してたあの二匹の蝶は、最初に殺された二人の友人であると同時に、その二人を殺してボルトに行ったうちの助からなかった二人(ケンプとマゼンタ)でもある訳か‥‥
・ボルトに与した元友人三人は、結局大教授ビアスに利用されていただけで、一人はギリ命だけは助かったが、二人が悲惨なことになってしまったんだよね。だからバリゾーグを救いたいジョーの気持ちは痛いほど解る。せめて魂だけでも救ってやれるものなら―――というセリフ=今回のサブタイ。ライブマンの重さがかぶるぜ‥‥

・そして研究室の片隅にあるサーフボードを見て気付くジョー。
「‥‥ひとつ聞いていいか」
「ああ」
「あんた、ライブマンだったのか?」
「‥‥さあ、な」
というセリフの後にかぶる、イエローライオンのマスク‥‥! あえて名乗らないのもまた格好いいな‥‥!

・ライブマンに変身! 普段はあんまり過去戦隊の主題歌インストって気にしてないんだけど、ライブマンのイントロは、流れた瞬間鳥肌立った。昭和テイストってやっぱかっこいいな‥‥!
・シド先輩直伝のジョーの太刀筋が美しい‥‥
・ザイエンが倒されて、ひっそりほくそ笑んで巨大化光線を打つインサーン。細かい機微の描写がいいのう。
・「私の辞書に敗北の文字はない!」「ならば今から刻んでやる!」もいい‥‥!
・ライブマンの大いなる力でスーパーライブロボ合体!「戦隊ヒーローで初めてロボット同士が合体したスーパーライブロボ!」‥‥相変わらずの解りやすい解説をありがとう、鎧(笑)
・ていうかライブロボってそれほど強力な技とかデザイン的インパクトってないから、あんまり戦力として特筆すべき価値ってないような‥‥ほんと「初の合体ロボ」ってだけの登場価値?

・ギガントホースの艦橋から地球を見詰めるバリゾーグの後ろ姿‥‥バリゾーグ、ほんとはシドの記憶が残ってて隠してるんじゃないだろうか、とかつい色々考えてしまう。
・あと、「もう少し足掻いてみる」ってジョーのセリフはしかし、この手でバリゾーグを倒してシド先輩の魂を開放するしかない、って決意の上にあるんだよなあ、多分。しかし個人的にはバリゾーグとしてでも助かってほしいので、ほんとどうなるんだろうバリゾーグ‥‥という複雑なやきもき感に襲われる。

 予告。
 次はオーレン回か。オーレンも見てないんだよなあ‥‥<カクレンからタイムまでの戦隊をぽかっと見てない。その辺は再放送もなかったし。
 話が解るかどうかどきどき。

―――

 でもって、間に合わなくてゴーカイ感想と一緒に書くことになってしまった、ライブマンの腐的思い出。

 前述の通り、ライブマンの敵組織「武装頭脳軍ボルト」は、中田譲治演じる大教授ビアス様が率いています。
 ビアス様は多分、ヒーローものの悪役の中でも屈指の男前です。あんまキラキラした系じゃなく(時代の流行的に化粧は濃かったが)、骨太でダークな色気の美丈夫。

 で、アカデミアからボルトに走った部下三人は、
・ケンプ(広瀬匠演じる、いわゆる美形悪役系)
・マゼンタ(化粧濃いめのキツイ系美人)
・オブラー(ヒョロいもやしっ子系)
 というラインナップでして、普通ならビアス×ケンプで盛り上がりそうなもんですが(まあ特撮でホモは御法度な時代だったが)、それどころじゃないインパクトがごく初期にあってね‥‥
 何かというと、その地味ーなもやしっ子系オブラーが、自分を怪人形態に改造する、という計画を提出する訳ですよ。そんでライブマンを倒して千点頭脳(この組織は業績が採点制で、最終目的が累積千点)を目指すんだと。
 で、他の二人が「お前正気かよ人間捨てるのかもう戻れないんだぞ」とドン引きする中、マント翻したビアス様がコツコツと玉座の階段を降りてきて、ひざまづくオブラーの顎を掴んでくいと上向かせ、
「‥‥この顔ももう、見納めだな」
 とか、至近距離で言うんだよ‥‥中田譲治があの低音ボイスで!
 思わず奇声上げて画面から1.5メートルくらい飛び退いてしまったですよ。いやマジで。
 あの衝撃が萌えだったのかドン引きだったのか、未だに解らん。
 全くもって、昨今の見え見えの腐女子狙いなど、昭和のオッサン達が天然で繰り出すインパクトには敵わねえわ‥‥


御礼‥‥パチパチありがとうございます(^_^)/
 これは何となく「タイツ王を整えて頑張れ!」な感じ‥‥いやしかし「揚げパンって全国的にある食品じゃなかったの?!」だったらどうしよう(笑)
 給食に出ないどころか、「コッペパンを揚げたもの」自体、こっちにはないのですな。コッペパンじゃない、生の生地を揚げて作るドーナツに近いようなパンなら普通にありますが、多分それは「給食の揚げパン」ではない‥‥
 にしても、既に焼けているコッペパンを、何故さらに揚げてカロリー上げる。とイグアナ不思議。日本って狭いのに文化の幅が広いなあ。