アマゾネス3-4


 やはり強行突破することにしよう。

 とは言っても、力ずくで突破するのではない。彼女たちの裏をかいて、戦わずに頂上をめざすのだ。

 たしかにその気になれば、ここにいる全員を実力で倒すことは不可能ではないだろう。アマゾネスたちは、なるほど男を射精させる訓練を幼少のころより受け続け、大人になる頃にはその訓練修行も最高に積まれることになる。しかしながら、ここは外部との接触を断たれた女だけの孤島。めったに男性が足を踏み入れることがないため、どうしても実際の男性経験に乏しくなる。

 結果、彼女たちの攻撃力はずば抜けて高いのだけれども、男慣れしていないという特質を弱点として突けば、あっさり大ダメージを受け倒れてしまうのである。ましてやここは、「ないと・めあ」の作った世界でのアマゾネスの国。男はとりあえず僕しかいないということで、訓練時に処女膜は破られるものの、彼女たちのほとんどは男というものを体では知らない状態なのだ。

 そこを突けば、2~30人くらいの相手であれば、なんとか倒せそうなのは確かだ。人数が多いので、おそらく一方的に取り押さえられ、縛られた上での逆レイプの嵐に見舞われるだろう。しかし、こちらも百戦錬磨、アマゾネスひとりひとりを短時間で倒せるほどのレベルは十分にあり、30人連続で挿入し全員をイかせてもなお、射精せずに耐え切れるくらいには、僕は成長してきているし、それだけの修羅場・ピンチを乗り越えてきているのだ。

 しかし、それだからこそ、危険にわざわざ足を踏み入れるような愚は犯さないし、万一のことも考え、念には念を入れて、自分を過信しないのである。レベルと実力があるからこそ、バクチはしない。不確実な見切り発車で、「なんとかなるさ」的な甘い見通しに安易にすがったりなどしないものだ。

 ベテランほど用心深く、さまざまなマイナスの可能性を想定する。

 もしかしたら、女官たちが登ってきたあの地下道から、他にも続々とアマゾネスたちが現れ出てくるかも知れない。

 彼女たちが男慣れしていないことは、彼女たち自身がよく分かっているのである。だからこそ、“人海戦術”を頼りにしているのを忘れてはならない。レベルの高い男相手には、とにかく人数にものを言わせ、大勢でよってたかって、時間をかけてでも射精させようとするのが、彼女たちの常套手段ではないか。

 そのために、とにかく押さえつけ、拘束し、縛り上げ、抵抗はおろか身動きひとつ取れないようにして、一方的に集団で男の全身を責めまくり、何人イッてもすかさず交代して、しつこくしつこく休まずに快感にさらそうとするのである。

 もし僕が拘束され、脱出できない状態になって、次から次へと数百人ものアマゾネスたちが現れる事態となれば、いくら百戦錬磨といえども身が持たないだろう。そうなってしまってからでは遅いのである。正面突破は得策とは言えない。

 やはり裏をかき、出し抜く作戦しかない。

 とはいうものの、きびすを返して入り口に引き返し、一旦外に出てから頂上をめざすやり方も、いささか危険にすぎるように思う。

 僕がこの神殿に足を踏み入れたという情報は、すでに山を下り、里のアマゾネスたちにも知れ渡っている可能性が少なからずある。だとすると、島中の女たちが、こぞってこの山をめざしてひとすじに向かっていると考えるべきだろう。

 ヘタをすると、扉の外に出たとたんに、やはり数百人ものアマゾネスたちが待ちかまえていて、有無を言わさず捕まってしまうかも知れない。そうなれば本当に一巻の終わりだ。

 少なくとも、全員がこの山をめざしているのであれば、僕はまず無事に山を下りることはできないだろう。崖を伝おうが隠れながら進もうが、2,3メートル間隔でぎっちりアマゾネスたちが配置されるような状況で、全員が血眼で僕ひとりを捜しているのだから、確実に見つかり、捕まり、処刑の宴へと導かれてしまうに違いない。やはり、この方法も得策とは言えない。

 神官たちを先に倒そうとしても、その前に取り押さえられてしまうのがオチだし、ご神体を攻撃するのはどう考えても無意味だ。

 したがって、残された方法はひとつ。女たちを避けて奥へと進み、ピラミッドの内部に入ってしまうことだ。

 神官たちがこのフロアのボスとしてすでに登場しているという点。

 ピラミッドは、先祖代々の女王神官の霊と遺体(ミイラ)を安置し、祀っている神聖な場所であるという点(アマゾネスたちは、おいそれとピラミッドの中へは入れない)。

 以上2点より、論理必然的に、ピラミッドの内部には誰もいないし、また、神官3人を除けばおそらく、誰も僕を追いかけてはこないであろうことが導き出される。

 たとえ僕を追いかけるためであっても、神殿の雑用係にすぎない女官たちは、ましてや一般のアマゾネスたちも、やはりこの神聖なピラミッドに足を踏み入れることはできないだろう。そのくらい彼女たちにとって、聖墓は特別な場所なのだ。

 この縦長の神殿の奥がピラミッドと繋がっている。一気に走り抜ければ、なんとかたどり着けるはずだ。

 「あああっ!? ご神体の首があ!」

 「ええっ!!?」

 アマゾネスたちは一斉に、神官たちさえも、ご神体の方を振り向く。これが彼女たちの守り神を示す像であることは確実なため、これに異変が生じたとあれば、彼女たちも尋常ではないはず。…もくろんだとおり。今だ!

 僕は一目散に走り始めた。

 彼女たちは全員、ご神体の状態に釘付けになっている。その一瞬の隙を突いて、音もなくダッシュする。こんな時、ずっと彼女たちの目を逃れ隠れながら見つからないようにしながらひっそりと音を立てずに移動し続けたことがよい修行となっていたのだ。こなれた動きで、僕は彼女たちに気づかれることなく、あっさりと包囲網を解いてしまった。

 慌てふためいたアマゾネスたちは、数秒以上ご神体をぼけっと見つめていた。が、すぐに異常がないことを確認すると、僕が元いたところに一斉に視線を向けるわけだが、そこにはもはや僕の姿はない。

 そこで彼女たちはさらに慌てふためくのである。

 周囲を見渡し、忍者のように走っている僕を見つけると、彼女たちは奇声を上げて再び包囲網を作ろうとスクラムを組みながら僕に突進してくる。

 もちろん、正面衝突などという愚かなマネはしない。彼女たちの包囲網を巧みに避けながら、何とかピラミッドにたどり着こうと走り抜ける。全員が僕一人めがけて突進してくるので、普通に避けようとしても先回りされてしまう。だから、彼女たちの不意を突き続け、出し抜いて、予測させないようにしなければならない。

 どこへ転がるか分からないラグビーボールのように、僕は右へ逸れ、左へ逸れて、アマゾネスたちの包囲網をかいくぐり続けた。

 前方に数人の全裸美女が固まって突進してくる。右に逃げれば、斜め後ろの集団が隠れていて、僕にタックルしてくるつもりだろう。左に逃げれば、真後ろを追いかけてくる集団が迂回して僕に迫り、正面および右側のグループに合流して挟み込むつもりなのだろう。うまく考えてやがる。

 「とうっ!」僕はあえて逃げる道を選ばず、正面に突っ込んでいく。が、直前で滑り込んで、彼女たちの股の間をくぐり抜けた。僕が右か左に迂回すると踏んでいた女たちは面くらい、スクラムが崩れる。彼女たちが振り返って僕を追いかけ直そうとしたときにはすでに、僕はピラミッドの入り口の前にまで迫っていた。

 「愚かな・・・」

 「!」

 ドアにカギはかかっていない。僕は何も考えずにピラミッドの中に入ったのだが、その直前、女たちの騒ぎ立てる声の中で、小さな、落ち着いた冷徹な神官の声が聞こえた気がした。そのつぶやきが僕をはっとさせたのだが、すぐ目の前を大勢の女たちが追いかけている状況の中で、これ以上何も考えている余裕はなかったのだ。

 がちゃ。

 「あっ!」

 背後で音がしたかと思うと、扉のカギがかけられてしまった。いや、入るときにはカギらしきものはなかった気がする。こちらから見ても、カギに当たる部分はついていない。レバー式の簡易な扉なのだ。つまり、人為的に誰かが外側からカギをかけたのではなく、自動的に扉にカギがかかる仕組みということだ。

 もし、さっき僕がきびすを返して外に出ようとしていたなら、自動的にカギが閉まっていて追いつめられていただろう。

 この建物の扉のカギは、男を追いつめるに丁度いい形で開閉自在なのだ。つまり僕は、ピラミッドの中に閉じ込められてしまったことになる。

 とにかく、ここから上をめざして進めば、ゴールにたどり着けるはずである。この先にどんな敵が待ちかまえているかはわからないが、退路が断たれたのであれば進むしかない。

 まっすぐに伸びている石造りの通路。幅は2メートル弱くらいで、案外狭い。両側に青白い炎を吐くランプが等間隔に取り付けられていて、通路を青く妖しく照らしている。燃料が特殊な素材なのだろう。その炎から芳香が漂ってきている。

