17.番外編2 バニーづくし
一体僕は、何人目のクローンなのだろうか。
”事件”は解決し、快楽の宴、甘い洗脳の罠も、本来なら止められるはずのものだった。
しかし、1人のクローンが脱出したことで、研究所の主ハードコアを始め魔族の人々の逆鱗に触れ、転送装置によって、モルモットルームと地下1階の一本通路だけが、空間ごと魔界に転送されてしまったのだった。
ハードコア自身は、破壊されることを恐れて、そのような措置をとらざるを得なかったのだろう。
だが、その一方で、まさか14歳の未熟な少年如きに、鉄壁の研究所のガードを外されるとはつゆほども思っていなかったはずである。
それが、クローンの機転によって、脱出されてしまったのである。
セックスバトルでは、少年に絶対に勝ち目はなかった。多少のレベルが上がったところで、しょせんは男子中学生である。性に未熟で、いっぽう異性への関心は高く、性欲もひときわ強い年代。つまりすぐに射精する男の子である。
制覇できたとしても、4階までがギリギリである。
それ以上となれば、もはや熟練した大人の男性でも勝ち目がない相手、妖精や天使、淫魔や女勇者など、魔界に住むような相手になってくるため、少年では太刀打ちできないのである。
そのため、かの少年は逃げながら機転を利かせ、1階のパスワードを聞き出して、脱出に成功したのだった。
その、正攻法でないやり方で、脱出を許してしまったことに、ハードコアも、他の魔族たちも怒り心頭だったのである。
そこで、本来ならハードコアだけが魔界に転送、淫魔たちは魔界に解放し、強制転送された人間女性たちは研究所に残す、というのが、もっともスマートな逃走手段だったにもかかわらず、あえて労力がかかる「空間丸ごと転送」の手段を用いた次第である。
その時に、モルモットルームと地下1階をつなげ、誕生したばかりのレベル1の少年を、至高の女性たちの毒牙にかける方法を採用した。
クローンたちは、本来止められるはずの生産も続けられ、毎日1人ずつ誕生している。
そして、それぞれのクローンをパラレル魔界に引き寄せ、それぞれの地下通路、赤い壁の一本道に放り出して、高レベルの女敵を複数人あてがって、永遠の時間の中で精を搾り取り続けるのだ。
経験が情報として共有されるため、異世界にいる他のクローンたちも、徐々に自分の置かれている状況が絶望的であることを理解した。
これは、魔族やハードコアによる“復讐”なんだ。
魔の研究を邪魔され、研究所破壊に至らしめた憎い少年クローンたちを、快楽漬けにして報復しているのである。
それは、クローンたちを永遠の囚われの身にして、ひたすら精を搾り取るやり方で行われる、快楽処刑であった。
魔界であるため、男は性に敏感になり、快感に弱くなって、さらに急ピッチで精液が玉袋に溜められるようになってしまう。そして、何度イッても許してもらえず、疲れることも老いることも痛むこともなく、病むことさえ許されない中で、くすぐったい疼きが全身を駆け巡り、その性欲を女たちが即座に“処置”してしまうのだ。
僕もその1人となってしまっていた。
ちゅうちゅうとペニスが吸われ続ける。包茎の皮をこじ開けるようにして舌先がねじ込まれ、ぐりんぐりんと舐め回される。同時にふにふにした唇が棒部分を優しくしごき上げ、精を奪い続けていた。
僕はアメリカ、北欧、ロシアの白い悪魔たちに取り囲まれている。
言葉は分からないが、淫乱な甘い囁きであることに変わりはない。
そして、彼女たちはもはや人間ではなく、魔族へと転身して自らの性的能力を格段に引き上げている。口も性器も魔性の器官に変わり、全身の肌のきめ細かさが限界まで引き上げられ、シコシコもっちりして、とてもやわらかでスベスベだ。
