ワーウルフ【わあうるふ】

  種 族:キマイラ
  レベル:D
  得意技:生足攻撃、変身/ロリ、思春期、姉、足フェチ、集団

 人間の娘と狼が合わさった魔物。でも狼率は少なく、人間の娘がベースになっている。おにゃのこがレオタードを着ているだけにも見えるが、よく見るとレオタードではなくモコモコした毛が生えている。尻尾もレオタードアクセサリーではなく自前。手足も手袋や靴下ではなく、ぷにぷにの肉球を備えた本物である。それ以外の部分はかわいい美少女。
 
 女性性を象徴する月との関係が深く、月の満ち欠けによって姿が変わる。新月の時はろりぷにな幼女で、甘えん坊さんだが、満月になるとナイスバディーに変化してセクシーなおねえさんになる。ちょうど魔女っ子が魔法で大人になるのと同じように、ワーウルフも一ヶ月の間に大きくなったり小さくなったりする。
 
 狼の性質が混じっているので、大抵は淫乱で、仲間を求めて徘徊する。しかし狼は絶滅寸前の品種となっていて見つけられない。そこで彼女たちが目をつけたのが人間の男というわけ。月夜の山道に出没し、いきなり飛び掛ってスベスベの太ももをこすりつけ勃起させる。男が興奮したらバックで交尾をおねだりする。
 
 月が満ちていない時期、小さな女の子の姿で甘えて来るかと思いきや、三日月あたりで思春期の難しいお年頃の娘が顔を赤らめながら近づいたり、半月で18歳くらいのキャピキャピ娘になったりする。満月のワーウルフに遭遇すると溢れるフェロモンでムンムンになったおねえさまに襲われてしまう。月が再び欠け始めると彼女もどんどん年少化して行く。
 
 狼なので動きは俊敏、力もある。逃げようとしてもあっさり追いつかれ、抵抗してもほとんど力づくで精を抜き取られてしまう。ワーウルフは夜だけ月の守護のもとで出没し、昼間は穴倉で眠っている。夜の山道には気をつけよう。また、曇りや雨で月が見えない日は、彼女たちはほとんど無力で、山道にも姿を現せないくらい、臆病になってしまう。
 
 言うまでもなくパワー全開の時は満月のお姉さんスタイルだ。レオタード状の毛並みがはちきれんばかりの女体を被い、括れが激しい巨乳の美女になる。魔力も力も素早さもこの時が最高で、満月のワーウルフに襲われた男はまず助からず、全精力を搾り取られてしまう。だがもちろん、月の力が弱い新月のおにゃのこのかわいい魅力も、その筋の人にはたまらないだろう。どの姿でもちゃんと受胎能力を持っているので、男性好みの姿の時に孕ませようと、夜の山に足を踏み入れる愚か者も多いのだという。運悪くワーウルフに見つかれば、めくるめく快楽と引き替えに、ひからびきった肉体が転がって、翌朝発見されることとなるのだろう。

 セックスバトルRPGの世界では、ワーウルフはザコ敵の定番である。初級ステージの山岳周辺によく出現し、群れをつくって冒険者に襲いかかってくる。そのセックス攻撃もオオカミらしく攻撃的、一気に積極的に腰を振ってきて、精液をひたすら欲しがるのである。

 完全な初心者がワーウルフに遭遇してしまった場合、まず助からないだろう。一般男性と変わらないなら、彼女の下半身の魅力と、全年齢に変身可能な媚態についていくことができず、様々な姿で精を絞り尽くされてしまうこととなるのだ。

 ワーウルフの武器は、レオタード状の毛皮から伸びたすらりときれいな太ももとオソソ攻撃である。だが、彼女の本当の魅力、いや恐怖は、変身の能力にあるといっても過言ではない。

 自然のワーウルフは、月の満ち欠けに合わせて自動的に肉体年齢を変えるタイプの変身をしており、それは彼女たちの意志とは無関係に起こっていたのであり、したがって山を徘徊するワーウルフ集団は、ロリ集団、少女集団、レディ集団と、年齢も同じ群れが存在する構図となっていた。

