アマゾネス3-6
やはりボスはこの3人の神官たちだろう。彼女たちを倒してしまえば、きっと活路が開ける! このステージは逃げるばかりの戦いであったが、やっとまともなセックスバトルができるのだ。これまで培ってきた経験とレベルをフル稼働させ、この3人の神官に臨むことにした。
1人バージョン、3人バージョン、10人バージョンと、ステージを進むごとに人数が増えていって、10人バージョンで倒したとき、最後の扉が開く。これがこの塔の標準的な構成であった。
だがこのステージはかなり特殊で、島に着いてからすぐに、僕は数え切れないほど大勢のアマゾネス集団に囲まれてしまい、逃亡生活を余儀なくされてしまったのだった。いきなり10人以上はさすがに反則だろう。そんなわけで、僕は頭を使い身体を使い、彼女たちに見つからないよう、追いかけられても逃げおおせるよう、セックスバトルとは別の意味での闘いを強いられたのであった。
しかし、そんな惨めな逃避生活も今、やっと終わりを告げる。やっと実力で道を切り開くチャンスが来たと言っていい。
この神官どもを倒し、先へ進んで、上の階への活路を開くんだ。
僕は3人の神官たちに襲いかかった。敵がどんな実力を秘めているか分からない以上、一気にたたみかけて短期決戦に限る。思わぬ実力者であれば一旦身を引き剥がし、作戦を変えて長期戦に持ち込めばいい。
すると彼女たちは一斉に僕にかみついた!
「ぎゃあああ!」
痛み。手や肩から血。が、すぐに収まる。
一瞬の出来事だったので、何が起こったかあまり理解ができなかった。
えっと…。
セックスで戦う、んですよねえ?
殴り合いとか一方的に犯してとか、そんなんじゃあないッすよねえ。快楽を与え合って、先にイかせた方が勝ちっていう戦いですよねえ。
かっ、噛みついてきやがったあああ!!
なんですか、神聖な神官を犯そうとしたから抵抗して噛んだんですかああそうですか!
なんじゃそりゃああ!!!
じゃあどないせえっちゅうんじゃ! ここだけ暴力勝負ですかコノヤロー
てゆーかどう考えてもそれは不毛だろう。この世界では物理的なダメージは一瞬で癒えてしまうんだ。げんに、噛みつかれたあとは跡形もなく消え失せ、一瞬だけの痛みも全く消え去ってしまっている。これでは殴ろうと蹴ろうと剣で斬りつけようと全く意味がないわけで。
3人の神官たちは僕から距離を取り、意味深な笑みを浮かべている。
ドクン!
「うっく…」
な…なんだ…!? 体が…おかしい。体内で何かが飛び跳ねるように、心臓が高鳴っていて、体内で何かが爆発するような衝動に突き上げられている。
「今あなたに特別な草のエキスを注入しました。」「あなたの性器は一週間以上精を出していないのと同じ状態になり、催淫効果で感度良好、性的な刺激に敏感になりました。」神官たちが妖しい笑みを浮かべた。
「しまった…。」体が熱い。よろける。
さっき噛みついてきたのは、僕の体内に特殊な薬を注入することが目的だったんだ。これで僕を徹底的に弱体化させ、精を奪うために。
心臓がドキドキ高鳴っている。オナ禁、催淫、弱体化、淫毒、魅了…さまざまな効果が一度に発生し、僕を苛んでいる。
くっそ・・・負けるものか。僕はよろけながらも、なんとか体勢を立て直した。
これらの効果を持つ毒や薬剤など、これまでの戦いでごまんと身に受けてきたんだ。そのつど僕はピンチを脱し、毒素を体外に押し出してきたんだ。
薬なんぞに負けてたまるか。
「うぬぬぬぬぬ…!!」僕が力むと、玉のような汗が一気に放出される。そこには、草のエキスに含まれていた淫毒素がたっぷり含まれていた。どんな原理かは分からないが、これまでの経験で、軽い毒くらいなら汗と一緒に体外に放出することができていた。
すっと体の熱が引く。僕は毒気を放出し、状態異常を脱出した。
「はあっ、はあっ・・・どうだ。毒なんぞ僕には効かないッ!」僕は再び神官たちに対峙した。次に噛まれても、毒への耐性ができているはずだ。自然由来のエキス毒謎恐るるに足りぬわ。
よし、今度こそ…!!
「…お前がそうすることを、われらが予想しなかったとでも?」「なにっ!?」
ぐらあ!
「ううっ!」
いきなり視界が歪む。僕は再び体勢を崩し、片膝をついてしまった。
これは…一体…!?
