アマゾネス2−5


 ここは強行突破しかない。うじうじ考えていても、結局道は開けないんだ。こういうピンチな時こそ、自分を信じて、自力で突破口を見つけ、活路を開くんだ。

 幸い、麻里亜の周辺は手薄になっている。アマゾネスの間でも位があって、比較的位の高い麻里亜やナルミのそばには人が少ないというわけだ。いくらアマゾネスといっても、僕の本気の力なら何とかしのげるかも知れない。とにもかくにも、この集団をひとたび飛び越えられさえすれば、あとは何とでも逃げ延びられるはずだ。

 「おらあああああ!」僕は渾身の力で麻里亜に突進していった。このまま体当たりしてひるんだところを、一気にダッシュだ!

 がしいっ! 「んあっ!」僕のもくろみは完全に甘かった。麻里亜は僕とぶつかる直前でひらりと身をかわし、横から僕の腰をがっしり抱え込んでしまった。バランスを崩してひるんだのは僕の方だった。次の瞬間、僕は麻里亜に組み伏せられ、後ろ手にがっちりと固定されてしまった。敵を捕捉する訓練を十分に積んでいるアマゾネスにとって、突進する僕を捕まえることなど造作もなかったのだ。

 数人が群がる。あっという間の出来事だった。僕の手や足はアマゾネスたちに掴まれ、持ち上げられ、身動きがとれないまま一瞬にして大木に押しやられる。全員が常備している捕縛用のロープが取り出される。僕の腕はむりやりねじられるようにして、木の後ろに回され、瞬時にして縄に縛られてしまう。

 ピイィィッ! アマゾネスの一人が笛を鳴らす。僕を捕まえることに成功した合図だった。しばらくして島のあちこちから同じような笛の音がこだまし始めた。「さあ、楽しませてあげる。私たちも楽しませてね。」麻里亜は僕の横にぴったり寄り添い、片手で僕の上半身をさすり始めた。ナルミもそれに倣って、反対側から同じように片手で僕の体を撫でさする。

 「あう…おにいちゃん…」つぐみがパンツを脱ぎ捨て、バックの体勢でお尻をペニスに押しつけた。むにむにした柔らかい感触が股間に広がる。「ダメよ! つぐみ、離れなさい。」「えー…」「この男が一度でも射精すれば、私たちは晴れて自由に犯すことができる。だが、その前に私たちがイッてしまえば、一時的にせよ消えてしまうの。我ら姉妹はアマゾネスの指揮官。つぐみは修行中だけど、将来はやはり指揮官になる存在。だから、一時的であっても欠けるわけにはいかない。」「それに、上司として、まずは部下たちを楽しませるのがスジというものでしょう。ガマンしなさい。」「うー…」つぐみは離れた。

 僕の体は木に縛りつけられ、身動きがとれなくなった。あまりにも迂闊だった。いったいどうしたらいいだろう。

 考えられる活路はどれも非現実的だった。剛力を得て木ごとなぎ倒し、そのまま逃げる方法。…それができるんだったらはじめからアマゾネスたちを力でねじ伏せ、ちぎっては投げちぎっては投げとできたはずだ。望めない。うまく体を揺すって縄を抜けたり力でこすって摩擦で縄を切って脱出する方法。…力が入らないように手をうまくねじって縛られているんだ、手どころか、足を動かすこともままならない。体がひきつってしまう。

 それなら、ガマン比べしかない。

 僕は精神統一をして踏ん張った。こんな野蛮なアマゾネス軍団なんぞに欲情してたまるか。ペニスは縛られた衝撃ですっかりしょげかえっている。僕だってある程度のレベルはあるんだ。ちょっとやそっとじゃあ、勃起しない。むりやりしごかれても、意識しなければ何とかなる。立ちさえしなければ、彼女たちもしびれを切らして別の手を打ってくるはず。縄をほどくかも知れない。そしたらその隙を突いて脱出するんだ。

 「用意!」ナルミのかけ声で、アマゾネスたちは全裸になった。僕はぎゅっと目を閉じ、彼女たちの裸体を見ないようにした。突然の刺激は体に毒だ。少し落ち着けば大丈夫。僕は深呼吸をして目を開ける。すると心が落ち着き、女たちの裸を見ても心動かされなくなった。

 胸の大きさや足の形など、それぞれ個性的だが、よくよく見れば、完全に綺麗というわけでもない。スネのみならず太ももまで毛が生えているし、シミもあるし、意識さえしなければ胸のふくらみもさほど気にならない。女の裸はすでに見慣れているんだ。この程度では欲情しない!