ちいさな包茎ペニスが吸われていると、それだけで射精直前まで高められてしまう。のみならず、ぷるんとした唇でしごき上げられ、ペニス先端ばかりがねぶられるので、僕はいっさい我慢できずに、常に脈打ち続けている。
右側のバニーが僕の片足を持ち上げ、ペニスも玉袋も前方にさらけ出させてしまう。脚を持たれてしまい、身動きが取れない。
左側の美女は、僕の頭部をしっかり抱き寄せながら、強制的に手マンを迫ってくる。ツルツルのオンナ表面に指先を這わせると、とてつもない触り心地の良さが、僕をいっそう興奮させるのだった。
そうして、ゆっくりと首を小刻みに前後させて、ちゅうちゅうと相も変わらずペニスがフェラチオに吸い上げられ続ける。
もともと小さな包茎ペニスなので、彼女は大きく素早い動きを取らなくてもよかった。小刻みに前後させるだけで、しっかりと根元から先端までをしごき立てることができた。
さらにときおり、口腔内がオンナのような形状に変わり、フェラチオなのに挿入しているような感覚に陥る。それできつく締め上げたまま首が前後し、ペニスを次々に射精に至らしめているのである。
脈打っても、すぐに精液が溜め込まれ、射精したい衝動に駆られる。性欲は衰えることなく高ぶり続け、全身がくすぐったい疼きにさらされ続ける。
だから、淫魔バニーは、ゆっくり小刻みに首を前後させるだけで、次々と少年から精を奪い取ることができるのだった。
脚を持たれ、片足で立たされることによって、僕は逃げ出す隙を見つけることができないでいる。
それどころか、足の裏や指先なども丹念に女手で愛撫され、よけいに快感が強まってしまうばかりだった。
そうして、反対側の美女も、しっかりと僕を抱きしめ、やわらかな乳房の感触を刻みつけている。
こうしたサポートはすべて、股間の快楽へと結集していく。
そこへ、魔族のフェラ攻撃が続けられた。しっかりと股間の奥までを丹念に口に含むお姉さんの攻撃は、一秒も律動を止めさせない自信のあるテクニックだった。
何日が経過したかさえ、もはや思い出せないでいる。
ただひたすら、交代で口で吸われ、ペニスは休まずに精液を放出し続けている。そのつど、金髪美人は濃い精液を飲み下し続けた。
眠ることもなく、疲れることも痛むこともない。ただ、永遠にセックスばかりが行われている。精神に異常を来すこともできず、いや増す快楽に、ただ身を預けるほかはなかった。
モルモットルームを出た次の瞬間には、この宴は始まっていたのだった。初めの瞬間は強烈に覚えている。
僕はモンスター化したバニーガール3人に取り囲まれ、スベスベの生足をこすりつけられて性欲の疼きを強められた。
ペニスの勃起を確認すると、脚を持つ係、抱き寄せる係、ペニスを吸う係に別れ、交代しながら、ひたすらこの体勢で精を吸い取り続けた。
初めの射精まで、あっという間だった。
1分も経たないうちに、魔界の淫気に当てられ、急ピッチで精子が生産されていくにつれて、僕は性欲の虜になった。
そこに、先端をねぶるような、いきなり皮をこじ開けてダイレクトに亀頭を刺激する、お姉さんの悩ましい首の動きに翻弄されたんだ。
初めの射精が訪れてからは、まったく休むことなく、律動が続いた。
イッた直後にも生殖細胞がものすごいスピードで生産され、玉袋に溜め込まれる。快感に敏感になり、淫気に毒されて、何週間もオナニーしていない14歳と同じ状態になった。
悶絶するほど股間がくすぐったく疼いて我慢できない状態だ。
そこへ、女3人がかりで、体を拘束されながらフェラチオされるのだから、次の瞬間には多幸感が訪れる。そうして、脈打ちが収まったかなと思った次の瞬間には、もう射精準備に入ってしまうのだ。
大きく開かれた僕の脚。性器はもはや、お姉さんの格好の餌食だった。
亀頭先端に集中してねぶり回す、女性特有のやわらかな舌。肉厚の唇で、小さな棒部分はゆっくりとしごかれる。小さいので小刻みな動きですぐに先端から根元までを滑らせることができた。