 少し歩くと、また扉がある。僕はさらにその先に進んでいった。

 「・・・!!」

 その先も通路が続いていると思っていた。

 が、入った先は、3メートル四方の狭い部屋だった。僕が入ったとたん明かりがつき、そこが行き止まりであることが明らかとなったのだ。

 「…くはっ!」甘い香りが充満している。さっきの青い炎から醸し出される芳香の極端に強い匂いであった。

 その香りは僕の体表面から、呼吸から、どんどん体内に取り込まれていく。息を止めてみたところでもう遅かった。

 「その香りは、男を狂わせる特別な草を炊いたものだ。魔性の淫気に満ちあふれた”墓場”へようこそ。」

 「!!?」

 背後の扉から、5人の女たちがあらわれた。黒いフードに身を包んだ妖しい女であった。声と体格から若い女性であることは明らかであった。

 通路を通ったときには彼女たちはいなかった。ということは、さっきの通路のどこかに隠し扉があって、そこから彼女たちが入ってきたことになる。

 「ピラミッドはもともと、陵墓であることは知っているな?」「…。」「ここは、歴代のアマゾネス女王神官が眠る永遠の安らぎの場であり、彼女たちが後生大事にしていた秘宝の鎮まる場所である。」「その霊魂の安らぎをかき乱そうとする者、秘宝を狙う者が始めに侵入するのが、この通路であるから…」

 「なるほど…罠を張っていたというわけか。」

 「ピラミッドの内部構造は複雑に入り乱れており、数多くのトラップに満ちあふれている。正しく秘宝の場所にたどり着く道を知っているのは、もはや我々だけである。外の女王神官どもでさえ、ピラミッドの構造は知らぬ。…隠し扉のありかさえもな。」

 「あいにく僕は秘宝にも女王神官の霊魂にも興味はない。僕はただ、この世界の出口、上り階段を探しているだけなんだ。」

 「愚か者め。世界の出口に至る道は、このピラミッドには存在せぬわ。」「なっ…!?」「ここにあるはあくまで秘宝と歴代女王の眠りばかり。最上部の上り階段のある部屋とは完全に断絶されていて、内部からは行かれないのだ。」「しまった・・・」

 完全に罠であった。ここからは頂上にはたどり着けないのだ。

 「侵入者はさっきの通路に隠された扉の存在など知らぬ。ゆえに、何ら疑うことなく、この淫気の小部屋に足を踏み入れるのだ。」「侵入者が女であれば何ら効果はない。が、そのものは隠し扉がないか小部屋を探すであろう。すると天井が押され、床が崩落する仕組みとなっているから、その下の剣に串刺しとなる運命だ。…今はそのトラップを切ってあるから安心するがいい。」「侵入者が男であった場合…」

 そう、侵入者が男であった場合、確実にこの淫草の毒気にあてられ、性欲が急激に増し、身体の動きが鈍くなり、さらには女性の魅力に極端に過敏になってしまうのだ。そして・・・

 「弱体化した男に、こうして我ら精鋭が押し寄せることになる。アマゾネスたちの中でも淫法に長けた、”墓守”こそ、男にとって最高のトラップであろう。」

 「くっそ・・・」

 ペニスはギンギンに勃起し、ガマン汁を滴らせてしまっている。黒いフードに身を包んだ女たちに囲まれているだけで、そのかすれるような声を聞くだけで、僕の下腹部は極度にくすぐったく疼いてしまっている。それほどまでに興奮させられ、その魅力にほだされてしまっているのだ。淫気を身に浴び、吸い込むほどに、僕は心を犯され、目の前の女たちに魅了されていく。

 心奪われた女とのセックスは極上。他のどの弱体化よりも苛烈なトラップなのだ。

 「対女性向けのトラップ、風とともに首を切断する”神の息”や、天井から肉体を押しつぶすトラップ、落とし穴の類はすべて機能停止した。その代わり、対男性向けのトラップをフル稼働させている。」「もはやピラミッドの中はこの淫気に充満し、そこかしこに我ら精鋭部隊が控えている。その数およそ数百!」「まずはここで我ら5人に抜かれ果てるがいい。その先、ピラミッドで永遠の快楽を味わうのだ。」「ピラミッド全体が精鋭たちの快楽装置だ。行く先々で閉じ込められ、狭い空間に押し込められ、そこで女たちと交わうのだ。」「無論、通路も広間もすべて女体の天国に埋め尽くしてやろう。」

 つまり、このピラミッドには数百を超える精鋭部隊が控えていて、そこかしこで男の精を死ぬほど奪うことができるというわけか。侵入者は間違いなく、淫気に毒された状態で勃起が収まらず、文字どおり死ぬまで抜かれ続けることになるだろう。

 だが…今ひとつ腑に落ちない。もし彼女たちの言うことが本当だとすると、島の人口をはるかに超える女たちが、ピラミッド内にずっと控えていることになる。それほど多くの、精鋭部隊があり得るのだろうか…神官たちさえをも凌ぐ実力の持ち主が。

 精鋭というのはあくまで、アマゾネスたちの中から、対男性用の戦闘に特別に長けた選りすぐりのはず。神官をも凌ぐとなればなおさら、そんな女は数百人に一人の割合になるはず。つまり、島全体のアマゾネスたちのうち、そんな精鋭は1人でもいればいい方という計算になる。

 しかし、そんな精鋭が数百ということになると、一体彼女たちは…

 「精鋭の数をいぶかっておるのか。その秘密は…これだ。」

 フードで全身を包み込んだ女の1人が、中から鉢をとりだした。白い腕がちらっと見える瞬間だけで、さらに僕の興奮は高められる。

 鉢の中にはぬるぬるした透明の液体が入っている。「これはピラミッド内に自生する特殊な木の実から作られたローション。これを飲み、全身に塗ると、我らは永遠の命を得る。」「どんなに老いた女であっても若返る。17歳の肉体を永遠に維持できるのだ。」「ま、まさか・・・。」

 「そう、われらは永遠の命を授かり、飲まず食わずのままでも衰えず若く美しい肢体を手に入れ、数千年の永きにわたり、このピラミッドを守ってきたのだ。」

 なんということだ! それなら数世代に1人現れるであろう特別精鋭であっても、数千年のうちにはものすごい人数になるのは当然である。

 「歴代の神官女王の霊をかき乱した者の末路は、終わることのない快楽地獄よ。われら全員でかわいがってやる。数百から数千年にわたって男を射精させてきた精鋭全員で、な。」

 女たちは一気にフードを取った。

 真っ白い美しい肉体があらわになる。彼女たちはフードの下は全裸であった。

 「うっく・・・」そのまぶしく美しい肌、青い炎の中でもはっきり見えるきめの細かさ、ウエストが引き締まっているのに胸は大きく、臀部もきちっと引き締まっているのにぷりぷりしていて、生足のスベスベ質感がはっきりと見て取れる。その内股はどこまでもめり込みそうないやらしいやわらかさとスベスベ感とたっぷりたたえていた。毛の生えていないオンナ表面があらわになっていて、使い込まれているはずなのに17歳の生娘の幼い締まりを永遠に再現し続けている。

 彼女たちの魅力に一気に心奪われる。今にも彼女たちに飛びかかってしまいたい強い欲動に駆られる。

 かろうじて、これまでの経験からレベルを上げてきた僕なので、理性を保つことができていた。

 彼女たちはそれぞれに鉢を手にしており、ローションをたっぷり美しい肢体に塗りたくり塗り込んで染みこませていく。

 「くっくくく…こうしてわれらは永遠の命を得て、さらに肉体の攻撃力を最高にまで高めるのだ。」「外にいる”娘”たちなど比べものにならぬ快楽ぞ。」「それが5人がかりなのだ。覚悟せよ。」

 「!!」

 精鋭たちの凛とした表情、それでいて若くあどけない顔つき。ピチピチとハリのある少女の肉体でありながら、悠久の生を受けて醸し出される貫禄。だがそれだけではどうにも説明のつかない威厳があった。

 もし僕の推測が正しければ、彼女たちはただ永遠の生を受けた精鋭、エリートではない。

 「…ひとつ聞いていいか? このピラミッドは歴代神官女王の陵墓だったな。ってことは、そいつらの遺骨がどこかに納められているということか?」

 「・・・ばかめ。」

 「…。」

 今の返答でますます確信が強まった。こいつらは…アマゾネスたちの中から選ばれたエリートではない。厳密にはそうなのだけれど…、選ばれて精鋭になったのではない。むしろ彼女たちは、このピラミッドの中で永遠の生を受け、そこで訓練しながらトラップとして男と交わり続けてみずからを高め、精鋭となったのだ。

 彼女たちこそ、歴代神官女王そのものなのだ!

