アマゾネス1−2
 

 やっぱり無理だ。いきなり前と左右を取り囲まれてしまっている。そりゃあ、怪しげな小舟で海を渡ってくりゃあ、いやでもアマゾネスたちに見つかる罠。そんな僕の姿を見て、何十人も海岸に集まってくるのは当然のことであった。そんな中でこの海岸を突破することはできない。

 ここはやはり引き返して、別の場所から、人気がなくて見つかりにくいところから、ひっそりと島に上陸しなおし、物音を立てずに隠密に事を運んだほうがよさそうだ。幸い海のほうからはアマゾネスたちは走ってこない。それもそのはず、彼女たちは島にいるのだから、海からは来るはずもない。ここは一旦仕切りなおしだ。捕まらないように、見つからないように、逃げまくるステージなのだ。ここでの正解は、海に逃げて仕切りなおすこと!

 僕は小舟に乗った。小舟はもと来た海の道をゆっくり進み始める。この舟は人が乗ると、この島と入口の小さな島を連絡するようになっているらしい。本当は泳いで海を渡りたいが…泳ぐのは苦手だ。そのほうが早く逃げられるだろうけど、今はこの舟に身を任せるしかない。少し行けば浅瀬があったから、そこから岩伝いに島を回って、別の場所から上陸することにしよう。

 それにしても、問題はアマゾネスたちだ。すでに小舟は海岸を離れ、目標の浅瀬に近づいている。本来ならこの浅瀬の間をぬって船が進み、元の下り階段の小島にたどり着くはず。今回はその途中で、海から突き出た小さな岩にでも飛び移り、見つからないように島の裏に回るんだ。しかし、海岸から力強く泳いでいるアマゾネスたちのスピードは思った以上に早く、ゆっくり進む小舟に追いつく危険が十分にあった。

 彼女たちに捕まってしまったら元も子もない。それどころか、自由に逃げ回れる陸上ではなく、深いところには行かれない海の上では、なおさら行動が制限されてしまい、絶体絶命のピンチに追いやられてしまうんだ。こんなことになるなら泳ぎの練習をしておけばよかった。…とにかく、この小舟に賭けて彼女たちを撒くほかはない。

 「…あ、あれは…」小舟の航路の先がしぶきだっている。ひとつやふたつではなく、ぱしゃぱしゃといくつものしぶきが、波に逆らって白く盛り上がっている。よく見てみると、それは人間が泳いでいる姿だった。「そ、そんな…」小舟に向かって泳いでくる美女たちの姿がはっきりと見えるようになった。ばかな…アマゾネスたちが海の向こうから小舟に向かって泳いできている!

 後ろを振り返る。島のほうから僕めがけて泳いでくる水しぶきがいくつも見える。前からも後ろからも、小舟に向かって女たちが大勢押しかけてきているのだった。

 ぐい! 「あっ!」突然小舟が大きく揺らいだ。勢いで僕は海に投げ出される。ひとりのアマゾネスが船底に追いついていて、下から力づくで船を持ち上げ、転覆させたのだった。どっちから泳いできたのかは分からない。目標の浅瀬にはあと一歩及ばなかった。

 続々とアマゾネスたちが僕に追いついてしまった。彼女たちにがっしりと抱きかかえられ、僕は溺れずに済んだ代わりに、戦慄の女丈夫たちに捕まってしまった。深い海の中では、泳げない僕の行動は完全に制限され、もはや自在に泳げるアマゾネスたちに身をゆだねるしかなくなっていた。

 僕の周囲には、もはや逃げ場がないくらいに女たちが大勢取り囲んでしまっている。サメの集団に囲まれた気分だ。もうだめか…

 アマゾネスたちは次々と鎧を脱ぎ捨て、全裸になっていく。完全に僕を追いつめた余裕のためか、無数の不敵な笑みが僕を見つめている。女性特有のやわらかい感触を表皮に具えつつ、筋肉でこわばったら体が僕を包み込んだ。奥へとめり込む乳房と全身のスベスベ感だけが女らしさを保っているが、それ以外はがっしりした、がたいのいい体だった。それでも、僕を取り囲み数人で包み込む感触は、男を興奮させるに十分な魅力を具えているのだった。

 絶体絶命に戦慄する暇さえ、僕には与えられなかった。アマゾネスたちは泳ぎながら僕を抱きしめ、交代でいきなり挿入攻撃をくり出してきた。僕が溺れないように協力して抱きかかえながらあちこちを泳ぎ回り、次から次へとペニスを飲み込んでくる。豊かな体を押しつけこすりつけては僕を興奮させ、勃起したところをオンナで締め上げるのだった。みずから腰を揺り動かして僕の精力を削り取ると、次の美女に交代した。