 しかし、ステージに登場するワーウルフは、自分の意志で自在に年齢を変えられるようになっている。その結果、同じ群れの中に幼女から大人まで各種取りそろっていて、様々な年代の女性集団と一度に交わることができることとなってしまう。これは冒険者にとっては大きな痛手となるだろう。小学生と中学生と高校生と大人の女性を一度に味わえるのだ。様々な若さのオソソやふとももを同時に感じることができ、そのぷにぷにの生足肌触りや様々な大きさの太ももをこすりつけられながら、小さなオソソから熟練オソソまで次々に挿入していくことになるのだから。

 子供の細い生足ながらすでにシコシコした極上の肌触りを具えており、それで冒険者の両脚がスリスリされたかと思うと、おもむろにイチモツが生足に挟み込まれる。ついで14歳くらいの発達した武器がスリスリ、スマタもしてくれる。年齢が上がるにつれて大人っぽい太ももに変化していき、そのスベスベしっとりした感触を次々と刻みつけられてしまうのである。

 さらに、すでに完全に発情しているワーウルフたちは、我先にと競って挿入を求めてくる。『サキュバスクエスト』に登場するワーウルフは、他の敵キャラがなかなか挿入させてくれずに入れたとたんにすぐに勝敗が決するというアンバランスの中にあるのに対し、ワーウルフはいきなり挿入してくるという個性を見せてくれた(ただし彼女はあっさり大ダメージを受けて瞬殺されてしまったが)。

 結果、ワーウルフ集団に襲われた冒険者は、集団生足攻撃を身に受けつつ、全年齢のオソソに次々としごかれ、きつきつなアソコで高められながら急に熟練オソソに切り替えられ、ガマンしているのに容赦なく思春期性器に交代して発射という憂き目に遭う。

 冒険者が特定の年代に弱かった場合、彼女たちはその年齢に自由に姿を変えるので、最後には中学生集団になって一気に精を絞りに掛かるということにもなりかねない。そうなってしまっては、太ももにまみれながらスベスベの感触に沈み、禁断の思春期オソソに食いつかれてあえなく爆発ということになってしまうだろう。

 ワーウルフへの対抗手段はない。ただただ実力での攻防が望まれる。生足とオソソ、年齢変更に負けることなく、快感に耐え抜いて、しっかり腰を使って一人ずつ倒していくほかはない。ワーウルフの集団を根絶やしにすれば、相当の経験値が入る。集団戦のメリットでもある。複数の女性を相手に射精せずに全員を絶頂させる修行にもなるだろう。

 一つ一つレベルを上げていけば、ワーウルフの集団に出くわしても恐れることはなくなるはずだ。生足の感触は相変わらず甘美ではあるものの、それで精力を消費するのではなく、もっちもちの肌触りがこすりつけられても防御して、いろいろな年齢のオソソを矢継ぎ早に味わっても感じることなく、ガンガン反撃するべし。ワーウルフは精力が低く、簡単に絶頂を迎えてしまう。男を求めて発情しすぎた結果、肉棒の攻撃に弱くなってしまっているのである。きっちり反撃し続ければ、集団相手でも勝てるのである。

 ちなみに、ワーウルフの“ワー”は人間の男という意味であるが、今日では男性という概念は消え、女性に対しても使われる。これは、ナーガの女性形が厳密にはナーギニーであるにもかかわらず、女性型をナーガと称するのと同様である。通称化されたとみるべきだろう。


ワープトラップ【わあぷとらっぷ】

  種 族:トラップ
  レベル:A
  得意技:ワープ/属性なし
 
 トラップの中でも、もっとも恐るべき存在である。

 初級ステージ〜中級ステージに設置され、このトラップに引っかかった冒険者は、まず助からないといわれる。

 その名の通り、ワープトラップは、引っかかった冒険者を別の場所に瞬間移動させる罠である。だが、そのワープ先は、絶望的な状況であることが間違いないのである。

 初級型ワープトラップは、とてもわかりやすく、ステージを戻されてしまうというたわいもないものである。前のステージや、現ステージのはじめの地点にワープしてしまって、もう一度通らされるという面倒さはあるものの、危険はそれほどでもない。トラップ発見もたやすく、少し慣れてくればすぐに見極められるものである。