 陵墓と言っていたが、実際には女王たちはほとんど誰も死んでいない!

 アマゾネスだって年を取る。受胎能力もなくなるほど老いれば、若い神官女王に座を譲ることになる。では老いた“元”女王は? 答えは、このピラミッドに入る、である。ここでローションの力で若返り、歴代女王(先輩)たちの指導の下、あらためて修行し直し、対男性用トラップとして新しい役割を得るのだ。

 そうやって数千年にわたり、“精鋭”を増やしながら、ピラミッドを守っているのだ。今やその数は、島の女たちをも超えてしまっている。

 待てよ。そこまでして守らなければいけないものとは、一体何だろうか。

 アマゾネスと言っても、ごく初期の頃は、もっとシンプルだったはずだ。おそらくピラミッドの石造りさえもはねのける植物から、永遠の生を得る実が採れることは、初期の段階では気づかなかったはずだ。はじめの数代は、そのままピラミッドの中で絶命したか、外で死んでここに埋葬されたのだろう。姥捨のごとくピラミッドに押し込まれた、老いた元女王が、こんなところにも木が自生していることに気づき、空腹にたえかねて実を食したら永遠の生を得た、というのが始まりだろう。

 その後、元女王たちが増え、若返り永遠の生を得ながら、ピラミッドの改造に乗り出したのだろう。数多くのトラップをつくり、通路を複雑化した。すべて手作業であったが、老いず疲れず傷つかない肉体を得ているので、何百年もかければ内部の改造も可能である。そのうちに人数も増えていって作業は楽になっていく。

 こうして、数百人が暮らせる複雑な構造を持ったピラミッドが完成したというわけだ。

 だとすると、彼女たちが守っている秘宝の中で最も大切な物は、初期の女王たちの遺骨や文化であろう。

 それにしても、永遠の生を得たのであれば、ピラミッドから外に出て、再び女王に君臨しても良さそうなものだが。初代女王たちの霊魂を鎮めるという目的だけであれば、数百も人数は要らないはずだ。

 「その木の実は女にしか通用しないのか? 男が食べても永遠の命は得られない?」「女にしか効かぬ。しかも、ピラミッドの中でしか効果を発揮せぬのだ。」「なるほど…これで納得いったぜ。」

 永遠の命の効果は限られている。ピラミッドの中であれば永遠に若い肉体を得ることができるが、外に出たとたんに一気に元に戻る。瞬時に老いた肉体に戻ってしまうだろう。数百年前から生きている者が外に出れば、一瞬で白骨化してしまう。彼女たちは、出たくないのではなく、絶対に出られないのだ。

 娯楽もなく、閉じ込められた状態で、トラップとして男を狩る以外に変化のない暮らし。それが数百数千年。中には飽きてどうにも耐え切れなくなり、外に出る者もあるだろう。みずから死を選ぶ以外には死ねないのだ。

 哀れなのは彼女たちの方かも知れない。

 その思いが僕をいっそう冷静にさせた。彼女たちが元女王で、永きにわたって修行したといっても、淫法に長けた精鋭たちといっても、こっちだって百戦錬磨だ。実力勝負でこの5人を倒し、どこかに風穴を開ければ勝てる。ピラミッドの中でしか効果がないのであれば、外の空気を入れれば効果は失せる。数百人の精鋭も骨になり、ピラミッドから脱出できるだろう。そうすれば外から頂上を目指せる。

 踏ん切りがつかないで数百年もいる彼女たちを死でもって解放することこそ、彼女たちを救うことになる。

 僕は身構えた。

 透き通るような白い肉体が踊る。彼女たちは一斉に僕に襲いかかってきた。

 5人の精鋭アマゾネスたちは僕を取り囲み、一気に360度から抱きついてきた。

 「うっく・・・」透き通るような美しい肉体というだけではない。そのきめ細かい肌触りは、もはや幼子のそれに近く、もっちもちで吸いつくようであり、どこまでもめり込んでいく軟らかい肉の感触は、体を鍛えたアマゾネスのそれとはあまりにもかけ離れていた。それは若娘特有のみずみずしいハリのある弾力であり、どこもかしこもふわふわでスベスベ、生足はシコシコしていて触り心地は最高である。

 さすがに元女王の貫禄だけはあり、女として最高に高められた肉体にはもはや、余分な筋肉もなく、それでいて運動能力は最大限引き出されている。長い長い年月をかけて、男を射精させる思考の肉体へと、みずからを高め続けた結果である。

 これに加えて彼女たちには、特殊ローションという強力な武器がある。男を興奮させ、性欲を増強させる効果もあり、少量で良く伸びてしつこくなく、女性特有のもち肌をさらににゅるにゅるに仕立て上げる自然の神秘だ。

 そんな手練5人が一斉に僕にしがみついてきたのだから、それだけで精力も容赦なく削り取られてしまうのである。思った以上のダメージであり、まるで女体の肌触りに全く慣れていない「初めて」の男が女を抱いた時のような、強烈な心地よさと興奮と感動を送り込まれてしまっている。これは簡単には勝てないぞ。

 僕の目の前に一人が抱きつき、ぎゅっとしがみついてはにゅるんと上体を滑らせてくる。その両脇に一人ずつ配備され、巧みに交代しながら女体を押しつけこすりつけてきた。僕の後方に二人が抱きついて、ふくよかな乳房をぐにゅぐにゅと滑らせ続ける。そして5人のふとももが僕の両足に絡みつき、ふくらはぎも膝裏も内股もすべてまんべんなく、シコシコした女の足に埋め尽くされてしまった。そしてなめらかに滑り続けて、僕の下半身を徹底愛撫してくるのだ。

 性的な攻撃にある程度対応できる鉄壁の守りでさえ、彼女たちの肌は浸食してくる。これまでの戦いにより、僕の体表面にある種の耐性をつけ、普通の女性に抱きつかれた程度であれば、全くダメージを受けない状態になっている。薄い鎧か膜のようなものが張り巡らされているようなイメージで、女たちのなめらかな感触をほとんど感じないようになっているのだ。

 だが、その防御でさえも、アマゾネス精鋭たちは破ってきて、容赦なく僕の皮膚細胞に浸食し、食い込むように性感神経ばかりを刺激してくるのである。久々に感じる女体の心地よさと言っても過言ではない。もちろん、僕の防御力がなくなってしまったわけではなく、多少弱められているものの健在である。それを持ってしてもなおダメージを与えてくるくらいに、彼女たちの肌の攻撃力が高いということだ。

 一斉にばらばらに動いているようでいて、実際には計算し尽くされた的確な連係攻撃だ。正面の美女は僕の全面を大きく滑っていくのだが、僕よりも背の低い彼女がペニスから首筋まで乳房をゆっくりなめらかに這わせるには、左右の女たちのサポートが欠かせない。左右の娘は正面の女のお尻を持ち上げて、その勢いで僕に女体をこすりつけているのである。

 感じないようにと体をくねらせるのは自然な防御。だが、熟練した僕の動きは、もっとも性感ダメージが少ないようにできあがっている。それは意図的にそうしているというよりは、反射的にそのように体が動いてしまうのだ。経験的に、どう動けば女体の肌触りによるダメージを最小限にできるか、体が覚えているので、自然とそういう風に動いてしまう。

 だが、そんな男たちを幾多も射精させてきた、悠久の命の持ち主たちは、完全に僕の動きを読み切り、常に裏をかいてくる。僕が腰を引けば、そこにちょうどおっぱいが来るようなタイミングで動いていて、アナルまで乳首がめり込んでこちょこちょしてくる。腰を突き出せばそこにはちょうどお尻がきて、臀部の肉にペニスがどこまでもめり込むようにできているのである。だからこそ、防御力の高い僕の表皮でさえも突き破って甘いやわ肉の魅力を存分に叩き込むことができるのだ。

 こうして、僕の体は5人の美少女敵によって包み込まれ、にゅるんにゅるんと全身くまなくかわいがられ続けた。

 ペニスは女手や太股、おっぱい、お尻、脇の下や膝裏などに包まれしごかれ、ひっきりなしに刺激され続けている。彼女たちは手を変え位置を変え、女体のあらゆる部位を駆使して、次々交代しながら5人がかりで一本のペニスをこれでもかと責め立ててきた。

 もちろん、僕の方も黙ってダメージを受け続けるつもりはない。5人が密着してきているのは危険な状態ではあるが、同時にこちらにとってもチャンスである。

 僕は彼女たちの全身をまんべんなくまさぐり、高速で愛撫し続けた。胸やお尻やオンナに限定せず、女体にいくつもポイントがある性感神経の集中地帯すべてを攻撃する。個人差はあるが、感じやすい部位にはある程度集中した部分があるので、そこを踊るような指先となめらかな手さばきで滑り、くすぐり、揉み、大切にかわいがることで、彼女たちも大ダメージを受けることになるのである。