「毒を入れたと知ればおまえは解毒に努めるであろう。だが、解毒が成ったとき、その時がお前の最期なのだ。」「毒はあくまで、お前の目をごまかすための軽いもの。効果は、毒が排出されたときに発動する!」
目が廻る。
体が熱く、とても渇く。呼吸が荒くなり、視界が歪みながらグルグル巡り、全体的にぼんやりしている。
全身重苦しいだるさに包まれている。性的な疼き以外、何も感じられなくなりそうだ。
一体、何が起こっているというのだ!
「われらに草のエキスを注入された男は、全員ご神体の呪いを身に受けるのだ。」「さあ、おまえはもう…われらのことしか見えず、われらの声しか聞けぬ。」「の、呪い…だと!?」「そうだ。われら神官のみに伝えられる、秘技中の秘技。抵抗した生贄がわれらへの暴挙に出たときに発動される、神の最大の授かりである!」「古き言い伝えにある。神官女王のみに危険が迫るとき、神体の加護を受けた草のエキスを敵に与えよ。さすれば、目に見えぬ極小の呪いが大量に男を犯し、巨大な呪いとなって敵を滅ぼすであろう、とな。」
極小の呪い…うぅ…思考が働かない。アマゾネスたちの歴代の思いが大量に積み重なったという意味か。
いや…このけだるさと身体の重さは、外的な呪いのようなものの作用ではない。間違いなく、僕自身の身体の防衛反応だ。
極小の呪い、目に見えない・・・多分、ウイルスの類だろう。これが草に混じり、相手の血液に溶け込むことで感染するんだ。
「ひとつ聞く…その言い伝えでは、草のエキスで噛みつくときに口に傷があってはならないとされていなかったか?」「ほう。よく知っておるな。」やはり・・・
細菌程度なら、さっきの毒素と一緒に体外に排出されたはず。だとすると、遺伝子に絡み付くウイルスが体を冒しているんだ。それがこいつらの呪いの正体。
だが、知ったところでもう遅かった。
致命的なウイルスであれば、この世界の掟により毒素がなくなり、あるいはそもそもこの世界に存在することができない。だが、性的なことに関連するのであれば、細菌やウイルスも存在を許され、十分に効果を発揮する。このウイルスも、神経をかく乱させ、心を犯す効果を持っているみたいだ。
インフルエンザのように身体の自由を奪い、それでいて性的な興奮と、精神的な錯乱状態がついて回っている。さすがにこれを汗で排出することはできなかった。
草の毒はあくまで囮。その毒素はあくまで補助的な意味合いしか持っていない。
その内実は、僕の精神を錯乱させ、おとなしくさせ、言うことを聞かせることにあった。他に何も考えられなくなり、神官たちの姿しか見えず、彼女たちの声しか聞こえない…しかもだんだん、それが絶対であるかのような錯覚を覚える。
「さあ・・・もっと素直になるのだ・・・」「はい・・・」
気がつくと素直に返事をしていた。
まずい、このまま催眠状態になり、相手の思うままに操られてしまえば、確実に射精して敗北してしまう。
なんとかウイルスを体内で殺し、排出しなければ。
だが、もう体の踏ん張りがきかなかった。
「右手を挙げよ。」「はい・・・」意思とは関係なく、僕は右手を挙げてしまう。まずい、完全に操られてしまっている。すべて指図されたとおりの行動を取ってしまい、質問されればすべて素直に答えてしまう。操られながら弱点まで聞き出されてしまうんだ。なんとかこの状態から脱出しなければ!
「おまえの好みの女を答えよ。」「・・・天然ボケにございます。」「ばかめ。」「ありがたき幸せにございます。」「笑え。」「うっはっは。」「泣け。」「ぶふ!」「…まだ催眠が足りぬか。泣け。」「うえーん…」「泣き止め。」「ありがたき幸せにございます。」「右手を下げよ。」「はい・・・」「お前の好きな映画は?」「嵐を呼ぶ男近藤マッチ版」「お前がデートしたいスポットは?」「行川アイランドでフラミンゴショー♪」「お前の前世は?」「ミジンコ」「はがれんとはなんの略ぞ?」「僕は友達が作れん」
だめだ・・・心の奥底でいくら抵抗しても、もはや彼女たちのいいなりになってしまっている。この状態では踏ん張りがきかず、命令どおりイかされてしまうぞ。何とかしなければ…
「お前の好きな体位を答えよ。」「正常位でぎゅっと抱き締めながらサンドイッチされるのが好きです。」「ではそのようにしてやろう・・・」「ありがたき幸せにございます。」
「さあ、私たちに性なる子種を。」神官たちが裸になり、ベッドの上にごろんと横になって僕を誘う。ああ…いよいよ僕はこの神官女王さまに精を放つことになるんだな。いっさい抗えないほどウイルスが脳に侵食したため、僕はもうろうとした意識の中でぼんやり、そんなことを考えるようになっていた。