 こっちも反撃しなければ。そう思って僕を抱きかかえるアマゾネスに快感攻撃をくり出すも、そうすると彼女は僕を突き放してしまう。水の中とはいえ、こちらの愛撫攻撃は、唯一筋肉の発達していない乳房を存分にかわいがり、アマゾネスに大ダメージを与えることができる。だが、相手もそうはさせまいと、僕を水中に放り投げてしまって、攻撃を回避してしまうのだった。そうなるとこっちの反撃が届かないばかりか、溺れそうになって体勢を立て直すことができないのだった。

 そこへ別のアマゾネスが後ろからがっしり僕を捕まえ、もうひとりが水中で挿入攻撃を仕掛けてくる。ほぼ一方的に犯されている格好だ。水中での彼女たちの連携プレイは見事というほかはなく、ときおり発せられる号令を除いては、声もなく僕の精力を削り取っていく。

 アマゾネスといえば、周囲からの進入をいっさい許さない、女だけの戦闘民族のはずだ。狩と戦争にあけくれ、繁殖のためにときおり男をさらってきては種馬にすると聞く。彼女たちの発達した筋肉を見れば、食糧調達手段も、戦闘能力も、相当に訓練され、格段に優れているのが分かる。もちろん、アッチの訓練もしっかりおこなっているのだろう。そうでなければ、これほど息のあった集団プレイはできない。

 挿入しては突き放し、別の女性に交代する。僕は水中でもがき、反撃しようとしては避けられ、一方的にダメージを受けてしまっている。水のなかでバシャバシャさせられるため、体力もどんどん奪われていった。疲労が蓄積し、動きがだんだん鈍くなっていく。それに対して、鍛え上げられたアマゾネスたちはいよいよ活発になり、体力の差を思い知らされるのだった。

 敵はどんどん交代して、自分が精力を消費しないように協力し合っている。こっちは一方的にひっきりなしにダメージを受けるので、精力にも開きが出てきている。もっとも、人数がすでに大いに不利となっており、勝ち目のない戦いを強いられている格好だ。しかし…それにしては、精力の減り方は小さい気もする。こっちのレベルもそれなりにあるため、受けるダメージ自体は小さいのだ。ただ、連続して攻撃され続けているために、徐々に徐々に減少している状態だ。

 どちらかというと、彼女たちは、僕にダメージを与えるより、水中でもがくようにわざと誘導して、体力を奪っているようにさえ思える。軽いジャブの連続で、強烈なダメージはほとんどない。たしかにペニスはひっきりなしにアマゾネスたちのオンナに収まっているが、締めつけはゆるく、あたたかい感触でくるみこむだけのようだ。それよりかは、突き放したり、深い海に沈めたりして、僕の手足をばたつかせ、あちこちへ翻弄して、闇雲に疲れさせているようだ。水中となると体の自由が利かず、つい彼女たちの思惑どおりにあがいてしまうのだった。

 体の動きが鈍い。疲れきったときのように体が重く、力が入らず、スピードも出ない。脱力感が強くなり、ますます彼女たちの言いなりになってしまう。そうだ、間違いなく相手は僕の抵抗を奪って、じっくり射精させるつもりなんだ。しかし、気づいたところで、水の中ではもはや、どうすることもできなかった。

 僕が完全に脱力したのを見計らって、アマゾネスたちの攻撃が変わった。激しい調子で出し入れして交代・水の中でむやみにもがかせる戦法ではなくなり、集団で優しく包み込む動きに変わった。豹変したアマゾネス集団は力を抜き、筋肉でごつごつした肢体から、最大限女性性を強調するしなやかな肉体へと変わった。いよいよSEX攻撃の本領を発揮するのか。そのころにはもう、僕は完全に抵抗力を奪われてしまっていた。

 アマゾネスのひとりが、僕を正面から抱きかかえた。力を抜いているとはいえ、さすがにガタイがいい。競泳選手のように大きな体に幅の広い肩だ。それでいて無駄のない脱力具合で、やわらかさとスベスベ感を最大限発揮している。僕より肩幅が広く、腕ごと抱きしめられ、包まれる安心感が広がる。