ときおり、亀頭から離れた舌は、魔性の伸びを見せ、ぐにゅうっと玉袋まで伸びて、あちこちをちょこちょこと舐め回してくる。
そうしてすぐにまた、先端ピンポイントに入る。
ガマンできるはずがなく、先っぽの敏感なところを這い回る大人の女性の舌に、僕は何度も何度も精液を吐き出してしまう。
魔族に転身したバニーガールたちは、口腔内の形状をいろいろに変えることができた。
内頬から何本もの舌が伸びて、ペニス全体をチュパチュパ同時に舐める。脈打って精液を吐き出している最中でもお構いなしだった。
さらに、どんな年齢層のオンナでも、模して形態を変えることができる。口の中が女性器に変化し、きつく締め上げながらペニスをしごく。フェラと挿入が交互に来れば、ペニスはさらに多くの精液を提供する次第だ。
小学生、中学生、高校生、大学生、大人……オンナの形状は未発達なものから熟したものまで、どんな風にでも変えることができた。
幼女ま●こでひとコスリしたかと思うと、次に根元まで来た時には僕と同い年の少女の性器に変わり、さらに首を引いた時には大人の性器になって、根元に来た時には高校生のそれになる、などの変幻自在な挿入攻撃。
バニーガールの首が前後する度に、僕は精液をほとばしらせ続ける。
交代は数日に一回行われるが、いずれも口の中にペニスを包み込んで、様々な形状でペニスを弄び、一秒も休まず僕をイかせ続けるばかりであった。
常にペニスは誰かの口の中に収められ、交代している間もゴールドフィンガーの魔性の指使いでペニスをピュッピュさせ続ける。律動している包茎ペニスは、次の瞬間口の中に根元まで埋没してしまい、終わることのない快楽攻撃が続けられた。
白いもちもちとした肌が、ひっきりなしに僕の全身を滑る。特に彼女たちの、太めの生足が魅力的で、しっかり成熟した太ももの感触を、両側の女性たちは容赦なく、若い僕の小さな体にこすりつけてくるのだった。
彼女たちは、僕を犯し続けるのを楽しみながら、白く滑らかでとても柔らかい女体を駆使し、僕の性欲を最高潮にまで高めたままキープさせる。
そこへフェラチオ(または女性器)攻撃が加えられ、僕はひとたまりもなく精を吐き出す。
身を引いてペニスを守ることもできない。そんなことをしようとしても、女の首はどこまでも深くペニスを飲み込み続けるし、両側のお姉さんたちが、そもそもそれを許さない。
舌がドリルのように亀頭先端で暴れ回ったかと思うと、口腔が急に引き締まり、バイブ振動を始める。僕は一瞬で2度絶頂した。
それでも、玉袋の精液がすべて出し尽され、吸い上げられるのは、ほんの一瞬だった。空っぽになるまで脈打ち続けるものの、それでも性欲は止まらず、すぐに玉袋に猛スピードで溜め込まれていく。
両側のお姉さんたちの補助攻撃で興奮が高まり、それがすべて股間に凝集すると、フェラチオの口がすべてを吸い尽くしていく。その繰り返しだった。
研究所を破滅に追いやったクローンたちは、今日も1人、明日も1人、この魔界で誕生させられ、すぐに女モンスターやお姉ちゃんたちに取り囲まれてしまう。
人数は増え続け、快楽の園は永遠にくり返される。
それが……クローンたちへの、淫魔の報復なのである。
抜け出せるはずはなかった。
白い肌の悪魔たちに数え切れないほど抜かれ続け、それでも自分の性欲をどうすることもできずに、大人の口の中に、延々と快楽の汁を吐き続けるしかない。
そんな絶望的な状況であることを十分に理解したが、それでも、股間の快楽には抗えず、気持ちよさの虜となって、なにも絶望的な気持ちになる遑さえないのだった。
###囚われたクローン###
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