ずっと俺のターン!!(U.K.ver)/04


抵抗がないのを了承の意と受け取ったフランスは、イギリスの唇に自分のそれを重ねると、僅かに開いていた口内に舌を差し込んだ。
口腔内を探るように舐めて、奥に引っ込められていた舌を絡め取り、強く吸い上げる。

はっきりと言葉にはしなかったが、イギリスはフランスが来るのをずっと待っていたのだ。
こうして触れ合えることが嬉しくてたまらないのか、彼はぎゅうぎゅうと強くしがみついてキスに応えた。

「…ん、…ぅ……っ」

苦しげに漏れる声と唾液を啜る音がやたら生々しく聞こえて、身体の熱も煽られてしまう。
唇を重ねたまま、フランスはイギリスのシャツの裾をズボンから引き抜き、逸る気持ちを抑えて丁寧に一つ一つボタンを外していく。
はだけられた胸元にするりと指を滑らせ、久しぶりに直に触れた肌の感触を楽しんでから、胸の突起を捻るようにして摘み上げた。

「ふぁっ、…フランスっ、…それ、やだ…!」

指の腹で押し潰すように転がすと、イギリスの身体がひくりと震える。
これまでに散々弄られて、ぷつりと腫れたそこが恥ずかしいらしく咎めるようにフランスの手を掴んだが、彼の手には止めるだけの力が入っていなくて、ただ添えられているだけ。
本当に嫌がっているわけではないことを知るにはそれで十分だった。

指で弄っていた乳首を今度は唇で挟んで、くすぐるように舌先でぺろりと舐めた。
胸に吸い付きながら、空いた手でイギリスのズボンの前を開いて下着ごと引き下ろすと、剥き出しになった性器を軽く握り込み指先と手のひらを使って揉むようにして擦り始める。

ひくひくと身体を引き攣らせながら、握られたそこはフランスの手の中で硬く勃ち上がっていき、背に回された腕にも力が込められた。
幾度となく行為を重ねたことで、どうしたらイギリスが悦くなれるのかを知り尽くしているフランスの手の動きに、いちいち過敏に反応する身体を見ていると思わず笑みが零れる。
そうなるようにしたのは他ならぬフランス自身なのだから。

「お前ってさぁ……ホントに我慢出来ない身体してるよなー……もうこんなになってる」

「う、るせえっ、ばか! 余計なこと言ってんなっ」

すっかり熱く昂ぶったそこに目線を落とし妙に感心したように呟くと、イギリスは真っ赤な顔をして足をばたつかせ暴れだしたので、キスで唇を塞ぎ落ち着かせてやる。
乱暴な口調とは反対に、フランスの手で擦られているイギリス自身の先からは、トロリと先走りの蜜が溢れ出していた。

「そんな口がきけるなら、まだ余裕あるみたいだなー?」

フランスはにやりと微笑って身体を下にずらすと、握っていた性器の濡れた尖端を口に含んだ。
ざらついたフランスの舌が全体をくまなく舐めた後、先端の膨らみに軽く歯を立て何度も甘く噛み付くと、イギリスは抑えきれずに掠れた声を漏らす。

「はぁっ、ぁ、…あ! フランスっ…」

切羽詰まった声に応えるように、フランスはイギリス自身の尖端を舌先で嬲りながら、手のひらで根元を握って上下にきつく扱いていく。
下肢への直接的な刺激のせいか、さっきまで捏ね回していた乳首が今は触れていないのに自然と硬く尖っていて、そのもどかしい胸の疼きに耐えかねたらしいイギリスは、自らの指でその突起を引っ張るようにして軽く摘んだ。

多分無意識の行動なのだろう、自分の手で赤く膨らんだ乳首を弄っている様は可愛くて目に楽しい。
もっと気持ちいいことをしてやりたくて、フランスは咥えたそこを舌と唇と指を使って丁寧に可愛がってやると、イギリスの身体はあっけなく限界まで追い上げられていく。

「んッ、…もう、ぃ……、あッ」

ちゅ、と音を立てて震える尖端を思い切り吸い上げた直後、イギリスの身体が大きく跳ねて、フランスの口内に勢いよく白濁が吐き出された。
いつものように躊躇うことなく放たれた精を飲み下し、残滓まで舐め取ってからようやく口を離した。

「相変わらず早いなー」

荒い呼吸を繰り返すイギリスは揶揄する言葉に言い返すこともままならず、シーツの上にぐったりと身を沈ませ、熱に潤んだ瞳で睨み付けるのが精一杯のようだ。
その様子を見ていると今日は何でもイギリスの言うことを聞いてやろうと思っていたのに、あまりにも大人しくて素直なものだからフランスはほんの少し意地悪なことをしてみたくなった。
思いついた悪戯に小さく笑うと、テーブルの上に置いたままにしていたワインが入ったグラスに目線を向ける。

「せっかく持ってきたのに、残したらもったいないよな」

脈絡なくそう言われても、思考力が奪われつつあるイギリスは何のことかわからず、ぼんやりとフランスの動向を目で追うだけだ。
イギリスの視線に気付いたフランスは、彼に見えるようにテーブルからグラスを手に取りそれを目の前に差し出してみせた。

「まだ飲めるよな? …イギリス、酒好きだろ?」

によによ笑って言うフランスの表情は、これまでにも何度も見ただらしなく緩んだ顔。
それは人をバカにするときとか、いやらしいこととか、とにかくろくでもないことを思いついたときの顔だということを、イギリスは身をもって知っていた。