 注意しなければならないのは、中級型と上級型である。中級型での生還率は1割を切る。上級型に引っかかった冒険者が生還したという例は、残念ながら一件もない。

 中級型ワープトラップは、ステージ内部に設置された特別な場所、通称“処刑ルーム”へと飛ばされるトラップである。森のステージであれ海のステージであれ、ある特別な場所と繋がっており、そこに入ると、冒険者は大勢の敵に囲まれてしまうのである。魔の者が用意した特別な部屋は、数メートル四方の小さな空間であるが、そこには特別な仕掛けが施されており、冒険者が足を踏み入れたとたんに、数十の敵が同時に送り込まれるのである。

 その処刑ルームでは、そのステージのザコキャラではあるが大勢の敵女が同時に送り込まれ、一斉に襲いかかってくる仕組みとなっている。また、特殊な魔力の力で、帰還ワープのアイテムや魔法が封じられ、さらに回復魔法も封じられてしまうのである。したがって、その部屋に入ったが最後、ルーラのような魔法で脱出することができなくなり、アイテム以外の回復ができなくなってしまうのである。

 そこへ怒濤のエンカウント攻撃が待ち構えている。出てくる敵はそのステージの敵ではあるものの、連続連戦、部屋によっては30〜40も、連続して戦闘エンカウンターに入ってしまう場合さえあるという。周囲が完全に自分より弱い相手であれば、長時間戦闘ばかりさせられる面倒さは残るものの、脱出は難しくないだろう。

 そのステージの敵に苦戦していて、回復しながら先に進んでいる程度の冒険者であった場合、脱出はきわめて困難である。精力を回復させることができず、アイテムも底をついてしまうので、消耗戦に陥り、何度も何度も敵遭遇・戦闘をくり返しているうちに、ついには底をつき、押し寄せる敵との戦闘の中で射精させられてしまうのである。

 処刑ルームは、送り込まれた全ての敵を倒しきれば、脱出の扉が開くようになっている。そうしなければ送り込まれた女性たちも出られなくなってしまうから、全員を倒せば脱出できる構造なのだ。だが、部屋中を埋めつくす敵の多さに、冒険者は愕然としてしまうに違いない。

 処刑ルームに陥った場合、余裕で勝てるなら問題なくレベルも上がってメリットもあるだろうが、そうでない場合、精力温存が第一である。回復できずに何十回も連戦させられるものの、身が持ったらなんとか帰還できるはずだ。そうでなければ、処刑ルームで気持ちよくさせられ、部屋中に充満する女の渦の中でイキ果てるばかりである。帰還できたならば、即座に回復しなければならないだろう。

 中級型のトラップは、たとえばワープポイントを探りながら進むタイプのステージに紛れさせて設置されていることが多いので、「この場所のポイントは処刑ルーム行きだ」としっかり記憶し、以後は絶対に足を踏み入れないことが肝心だ。

 ワープに相当の魔力を費やすのみならず、魔法を封じる特殊空間を設けるだけでも一苦労なので、滅多にこのタイプのトラップにはお目にかかれない。そうそう引っかかるものでもないだろう。

 上級型のワープトラップは、絶望的である。

 このトラップが設置されることはほとんど皆無なのであるが、ごくごくまれに、狡猾にすぎる上級魔族、魔王クラスや神族、邪神クラスのボスが、初級〜中級ステージに設置することがある。このトラップは、ウブな男性や子供、初級冒険者を、性的になぶり者にする目的で設置されたものであり、引っかかったら生還できない恐ろしいものなのである。

 ステージには、適正なレベルというものがある。『トワイライトゾーン3』では、はじめに、レベル1の高校生冒険者が2階に上がって、幼稚園児たちと戦うことになる。が、近くの階段を上ってさらに上へ上へ行けば、小学生、中学生が待ち構えているのだ。レベル1の段階で中学生フロアに進んでしまったら、彼女たちに締め付けられて2,3ターンで絶頂させられてしまうことになるのである。まさに瞬殺状態になる。わざと先に進んで一発でやられてしまうのも極上の快感ではあるが、冒険は続かないだろう。