 どこが感じるか、どうすれば一番感じるか、高い技術を駆使して全体攻撃を繰り広げる。さらに熟練のレベルによって超スピードも実現しているので、一度のターンで相当量の愛撫攻撃を敵全体に送り込むことができた。

 あとは精力の削りあいとなるが、こっちも百戦錬磨、文字通り命を賭けて戦ってきた身だ。負けるつもりはない。

 「…ふうっ。」

 悩ましいため息が時折漏れる。5人のアマゾネス女王たちはそれなりのダメージを受けてはいる。だが、思ったほどの効果ではなかった。もっと女体がわなないて快楽に打ち震えるはずであったが、彼女たちは落ち着いたまま、呼吸を深めるだけだったのだ。

 やはり、アマゾネス女王。他の一般アマゾネスとは断然違う。これほど壺を的確に、しかも超高速で愛撫攻撃を繰り出しているのにもかかわらず、なかなか感じてくれない。

 普通のアマゾネスならとっくに果てていてもおかしくない攻撃であるにもかかわらず、彼女たちが受けるダメージは比較的小さく、しかも精力値が高くてイクことがない。本物の実力派だ。

 やはり体を磨いているだけでなく、テクニックも、防御も、徹底的に訓練したのであろう。何百年何千年と、他にすることもなく、鍛えることだけに専念してきたのだ。どんな攻撃を受けても感じないよう、身を守る訓練を積み重ねてきた結果であろう。

 それでもやはり、僕ほどのレベルの男はなかなかいなかったはずで、本当ならノーダメージで僕を射精させるつもりだった彼女たちにも、やや焦りの表情が見られ始めている。僕が鉄壁の守りを破られて女体の感触に戸惑っているのと同じように、彼女たちも、男の愛撫ごときで今更快感ダメージを身に受けることなど、たとえわずかなダメージであっても想定外のことなのだ。おそらく5人がかりでのローションにゅるにゅる攻撃だけで何度も射精させてきた彼女たちにとって、それだけでは瞬殺されず、それどころか抵抗して反撃してくる男は珍しかったはずである。戸惑いだけでなく、久方ぶりの強敵に奮い立っているに違いない。

 それは彼女たちの攻撃の仕方が変化したことにも現れている。

 「ほらほら、ローションの手コキはどお?」

 美女のスベスベの手のひらがペニスを滑り、なめらかな弾力が包み込んで、しきりにローションの滑りを利用してしごきたててくる。吸いつくようなきめの細かさとやわらかさですばやくしごかれ、僕はじわじわとダメージを受けていった。

 「今度はおっぱいでかわいがってあげる!」

 隣にいた女性が跪くと、ペニスをぷるぷるの乳房で挟み込んでしゅこしゅこ上下にしごきたててきた。シンプルな攻撃であるがゆえに、どこまでもめり込む乳房の柔らかさとスベスベ感がペニスを包み込んで執拗な快楽を押しつけてくる。

 「こんなのはどうかしら?」すぐ次の女性がペニスをお尻の間で挟み込む。全体的仁摩るッ気負い体つきをしているのに、お尻は引き締まってぷっくりしていて、僕の腰全体をやわらかく圧迫しながら、ワレメでペニスをしごき上げる。

 「ほらあ、お姉さんの脇、ツルツルでしょう?」アマゾネス女王の、手入れの行き届いたツルツルでふにふにの脇の下に亀頭が押しつけられ、こしゅこしゅと大きくすばやくこすりあげられた。

 「早く出してっ! ん! ん! ん! ん!」一番年少と思われる娘の激しいフェラチオが襲いかかってきた。ぷるんとした唇が棒をしごきながら、舌と内頬で亀頭をつつんで執拗に刺激し、首全体を大きく前後させて精を吸い上げようとしてきた。

 2,3秒ごとに、次から次へと交代し、思い思いの方法でペニスを責めたててくる女王たち。その矢継ぎ早で、しかし一秒たりとも刺激から解放されることなく責め続けられる連係攻撃に、僕の精力はグングン目減りしていった。

 舌の快楽を味わったかと思うと、次の瞬間にはお尻の柔らかさに翻弄され、その快楽に身構える前に女手が棒と玉を同時に責めてくる。

 それぞれに感触や味わいが違うし、同じ部位でも相手によって個人差があって、その千変万化するテクニックの数々が、しかもこちらが体をこわばらせて防御に入る前に矢継ぎ早に交代してくるので、ペニスはつねに女たちの攻撃に悶絶し、通常以上のダメージを受け続けてしまっている。

 その上、交代待ちの女王たちは、連携を取りながら僕の乳首や背中やお腹、首筋など、全身の空いている部位にすかさず手や舌やおっぱいや生足を這わせ、たえずローション女体で包み込んでにゅるにゅるしながら、僕の体で触られていないところが一カ所もないように仕立て上げられているのである。

 背中に押しつけられこすりつけられる乳房たち。交代するほどに別の娘の、形や大きさの違うおっぱいが背中に貼りついてくる。小降りながら吸い付きのよい乳房もあれば、大きく潰れて背中全体をこねくり回す巨乳もある。

 首筋や乳首などの感じやすいところには舌先や指先がいたずらし続け、膝の裏までふとももに混じって白魚のような指がくすぐりをかけてくる。

 そして下半身は、あいかわらず女たちのスベスベのふとももがこれでもかと4人分こすりつけられ続けているのである。

 僕も負けじと反撃、全体に愛撫をかけてダメージを負わせながら、彼女たちの精力をじわじわ奪い取っていく。彼女たちの息づかいがどんどん荒くなっていくので、少しずつだが着実に彼女たちも絶頂に近づいてきていることがわかる。本来なら僕のこの攻撃力であればアマゾネスなど瞬殺できるほどのテクニックなのだが、さすがに女王だけあって、そのダメージもわずかずつにしかならない。鉄壁の防御なのだ。

 それでも、徐々に形勢はこちらに傾き始めてきている。ひっきりなしの快楽の中ではあったが、同時に反撃のダメージが女体を追いつめていき、僕以上に快楽が深くくい込んでいるようだった。

 僕の受けるダメージが一定だとすると、彼女たちの受けるダメージは加算的になる。僕が毎回1ずつ(5人分で5~6程度)ダメージを受けるとすれば、彼女たちは2になり3になり4になっていって、ターンをくり返すたびにダメージが大きくなっていくのだ。これは女体の構造上そうなのであるが、それだけでなくやはり、こちらのテクニックが彼女たちのガードを徐々にとろけさせていっていることの証左でもあった。

 彼女たちの全身をすばやくまんべんなく極上のテクニックでかわいがり続け、わずかに緩んだところをすかさず愛撫攻撃がお見舞いされ続けるため、同じ攻撃でも彼女たちはどんどん深手を負っていくのである。通常集団戦になれば、長期戦は男に不利になってしまうのだが、僕の場合は、これまでの戦闘の経験から、その不利を克服し、精力を残しながら相手を追いつめる方法を編み出しているというわけである。

 いよいよアマゾネス女王たちの焦りが表面に現れていった。もはや、おっぱいを僕に押しつけこすりつけるだけで、彼女たち自身も感じてしまい、僕の愛撫以上に精力を消費してしまう状態になっている。このまま行けば、なんとか僕の勝ちになりそうだ。

 追いつめられた女王たちは、とつぜん攻撃の方法を変えた。

 これまでは手や舌やおっぱいなどがペニスをいたぶっていたのだが、彼女たちはついに、オンナとふとももで直接ペニスを締めつけるようになったのである。彼女たち自身も感極まり、ガマンができなくなって、ペニスを膣で感じたくなったのだろうし、また、最高にまで訓練を積んだ締まるオンナと生足でペニスを圧迫し、僕から精子を絞りだそうとしているのである。

 ペニスへのダメージが倍になった。

 あまりにもスムーズに膣奥まで飲み込まれてしまうのに、引き抜こうとするとがっちりくい込んで、容易には離してくれない。外側の筋肉を駆使して、オンナの締まりを万力レベルまでに高めてある上、締める部分を調節することで、ペニスの感じやすいところにしっかりとヒダがくい込むようになっているのだ。

 そしてもっとも男が感じるような数パターンの腰使いを、交代で変幻自在に使いこなしてくるのである。

 締まりを強めながらなまめかしく腰全体を上下左右に揺り動かし、ペニス全体を揉みしだく女王。

 次の女王は締め方を変幻自在に変えながら激しく腰を前後させてしごきまくってくる。

 次のアマゾネスは内股だ。シコシコしたふとももでペニスを締め上げるとぎゅうっと圧迫しながら腰を振ってペニスをローション生足でしごきたてる。

 交代すると若い膣がペニス全体を包み込み、僕にしがみつきながら全身を上下させて体をこすりつけしごいてくる。

 さらに別の娘は先端ばかりを圧迫し、小刻みにすばやく震えるようにペニスの先っぽばかりをしごき、射精の仕上げをしようとしてきた。

 腰を引こうとしても、交代待ちの女性が背中に貼りついて、僕の腰を思い切り突き上げてくる。さらに別の女は僕のお尻に自分のヒップを押し当て、なまめかしくグリングリン動かすことで僕の腰を操り、前方の女を感じるようムリヤリ腰を振らせてきた。