「っ…こんな状況でワインなんか飲めるかばかぁ!」

「大丈夫大丈夫、俺が飲ませてやるよ」

そういう問題じゃねえよ、というツッコミが言葉になる前に、突然両脚を左右に大きく開かれた。
フランスは開いたイギリスの両足の間に身体を割り込ませて、閉じられないように少しだけ体重をかける。
脚を限界まで開いたことで、唾液と白濁で濡れたイギリスの性器から後孔まで、フランスには全部丸見えだ。

いー眺め、と独り言のように漏らした言葉はしっかりイギリスの耳に届いたようで、目元を真っ赤に染め慌てて身を捩る。
けれど一度達してしまったことで力が入らないのと、身体を抑えつけているフランスの腕の力が思いのほか強くて自由に動くこともままならない。

「大人しくしてろって、すぐにきもちよくしてあげるから」

「や、だ…!」

イギリスの言葉をキスで遮り、フランスは手に持っていたグラスから少量のワインを手のひらに垂らすと、濡れたその手を晒された後孔に宛った。
肌に触れた冷たい液体の感覚に、イギリスはびくりと身を竦める。

「フランス…!」

僅かに怯えたような声で名を呼ばれ、フランスは彼の髪を優しい手つきで撫でながら、ワインで濡れた指で入口をくすぐりそっと中へと差し込んでいった。
まだ固く閉じているそこを時間を掛けて解してやると、少しずつ中に入っていく硬い指の感触に小さく身体を震わせて、イギリスは不安げに揺れる双眸で見上げてくる。

「そんな顔すんなよ、気持ちよくしてやるって言ったろ?」

「でもっ、…ぁ、やだ、って…こんなのっ…」

掠れた声でなくイギリスと視線が絡むと、またキスをして笑いかけてやる。
するとそれだけのことに安心したのか、彼の瞳の奥に見え隠れしていた不安の色は消え、僅かに強張っていた身体も脱力した。
フランスは潤滑油代わりにするかのように、何度もワインで指を濡らしてイギリスの中を掻き回した。

そうやって奥まで指を差し込まれ内壁を擦られるたびに、イギリスはいつもとは違う種類の熱が全身を支配していくのを感じていた。
身体の芯がどうしようもなく熱くて、じくじくと疼いているのが自分でもわかる。
こんな身体の反応は初めてで、それが今内部に塗り込められているワインのせいだと気付くのに、さほど時間は掛からなかった。

フランスはセックスのとき、ゆっくりと時間を掛けてイギリスの身体を蕩かせていく。
イギリスの負担を軽くするために必要な行為ということもあるけれど、それ以上に自分の手で彼の身体がフランスを受け入れられる状態にしていくのが好きなのだ。

労力をまるで惜しまず念入りに中を解され、そのおかげでイギリスは確かに痛い思いはしないのだが、あまりにしつこいのでそれが焦れったくて仕方がないときもある。
今日はまさにそんな状態だった。
ワインを直接体内に塗られたことで、熱を孕んだ身体の芯が酷く疼いて我慢が出来ない。

「…フランスっ…、なか、が熱い…っ」

数え切れないほど繰り返された行為に、今さらフランスにねだることも縋ることも不様だとは思わないのだろうか、イギリスはついに堪えきれずに絞り出すような声で限界を訴えてくる。
薄く色づいた身体と、林檎のように赤く染まったイギリスの表情をじっと眺め、可愛いなぁ、としみじみ実感しつつ、フランスは中に突き立てていた指をすべて抜き取った。

中を埋めていた圧迫感が消えてほっと息を吐くと、イギリスは自分を見下ろしているフランスと目が合った。
その全身に絡みつくようなフランスの視線に羞恥に顔を歪めるが、自分でも手が付けられないこの身体の熱を落ち着かせてくれる人間を、イギリスはフランス以外に知らないのだ。
甘く掠れた声で何度もフランスの名を呼んで、しがみついてくる火照った身体を抱き返すと互いの汗ばんだ肌が密着する。

「ね、どうして欲しいか言ってみな、お前の言うとおりにしてやるよ」

「…んなの…、言えるかっ、ばかっ…」

仕事のときならいざ知らず、ベッドで自らフランスにあれこれ指示するなんて恥ずかしくてならないようで、目線を外して瞼を伏せた。
出来るならイギリスの口からねだる言葉を聞いてみたかったのだけれど、代わりに懇願するように切なげに瞳が揺れたのを見て取ると、それだけでフランスは満足げに微笑って彼の唇にそっと口付ける。

柔らかな唇を吸い上げながら、十分なほど解れた後孔に自身の熱を押し当て、軽く手で支えそのまま奥へと埋め込んでいく。
指とは比べものにならない質量はすぐに馴染むものではないのに、ワインで慣らされすっかり潤っていたそこは、普段ほどの抵抗はなくフランスの熱を受け入れてしまう。

フランスはゆっくりと腰を進め、イギリスの中に根元まで収めると小さく息を吐いた。
繋がったところの互いの体温が馴染んでくると、僅かに身を引いてぐ、と奥まで突き入れる。
それを数回繰り返すと、イギリスは背をしならせ声を上げた。

「あっ、…はぁっ、ぁっ、…!」

じくじくと疼いていた身体の中心を貫かれ、擦られるたびに肉壁が悦んでいるみたいに蠢き、フランスを締め付ける。
顔も身体もイギリスの皮膚はどこもかしこも真っ赤に染まっていた。

「…ワインのせいかなー…随分酔ってるみたいだけど、大丈夫?」

「だ、れのせいだよッ…!」

こんな状態でも相変わらず気の強い彼の答えに、フランスはまた笑った。
先走りを零していたイギリスの先端に軽く爪を立てて弄ってやると、とろとろと白濁が溢れて締め付けられていた後孔がほんの少しだけ弛む。
あと少し強い刺激を与えたらあっさり達してしまいそうなほど、イギリスの中も握り込んだ性器も熱く蕩けていた。





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