 僕はうつぶせの状態で、呼吸ができるように首から上はつねに海上に持ち上げられている。それでいて全身はほぼ完全にアマゾネスにゆだねられていた。彼女は僕の真下で僕を支えながら背泳ぎをし続け、同時に甘美な挿入攻撃をくり出している。彼女が足や腰をしなやかに動かして泳ぐと、その動きによってペニスも揉みしだかれ、僕は彼女に体重を預けながら甘美な快感に包まれることになった。

 アマゾネスのほうも相当に息が荒い。僕を抱きしめながらの背泳ぎは体力的にきついというのもあるが、やはり全身を包む快感にため息を漏らさずにはいられないのだろう。快感に脱力しそうになりながらこれに逆らって僕を支えるために、余計に体力を消耗してしまうんだ。しかしそれでも、もともとの体力が半端ではないため、十分僕を泳がせ続けることができているのだった。

 他のアマゾネスたちは、結合している僕たちの周囲をぴったり泳いでおり、群れ全体が沖へ岸へとあちこち泳ぎ回りながら、ひっきりなしにペニスを悦ばせている。僕は脱力して彼女の乳房や肩に顔をうずめて、彼女たちの泳ぎについていくだけだ。体力が尽きてしまったいま、もはや精力が尽きるのを待つばかりとなった。

 「あふっ!」突然下の美女が大きく震えたかと思うと、すうっと消えていった。次の瞬間、僕は水の中に引き込まれる。が、周囲にいたアマゾネスたちが僕を抱きかかえ、おぼれるのを防いでくれた。一体何が起こったのか、すぐには理解できなかった。

 アマゾネスのひとりが、僕の背中をすっぽり包むように後ろから抱きしめ、体を浮かせて僕が沈まないようにしてくれた。そして別の美女が僕に正面から抱きつき、水中座位で僕を犯した。水の抵抗をものともせず、筋肉質の体からは想像もできないような甘美な筒でペニスをしごき上げてきた。締めつける強さは力強く、根元からがっしりとらえて離さない。それでいてやわらかい肉の感触が心地よく、僕はまたもや彼女たちに身を預けた。

 僕は直立不動で首から上だけ出して脱力している。後ろからアマゾネスが支えてくれているから、力を抜いても沈むこともなければバランスを崩すこともなかった。そして前からは、大きく足を広げたまま腰を強く前後させるアマゾネスがぴったり張りついている。ペニスは荒々しくも優しい器官に包み込まれ、大きくしごかれて、今にも子種を吹き上げそうになっていた。

 だが、ごく短時間で、正面のアマゾネスが消えてしまった。別の女性がすかさずバックで挿入。お尻を上下左右に揺り動かして、スベスベの肌の感触と揉みしだくオンナの感触を味わわせてくる。さっきの美女とは、締め方もヒダの感触もぜんぜん違う。力を抜いた臀部が僕の腰周りをこれでもかとくすぐってくれた。背中はあいかわらずきめの細かい女体がぴったり密着してしまっていた。

 分かったぞ。このステージが人数に関係なしの設定になった理由! アマゾネスは、じつは単体では非常に弱いのだ。男に慣れていないからだろう、いきなり挿入してはあっという間に果ててしまう。ひとりなら、レベル1でも倒せる程度の相手なんだ。これなら、現代っ娘のほうがはるかに強い。それなりの経験があるからね。じらすテクニックもあるし、心理作戦で責めることもできる。だがアマゾネスの場合、あまりにも直情的で、すぐに本番挿入してくる。さすがにフェラや手コキのテクニックは心得ているだろうけど、それを駆使する機会はほとんどなく、いきなりオンナで勝負を仕掛けてくるのだ。それでいて防御力が非常に低い。精力はそこそこあっても、やはり短時間で絶頂してしまう。

 アマゾネスは、女だけで暮らす部族だ。繁殖期に男をさらってきて種馬とし、伝統を維持してきた。だから、男を犯す技術は訓練されているだろうけど、また道具などで挿入時の締め方なども学んでいるはずだけど、快感から身を守る訓練は受けていない。その必要がないからだ。自分の快感がどうであれ、種馬の子種を奪えればそれでいい。だから彼女たちは、男を射精させるための訓練は受けていても、自分がイかないようにする面では普通の娘よりもはるかに劣る。繁殖期以外では男を見ることすらない生活だから、精神面でも相当弱体化されているに違いない。

 種馬が一方的に受け身なら、それでも部族を維持する程度の精は手に入るだろう。枯渇するまで抜きまくることも可能だ。しかし、相手が抵抗して、快感攻撃をくり出すような、セックスバトルの状況においては、アマゾネスたちは簡単にダメージを受け、どんどん倒されていってしまう。勝負には向いてないんだ。