 女のお尻の柔らかさを臀部に感じながら、ひとりひとり味わいの違う女王たちのオンナや内股にたえず包まれ、ペニスからどんどん精力が奪われていく。

 精力の減り方は異常だ。気を抜くと誰かの中で爆発してしまいそうだ。まだ余裕のあった精力値は一気に危険水域にまで達してしまい、僕は彼女たちの鍛え抜かれた膣に翻弄されて射精直前まで追いつめられてしまった。一気に形勢逆転かと思われた。

 だが、それでも希望は残っている。彼女たちが挿入攻撃に切り換えてきたということは、相当に相手側も追いつめられているということであり、あと少しでイキそうになっているということだ。だから捨て身になってオンナを解放したのである。

 全身愛撫攻撃に加え、ペニスによる膣への攻撃はかなりのものだ。こちらが二倍のダメージになったのであれば、向こうは数倍に達しているはずである。直接性感帯の敏感なところをペニスそのものが責めたてているのだから、僕以上に、彼女たちがイキ果てるのも時間の問題と言える。

 「あうっく! …そんなばかな…」

 はたして、バック立位で挿入していた美女が突然の絶頂を感じ、全身を震わせて崩れていった。

 次の女ががばっとしがみついてペニスを飲み込んだが、僕のマシンガン突きにさらされ、そのまま僕にしがみついてイッてしまう。

 次の美女も挿入してきたが、1分ほどダメージを与え続けて次の娘と交代となる。彼女は次のターンで倒せるはずだ。

 若い女王は生足でやはり1分ほどペニスを責めると、イク寸前で離れ、なんとか消えずに済んだようだ。だが彼女も次のターンまでだろう。

 その次の女はこちらからバックで挿入してあっさり倒すことができた。

 やはり、精力の削りあいでは、かろうじて僕うの側に分があったようである。

 5人いたアマゾネスの女王は二人にまで減ってしまった。

 これなら勝てる。僕は残された二人の女王のうち、年長の方にしがみつき、立位バックで挿入すると、一気に責めたてた。全体愛撫ではなく、彼女ひとりに集中攻撃だ。すでにイク寸前にまで追いつめられていた彼女は、1分後の交代をする前に強烈な快楽に白目を剥いてしまい、もろくも崩れ去ってしまう。

 「おっ、おのれえ!」

 17歳くらいの若い女王だけが残った。彼女は僕にお尻を押しつけ、生足でペニスを挟み込むと、自分では動かず、その代わりにこれでもかとペニスを内股で締めつけてきた。

 僕はオンナ表面にあたりこすれるようにペニスを激しく出し入れしてやる。それだけでも、すでに精力が尽きかけている若娘を倒すには十分だった。

 「んんっ!!」女の子はぎゅっとふとももを締めてくる。それだけに専念しながら、なんとかイかないように全身をこわばらせて踏ん張っているようだ。そのせいで、こちらが責め続けてもなかなか彼女は倒れてくれなかった。

 若くてハリのあるふとももがペニスに吸いつくようにはりつき、ローションのにちゃにちゃが手伝って、ペニスも相当に追いつめられている。小振りなヒップが僕の腰にはりついていてその感触も心地よい。華奢な背中が白く細く美しい。僕は彼女の小振りなおっぱいを両手で責めながら一心不乱に腰を振り続けた。

 「んっう! くうっう!!」若い女王はガマンし続け、こちらも必死でももで締めつけ続けた。僕は乳首を指先で転がしながらなんとか応戦し続ける。

 女の子のガマンの力はすさまじく、執念とさえ思えた。おかげで数分間、ペニスに内股の心地よい感触と締め付けが襲いかかり続け、こちらも射精直前まで追いつめられてしまった。

 「あああっ!」「ひゃう!!」

 股間に強烈なくすぐったさがこみ上げる。まずい、これは射精直前のじわじわ強まる快感だ。この直後に脈打ちが始まってしまう、男としてもっとも気持ちがいい瞬間であった。

 僕は必死で下半身を力ませ、精液を吐き出さないようにぎゅっとこらえた。こみ上げてきた強烈な快感は引っ込み、かろうじて脈打ちを食い止めることができた。

 一方、若娘の方はガマンの限界に達していたようだ。ふっと脱力したかと思うと、一気に女体すべてに強烈な快楽が押し寄せ、スマタでの攻防に破れてイキ果ててしまう。倒れ込むように女の子は消えていった。

 ・・・危ないところだった。

 あと一秒でもガマンされていたら、こっちが負けていただろう。もう少しで、17歳くらいの若いふとももの間で脈打ってしまい、精液を奪われてしまうところであった。

 かろうじて勝った。僕ほどのレベルであっても、これほど苦戦させられる。このピラミッドを徘徊する歴代女王たちの底知れぬ実力を思い知ったのだった。

 いや・・・

 百戦錬磨といっても、しょせんはヒューマンタイプ。その先にもまだまだ多くの強い敵がいるし、まだ僕はモンスタータイプの女たちを相手にもしていないのだ。まだまだレベルは低いと言わざるをえない。

 思えば、このステージでは、アマゾネスたちとまともに戦わず、逃げ続けてきた。その分、レベル上げにいそしむこともできずに、ここまで来てしまったのだ。それが苦戦させられる理由だとすれば、まだまだ修行が足りないということだ。もっともっと精進せねば。

 ともあれ、僕はこの戦闘に勝つことができた。通路の先が開いていて、廊下を進めるようになっている。勝利すれば先の扉が開くんだった。先に進むことにしよう。

 「…。」

 歩きながら、僕は重大な現実に気づいた。いや、気づいていないふりを必死でし続けた。そのことについては考えたくなかった。

 通路を進み、曲がり、上がり、下がる。10分ほど、僕はピラミッドを彷徨った。

 ・・・やはり、認めるしかないのか。

 ピラミッドは広大だ。

 そして、先ほどの5人だけでなく、数え切れないほどの歴代女王たちが、このピラミッドのあちこちに待ちかまえているのである。

 そして、僕の精力は…さっきの戦いでほとんど消費しつくし、地に落ちてしまっている。ピラミッドの特殊な淫香が僕の回復を妨げ続けている。性欲を刺激する香りのため、ペニスはギンギンにいきり立ったまま、ろくに回復もできず、ガマン汁を滴らせながら歩くしかない状態である。

 つまり、どう考えても、次のエンカウントで確実に僕が負けるということである。絶体絶命だ。また同じような5人相手の戦いになれば、今度こそ耐え切れないだろう。いや、それどころか、相手がひとりであっても、まず勝ち目がない。

 脱出できるわずかな可能性が残されているとすれば、それは敵に絶対に会わず、見つからず、こっそり脱出できるルートを探し出すしかないのだが、ピラミッドの構造は複雑で、階段があったり通路があったりで、上に行ったり下に行ったり、すぐ迷ってしまいそうな石造りの迷宮となっている。おまけに女王たちはその構造を熟知し、こちらは初めて足を踏み入れる形となる。よほど運がよくなければ、逃げ切れないだろう。

 罠に気をつけながら、ゆっくり歩き続ける。なんとか時間をかければ、少しずつ回復はするだろう。寸止めしたまま放置されているペニスが、くすぐったい疼きにカウパーを滴らせ続けた。

 「!」

 分かれ道だ。

 T字路になっていて、左右どちらかに曲がるしかない。一体、どちらに行けばよいのか。

 左側から、強い香りが漂ってくる。甘く切ない、股間の性欲と快楽への疼きを刺激する淫気香だ。間違いなく、左側には女王たちが控えている。

 ということは右だ。さすがにみすみす淫気香の方に足を踏み入れる僕じゃない。

 「!!!」

 右に曲がったとたん、僕は体のバランスを崩した。同時に、床が崩れ、石の地響きとともに、僕の体は前のめりに転び、下にずり落ちていく。

 「うわああ!」

 深いトラップではなかった。床が完全に崩れ落ちるというより、シーソーのように斜め下に沈むという方が正解だった。が、つるつるの石がとつぜん崩れたため、僕は滑り台のように斜めになった床を滑ってずり落ちてしまう。

 頭を下にして、滑り台を滑り落ちていくと、その先、何かやわらかいものにぶつかり、そこで僕の体は止まった。女だった。

 しまった、そういう罠か。右に進むと床が落ち、その勢いで斜め下に滑って行って、その先に女があお向けで待ちかまえているのだ。床の崩れ方や角度から、男が頭を下にずり落ちて彼女の上に乗っかるように計算されている。

 僕はまんまと、あお向けの女の上に滑り乗ってしまった。

 「クスクス…天国へようこそ。」女は僕にぎゅっとしがみつく。そして甘い声でささやいてきた。「馬鹿な男…淫気が放出されている方は選ばないのが人情だから、みぃんな私の方に滑り落ちてくるの…あなたもそう…」