 「よし、お前から順番に行け!」「はい!」アマゾネスの一人が僕に抱きついてきた。唇も奪われる。彼女は自分の体を僕にしきりに押しつけつつ、ふとももを僕の足にこすりつける。「〜〜ッ!」僕は踏ん張って、彼女の柔らかさやすべすべの感触を味わうことがないようにした。

 「次!」「ハイッ!」彼女が離れると、別の女が僕に抱きついてきた。彼女もまた、なめらかな肌触りや胸の感触を押しつけこすりつけながら、僕とキスをする。

 麻里亜のかけ声で、次々とアマゾネスが同じことをしてきた。そのたびに僕は踏ん張り、感じないようにして、勃起を抑えつけ続けた。

 「…なかなかしぶといな。」「やっぱり女体に慣れているんだ…」「どうしよう…」「かまわず続けるんだ。」女たちは交代で僕に抱きついて離れるのを繰り返した。

 「い、いったい、何をしているんだ?」「順番を決めているのさ。」「なっ…」「どんな男でも、裸の女が抱きつき続けていれば、いつかは勃起するだろう。一番はじめに勃起させることのできた女が、最初に挿入できる。彼女たちも順番があとになるのはいやだから、必死で抱きついておるぞ。さあ、いつまで耐えられるかな?」「くっそ…」

 次のアマゾネスはあえて僕の下腹部に抱きつき、萎えたペニスに自分の乳房を強く押しつけてきた。やわらかい圧迫が股間に広がる。次の女性は僕のふとももに自分のオンナをしきりにこすりつけ、なめらかな感触とくすぐったい心地よさを刻みつけてきた。次の娘は胸に自信がないためか、くるりと後ろを向いて臀部の肉をペニスに押しつけてきた。

 だんだんペニスが反応し始める。ムリにでも立たせるだけなら他にも方法がありそうなものだが、彼女たちはこの儀式を楽しんでいるようでもあった。時間をかけて、捕食者をじっくり勃起させようとしているのだ。

 半立ちのペニスに自分のおなかを押しつけるアマゾネスもいれば、自分の胸を持ち上げて僕の上半身を乳首でくすぐる娘もいた。男の悲しい性で、ペニスは徐々に元気さを取り戻していく。

 結局、ペニスは彼女たちの見ている前で、股間の奥のわずかなくすぐったさとともに、天に向けて勢いよくそそり立ってしまった。「よし、そこまでだ。順番も決まった。お前が最初だ。」「はっ!」「次はお前、次はお前、そして次は…」ナルミが順番を決め、全員が挿入する準備も整った。

 こうなったら、このまま踏ん張って、この十数人をペニスの力だけで倒してしまうしかない。こちらが射精しなければ、きっとアマゾネスたちは挿入したまま自滅していくはずだ。彼女たちは相当集団戦に慣れてはいるものの、一人一人の防御力も精力もきわめて低い。こちらが踏ん張り続ければ、勝手に果ててくれる。そうやって全員を倒してしまえば、何とか抜け道があるかも知れない。絶対に射精するものか。

 アマゾネスたちはまだ襲ってこない。麻里亜たちの合図がないからだ。彼女たちは僕を取り囲み、勃起したペニスをじっと見つめている。間近で何人もが、いきり立ったペニスを珍しそうに見つめている。その気恥ずかしさが手伝って、しばらく萎えることがなかった。

 時間が経って、ペニスが自然と収縮し始めると、誰かが手を伸ばして、指先で裏スジをこちょこちょとくすぐってくれる。わずかな刺激ではあるが、勃起を継続させるには十分だった。