 レベルの低い冒険者が、いきなり先のステージに飛び込んだら、ピラニアの群れに飛び込むようなもの。強すぎる敵たちを前に、ひとたまりもないであろう。その圧倒的な差に翻弄され、止めどなく射精させられ続けてしまうことになる。

 上級型トラップは、初級ステージに設置され、上級ステージのど真ん中にワープしてしまうという、とんでもないトラップである。そのトラップでワープさせられたら、中級型と同じように、自力で脱出するまで帰還ワープと回復魔法がいっさい使えなくなってしまうのだ。

 待ち構えているのは、上級冒険者や勇者が突き進むべきステージである。逃げようとしても敵が素早くて「回り込まれてしまう」ほど実力差がありすぎる中で、ステージを脱出するのは不可能である。

 たとえば『とらわれペンギン』で、レベル1の冒険者が、いきなり地下室のサキュバスと戦わされたらどうなるか。一発で射精、それも、気が狂うほど連続して、一秒間に数回、それが数年間も続くような快楽を魔界で永遠に味わわされることとなるだろう。『トワイライトゾーン3』でレベル1の冒険者が高校生ステージに投げ込まれ「名器のシズカちゃん」を抱いてしまったら、一回の締め付けだけで全精力が奪われきってしまうことだろう。大人と子供の実力差というたとえさえも生ぬるい、開きがありすぎるステージで、脱出不可能になった状態で、強豪たちになぶり者にされるのである。

 上級型トラップは、まさにそれを再現する。初期の森を探索していたはずが、ワープさせられて神界の天女たちを相手にする、魔界に飛ばされて上級淫魔や魔王直々に攻撃される…女を抱いたこともないような冒険者がいきなりそんなステージでフーリー集団やリリム集団に囲まれたら、勇者でさえ苦戦する相手たちを前に、最弱の男が死ぬほどの勢いで律動しっぱなしになるのである。

 十中八九、そのトラップに引っかかった1秒後には、射精が始まってしまっていることだろう。敵が現れ、その姿を見ただけで爆発してしまう、またはその瘴気に当てられて敵に遭ってもいないのに絶頂しっぱなしになってしまうのがオチである。

 このトラップはもともと、村のウブな男性や子供が迷い込むよう設置されたものである。年端も行かぬ者が、童貞の若者が、いきなり上位女神や魔王クラス幹部クラスの淫魔に襲われ、勇者でさえ射精してしまう相手なのに不慣れな男が抱かれ、あまりに強すぎる快楽、敵との実力ギャップがありすぎてその分快感が激増してしまう状況を、上位者どもが楽しむためのものなのだ。弱すぎる男をあえて強すぎる攻撃でいたぶり、止めどなくイキ続けることを楽しんでいるのである。文字どおり弱いものいじめの典型とも言える、最悪のトラップなのである。

 このトラップに引っかかった素人男性や男の子や初心冒険者は、魂まで食い尽くされ、永遠に天界や魔界の強すぎる相手たちにとらわれ、全身の性感神経がすり切れるほどにいたぶられ続けることになる。それでも魂は消え去らずに、ひたすら絶頂射精ばかりをさせられ続ける地獄に叩き込まれるのである。

 断じて許してはならぬトラップだ。とはいうものの、初級冒険者ではそのトラップをいかんともしがたいはずである。絶対に引っかからないよう、細心の注意を払う必要がある。まがまがしい雰囲気、魔力の強い波動を、素人でも感じるはずだ。危険だと思ったら近づかず、引っかかったら最後だと注意深く避けなければならない。近づけば、魂の警告もあるはずだ。村の者たちが警告の看板を立てているかもしれない。絶対に近づかないことである。引っかかったら決して助からない。

 勇者クラスの冒険者こそ、かような卑劣なトラップを解除する義務を負う。あえて初級ステージに赴かずとも、神界や魔界には、上級型トラップの「出口」があるので、出口を守る淫魔・女神を倒し、塞いでしまおう。村人や少年を魔性の快楽から守るためにも、ぜひこのような戦いは必要不可欠なのである。