 そうか…あのT字路そのものがすでにトラップだったんだ。淫気が流れてくれば、男は警戒して左には行かない。だから、右にこそトラップを仕掛け、足を踏み入れたとたん床が沈んで、下で待ちかまえる女に抱き締められてしまうようにしたのだ。

 「もっとも、正解の左に進んだとしても、さらにその先には別のトラップがあったから、どのみちあなたは終わりだった。私と抱き合ってイクのと、別の女のフェラパイズリの餌食になるのと、結局は同じこと…クスクス」

 「くそ! 離れろ!」僕は上半身を起こして女から離れようとした。

 ゴッ! 「なっ…!」背中に固い石が当たる。

 「逃げられないよ…ここは棺トラップ。あなたは私の棺桶の中に閉じ込められているんだから。」

 確かにこの場所はとても狭かった。左右の幅がない。滑って行くうちに道が狭くなって、人ひとり分、横になるくらいのスペースしかなくなっている。そして天井も低く、男女で抱き合えば床から天井までみっちりになってしまう。唯一動けるのは後ろであるが、ツルツルに統べる床で斜めに上がっており、この体勢からはなかなか這い上がれない(身体の向きは変えられない狭さだ)。おまけに女ががっしり両手両足で僕の体にしがみつき、絶対に後ろには逃れられないようにしている。

 文字どおり、狭い棺の中に男女が閉じ込められ裸で抱き合っている格好だ。

 「クスクス…」

 トラップとしてよほど多くの男たちを昇天させてきたのであろう。自信に満ちたクスクス笑いとともに、彼女は巧みに腰を突き上げ、見ずしてペニスをオンナに飲み込もうとしてくる。そのこなれた動きは、たしかにすぐにでも正常位で結合してしまいそうな慣れた動作であり、先っぽがオンナのワレメにあっさりとくい込んでしまうのがわかる。

 「くっそ!!」僕は腰を浮かせ、左右にひねり、なんとか挿入されないように抵抗し続けた。

 「クスクス…みぃんなそうするの。でも…結局みぃんな私の中に出すことになる…クスクス」

 美女は僕にしがみついたまま、右に左にぐいっぐいっと腰を突き上げてくる。僕は抵抗し、彼女が腰を右にひねれば左に、左にひねれば右に避け、ペニスが飲み込まれないように必死で逃げ続けた。

 ペニスは先っぽが収まっては、僕の抵抗でオンナ表面から外れる。しかしすぐに、また腰が突き上げられ、先端がオンナ表面のワレメにあてがわれてしまうのだ。

 男がどう逃げるかさえ熟知していて、すぐに挿入に持ち込み直すことができるみたいだ。逃げても逃げても、女の妖艶な腰がすぐにペニスを捕らえてくる。まるで彼女は、僕が逃げるのを楽しみ、じらしながらも、的確に挿入に持ち込めることを誇示しているかのようだった。

 そうやって疲れたところを一気にハメ込んでくる魂胆なのか。それともじわじわ嫐りながら、上半身に押しつけられている女体の感触と、先っぽに加えられ続けるくすぐったい刺激で僕の心を奪い、油断したところを正常位に持ち込む算段なのか。…おそらく両方だろう。

 精力は地に落ちたままだ。結合したらまず間違いなく射精してしまう。

 「ほらほら、入れちゃうよ? もっと抗わなくていいの? クスクス…」女は2秒に3回のペースでどんどん腰を突き上げ、しきりに挿入しようとしてくる。僕は必死に腰をひねって逃げ続けるしかなかった。

 そうこうしているうちにも、ぐにぐにとうごめく彼女の乳房が僕の上半身をくすぐり、首に廻ったスベスベの二の腕が僕を包み込み、むっちむちの若いふとももが僕の腰を覆い、細くしなやかな大人のふくらはぎが僕のお尻を滑っている。性欲を異常に高められ、精力が尽きかけている僕にとって、これらの感触はこの上なく魅力的に思えた。

 こうやって男の側が力尽き、根負けさせてから、膣内射精させるつもりなんだ。

 淫気に包まれた中で、しきりにほおずりされると、ぷるぷるほっぺの感触にじわじわと理性が削られていく。本当に気を抜くと一気にハメ込まれてしまいそうだ。

 なお抵抗が続いたが、もはやはじめほどの勢いはなくなっていた。

 ペニスの真ん中まで入れられ、あわてて腰を引いて逃げるという有様だった。

 それだけでも、膣の名器具合はすぐにわかった。ヒダの数が半端ではなく、締まりも相当なものだ。ムリに引き抜いたとたんに、パンと強く閉じる音がする。根本まで入れられたらあっという間に高められてしまうのは火を見るよりも明らかだ。

 「クスクス…」女は上半身をのけぞらせ、ぎゅううっとおっぱいを強く僕の上半身に押しつけてきた。どこまでも潰れるやわらかい感触に僕は一瞬、心を奪われてしまった。

 「うりゃ。」

 ぐにゅう!

 「あああ!」

 一瞬の隙を突いて、女は的確にペニスを飲み込み、ついに根本までくわえ込んでしまった。そのとたん、力が抜けきってしまいそうなほどとろける極上の感触がペニスに襲いかかった。

 きゅっと引き締まったふくらはぎに力が入り、僕のお尻を固定すると、これ以上腰を浮かせることができなくなり、ペニスを引き抜くことができなくなった。

 強制的に正常位で結合させられてしまう。

 「ほれほれ。一気に出してしまえ。」

 女は急に艶っぽい口調に代わり、腰を下からガンガン突き上げてきた! 強烈な名器で締まりながらこれでもかとしごきたててくる!

 女の勢いで僕の全身は上に跳ね上がる。だが、低すぎる天井に阻まれ、僕の体は再び女体に沈んでいく。その動きがリズミカルにくり返され、僕たちは狭いところでみっちり絡み合いながら、それでいて一方的に相手の主導で正常位セックスをさせられているのである。

 「さあ…もっと体の力を抜いて…私にすべてを任せ、委ね、吐き出しなさい…ほらほらほらっ!!」甘くささやいたかと思うと、有無を言わさぬ攻撃に入る。腰の動きが一気に速くなる! 僕は彼女にしがみつきながら、なすすべもなく下腹部に拡がる強烈な快感に我を忘れてしまう。グニュグニュ抱き合って正常位で責められ続け、僕は確実な敗北を覚悟し、その先の快楽の世界を期待しさえした。

 もともと精力はほとんど残っていなかった。極上のオンナの感触に脱力し、彼女の腰の動きに身を任せ、一気に拡がる射精直前のあの多幸感を味わい続けた。

 「あがっ!!」

 びゅるるるる! びゅく! びゅく! びゅく…

 これまでガマンを重ねてきた子種が、一気にペニスからオンナの奥めがけて飛びだしていく。脈打ちは数分ほど続く。通常なら数秒程度しか続かない射精が、イク時の至高の快楽とともにこんなにも長く続くのだった。精液は止めどなくあふれ、子宮を満たしていく。

 「クスクス…気持ちよかった?」「うう…」出し尽くした疲労感で僕は胸がいっぱいになった。

 「このピラミッドに足を踏み入れた瞬間、あなたの負けは決まっていた。このピラミッドそのものが、アマゾネスの島をはるかに超えた快楽装置なのだから。」

 「…。」まったくその通りだった。僕は射精の余韻に浸り、何も考えられずに、ただ肉体を満たす満足感だけに酔いしれていた。

 完全敗北である。もはや決して、この夢の世界からは逃れられないんだ。肉体は改造され、性欲のみの存在に成り下がり、快楽に満ちた世界で、理性もなく自我もなく、動物のように交わり続ける運命が僕を待っている。

 「…。」そろそろ改造が終わり、僕が僕ではなくなってくるはずだ。今までの人生を振り返る暇さえもないのだろう。

 「…。」だが、いつまで経っても、僕は僕のままだった。

 女は優しく微笑みながら、ゆったりと腰を上下左右に揺り動かしている。

 すると、急に射精感が高まってきた。イク直前のあの多幸感だ。

 「ああ!」僕は結合を解かないまま、ゆっくりくねる女の腰の動きにほだされ、再び射精してしまう。

 またも射精は数分間続き、その間中、強烈な快感に全身を支配された。

 女は腰を引き、挿入を解いてくれた。

 「う…うう?」

 ペニスは誰にも触れられていないが、それでも、イク直前のくすぐったさが変わらず残り続けている。いよいよ肉体改造かと思われたが、不思議と自分のアイデンティティ、自我や理性は残されていた。