鍛え上げられた、それでいてしなやかな細い肢体。女らしいところはとくにやわらかく磨き上げられ、肌のきめもとても細かく手入れが行き届いている。武術体術とともに性術も最高まで訓練されている、エリート中のエリートだ。僕は頭がこんがらがり、寝そべった神官の美しい姿にボーッと見とれてしまう。そして促されるままに、フラフラと吸い寄せられるように彼女に近づいていく。
「さあ・・・お前はわれわれの言うとおりに動き、快楽をむさぼり、この肉体に精を放つのだ。」「クスクス…われらには分かる。お前の行動、思考、女の趣味…最も感じる体位や、最も興奮する女性像も…さあ、その通りにしてあげる。すべてをわれらに預けるのだ。」「お前は優しく包まれ密着されながらそれでいてくすぐるような声で甘えられささやかれるのが好きなのだろう? 体型は…胸が大きすぎずにやや肉付きがよく、若く吸いつくようなモチモチの肌ざわりがよいのだな?」「うう・・・その通りでございます」
さっきの質問だけで、僕のすべてを読み取ってしまったというのか。恐るべきアマゾネス神官の尋問力だ。
「じゃあそのようにしてあげるね?」「くすくす…」「ほら、あたしたちの体を見て? どんどんかわいくなっていくでしょ?」
神官たちの口調が変わった。厳かに響くような質感のある声から、ころころ可愛らしく甘えるような若々しい娘の口調になっている。声も高めでか細く、ゾクッと脳天に響くような甘さがあった。
それだけではない。彼女たちのスレンダーな体型がいきなり変質し、お腹まわりにしっかり肉がつき、それでいて太っているわけでもない、丸顔で、可愛らしい姿になっている。ふともももむちむちして、スベスベでいやらしい幼児体型だ。お尻もしっかりふくらんで弾力がある。それでいて胸も控えめ。背も低い。髪は長くサラサラ。まさに僕の好みの女の形であった。
彼女たちはその神通力によって、筋肉の質まで変えられるのか、完全に体型を変えることができるようだった。あるいは、このこと自体が僕を引き寄せる催眠の一種で、幻覚のような形で好みの姿を見せられているというのだろうか。だがそうだとしても、その肌ざわりや質感は、まさに見たとおりのものであるに違いない。
ここまで来て、僕はもはや、完全に神官たちの術中にはまっているのが分かる。しかし、それが分かったところで、もうどうしようもなかった。
「さあ…いい気持ちになりましょう?」「あたしたちのこと、好きになって?」「ほら…モデル体型にもいつでもなれるからぁ。好きな体で出していいんだよ?」甘いささやきのような誘惑に抗う術はなかった。僕はついに、神官の1人の上に覆い被さり、出したくてたまらないペニスを彼女の腰に突き立てるのだった。周囲からクスクス笑いが洩れる。絶体絶命であるにもかかわらず、心奪われた僕はもう、抗うという感覚そのものが抜け落ちてしまっていた。
あお向けに横になった神官の1人の上に僕はのしかかり、促されるままに上半身体重を預けた。下から押し返してくる確かな弾力は、磨き抜かれたやわ肌のふにょふにょした魅惑的な感触に満ちあふれている。その吸いつくような肌触りにもっちりと乗っかりながら、お互いの胸も密着し、ほおずりもされている。心地よさも数倍に跳ね上がる。
神官は足を開いて僕を受け入れた。彼女は僕の背中をしっかり抱き締め、上半身を引き離さないようにして、腰だけを上向きに突き出し、ペニスを入れやすいようにしてくれた。いきり立ったペニスが女王さまのオンナに深くねじ込まれていくと、二度と離すものかといわんばかりの締まりがペニスをがっちり包み込んでしまった。
「はうう・・・」とろけそうな快楽が股間を痺れさせる。ペニスすべての性感神経が一度に一気に快感にさらされ、お尻の奥が強くくすぐったく疼く。神官だけあって性器も極上の性感ダメージを与えることのできる強烈な武器であった。
先端から根本まで、重厚なヒダががっちりペニスにくい込み、感じやすいところに的確に吸いついて離れず、呼吸のたびに蠕動しながら、それだけでペニスがねじ切れてしまうのではないかと思えるくらいによく締まる。まるでねじ穴のように複雑に絡み合ったオンナの構造は、まさに僕を天国へいざなうにもっとも適した名器の形状であった。
「ああっ…あああっ…」下半身に力が入らない。甘くやわらかい肉に包み込まれてしまって、心地よすぎる股間の快楽が拡がり、痺れるようなけだるさとともに脱力を誘っているのだ。このまま入れただけで発射してもおかしくないほど、神官のオンナは気持ちいいっ!