ワイズム【わいずむ】

  種 族:人間
  レベル:D
  得意技:疑似服従/姉、しっとり癒やし

 日本的な美女、大和撫子である。

 着物や浴衣に身を包み、しなやかな動きで冒険者を誘う。初級冒険者にとっては、このしとやかな物腰に翻弄され、癒やされながら安心しきって精を奪われてしまうやっかいな相手となるだろう。

 はだけた着物、浴衣の後ろからちらっと見えるうなじや生足。その、見えなそうで実はしっかり見えてしまう露出が、彼女たちの魅惑の武器である。

 茶室や和室などに待ち構え、大人っぽい雰囲気を醸し出しながらしなだれかかってきて、あとは冒険者のなすがままになるという戦法をとる。うなじや生足や谷間を見せつけて心を奪い、しっとり癒やしのゆったりセックスに持ち込むのである。

 積極的に反撃してくることはまれであり、男性のなすがままに服従し、征服欲と庇護欲を存分に刺激して、これを快感に変えて射精を促すのだ。

 だが、古風な日本女性が、ただ服従的になっているというのは、あまりにも表面的にすぎるであろう。彼女たちは、そうすることが自己の利益となることを知っており、その限りにおいてそうするにすぎないのである。角隠しという言葉があるくらい、その内奥は激しい情念と気性に満ちあふれている。つまり、従っているのは擬似的なもので、しっとりした視線も、相手をドキドキさせるための作戦だ。そうやって言いなりになるように見えながら、実質影で相手をうまいこと操作してしまう狡猾さが、うちに秘められているのだ。だまされてはいけない。

 大和撫子の可憐な物腰で男性を魅了し、言いなりになっているようでいながら、目を細めてうるんだひとみでじっと見据えながら、マグロで冒険者の攻撃を一方的に受けていながら、じつは耐えがたいオソソでしっかり反撃し、いつの間にやら精力が底をついていたという状況に持ち込むのが、彼女たちの常套手段なのである。

 20代以上の色香漂う女性は着物、若い娘は浴衣であることが多いようで、いずれにしても色気倍増、男心をくすぐる奥ゆかしさで、まんまと搾精する強敵である。だまされやすい初級冒険者は苦戦を強いられるだろう。

 攻略は驚くほど簡単だが、なかなか気づかれない。それは、裸にヒンむいてしまえばいいのである。全裸でしっとり癒やしな雰囲気を壊して、日本的な要素を取り除けば、彼女たちはもはや、和服や浴衣の物腰を使うことができず、ただのマグロ娘に変貌するだけである。そうなるとただの人間女性、勝てない道理はない。

 ただし、ひとつ注意しなければならないのは、全裸に持ち込んだ場合、日本女性の奥底に秘められた情念、本性がむき出しになることもあるということだ。激しい反撃が加わってくるだろう。着衣のおしとやかさはどこへやら、積極果敢に責めまくってくることがある。そのギャップに驚き、つい漏らしてしまった初心者も数知れずである。その怒濤の攻撃をかいくぐって、愛撫と腰で打ち倒していくことが、冒険者たるつとめと割り切ろう。


猥褻物【わいせつぶつ】

  種 族:魔法媒体
  レベル:E〜D
  得意技:数種類の締め付け/おもちゃ
 
 初級ステージに登場する、ややグロテスクな怪物。女性というよりは、もはやオナホール状態であり、ただの快楽発生装置、男根から精液を搾り取るためだけに開発されたおもちゃである。

 ただし、オナホのような無機質な道具ではなく、魔力によって合成された肉の塊であり、高分子構造の柔らかい質感は、作り物とはとても思えない実感を伴っている。

 女性器だけの疑似生物であり、動きはするもののいわゆる生命活動は一切行わない。肌色の肉の塊が地を這っていて、男根を感知すると跳ね上がって、積極的に挿入しようとしてくる。そして精液を絞り出すと、べちゃっと地に落ちて活動を停止、魔の者が精を回収して魔力に変換、そいつの糧となるばかりである。基本的に使い捨てであり、受精した猥褻物は回収後に遺棄される。