 「気づいたかしら? このピラミッドは、死者に悠久の時を刻ませる、特別な構造。時間そのものがゆったりと流れ、外部の影響から遮断される。」

 そうだった…このピラミッドの中にいる限り、死者は永遠の生を受ける。それは、ただ単に死者を蘇らせるというだけではなく、時間そのものがゆっくり流れるのだ。ただし意識だけは外の時間とリンクしている。つまり、体の反応だけとても長く感じるのである。意識と繋がっていない物理的な変化はとても遅い。

 物を投げればとてもゆっくり下に落ちるが、体の動き、心の動きは普通の時間感覚、普通の動きとなる。それにより、肉体内部の保持をはかりながら、悠久の時間を普通に過ごすことができるというわけである。

 もちろん、射精の時間が長く感じたのもそのせいだ。外の時間では数秒だったものが、数分にも引き延ばされ、しかし意識はゆっくり流れないために、長時間射精の快感を楽しむことができるのだ。

 また、「ないと・めあ」の魔力が肉体を覆うことにも制限がかかっている。理性を失うことはなく、体はじわりじわりと性欲の虜となっていくのだ。

 外の世界の影響を受けないので、肉体改造は中途半端な形になる。性欲の虜となって何も考えられなくなることはないものの、射精をしてしまい負けてしまった以上は、もはやここから目覚めることはない。そして、いくら出してもすぐにセックスに興じるほどの強迫観念は形成されない代わりに、四六時中「射精直前の感覚」がペニスを襲い続けることになる。強烈なくすぐったさが股間を覆い、ほんのわずかでも刺激されればすぐに射精してしまい、しかも疲労や枯渇もない。

 悠久の時を刻むピらミットだからこそ、そんな形での決着を迎えることになったわけである。

 そのことは、同時に、僕が決して、このピラミッドから外に出ることはできないことを意味していた。

 外に出たとたんに、急に理性を失い、僕が僕ではなくなってしまう。性欲の虜として、こんなゆったりとした天国ではない、完全に魔性の快楽の元で永遠を過ごすことになってしまう。それにたいする恐怖が強く、外に出ることができないわけだ。

 理性を保ったまま、イク直前の快楽をたえず身に受け続けることになった。

 女と別れ、元の道に引き返す。僕が道を誤ったT字路に戻ってきた。そう、左側から強烈な淫気が流れ込んできていて、僕は右側に行き、トラップにはまって敗北したのだった。

 もし左側に行っていたら…?

 そう、だ。敗北しても理性が残り、自分が自分であるという認識(アイデンティティ)を保っていられるからには、このトラップだらけのピラミッド内部を快楽のうちに探索するのもおもしろいではないか。もし先に進んでいたらどんな快楽の罠が待ち構えていたのか、それを確認しながら、射精を愉しむのである。

 どうせ抜けられないのだ、この淫靡な世界を愉しもう。

 僕は左側に進んでみた。

 すると足下にツボがあり、そこから強烈な淫気が漏れ出していることを確認した。そうだ、ここで蓋をしていれば先に進めたし、罠にかからなかったのだ。

 ・・・いや、後悔はもうよそう。

 さらに先に進むと、目の前に壁が立ちはだかった。行き止まりのように見えるが、そうではない。これは石で造られた扉なのだ。その証拠に、僕の腰のあたりに奇妙な“鍵穴”が突き出ているのが分かったからだ。

 それは紛れもなく、女性の臀部、そしてその奥に秘められた禁断の花園、女性器そのものだった。壁から女のお尻だけが突き出ているのである。

 たぶん、奥から女王の一人が壁穴にお尻をねじ込み、性器を反対側につきだして待ち構えているのだろう。この女をイかせれば石の扉が開く仕組みだ。

 普通に考えれば、ここにペニスをねじ込んで腰を振り、相手を絶頂させて扉を開くという方法にたどり着くだろう。

 だが、全身で襲ってくるようなことをせず、みずから鍵穴となって性器だけをつきだしてまっているということは、よほどその締まり具合に自信があるということではないか。だとすると安易に挿入に持ち込むのは危険な気がする。

 正解は、手でいじって愛撫し倒す、である。

 はたして、“鍵穴”のところの土だけもろくなっていた。うかつに挿入していればあっという間に捕らえられ、引き抜くこともできなくなって、名器の中であっという間に爆発していただろう。

 ふっくらした女のお尻とワレメを目の当たりにして、僕はガマンができなくなった。脱出するためなら手でいじって倒すのが正解だが、イク寸前のくすぐったさが股間から全身に広がり続けている今の状態では、とにかく快楽のうちに精を提供し続けることの方がよほど正解なのだ。

 僕は柔らかい臀部の肉に亀頭をめり込ませてみた。あとわずかの刺激だけで脈打つ状態のままキープされているペニスでは、その刺激でさえひとたまりもなかった。

 濃い白濁液がびゅくびゅくと放出され続ける。その間も射精した満足感と多幸感に包まれ、僕は何も考えられなくなって、ひたすら腰を突き出し女のスベスベのお尻に亀頭を押しつけこすりつけながら精を放ち続けた。

 精液がどんどん飛び出している間、僕は臀部に亀頭をめり込ませたり強くこすりつけたり、お尻のワレメに挟み込んだりしながら、さまざまな刺激をペニスに与え続けた。吸いつくようなきめの細かい柔らかい球体は、どんな風にペニスをあてがっても心地よく、射精を一層気持ちよくしてくれた。

 数分後に精液が出尽くすと、やっと股間の律動も収まった。

 だがペニスが萎えることは決してなく、あっというまに体の奥から性欲がこみ上げ、まるで数週間抜いていなかったみたいに、イク寸前のくすぐったい疼きが股間に広がっていく。いくらでも出すことができた。

 僕はあえてオンナの中にペニスをねじ込んだ。すると、ワレメの入り口に先端をあてがっただけで、その甘美な刺激に耐えきれずに精液があふれてくる。僕は律動しながらどんどんペニスを奥に勧めていくしかなかった。

 グッと根本までねじ込んだとたん、名器の強烈な刺激がペニス全体を包み込み、どこまでも蠕動する甘美な心地よさに揉みしだかれて、ついつい射精の律動が早くなり、快感も倍増してしまうのだった。

 数分間、腰を出し入れしながら僕は精液を吐き続けた。いつまでもここで腰を振っていたかった。おまけに、足下がぼこっと崩れ、足首までが土の中に埋まってしまい、身動きがとれず簡単にはペニスを引き抜くことができなくなっている。やはり、入れてしまったら両足をとられて、名器の感触にびっくりして引き抜くことを防止されてしまっていたのだ。そして股間に襲いかかるきつい締まりと熱い蠕動の餌食となり、くねるお尻の軟らかい肉のひしゃげる様子を目の当たりにしながら敗北していたに違いない。

 一時間以上経過しただろうか。たっぷり精液を飲み込んだオンナが、やっとペニスを解放してくれた。何回中出ししてしまったか分からない。

 扉が厳かに開いていく。やっと絶頂した女王が壁穴にお尻を突っ込んだままぐったりしていた。僕たちは言葉を交わすこともなかった。僕はさらに先に進んでいくことにした。

 おっと、また分かれ道だ。今度は3つに分かれている。どれかが正解なのだろう。それぞれの道の入り口に石版がある。「扉」「階段」「地下」…この先に通じる道が書いてあるのだろう。先に進むためには、そのどれかだけが正解で、これ以外は不正解となる…つまりトラップだ。

 だが今となっては、どの道を行っても変わらない。トラップでもかまわない。いずれの道であっても先には快感が待ってくれている。

 僕は迷わず左の道から進んでいくことにした。「扉」と書かれた道である。

 石造りの道をしばらく進むと、予告通り「扉」があった。

 さっきも、女体の一部が突き出ている扉があった。構造はそれと一緒である。

 だが、さっきと決定的に違うのは、突き出ているのが裸の女の上半身であるということである。

 豊かな乳房をたたえた上半身の美女が壁から突き出ていて、妖しく微笑みながら手招きしている。性器結合ができない以上、愛撫合戦で戦うしかなさそうだ。

 僕が彼女の前に立ったとたん、異変が生じた。

 地響きとともに僕の後ろに壁が立ちはだかる。男が彼女の前に立つと、彼の後方に天井から壁が落ちてくる仕掛けのようだ。つまり僕は狭い密室に閉じ込められてしまった格好になる。勝たなければ抜けられないというわけか。

 「!」

 それだけではなかった。

 後ろの壁が突然丸くくりぬかれる。そしてそこから、別の女の上半身が体をねじ込んできたのだ。

 左右の壁も同じようにくりぬかれ、女たちが上半身を出してくる。

 つまり僕は、前後左右から、裸の女の上半身に囲まれたことになる。

 上半身が通るということは、その気になれば全身通り抜けられるのだろうけれども、彼女たちはあえて、下腹部を男の前にさらさず、上体だけをつきだしているのだ。

 壁の丸くくりぬかれた部分は、少し手でひっぱるだけで簡単に外れる構造になっていて、つまり僕は快楽のトラップにはまったということになる。本来なら戦慄すべきところだが、僕は期待に心臓が高鳴っていた。