ぐちゅ。べろお。「ひゃうっ…!」お尻に突然強烈なくすぐったさが走る。二人目の神官が僕の背後に廻り、だらしなく脱力した僕のお尻を両側にかき分けると、ヒクヒクと露出したアナルに舌をねじ込んできたのだった。
挿入の感触が性感の心地よさとなってお尻へと突き抜け、お尻の奥がきゅーんとくすぐったく疼いていたところへ、その場所を的確に狙ってのアナル舐め攻撃だった。周辺をせわしなく動き回るやわらかい舌の動きがくすぐったくて気持ちよく、やわらかく形を変えながらお尻の穴にまでねじ込まれると、そのままぐりゅぐりゅと内部をかき回されてしまう。
前後を同時に刺激され、僕はますます脱力してしまった。自分から腰を振って応戦することをはじめから封じられてしまった格好だ。僕は一方的に快感ダメージを身に受けている。精力が目減りした。
アナルをこれでもかと刺激して舌を巧みに動かすテクニックは、相当に訓練を積み重ねられており、男が感じるポイントを順番どおり的確に舐め続けている。ペニスから受け取られた快感がアナルへと突き抜ける絶妙なタイミングでくすぐったく舌が動き、快感を何倍にも膨れ上がらせているのだ。
舌の動きはお尻の穴周辺から会陰へも容赦なく伸びる。一瞬たりとも、快感から逃げる機会を与えてはくれない。反射的に力んで快感を減らそうとする男の体の反応も熟知しており、次に自然と力が入り快感が減るであろう部位を、神官は的確に予測してそこを責め、舌の動きでとろけさせて快感防衛反応を先に奪ってしまう。そこへオンナによる強烈な快感が押し寄せ、力むこともできずに、ダイレクトにその部位が極上の天国にさらされるわけだ。
彼女は僕のお尻をがっしり掴み、かき分けたまま、腕の力だけで僕の腰を上下にゆり動かし始めた。
「あああああっ!」さらに快感が跳ね上がる。
名器に包まれ、それだけでイッてしまいそうなのに、その上ペニスがオンナに出し入れされているのだ。
脱力して自分から動けなくなっている僕の代わりに、後ろの神官が僕の腰を上下させ、オンナでペニスをしごくようにしてくれているんだ。
自分の意思ではない動きであり、脱力して快感をダイレクトに受けている状態でこの攻撃は相当なダメージとなる。先端から根本まで、オンナのさまざまな部位を味わわされながら、決して引き抜くことなくゆっくりと大きく出し入れされる。奥深くまでねじ込まれたかと思うと、もう少しで抜けてしまうのではないかと思えるくらい腰を大きく上に持ち上げられる。そのくり返しで、いよいよ僕の精液を絞り出しにかかっているのだ。
名器のヒダは、出し入れしている間中執拗に絡み付き、先端から根本までしっかり感じやすいようにくすぐりながら強い締まりでくい込み続けている。出し入れしているどこの場所でも、ペニスを快楽にさらさないことが一瞬たりともない的確な蠕動であった。
子宮にバキューム機能がついているのではと思わせるほど、ペニスは奥へ奥へと吸い込まれ続け、引き剥がそうと後ろの女王が僕のお尻を持ち上げるのに相当の力が必要になっている。僕の腰を持ち上げるときにぐいっと腕に力がかかり、また根本までオンナに収めるときにはほとんど力を入れずに自然と吸い込まれてしまう。
ゆっくりではあるがリズミカルな動きに、僕は下半身のみならず全身の心地よい脱力を余儀なくされた。体重を預けているにもかかわらず、それを下の女王はものともせずに受け入れていた。
僕の腰を持ち上げ上下させている間も、片時も舌先がアナルとその周辺から離れることはなかった。後ろの女王が的確に自分の頭部も上下させ、つねにチロチロぐりゅぐりゅと舌を動かし続けているのだ。
「さあ。望みどおりにイかせてあげるね☆」3人目の神官が僕の背中に貼りついてきた。上に乗っかり、おっぱいとお腹を僕の背中全体に押しつけこすりつけると、僕は上下、女体のサンドイッチを受ける格好となった。
「あふっ…」上から下から、もっちりした吸いつく女体が僕の上半身を包んでいる。おっぱいがグニュグニュ潰れ、僕の胸やお腹や背中を圧迫しながら這い回っている。肉付きのよいお腹のやわらかい肉の感触も心地よかった。
