= 3 =

 攻撃のために持ち上げた腕は、視界に入った表情を前に、ただ、力なくナイフを床に落としただけだった。






「さよなら……ごめんね」



 視界が闇に染まる一瞬、見えた <<悪魔/友>> の顔は、嘆きの涙に濡れていた。


 end...



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