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デビ小ネタ・イオスの暗黒料理術編

 人間界に来て以来、すっかり料理にはまったイオスが、今日も何やら制作中。
 しかし、それを食卓の上から見ている魂サイズ神無は、どうしてかやや渋い顔。
 香ばしい揚げ物の匂いに釣られ、ソード&手乗り双魔がふらふらとキッチンにやってきた。
「イオスさん、今日は何作ってるの?」
「揚げワンタンですよ」
「揚げワンタンって何だ」
「ワンタンを揚げたものに決まってるだろう」
「そのまんまじゃねーか!」
「でも他に説明のしようがないよね、確かに‥‥」
 などと言い合っているうちにワンタンが揚げ上がり、大皿に山と積み上げられる。
「おお、美味そうじゃねーか!」
「イオスさん、中身は何?」
「中身は、チーズのものと、挽肉ダネのものと、レバーパテと――」
「よーし、食うぜ!」
「――その中に、四つばかりモンプチが隠れています」
「ナニ?!」
「あー‥‥久し振りだね、イオスさんのロシアンお総菜ネタ‥‥(だから神無渋い顔してたんだ‥‥)」
「‥‥気にせず食ったらどうだ、ソード」
「うー‥‥~~~~~!」
 と、苦悩しているソードの前に、コウモリネコがひょいと現れ、
「――これニャ!」
 さくっとモンプチワンタンを選び出し、パリパリと食べながら去っていった。
「おお、でかしたぜネコ!」
「さすが猫の嗅覚は侮れませんね‥‥」
「ていうか何でやたらとこのネタ好きかな、イオスさん‥‥」
「‥‥‥‥(←もう何を言う気力も食欲もない)」

―――

(最近すっかり忘れられがちですが、コメディにおける当方のイオスは嘘つきまくりの餌付けキャラです)
(前には苺をくり貫いてアーモンドを仕込み、「品種改良前の苺には種があるんですよ」などとソードを騙していたよ!)


御礼‥‥パチパチありがとうございます(^_^)/
 近年の番組は、4クール放送とはいえきっちり52話あることは滅多になく、大体46~49話とかですな。それを考えるにゴーカイはあと2ヶ月あるかないかな訳で。未だ登場していないレジェンド戦隊がある&ザンギャック陣営の描写が少ない、のコンボで、どうまとめるのか今からどきどきしています‥‥