薄幸の美少女2−2
 

 長期戦になるのは確実だ。したがって精力をできるだけ長く温存させる戦法が一番いい。正常位なら、与えるダメージが限られるシンプルな体位だが、こちらから動いてのカウンターダメージは一番小さい。やはり相手に与える快感が大きければ、それだけこちらが自動的に受ける快感ダメージも大きくなるのが道理だ。もっとも、それだからこそ愛し合う、快感を共有することができるわけだが、今は勝負時なのだ。

 僕は3人並んだ娘たちのうち、真ん中の子に上から抱きついた。薄幸の美少女もみずから腰を持ち上げて、ペニスを懇願する。その腕はしっかりと僕の首に絡みついた。僕は意を決して一気にオンナにペニスを差し込んだ。

 久しぶりの、あまりに心地よい感触が、股間から全身に走る。オンナの感触にはある程度の耐性がついているとはいえ、やはり薄幸の美少女のそれは、他の女医やナースとは比べ物にならないくらいによい。入れた瞬間に優しく絡みつくやわらかい膣圧が、強烈な快感とともに僕の精力を大幅に削り取った。もちろん、入れたばかりのときはどうしても多めのダメージを避けることはできないのだが(少し時間がたつと防御もできる)、この美少女たちの場合は減り方が極端になるのだ。レベルが低ければ、入れた瞬間発射してしまいかねない。

 すぐに気持ちを立て直し、ゆっくりと大きく腰を上下させ始めた。出し入れするたびにしっかりと締め付けながら、オンナが彼女の意志と関係なく妖しく蠢く。その動きはミクロン単位まで、すべてペニスの性感神経を徹底的に刺激できるかのように、正確に僕を感じさせてくれる。

 それでも、以前何度も薄幸の美少女を相手にし、その名器に耐えながらも打ち勝ってきたんだ。このステージ初期みたいに、いきなりピンチにたたされるほどにはダメージを受けなかった。一人相手なら、おそらくはこちらがイク前に彼女のほうが参ってしまい、僕の勝ちになるだろう。ただ、今回はその相手が3人いるため、どうしても精力の温存をしておかなければならないのだ。

 とにかく、この真ん中の娘を責めまくり、早めに消してしまって、残り2人を矢継ぎ早に倒すのが最善だ。ペース配分がしっかりしていれば、3人相手でもどうにか射精をこらえることはできるだろう。

 結合している僕たちの両側には、僕を潤んだ瞳で見つめながら自慰行為にふける美少女たちが寝そべっている。彼女たちは仰向けのまま、妖しくか細い声で鳴きながら、両手で自分のオンナをまさぐっているのだ。その男を誘ういやらしい姿は、たしかに僕の心を犯し、射精感を早めることにつながりはするものの、逆に好都合でもある。自分たちで勝手に精力消費しているからね。

 両側の娘たちも僕の動きに合わせるかのように、体をくねらせ、真ん中の娘とともに悦びにあえいでいる。薄幸の美少女は、きわめて高い攻撃力を持ってはいるが、防御においては大したことがない。自滅を誘うというのは虫が良すぎるにしても、次に結合する時にはだいぶ精力が少なくなっているはずだ。もはや我慢ができなくなっている美少女たちは、オナニーを止められないでいるのだ。何とか勝てそうな気がしてきたぞ。

 「お、おねがい…ですぅ…!」「わたしも…もう…」両側の2人が大きな目で僕を見つめている。「お願い…他の子にも入れてあげてっ!」真ん中の娘も、荒い呼吸で懇願してきた。彼女たちはしきりに、交替でペニスを入れてくれるように懇願しているのだ。うう…そんな頼るような目でかわいらしくみつめないで…

 僕はだんだん惑わされてきた。彼女たちはなおもしつこく、僕を欲しがり続ける。「はやくぅ…ほしいんですぅ…」「あうう…わたしも…おねがい…」僕はついに根負けした。

 ペニスを真ん中の娘から引き抜くと、大きなベッド内を右に移動し、右側の娘に覆いかぶさった。「きてくださいっ!」美少女は僕を抱き寄せると、自分から腰を揺り動かしてペニスをまさぐり、あっという間に奥深くまで飲み込んでしまった。「あふっ…うれしいです…」僕をぎゅっと抱き締めたまま華奢な女の子は恍惚の表情で僕を見つめる。

 ゆっくり大きな動きからリズミカルな責めに転じ、薄幸の美少女の精力を奪おうと腰だけを強く振ってやる。僕の両腕は彼女の下にもぐり、彼女の背中をパジャマごと抱き寄せるようにして密着する。こうして短時間で強い快感を与えるように責める。名器ダメージも小さくはないが、オナニーで疼いていた美少女を大幅に悦ばせるには十分だった。

 「こっちも…ねえっ…」左側の娘が懇願する。しかたない、この状況では一人だけに集中攻撃というわけにはいかなそうだ。僕はペニスを抜いて体を移動させ、今度は左側の娘に結合した。彼女も僕に吸い付いたまま快感を楽しんでいた。僕はさっきと同じように強くリズミカルに突いてやる。

 「わたしも…疼きっぱなしで、もうガマンできないんですぅ。」真ん中の娘が懇願。僕はふたたび彼女に挿入して腰を振った。女の子たちは僕を受け入れると上半身をことさらに密着させ、足を大きく開いてペニスを自然に受け入れる。入っていない娘はしきりに自分をまさぐって、みずからの性欲を処理し続けている。