 これに似た存在として、『とらわれペンギン』にでてくるバルトリンスライムや、あわびといったものが挙げられるが、こちらは女性器そのもの、肉の塊が魔力によって動いている点で違いがある。また、『エンジェルクエスト』では、人間の男女が魔の者に姿を変えられ、男根のみ・女性器のみの怪物になって挿入を求めているシーンがあるが、これも一種の猥褻物。ただし、あわびのように「もとの素材」があるわけではなく、完全に化学的に合成された物質に魔力が込められ、女性の肉そのものに変質を遂げ、機械的に動くばかりである。したがって、腐敗したり精を食料として吸収したりするということがない。

 そんなただの道具ごときに精を奪われるのは、冒険者としては恥であるが、あまり女性器に慣れていない初心者にとっては、思いの外苦戦する敵である。

 その締まる圧迫感は、どこまでも潰れていく柔らかさは、人間の女性でも有数の名器レベルであって、ほとんど人間離れしているほどの搾精能力が、魔力によって埋め込まれているのだ。千変万化のヒダ、どこまでも強く収縮する膣、様々な形状の締まり方を変幻自在に変えてきて、超高速でぐちょぐちょしごき立てるため、セックスに不慣れな冒険者ではひとたまりもなく高められてしまうことになる。

 食いつかれて悶絶し、腰を引こうとも転げ回ろうとも無駄である。もはや射精するまで、猥褻物の機能は決して停止しない。その甘美な締まりと扱きの感触は、人間の女性とのセックスをしのぐ本番挿入を、冒険者に叩き込むことになるのだ。

 猥褻物にもレベルがあり、初心冒険者を食い物にするものもあれば、レベルの上がった冒険者でさえ射精に追い込まれるほど強化されたものもある。魔の者の力次第で強さにも差ができるというわけだ。

 もぎゅもぎゅと揉みしだくようにして包み込みながら、男根の根元から先端までを徹底的に絞りまくる魔性のおもちゃ。柔らかく、しっかりとした突起でかわいがりながら、冒険者の精力を着実に削っていく存在である。単体であっても、それなりにダメージを受けてしまうやっかいな存在だが、ステージにはこうしたおもちゃの類が数種類、徘徊していることが多いのであり、快楽の罠に満ちあふれていることは覚悟しなければならない。

 また、この手の魔法媒体の恐ろしいところは、ステージを冒険しているさいの複合効果である。単体であればある程度耐えられ、実力で腰を振るなり猥褻物ごとイチモツをしごくなりしてダメージを与え、倒すことができる冒険者であっても、補助的に使用された場合には、思わぬ快楽によって絶頂を果たしてしまう危険性がある。

 不慣れな冒険者が、猥褻物にはりつかれて大ダメージを受け、やっとのことで倒せたとしても、そのすぐあとに別の人間女性に遭遇してしまい、彼女の手や胸や舌、生足、性器に攻撃されてしまえば、性器のみの雰囲気も何もないお化けにさんざん高められたあとに、セクシーな全裸が襲いかかることとなり、すべすべの肌や肉質に挟み込まれ、せっかく射精を堪えきった直後にそんな生身の女性の肉体に感極まってしまうことになる。

 逆に、人間女性と連戦させられ、かろうじて相手を絶頂させて生き残れた冒険者が、回復するいとまもないまま、一歩歩いたときに猥褻物に運悪く遭遇してしまうことも考えられる。イキそうになっていて、絶頂前のくすぐったい多幸感をかろうじて踏ん張りきった矢先、やっと周囲に女がいなくなったとほっとしたとたんに、股間に女性器だけの化け物がはりついて徹底的に絞り上げてくるのだ。不意に訪れる快感攻撃に、冒険者は腰を強く引いて今度こそくすぐったいキュ〜ンとした絶頂前の気持ちよさに耐えきれず、大量の精液を発射という憂き目に遭うこととなるのだ。