 おそらく4人とも上半身への愛撫だけでイかせ倒さなければ先には進めないのだろう。イク寸前の僕には不可能な話だった。

 女たちは一斉に僕の下半身に手を伸ばしてきた。そして思い思いに僕の股間を愛撫し始めた。

 熟練の手技を待つまでもなく、その柔らかくてスベスベの女手の感触に触られただけで、ペニスはあっけなく律動してしまった。白濁液を吐き出しながらぴきぴきもがくに公方を、女たちはおもしろがって掴み、握り、いじくり倒す。それが脈打ちのスピードを高め、快楽を倍増させてくる。

 実は道を歩いている間も、僕はイク寸前のくすぐったさに耐えきれず、自分でペニスを掴んでしごき、数コスリで爆発してしまっていた。それでも数分間続く射精の快楽にだらしない笑みを浮かべていたものだった。

 だが、自分でイクのと、女にイかされるのとでは、快感の度合いがまるで違う。

 脈打ちのスピードが倍になり、快感も激増する。しかもイキ終わる時間は変わらず数分続く。自分で抜くよりもはるかに気持ちいいのであり、僕はガマンしてでも女の人に出させてもらう方を選ぶのである。

 そしてそれが叶った時の多幸感は、えもいわれぬ心地よさであった。

 いままさに、女の人のしなやかな手にかわいがられ、交代でしごかれ、撫でさすられ、ペニスから高速で脈打ちながらの子種がほとばしり続けている。数分続く射精の中であってもお構いなしに、彼女たちは熟練過ぎるテクニックの数々を疲労し続けてくれた。

 前方のお姉さんがペニスを両手で掴み、妖しく激しい動きでしごきたててくる。先端の敏感なところに柔らかい指先がしっかり絡みつくように訓練された手の筒が、変幻自在にうごめきながら力の入れ具合の強弱をはかりつつ素早く前後し、射精の律動に合わせるかのように根本から先端までスベスベの手のひらを滑らせ続ける。

 両側からの美女は極上の補助攻撃を繰り出してくる。玉袋を優しく撫でさすったかと思うと、指先でひっかくようにコショコショとくすぐって、射精をさらにうながし続けている。股の付け根や会陰部分、内股に至るまで、白魚のような白く細い指先や、やわらかく優しい手のひら、スベスベしっとりな手の甲で愛撫され続けていた。

 後ろの美女は、僕のお尻をかき分けてアナルを開くと、いきなり舌をねじ込んできて、周辺のくすぐったいところも中の快楽のツボもしっとりと舐め上げ、全身へとぞわぞわしたくすぐったさを送り込み続けた。

 前後左右から同時に女手と舌先で4者4様に責めまくられている。僕は彼女たちの真ん中に立って、なすすべもなく、ただ彼女たちのテクニックに酔いしれて小刻みに腰をくねらせ、射精が収まった次の瞬間からまだ絶頂という天国を味わい続けた。

 そのうち女たちは、手だけでなく、唇でしごいたり舌で舐めしゃぶったり、豊かな乳房で挟み込んでは激しくしごいたりして、どんどん精を搾り取っていくようになった。その頃には向きを変えることも許されるようになっていて、前後左右の女たちの上半身、いろいろな場所で抜いてもらうこととなった。

 手や舌やおっぱいだけでなく、同じようにきめの細かいみずみずしい肌触りをたたえた肩、脇の下、背中、お腹、首筋、目元やほっぺでさえも、ペニスをほとばしらせる立派な武器であり、僕はまさに文字通り女の上半身のありとあらゆる部位で射精し続けるのだった。

 何時間か経過して、やっと彼女たちは僕を解放してくれた。精液まみれの女王たちは壁穴から引っ込み、どこかへと姿を消してしまう。

 こんなにも射精し続けたというのに、すぐにまたぶり返してしまう。

 奥のくぼみには何もなかった。つまり、この先に進むことはできないようになっているということだ。引き返すしかないみたいだ。

 僕はまた、壁の穴をくぐり抜け、元の道を引き返す。またあの分かれ道に戻ってきた。

 「階段」を選んでみよう。僕はまっすぐ進み、階段を上がって、周囲を見回す。…何も起こらない。

 と、いうことは、この階段が正解の道というわけだ。

 僕は引き返した。最後に残されていた「地下」のトラップがどういうものかを知りたかったからである。そこにどんな快楽があるかを味わってみたかったのである。もはや快楽の天国からは逃れられないのであれば、全部確認して気持ちよくなった方がいいに決まっている。

 僕は右の道に進んでみた。すると、下に降りる階段があり、なるほど、地下の通路に通じているみたいだ。

 「あああっ!!」

 そこに拡がっていたのは、広大な大浴場であった。どこからともなくわき出てくるあたたかい水からは、強烈な淫気が揮発し続け、浴場全体をむせるような心地よい香りに包んでいる。そしてそこにたむろしている、大勢の女、女、女。数十、いや数百人いるかも知れない。遠くの方まで浴室や洗い場が続いていて、奥の方はかすんで見えないほどでありながら、そこにさえ裸の女がいることが見て取れる。

 ああ…そうか…

 僕はその裸体の群れを目の当たりにして、淫気の刺激と、美しい女体の群れを見るだけで、射精が止まらなくなっていた。彼女たちの美しい顔、なめらかな肩、小さめの体つき、脇の下のツルツルすべすべした肌の質感、大小さまざまな胸のふくらみ、歩くたびにひしゃげるお腹や腰つき、スベスベの背中、ふっくらしたお尻、シコシコした生足、やわらかそうなふくらはぎや膝の裏、つるんとした卵のような足の裏、そしてひとりひとり味わいの違う極上の女性器…どれもこれも、誰も彼もが魅力的すぎて、その視覚の刺激と、彼女たちの妖しくも優しい微笑みが、僕を性的に受け入れてくれている彼女たちの視線が、僕の興奮をいっそうかき立てて、誰にも触れられていない(自分でも触っていない)のに、ペニスから精液が放出され続けているのだ。

 歩いていられないほどの快感が股間から全身に広がり続ける。それでも僕は、彼女たちの体めがけて、ゆっくりと浴場へと足を進めていく。彼女たちもクスクス笑いながら、優しい足取りで僕に近づいてきた。

 両側を裸の女に抱きかかえられると、射精の律動が早くなった。僕の体に密着するなめらかな肌ざわりの感触だけで、ぷにぷにやわらかい肉の質感だけで、今の僕には十分すぎる刺激だったのだ。

 興奮は最高潮に達しているのに、心はとても落ち着いている。完全に安らいでいる。

 「ないと・めあ」の魔力によって我を忘れてセックスに興じることになったとしても、自分が自分でなくなるような状態だったとしても、何も恐れることはないんだ。そこにあるのは快楽一辺倒であり、余計な情念や記憶は必要ない。それだけのことだったんだ。だから心はとてもリラックスし、安心できるのである。そのことが分かれば、僕はもう、このピラミッドの外に出ることも怖くはなかった。

 長いす状の洗い場に腰を下ろせば、両側に美女がはりついてくれる。上半身に押しつけられるおっぱいの感触や、僕の両足に密着する生足の感触、どこまでも潰れていくお尻の肉が僕の横尻にめり込んでいく。その状態で複数の美女が生手で僕の全身を洗ってくれる。せっけんまみれになりながら、ペニスからは強烈な快楽とともに白濁液が脈打ち続けていた。射精は一瞬も休まることなく、数分経とうと一時間経とうとやむことがなかった。

 手だけでなく、女の股や全身でのアワおどりにさらされ、僕はだんだん、余計なことを考えないようになっていった。

 浴槽に入ると、肌を桜色に染めた美少女が前面に抱きついてきた。その感触だけで射精が促進される。さらに彼女はそのぷにっぷにのふとももでペニスを挟み込んでくる。僕は彼女をしっかり抱き締めながら、快感に酔いしれ、止まることのなくなった射精を楽しみ続けた。

 今の僕は、肉体改造も完了し、快楽の虜となった動物と一緒だ。自分の理性などかけらも残っていない。が、そうなったところで何が悪くなるわけでもない。自分は自分のままだし、気持ちいい天国が永遠に続くばかりである。そこにいかなる否定的要素もありはしない。

 女たちに囲まれながら、僕はとても安心している。僕がセックスの快楽で手に入れたかったもの、現実では決して手に入らなかったもの、それは「安らぎ」だ。愛し愛され、受け入れられ、その肌の心地よさを包み、また包まれながら、目の前の快楽に集中しつつ安らぐこと。僕はずっと、これが欲しかったんだ。リアルでは、その安らぎはすべて他の男のものだった。

 今、僕はその快楽を、この世界で独り占めしている。「ないと・めあ」さまが用意してくれたこの安らぎを、飽きることなく永遠に我がものにできる。それ以上に幸せなことが、一体どこにあるというのだろうか。


###ゲームオーバー###


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