東の熱心な口腔での愛撫にぼくはひとたまりもなかった。
「やぁっ…ダ、ダメ、もう出るっ…!」
情けないほど早く沸点が来た。ぼくは東の頭をそこからどけようと手を突っ張ったけれど、間に合わなくて……。
「ア! い、くぅっ!」
びくびくと震えながら、ぼくは東の口の中に精を迸らせていた。東はぼくの白濁を受け止めると、すっと後ろに身を引いた。
「……え?」
東の意図がわからなくて思わず顔を上げかけたぼくは、東の乾いた指に後ろのすぼんだ口を探られて、
「ひ…っ!」
とっさに息を飲んで躯を強張らせた。
ものすごく恥ずかしいことなんだけど。東はなかなか素直に東の指を受け付けようとしないぼくのソコをかがみこむように見つめてて。おもむろに口を開くと、ぼくの出したものを掌にこぼした。
ここに来てようやくぼくは東の意図を悟った。
「ちょ…! やだ、東、なにする気!?」
「なにって、セックスだろ?」
東は顔を上げると平然と返してくる。その指が、ぼく自身のぬめりを借りて、ぬぷん…ぼくの体内に忍び込んできた。
はっきり言って、すぼんだソコに入り込んでくる異物は気持ち悪かった。躯に力が入って、顔が勝手にしかめっつらになってしまう。
いつもなら、そんなぼくの反応に東はすぐに指を抜いてくれるんだけど……。
今回は、指は抜かれるどころかぐっとぼくの奥深くに侵入してきて。
「……う」
と呻いたところで、東が再び、ついさっき放ったばかりでまだ固さの残ってるぼくのものをぱくりと咥え直した。
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