 さらに、他の女敵が、猥褻物とセットで登場することがあり、そんなとき彼女は、猥褻物をオナホール代わりに使って、自分の手で冒険者を扱き、猥褻物がもぐもぐと蠕動して精を抜きに掛かることもある。その複合攻撃でダメージは2〜3倍に高まってしまうのである。

 このように、猥褻物単体というよりも、他の女性敵たちとの戦いの前後や、戦闘中での補助的複合効果には注意が必要だろう。猥褻物にイチモツをしごかれながら他の女が生足で冒険者の両脚をスリスリ玉袋コチョコチョなんてされたら、その滑らかで柔らかな太ももの感触としなやかな指先のきめの細かさにほだされつつ、魔性のオナホが股間をしごきまくって発射ということになりかねない。単体であるか、それとも戦闘前後や周囲に女敵がいるかなど、ステージ内部の周辺環境に注意を払う必要がある。

 そうした注意深さは、セックスバトルRPGでは不可欠なスキルだ。戦局を見誤れば、たちまち大勢の女たちに気持ちよくさせられ、精を奪われてしまうことになる。だから、レベルとともにスキルアップをめざし、自分を高める試練と割り切ることが肝要である。


ワルキューレ【わるきゅうれ】

  種 族:神族
  レベル:B
  得意技:悶絶の一撃、癒やしの締め付け、各種淫呪/姉、足フェチ、しっとり癒やし
 
 ヴァルキリーともいう。神界・天界に住む戦乙女である。

 戦場に現れ、勇敢な戦死者たちの魂を天界ヴァルハラへと誘い、そこでその魂を性的に慰める役割を担っている。スケスケの可憐なローブに身をまとって清楚な雰囲気で死者をいやしながらしっかり精を抜き取り、天国の膣で悦ばせ続ける一方、ビキニアーマーでアマゾネスよろしく力ずくでの快感攻撃によって強い強い締まりと積極的な腰振りで抜きまくることもしばしば。

 つまり、女性らしい柔らかで清純な快楽で死者の魂を昇天させることもできれば、筋肉でぎゅっと締め上げて天国の膣をさらに強い締まりに変え、戦士らしいガンガン責めで死者の魂を昇天させることもできる。ギャップのありすぎる両側面を上手に使い分け、男性の魂の性質にあわせて精を絞り、ひっきりなしに快楽漬けにしてしまうのである。死者の魂は、人間の女性では決して味わえない天界の快楽に骨抜きとなり、文字どおり天国の快感に思考を停止させ、浄化されてしまうという。

 神界ステージなどに登場するワルキューレは、『とらわれペンギン』の説明書にあるとおり「弱いクローンではまず勝てない」ほどの実力者である。金髪の北欧系美女であり、戦士タイプの顔と天女タイプの顔を使い分けている。

 戦士タイプの時には長い三つ編みを施し、羽のついた革の帽子に飾りのバックラーを身につけている。胸は緑色のアーマーで覆っているが、すぐに取り外せるようになっている。下半身はパンツ一丁だが、そこを簡単に着脱できる白いローブが覆っているので、歩く度にそこから必ずきれいな生足が露出される構造だ。弱い冒険者は、彼女の生足による攻撃だけであっさり果ててしまうだろう。ワルキューレの足には、触れるだけで精力を奪うほどゾッとする心地よさが備わっているのだ。スリスリされ、イチモツを挟み込まれると、天女の膣に入れているのと同じくらい気持ちがいいと言われる。

 さらに、戦士の顔の時のワルキューレはとても積極的で、筋肉質の肉体を誇っていながら身体はどこまでも柔らかくしなやか。うちに秘めた力強さで、膣圧をあげ、大きくガンガン腰を振って一気に射精に持ち込んでくるのである。力技でぎゅんぎゅん締めるので、生足とオソソの快感攻撃は、少なからず致命的なダメージを受けてしまうことだろう。

 彼女に抱かれれば力が強すぎて、振りほどくことができない。一方的に入れられ、騎乗位や座位で大きく素早く腰が振られるので、上級冒険者でも耐えきれずに発射してしまうといわれる。戦士としての激しい攻撃には注意が必要だ。