 しばらくすると、周囲がだんだん騒がしくなってきた。大勢の足音が聞こえる。「そろそろいいだろう。始めよう。」

 そうか…彼女たちがすぐに襲ってこなかったのは、仲間が到着するのを待っていたんだ。さっき誰かが笛を吹いていたな。あの音を聞きつけ、さらに連絡を取り合い、おそらく島中の女たちが、この場所めがけて一斉に集まってきているのだ。仲間が来る前に自分たちが全滅してしまえば、僕に逃げられてしまう。絶対に逃がさないノウハウが、そこには詰まっていた。

 最後の活路も絶たれてしまった。

 アマゾネスの一人がバックの体勢でペニスを膣に飲み込んだ。しばらく挿入を禁じられていた「一番乗り」はうれしそうにペニスを納めると、ぎこちない動きで全身を前後に揺すりたてる。ペニスはなめらかなオンナでしごかれ、快感に包まれていく。力強い締まりと大量の愛液で、スムーズに出し入れされる。女のお尻が僕の腰にぺたぺたと当たる。

 「あふっ…イイ…いっちゃう!」あっという間にアマゾネスは高められ、必死でペニスを出し入れしてから、絶頂を迎えた。一人当たりでいえば、簡単に倒せるほど弱いのだ。

 だが、戦慄はここからだった。すかさず次の女性がバックでペニスを挿入していく。

 そのうちに、島中のアマゾネスたちの姿が見え始めた。彼女たちは、縛られている僕の姿を認めると、全力疾走してきた。走りながらどんどん服を脱ぎ、たどり着く頃にはみんな裸になっていく。

 仲間たちは周囲に続々と現れ、ナルミたちの指示で行列を作り始める。いつしか、僕の前には数百人分もの長い長い列ができていた。

 自分から挿入していっては腰を振り、次々に果てていくアマゾネスたち。一人が消えると、すかさず待ちきれなかった次の女性がペニスにオンナを覆い被せてくる。

 熱い締まりは変わらないものの、ヒダの位置や締まり方や形など一人一人違っていて、一人一人味わいが変わる。その変化がかえって心地よかった。

 少しずつだが、レベルを上げた僕の方も精力を消費していった。百戦錬磨といっても、やはり数え切れない女たちの膣に連続してしごかれ続ければ感じてしまう。それが性感ダメージとして僕を射精へと近づけていくのだ。

 責め方も一人一人違っていた。前後に直情的に腰を振る女もいれば、左右に形のいいお尻を振る美女もある。バックの体勢の子もいれば、立位で向き合ってゆっくり腰を動かし、しっとり愛してくれるレディもいた。

 麻里亜やナルミが左右から僕の上半身を手でかわいがり、しっかり補助攻撃をしてくる。男の感じやすいところを心得ている二人の手の動きは、絶妙なタイミングで僕の乳首をかわいがり続けた。つぐみは、覚えたてのテクニックで、一人が消えて次の女性が挿入してくるまでの短い間、小さな手で一生懸命ペニスをしごきたて、亀頭をオンナにあてがって次の挿入を手助けしてくれている。

 次から次へとオンナに飲み込まれるペニス。もう何人イかせたか、分からなくなっている。もしかしたら100人は行っているのではないかとさえ思えてくる。が、実際には2,30人程度なのだろう。

 一人3分弱で倒すことができているが、それでも人数が多いので、相当の時間が経った。2時間近く、ひっきりなしにペニスがオンナでしごかれ続けているのだ。さすがに精力が危うくなってきた。だが、僕との結合を待つ長蛇の列は、まだまだ奥が見えないくらいにずっとずっと続いている。

 脱出は絶望的だった。

 次の金髪の美女はなかなかの名器の持ち主で、吸い付くようにペニスを奥へと引っ張っていながらなめらかに棒全体をしごきあげ、それでいてペニスの敏感なところをしっかり刺激する絶妙な突起が何段にも重なっていた。この刺激で相当の精力を消費した。