汗でしっとりした肢体は、上下で動いてきて僕の体に吸いつき、ぶりゅっ、ぶりゅっと音を立ててはまたくっついてくる。粘着テープのようにはりついて、それでいて軽く離れるときに、空気が音を立てるのだ。そのみずみずしい感触がたまらなく心地よい。
女体に包まれた状態のまま名器でしごかれ、おまけにアナルまでひっきりなしに責められて、僕はなすがままにされ、心地よさに酔いしれていた。
背中に貼りついた神官は、上半身をくねらせて僕の背中を愛撫しながら、ぐっぐっとリズミカルに腰を落とし、僕のお尻を下へ下へと押しつけてくる。これにより、後ろの美女の腕力だけが頼りだった「僕の腰の操作」もグッと楽になる。ペニスの出し入れがよりスムーズにリズミカルに、そして高速で行われるのだ。
下の女王もただ受け身になってはいない。上半身で僕の胸板をかわいがりつつ、腰もゆったりと左右にくねらせ、ペニスをさらなる快楽へとたたき落としてくる。ずんずんと腰を振らされている状態で、腰がゆっくり大きく左右にくねると、それだけでオンナの感触が変わり、腰が上下するたびに違う名器の感触を新鮮に味わうことができた。まるで一振り一振り違う娘に挿入しているみたいだった。
僕は力を失ったまま、彼女たちの動きに身を任せた。精力がグングン目減りしている。本当なら抵抗して、サンドイッチから脱出しなければならないし、自分から腰を振って防御しながら敵にダメージを与えてイかせなければならない。だが、催眠術にかけられた僕は、彼女たちのなすがままにされ、強烈な快感によって脱力させられているんだ。
催眠術さえなければ、どうにか力んで抵抗できただろう。しかし、快感に対し弱くなってしまっているので、脱出することができないでいる。足に力を入れて踏ん張ろうとすれば、いち早くこれを察知してふとももの付け根を刺激され、再び力を奪ってしまうし、自分から腰を振って抗おうという僕の筋肉のそぶりを彼女たちはいち早く察知し、アナルの舌の動きでこれをとろけさせ、結局脱力して身を任せるハメになる。
しなやかな肢体にもかかわらず筋力がある女王たちは、さらに動きを活性化させ、かなりのスピードで僕の腰をゆり動かし続けた。イク直前に味わうあの多幸感が、股間から全身を駆けめぐり続けている。
それでも、これまでの経験値が、僕をかろうじて射精から救っていた。
精力はみるみる減少していくものの、もともとの総精力値が高いため、なかなか律動が始まらないのだ。男は普通、イク直前の強烈なくすぐったさを味わったら、そこから数秒も経たないうちに精液を、意思と関係なく放出してしまう。神官たちの連係攻撃でその状態を作られているにもかかわらず、僕はなんとか射精をしないで、直前のあの気持ち良さをじっくり味わうことになっている。それは誘惑としては最悪の天国であり、しかし逆に脱出のチャンスということもできた。このあとの僕の動き次第で、これまでのレベルを頼りに逆転できるか、さもなくばこのまま女体に包まれてイかされてしまうかのどちらかとなる。
女体の柔らかさを全身に受けながら極上のテクニックでお尻まで責められ、それでいて強烈な締まりでペニスを追いつめるオンナの感触を味わい続け、がんがん出し入れさせられている。脈打ちがいつ始まってもおかしくない情勢だった。その直前のくすぐったさがひっきりなしに体の奥からこみ上げ続けている。
これが普通の状態だとするのなら、もし本当にイク時には、もっともっと想像もつかない快感であるに違いない。
そうなったら最後、僕はこのまま永遠に、この世界で性奴隷として快楽をむさぼりながら女たちの相手をし続けることになるんだ。
何とかしなければ。
「ぬおお・・・」僕は渾身の力で抵抗を始めた。そのとたんに上下の美女の両手が僕の体のあちこちをくすぐり、なんとか脱力を誘おうとするも、僕は必死でこれに抵抗し、なんとかしてこのサンドイッチからの脱出をしようとあがきまくった。
ベリベリベリ!!