 悶絶の一撃を高確率で使ってくるので、腰が砕けてしまいそうな強い快楽に毎ターン見舞われ続け、気持ちよすぎてそのままヴァルハラ行きということにもなりかねないのである。

 その反面、ワルキューレはいきなり髪の三つ編みを振りほどき、サラサラの金髪をなびかせる。するとビキニアーマーは消え去り、神族ならではの天女のローブに姿を変える。すると、さっきまでの戦士らしいガンガン責めはなくなり、しっとり癒やす優しい物腰に変わる。

 だが、彼女は休息しているのではない。天女タイプの顔に切り替えたのだ。優しく包み込むような安心感を与える妖艶さと清楚さを前面に出し、締め方も変わってしまう。それは戦士らしい強さは軽減されても、決して快感が衰えることがなく、むしろ女性的な優しさと包み込む癒やしの効果で、まさに天国のオソソを味わわされることとなるのだ。

 心地よく身体の芯まで浸透してくる女神の締まりは、冒険者を脱力させ、じっと動かないでオソソの感触を刻みつけ続けるだけで、じわりじわりとくすぐったさがこみ上げ、神的な力がイチモツから身体の奥まで浸透してしまうことになる。ついには、前立腺が勝手に脈打つようになり、イク直前の多幸感を四六時中味わい続けながら戦わなければならなくなるのだ。上級戦士といえども、あの直前のきゅう〜んとしたくすぐったさを一秒も休まずに味わいながら、射精せずにガマンしきれるものではない。そのままつい漏らしてしまってゲームオーバーだ。

 それにも耐えきった冒険者に、ワルキューレは容赦ない。バックラーを手に取ったとたんに、三つ編みが自動的に巻かれ、ビキニアーマーの戦士タイプに早変わりするのである。

 戦士の顔と、天女の顔を使い分けながら、冒険者にあわせて比率を変えてくるのが、ワルキューレの常套手段だ。比較的弱かったりMっ気がある冒険者なら、戦士タイプのワルキューレが前面に出てくる。気丈な冒険者なら、とろけさせる天女タイプの顔が出てくることが多い。

 数ターンごとに、戦士タイプ、天女タイプと切り替えながら、冒険者を翻弄してくる。どちらの顔がより多く出てくるかは、冒険者次第だ。彼が苦手としているタイプがより多く出てくることになる。

 これだけでも苦戦する相手ではあるが、ワルキューレにはさらに、もう一つの顔(側面)がある。神話に登場する戦士女神はたいていそうなのだが、体術筋肉だけの肉体タイプというわけではなく、知力魔術の側面においてもずば抜けていることが多いのである。ミネルヴァと同様、文武両道なのだ。

 ワルキューレの得意分野は、ルーン魔術である。これによって人間に様々な呪術を施すことができる。彼女は体術を駆使した攻撃や、しっとり癒やし締め攻撃の合間合間で、抜け目なく淫呪をかけ続けてくる。魅了、弱体化、子供化、幻覚、幽霊の手(胸や足の場合もある)を多数取り憑かせて全身愛撫させるなど、様々な種類の淫呪を心得ており、攻撃力や防御力の半減、補助攻撃、行動不能系など、実は多岐にわたる呪術で冒険者を翻弄することができるのである。

 状態異常は覚悟しながら戦わなければならないということだ。

 そんな中で、子供に戻った冒険者に大人の、しかも天国の膣が襲いかかったり、ガンガン腰を振って責めまくられたりしようものなら、ひとたまりもないというわけである。

 勇者クラスともなれば、そんなワルキューレも実力で倒すことができるだろう。状態異常を外すすべも心得ているはずだ。彼は何より、ワルキューレも天界ステージでは弱い方なのだということを知っており、彼女に苦戦しているようでは、女神や上級淫魔には太刀打ちできないと分かっているのである。

 力技には力技で、癒やし締めに対しては鉄壁の守りで、淫呪に対しては呪い防止や解呪で対抗する。そういうことができなければ、その先の冒険は望めないことになる。天国の快感に負けることなく、しっかり突き進むべし、である。




 

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