 次に入れてきたのは、胸の小さい、中学生くらいのあどけないアマゾネスだった。受胎能力があれば並ぶことができるのだ。若々しい寸胴の肉体は、それでも僕を限りなく興奮させた。

 アマゾネスたちは休むことを知らない。次々とペニスを飲み込んでは刺激し続ける。ゆっくりとかみしめるように締め付けながら、じっくりいやらしい腰を回してペニスをこねくり回し、僕を限界まで追いつめてくるかと思えば、次の女性は激しく出し入れして最後の仕上げに入ってくる。

 僕は身動きがとれないまま、彼女たちのなすがままになる他はなかった。

 次のぷにぷにした女の子は一度ふとももの間にペニスを挟み込んで棒の固さを確かめてから、僕にしなだれかかるようにして立位で挿入、すぐに果ててくれたが、こちらも限界まで追いつめられている。

 じわっっと体の奥からくすぐったさがこみ上げてくる。まずい、イク寸前の多幸感が全身に広がり始めた。このままだと確実に射精させられてしまう。なんとかしなければ…

 だが、何も思いつかないまま、僕はアマゾネスたちの軍門に下るしかなくなっていた。オンナは容赦なくペニスから精力を奪っていく。暖かくて安心感が広がる何十人もの膣の感触を一身に受け、あと少しで脈打ちしてしまいそうになった。

 アマゾネスがイッて消えた時、つぐみが小さな手で素早くペニスをしごきあげた。イキそうになって腰から下がとろけそうになっているところに、小さく柔らかい手がとてつもない早さでペニスをなめらかにしごく動きは最高だった。裏スジを手のひらが包み込むようにし、ペニスの先端半分だけを執拗に包みながらこすり続けるつぐみの手は、僕にとどめを刺すのに十分な破壊力があった。

 背の高い美女が僕に抱きついて、立位でペニスをオンナに納めた。その包み込む締め付けの感触を味わったとたん、堰を切ったようにペニスが脈打ちを始めた。「おああ…」「あううっ!」僕とアマゾネス同時に声を上げた。膣の中でペニスが脈打ち、濃い体液を子宮の奥めがけて勢いよく放出している。僕は胸の大きな女性に抱きしめられながら、ぶるるっと震えて、男の証を一滴残らず出し切ってしまう。

 射精したとたん、これまでの戦闘でガマンしてきた快楽が僕を一気に脱力させた。ずんと体が重くなる。その場に崩れ落ちそうになったが、それは後ろ手に縛られている自分の腕が許さなかった。どっと疲れ、足ががくがくするが、座ることも倒れることも許されなかった。

 「出たな。」「これで自分がイッても、消えることはなくなったわけだ。」「これまでの戦闘で消えた娘たちも復活するだろう。」

 麻里亜たちが動き始めた。自分たちも極限までガマンしていて、一気に解放された感じだ。長女から順に、萎えかけのペニスをむりやり膣にねじ込んで腰を振る。その感触に再び勃起を取り戻す。ほどなくして、3姉妹はそれぞれ絶頂を迎えた。快楽を欲してお預け状態だった三姉妹は、誰よりも早くイクことができた。

 もちろん、僕が敗北した以上、彼女たちは消えることはない。「さあ、宴はこれからだ。消えることがない以上、いつまででも私たちを楽しませてもらう。」「まだまだ入れてもいない仲間たちが200人はいるぞ。全員を満足させるまで、解放はしない。」「大丈夫だよ。もう君は快楽のとりこ。いくらでも射精できるし、性感のことしか考えられないから。」「200人をイかせ終わる頃には相当に時間も経つだろう、そうなったらまた、私たちを含めて一人目から始めればいい。」「ずっとずっと快感に浸っていられるね。」「うう…」

 僕は木に縛りつけられたまま、永遠にアマゾネスたちをイかせ続け、ペニスも休むことなく脈打ち続け精子を吐き続けることになる。だが、肉体が改造される以上、それで困ることは何一つなかった。飽きることのない永遠のセックスに、僕はむしろあこがれた。

 アマゾネスたちは休むことを知らない。早速ペニスは、順番待ちをしていた女の子の膣に飲み込まれていった。


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