下の美女との体の密着をどうにか引き剥がし、僕は上半身を起こすことに成功した。上の女性が体重をかけてもう一度密着させようとしてくるが、僕はこれに抵抗し、また包まれてたまるかと渾身の力で体を持ち上げた。
ぴきっ! 頭の奥で何かが切れた感じ。催眠術の呪縛が解けたんだ。よし、このまま脱出して、反撃に転じよう。大量に歯に薬剤を仕込み入れているわけでもないだろうから、同じ手は通じない。それならなんとか逆転させることができるかも知れない。精力は4分の1程度にまで激減しているが、ギリギリなんとか3人まとめて倒せるだろう。
挿入しっぱなしの名器ではあったが、こちらが主導権を握り、自分の意思で腰を振る限り、それほど大きなダメージにはならないはずだ。アナル舐めからも脱出しているし、お尻に力を入れて踏ん張りながら突きまくればきっと勝てる。
「ばかめ。催眠術から逃れられたくらいで勝った気になりおって。」女王たちが元の口調に戻っている。催眠術が解け、すべてを僕の好みに合わせていたのも解けたんだ。よく見れば彼女たちの体型も、元の背の高いモデル型のスタイルのいい体つきになっている。
背中に貼りついていた神官が正面右側から抱きついてくる。僕の胸板は彼女のおっぱいに覆い尽くされた! さらに、アナルを責めていた神官が僕の背中に貼りつき、背中をおっぱいでかわいがってくる。
しまった、これじゃあまたサンドイッチ状態だ。僕の体がうつぶせになったか上体を起こした状態かの違いでしかないぞ。女体に包み込まれている状況は変えられない。
いや、それでも、さっきよりはずいぶんマシだ。アナルを責められているわけでもないし、何より催眠状態で脱力してもいない。
自分から腰を振ることもできるが、それは後ろの神官によって抑えられてしまう。彼女は後ろから僕の腰をガンガン押してきて、自動的にペニスが出し入れされるように仕向けてきた。
後ろの女王が腰を突き出して僕のお尻をぐいぐい押すと、僕の腰はどんどん前へ前へと押し出される。前方の挿入女王がこれに呼応して、上下左右に激しく腰をくねらせながらひねりを加えつつ腰を突き出してくる。すると僕の腰は再び後方へと押し下げられてしまう。こうして前後からのドッヂボールのような勢いで、僕の腰が前後にムリヤリゆり動かされてしまうのだ。その力は思った以上に強く、止めようと思っても勢いがついて止められなかった。
だがそれでも丁度いい。こっちは催眠状態でもないので、踏ん張りながら戦うことができる。まずはこのあお向けでペニスを受け入れている神官をイかせて倒してしまおう。3人で一体の女王だ、ひとりでも減らし、2人にしてしまえば、必ず活路が見えてくる。
できるだけ踏ん張って、精力を消費しないようにすれば一人目が自滅するはず、僕は力んで快楽から遠ざかった。
激しい息づかいと女らしいあえぎが頻繁にくり返される。こっちが踏ん張りながら怒張させ、一心不乱にオンナをペニスで責めれば、いかに神官といえども大ダメージは避けられない。この調子だ。
前後の女たちは僕にぎゅっとしがみつきながら、胸の感触、腕の感触、お腹の感触をしきりに押しつけこすりあげてくる。さらに前方の女王は僕の耳を舐めつつ首にスベスベの腕を回して吸いつき、後方の神官は僕の首筋にキスの嵐をお見舞いしつつ脇の下をくすぐり続けてきた。
ううう…思った以上に、名器と対面正常位でつながりながら、前後包まれて愛撫される攻撃がきつい。残り少ない精力が容赦なく消費され、僕はじわじわ高められていった。
ふにっと吸いつくような唇が僕の口を奪い、耳をくすぐる。その美しい顔立ちときめの細かい肌触りがほおずりしてくると、えもいわれぬ快楽にゾクゾクしてしまう。そんな神官が二人がかりで、自慢の柔肌を前後から僕に押しつけ、極上のテクニックで僕の上半身をしっかりかわいがってくれる。
敵神官でなければ、本当に彼女にしたいほどいとおしい女たちだった。こんな人たちと一緒になることができたら、3人のうちの誰であっても、人生のすべてをかけてもいいと思える相手だ。それほどにいい女たちだった。足は細いしスタイルがいいのに出るところが出ていて、肌も白くてとてもきれいで触り心地も抱き心地も満点。しかも男のかゆいところにすべて手が届く知識とテクニックの持ち主である。
「見てごらん…」後方の美女にうながされ、結合してあえいでいる神官を見下ろした。
「あああ…」僕は悩ましいため息をついた。
あおむけになって足を開き、僕に(というより後ろの神官の腰によって)突きまくられている美しい名器神官。僕が腰を振る度に激しくのけぞり、豊かな乳房が上に下に変幻自在、ぶるんぶるんと揺れ動いている!
上下左右どの方向にもやわらかくひしゃげ、瞬間瞬間にさまざまに形を変えるおっぱい。その弾力のあるなまめかしい二つのふくらみの動きは、彼女の魅力をこれでもかと僕に刻みつける。僕は彼女の乳房の動きから目が離せなくなった。
僕に突かれているだけでなく、彼女自身も変幻自在に腰をひねっているために、おっぱいの動きも予測がつかない激しさを増しているのだ。それによって単純な上下運動だけでなく、右に左にとむにゅむにゅ揺れ動いているのである。
体の内側がじわりとくすぐったくなる。これほど魅力的な3人を相手にセックスできている自分に気づき、そのことが僕をいやがおうにも興奮へと駆り立てるのだ。
いや、まてまて。
何かがおかしいぞ。
このくらいの女などこれまで数え切れないほど抱いてきたし、このレベルの名器もゴマンと克服してきた。包まれて正常位やサンドイッチにもイヤというほどさらされてきたはずだ。その都度乗り越え、僕はレベルを上げてきたんだ。
どうして今頃、彼女たちの魅力に敏感になっているのだろう? どうしてこれほどに興奮し、魅了されてしまっているのだ?