 だからこそ、彼女たちは徒党を組む! 1人だの3人だのの少人数で男を襲うのではなく、最低10人以上のグループになって、息の合った連携プレイで男を組み伏せ、抵抗できないようにしてから、動けないようにしてから、じっくり集団で精を搾ろうとするんだ。だからこの島ではアマゾネスたちは一気に何十人と群がってきたというわけだ。

 気づいたときにはもう遅かった。僕は体力を奪われ、泳げない水の上で抵抗できない状態にさせられてから、ほぼ一方的に快感ダメージを受けてしまっている。受け身でもいきり立ったペニスの感触に、すでに何人か倒されてはいるものの、人数の圧倒的な差がこれを十分カバーしている。そうして次から次へと群がってきているのだ。陸上なら消える前に交代というスムーズな動きも可能だっただろうけど、水中なら特攻作戦が取られるんだ。

 彼女たちは瞬時に役割を分担し合い、的確に僕を感じさせてくれる。さまざまな締め方が可能で、一人一人個性あるオンナを味わうことができる。それこそがアマゾネス軍団の高い攻撃力の秘密であり、男を簡単に射精に導く技術なのだ。力をあわせればなんとやら、防御力の低さなど物ともしない見事な連続挿入攻撃だった。

 ひとり入れてはまたひとり、消えたらすぐさま補充の形で、ペニスはひっきりなしにオンナにさらされた。挿入中の女性がイッたタイミングで、次のアマゾネスが待ち構え、消えた瞬間すかさず好みの体位で挿入する。そのたびに僕は海の中で直立になったり、仰向けになったり、うつぶせになったりさせられた。抵抗しようとしても力が出ないし、無理に動かしたところで別の女性が手首をがっしり掴んで拘束してしまうだけだった。

 じわりと体が熱くなってくる。そろそろ精力が尽きる。が、もはや逃げることもできず、僕は全身をかけめぐる強い快感に脱力しながら、ひたすら射精の瞬間を待ち望むしかなかった。

 後ろから二人がかりで体が持ち上げられる。ちょうどペニスが海面に出るか出ないかのところで直立の体勢になった。そこへ背泳ぎの大柄な女性が正面から近づいてきて、巧みにペニスを飲み込んだ。彼女は僕の目の前で仰向けになって、手を動かして体を浮かせながら、腰だけを左右に大きくくねらせてきた。イキそうになっていたペニスは、この攻撃にひとたまりもなかった。

 「ああっ! 出ちゃう…」「…力を抜け。」「うぅ…」僕は足をダランとし、上半身を反り気味にしてペニスを突き出す。体重を後ろのアマゾネスたちに預けた。すると快感が倍増した。きゅーんとくすぐったいものが体の奥からこみ上げ、絶頂の瞬間と同じように、僕は何も考えられなくなった。

 「うっ…」体が激しく脈打つ。オンナの中でしこたまかき回されていたペニスから、いやらしい白濁液がどんどん放出された。体液は半分くらい、女体の奥に吸い込まれていったが、もう半分はアマゾネスがイって消えてしまったために、海中に放出された。それでも脈打ちは収まらず、僕は波の感触にもだえながら精を放出し続けるのだった。

 脈打っている最中のペニスががっしりと掴まれた。対面座位で別のアマゾネスが結合する。イキ終わったペニスは萎える暇もなく、別のオンナにかき回されることになった。出したばかりの強烈な快感と倦怠感が全身を包み込む。しかしツユが多くねっとりと絡みつくような締め方をするオンナが、射精後の疲労感を吹き飛ばしてしまった。出したばかりのペニスに対応した締め方も、彼女たちは心得ているのだ。そうやってアマゾネスは、種馬から死ぬまで精を搾り続ける。

 もはや女たちはイっても消えることはない。こっちの負けが確定したからだ。そこからが、アマゾネスたちの本領発揮だった。彼女たちは絶頂しても消えることなく、ペニスから精を搾るまでは絶対に結合を解かない。こちらが射精するとすかさず別の女性が抱きついて、例のツユだくでペニスをかわいがり、萎えさせる隙を与えない。そのうち僕のほうが性欲の塊となり、出しても出しても鎮まらない体になっていく…。

 島中のアマゾネスたちがこっちに泳いでくる。数百はひしめいているだろう…海岸にも大勢の人だかりができていて、自分の順番を僕ひとりめがけてウズウズ待ち構えていた。僕は海の中を脱力しながら、ひたすら受け身で、全員に子種を提供するまで、おとなしく種馬になるしかないのだった。

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