 こうして僕は、交代で3人分の名器を味わいながら敵精力を徐々に削ることになった。正常位の体勢で、右左に移動しては女の子にダメージを与え、すぐに交代して移動という行為をくり返した。布団の中で蠢く肉の饗宴は、汗と熱気で満たされたドームと化し、戦闘はいよいよ苛烈の度合いを強めていく。

 が、敵は動かずして僕に大ダメージを与えられる黄金の性器の持ち主たち。こちらの精力消費も半端ではなかった。僕は懸命に体を移動させて三人に次々入れて応戦するも、女の子たちもカウンターダメージをしっかり送り込んでくる。

 たしかに挿入中は、薄幸の美少女たちに少なからずダメージを与え、その興奮度も高く、息もたえだえの状態に持ち込んでいる。そのうえ、入っていない娘は自分で自分にダメージを与え、仮に攻撃相手に10のダメージを与えたら同時にオナニー娘たちが2の割合で精力を消費する有様だ。だから、着実に薄幸の美少女たちは絶頂に向かって邁進していることになるのである。

 しかし、僕のほうも少なからず、どころか、ペニスに絡みついてピンポイントで性感帯を責め続ける彼女たちの名器に、大きな快感を受けてしまっており、その興奮度も高く、息もたえだえの状態に持ち込まれている。締めつけ具合も、蠢きも、その筋肉を感じさせない柔肌の感触も、僕に抱きつきながら目を細めて瞳を潤ませるかわいらしい表情も、すべてが僕を射精へと邁進させているのである。

 いつの間にか彼女たちは、パジャマをはだけて胸をあらわにしていた。裸の肉体が激しくこすれあう。お互いの汗がべっとりついて、彼女たちのスベスベの肌をますますもち肌に変える。女体が蠢くたびに、僕の表面をなめらかに滑る白い感触が、ペニス以外の性感帯から僕の精力を容赦なく削り取っていった。

 それに、こっちは連続で快感にさらされているのにたいして、相手は交代で休む時間がある。感極まった娘たちは自分の精力を削ってはいるが、やはり男の直接攻撃にくらべれば、精力消費もたかが知れているのだ。次から次へと交代をせがまれ、入れっぱなしで執拗に責めることができなくなってしまっている。これはこちら側にとって大変不利な状況だった。3人まとめて相手にする以上、どうしたって精力温存の差は広がる一方だ。

 ペニスはひっきりなしに名器攻撃にさらされ、全身も彼女たち一人一人の肌の味わいに翻弄されている。きめの細かい皮膚細胞が僕の体に食い込んでいるみたいに、ぴったり密着してはにゅるんと滑っていくので、体の芯から性欲が疼いてしまい、その感触に酔いしれてしまう。そこへペニスが高速で揉みしだかれ、ヒダでしごかれ、ぐいぐい締め上げられているのだ。僕はあっさりとピンチに追い込まれてしまった。

 ついに耐え切れなくなって、右側の娘を責めている最中に腰を引いて抜け出そうとした。が、それをいち早く察知した薄幸の美少女が、足を僕の腰に巻きつけた。「ダメッ!ですぅ…!」ぐいっと引き寄せられる。そのまま妖しく腰を左右にくねらせてきた。「ああっ、だめっ、だめ…離して」「いや!このまま…」彼女が僕をぎゅっと抱き締めると、激しく体を左右にくねらせる。

 そのとたん、強烈な快感が全身に広がった。射精直前のために僕の体が強く疼いただけではない。薄幸の美少女の清楚可憐な肢体の攻撃が、モロに僕の性感神経を直撃し、心も体も強い多幸感に包み込んでしまったのだ。左右にくねる腰使いは素人のそれじゃない。僕の腰周りを両足でしっかりくるみこんで、体全体で力強く左右に揺り動かしている。膣内で翻弄されていたペニスはいよいよ大きく揉みしだかれ、最後の精力を一気に吸いとろうとしているのだった。

 僕はいますぐ力ずくで拘束を逃れようとしたが、そのとき隣の娘が僕の背中に覆いかぶさってきた。ここで逃げなければ射精してしまうギリギリのところで、タイミングを見計らったように僕の体が上下から挟まれてしまったのだ。「あがっ…」僕は自制もきかずに薄幸の美少女の中に精液を放出した。考えるとか対処するとかいう以前に、体が先に反応してしまった格好だ。強烈な快感が持続したまま、僕はオスの種を全部若い病弱娘に提供してしまった。

 ふたたび思考が始まったのは、射精の脈打ちが終わってからだった。そこで自分が、布団の中で敗北したことを知り、全身がぞっと痺れるのを感じた。しかし、もうすべてが遅かった。薄幸の美少女のオンナは、思考する前に射精させるだけの実力を備えていたのだ。

 脱力した僕は真ん中に仰向けにされた。彼女たちも絶頂寸前の状態で、出したばかりの僕に次々と乗っかってくる。理性をなくした患者娘たちは、我先にと半立ちのペニスに腰を落とそうと争う。ペニスはあの名器の味がまた味わえると知って、意志に反して勝手に蠢く。もう、なるようになるしかないのか。

 交代での女性上位で、僕は次々と精を提供した。一度負けてしまっては、こちらの理性のタガも外れるというものだ。快楽だけの永遠の宴。弱ることもなく、飽きることもない世界。

 美少女たちも飽きることなく、僕を求めて挿入してくる。絶頂しても休むことなく、さらなる快感を求めて騎乗位系の挿入でペニスを悦ばせ、みずからを快感の並に没頭させる。いつしか饗宴に参加する女性たちが増えていき、僕は仰向けで脱力したまま、いつまでも抜かれ続けるのだった。

###ゲームオーバー###

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