「ふっ…気づいたようだな。」「だがもう遅い。おまえの精力はもはや地に落ちている。」
なん…だと!?
たしかに今は非常にまずい状態だ。精力がほとんど残っていない。イク寸前の多幸感はやはりずっと続いてしまっている。すぐにでも律動し、精液を放出してしまいそうだった。それにもかかわらず、相手にも大ダメージを与え続けているはずなのに、いっこうにイク気配がないのも不可思議だ。
まずい。もう一度しっかり脱出して、対策を練り直さないと。
「あああっ!!」
やっと僕は、自分の置かれている危機的な状況を理解し始めた。
僕の腰が止まらない!
女たちが前後に揺り動かしているというのもあるが、彼女たちが手を貸さなくても、僕は一心不乱に腰を動かしていて、止めようとしているのにいっこうに言うことを聞かないんだ。自分の腰が、自分の意志とは無関係に、勝手に前後に大きく動いてしまっている!
おかしい。催眠はとっくに解けているはず…それなのに、どんなに力もうとしても、ペニスを出し入れするための筋肉以外は制御が利かず、勝手に動き続けている。腰を振る以外のことで力を入れることができない。従って止めることも逃げることもできないのだ。
「おまえは催眠から脱出できたのではない。むしろ逆に、決定的に深いところまで支配し尽くされてしまったのだ。」「頭の中で糸が切れたであろう。それが決定的な合図だ。催眠から抜けて自由になったと見せかけて、その動きは完全に我らの制御のうちに入ったのだ。」
なっ、なんということだ!
催眠が解けたというのは見せかけで僕を油断させるためのものであった。脱出できたと見せかけておいて、決定的に追い詰める作戦だったのだ。
「ふっふふ…」さっきまで激しくあえいでいた女が不敵な笑みを浮かべ、乱していた息を整える。彼女が感じていたのも演技であり、本当はほとんどダメージを受けていなかった。
「ルールによって、催眠でそのまま射精するようタガを外すことはできないが、これに近いことならできる。お前は感じないように踏ん張りながら一方的に私を責めていたつもりであろうが、その実、ペニスからの攻撃で感じさせないように体が動いていたのだ。ただヘタに腰を前後させていただけで、膣を悦ばせるようには動かないよう、操作していたのだ。」
くっそ・・・すべて茶番だったのか。
「そして、腰を振りながらペニスをしごき、射精に至るまで腰を振り続けるよう、操作していた。もはや自分では止められないだろう。」
「ああああ…」必至で自分を止めようとしても、勝手に腰が前後し続ける。どうしても止められない! これほど激しく責めているのに、相手にはほとんどダメージが行っていないなんて!
「ついでに我らの体の魅力に惚れるよう、脳にインプットしておいた。この体、声、肌、顔の作り、性器に至るまで、すべてがお前にとって魅力的に映るように、な。」
くっそ…何とかしないと。自分を止めないと。脱出しないと。
踏ん張っても、どこかでゆるみが生じているのだろう。彼女たちの魅力に負け、力んでいるつもりでどこか緩んでいるんだ。だから計算外に精力を消費してしまっていたのだった。
「うあああ! やめろお!」僕は懇願するように叫んだが、腰はやはり止まらない。
イク寸前の感覚がさらに強くなり、一気に高まっていく。さっきからずっと、このくすぐったさに見舞われていたが、まだ射精には至らなかった。しかし、いよいよとなって、今まで味わったことのない気持ちよさが股間から全身に急に広がっていく。
ほぼ毎日精子を出していたが、これほど快感の強い「直前」を味わったことはない。
だめだ、イッてはいけない! 何とかここをガマンして、射精を踏みとどまらなければ。
踏ん張ってみるも、くすぐったさが増すばかりでどうにもならなかった。
「ほらほら☆ オッパイ見てよ! ぷるんぷるんでしょう? こんなにいやらしくゆれてるでしょお!?」いきなりかわいらしいモードに変化した神官が自分の乳房を揺すってみせる。僕に突かれて乳房を揺らしていただけでなく、わざと魅力的に見えるように自分から揺さぶっていやがったんだ!
だまされたと知ってももう遅かった。僕は再び彼女の乳房に釘付けになる。
「これまでのお前の戦いの記録から、我らには分かっている。これまで、ギリギリの土壇場でお前は射精を踏みとどまり、反撃に転じてきたのだ。今度ばかりはそれもできまいが、念には念を入れるぞ。」
ずぬ!
「ぐああ!」快感が一気に数倍に跳ね上がる! 後ろの女王がお尻の穴に指を突っ込み、内部の敏感なところを激しくかき回してきたのだ。普段であれば耐えきれる攻撃であったが、ここまで追い詰められていた時に繰り出された攻撃だ。ひとたまりもなかった。
「ひゃああああ!」
多幸感が急に何倍にも跳ね上がる。生まれて初めての極上の「直前」だったのが、さらに強烈になってしまい、全身すべての神経が快感だけを感じてしまう。
どくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどく!!!!
一瞬にして、一秒に十回程度は律動しただろうか。それ以上だったかもしれない。普段の脈打ちとは比べものにならない早さで筋肉が痙攣し、一気に大量の精液が放出されていく。
律動のスピードが速ければ速いほど、快感は倍増し続ける。これまでにない快感で直前の多幸感を味わっていただけに、射精時のスピードも快楽も、これまでに一度も味わったことがないほど、最高に気持ちよすぎる射精であった。
溜まっていたものが、数秒で一気に送り出されていく。一回の射精で数回分くらいが一気に押し出されていき、快感も数十倍とも思えるほどであった。
それでいて射精はなかなか止まらず、一度に何回もイッたのだろう、出し尽くしても心地よい律動が収まらず、絶頂の快楽、しかも生まれて初めて味わうほどの、精神が崩壊してしまいそうなほどの狂おしい快感に、数分以上さらされ続けたのだった。
「あ・・・あが・・・」
何も考えられなくなった。敗北したとか、これからのこととか、自分が何者かさえも、何も思い出せない。思考が完全に停止するほどの狂おしい快楽であった。
常人なら完全に精神崩壊して狂い死んでいたのだろう。神官を汚そうとした男の哀れな末路を垣間見た。
肉体が改造される。いよいよ、快感一色の世界で、永遠を過ごすことになるのだ。
「催眠は決して解けることはない。我らを初め、すべてのアマゾネス、塔のすべてのメスを相手に、永遠に腰を振り続けることになるのだ。この祭壇でな。」「万一、数億年後くらいにちらっとでも嫌気がさしたとしても、それでもお前の腰は止まらないであろう。」「あきらめてまた快楽に没頭するのだ。永遠に、な。」
「あうあああ…」
「言葉も失ったか。いいだろう、おもしろい装置で愉しんでもらうことにしよう。」
男の体が光に包まれる。神体から発せられた呪縛が、思考を失った男にまとわりつき、がんじがらめに縛ってしまっていた。
彼の体はうつぶせの状態で浮き上がり、まるで光のひもに縛られたかのように一メートルくらい上の部分で宙づりに浮かんでいる。
神官を初め、アマゾネスたちが連絡を取り合い、一列に並んだ。先頭の数名があおむけになり、足を開く。神官が祭壇のスイッチを入れると、寝転んだ女たちの床がゆっくりと動き始めた。
女たちは、特殊な力で動くベルトコンベアーのようなものの上で、1分間に30センチくらいのゆっくりしたスピードで左から右に動いている。最初の女、神官の上には、うつぶせで浮き上がった男がいる。
光のひもが男をゆっくりと降ろすと、そこはうつぶせとあおむけの男女、すぐに結合してしまう。その段階で床はいったんストップした。男は正常位で腰を振る。もはや彼の腰は催眠術によって止まらなくなっているし、精液は永遠に出続ける。
ものの数秒であったが、男は耐えきれずに射精を始める。精液が大量に数分間かけて女の子宮を満たす。その間中、女はかつてない快感を身に浴び、その数分で何度も絶頂することができた。肉体改造の別の効果であった。
男の体が浮き上がると、ちょうど次の女が彼の下に来るように動いていく。そして彼が降ろされるとまた腰が振られ、至高の精液が子宮に注がれた。
まるで工場生産のように、次々流れてくる女と正常位で結合し、数分間射精し続け、また浮き上がって、隣の女が流されてくるので、また正常位で精を放つ。そのくり返しだった。
数百人のアマゾネスたちが順番を待っているが、もはや昼も夜もなく、時間の流れも意味をなさなくなっていて、一番最後の女の順番になるまでの年月も誰も気にならない。アマゾネスたちが終われば、別の階からやってきたさらに多くの女、娘、モンスターたちの番だった。
一人数分の結合で、塔の女たちにすべて子種を植え付けるのにかかる時間は途方もない。が、その時間感覚さえ意味をなさなかった。そして、全員が終わればまた一人目からくり返される快楽の宴だ。
疲れもせず、眠くもならず、餓えることもなく、年もとらず、飽きることもなく、永遠に快感の虜となり続けた敗北者は、悠久の天国を味わい続けた。理性を犠牲にし、欲望だけの存在として、魔の者に糧を与え続けるためにだけ存在する「エサ」そのものとなったのだ。
彼にはもはや、考えることは必要なかった。
###ゲームオーバー###