薄幸の美少女2−1


 病院ステージを進む。廊下にはナース、診察室には女医、そしてナースステーションには強力ナースが控えている。時々は部屋を通らないと先に進めない複雑な構造で、廊下に比べて部屋の方はエンカウント率が高くなっている。

 途中から、女医や強力ナースも加わって、レベルが高くなっている。つまり中盤に入っているということだ。通常ステージと違って複数種類の敵が登場するので、いわゆる「3人バージョン」ではないのだが、敵の人数や実力に差が出てくるから分かる。今まで以上に攻略に気をつけなければいけなくなっているものの、どうにかこうにか現在のステージを歩んでいる状態だ。

 とにかくクスリ攻撃が厄介だ。即効性のさまざまな薬剤が僕を射精しやすくしたり、一定時間動けなくしたりする。状態異常攻撃は時として命取りとなるからな。これからも気をつけなければ。

 「…むっ!?」行き止まりの横に病室があった。「大部屋」と書いてある。そうだ、以前の病室はこじんまりとしていて、どちらかというと個室に近い感じだった。そしてそこに自称薄幸の美少女、つまり患者役の娘がいるのだった。こんどは…大部屋、か。ということは広い部屋に数人がいることになる。しかも病室にいるのはナースか患者と決まっている。小窓からチラッと覗いてみるが、看護婦の姿は見当たらない。

 ということは、この中には薄幸の美少女がいるのかな。そういえばこのステージを進んでいて、女医とナースばかりとエンカウントし、薄幸の美少女にはしばらく会わなかったな。ナースが強力版になったから、きっと患者も強化されて「急患」くらいになっていたりして。って、それじゃバトルどころじゃねえだろw

 どっちにしても大部屋は初めてだ。こういうときは必ずといっていいほど新手の敵が待ち構えている。少なくとも今までと同じ状況ではないだろう。気を引き締めないと。

 僕はドアを開け、中に入った。大部屋には個人ごとにカーテンが敷かれてあちこちにベッドがあるありふれた構造…ではなかった。造りはいたってシンプル、カーテンもついたてもなく、個室と同じくらいの広さで、どこが大部屋なのかと突っ込みたくなる。そして、部屋の真ん中には馬鹿でかいベッドがドデーンと置いてあり、シーツがこんもりと膨らんでいた。そこに寝ているのは女医でもナースでもなく、パジャマ姿の清楚な感じの女の子たちだった。人数は3人。

 「…何してるの?」3人の女の子が並んでひとつの大きなベッドで寝ている、という異様な光景に、僕は引いてしまった。「…見てのとおり大部屋です。ケホケホ」「どこが大部屋なんだよ。」「個室じゃないから患者はみんなここで一緒に寝てるんです。」「いや…大部屋って、そうじゃないだろ。いくら多人数がひとつの部屋にいるからって、ベッドまでひとつでみんな一緒になるのはありえない。そんな入院生活嫌すぎだろ。」「たのしいですよ?」「…。」

 この病院の異常さはすでに慣れっこになっている。いまさらこんなことで驚きもしないが、むしろあきれる。じゃあ6人部屋なら6人が肩を並べてひとつのベッドに寝るんか。どうせツッコンだって「そうですよ?」なんて返事がくるに決まってる。もういいや、考えるのはよそう。

 「で。どうせこの奥にいくには君たちを倒さないといけないんだろ?」「はい。」「お願いします。」「長い入院生活で男の人が欲しいんです。お願いします。」清楚で弱々しい声で、仰向けになりながら美少女たちはこっちをみている。演技だと分かってはいるが、それでもついその可憐さにひきつけられてしまいそうだ。

 彼女たちは動こうとしない。つまりこっちからこの奇妙なベッドに行かなければならないということだ。僕はベッドに近づき、患者たちの頭をなでてやる。美少女たちはつぶらな瞳で僕を見上げていたが、突然いっせいに手を出して僕を掴むと、ベッドに引き寄せてしまった。「おねがいっ! わたしたちと一緒に寝て!」「そしてこの大部屋の4人目の患者になって!」「ちょっ…言ってることムチャクチャ…!!」病弱なはずの少女たちに力強く引き込まれ、結局僕は彼女たちのベッドの中に入ることになってしまった。

 すでに人肌で暖められていたベッドはあたたかい。僕は美少女たちに導かれるまま、ベッドの真ん中に寝そべることになった。「うっ…!」薄幸の美少女たちは上半身だけが寝巻きで、下はパンツもはいておらず、すっぽんぽんだった。すかさずスベスベの足が僕の下半身にこすりつけられる。そして3人がかりで抱き締められ、唇も奪われた。

 「さあ、早く入れてください。」「おねがい、入れてあげて!」僕のすぐそばの女の子が僕にしなだれかかり、甘い髪のにおいを嗅がせてきた。ぴったり寄り添ってぎゅっと抱きついてくる。そして潤んだ上目遣いで僕を見つめるのだった。うう…かわいいじゃないか…でも魅了されたら負けだ。気をしっかり持たないと。

 それにしても、まんまと相手の土俵にはまっちまったわけだな。こうなってはいきなりの挿入は避けられない。薄幸の美少女は清楚可憐な物腰のほかに、オンナがたいへんな名器なのだ。優しい締めつけ、たくさんのヒダが絡みつきながらペニスの性感細胞を丹念にこすりあげていき、強く弱く蠕動するように蠢いている。以前も彼女たちの感触に悶絶してイキそうになったことが何度もあった。

 しかも今回はそんな名器娘が3人もいるのだ。うかうかしていると本当にここで4人目の患者となり、彼女たちと抱き合いながら永遠の入院生活を愉しまされることになってしまいかねない。とにかく3人分のオンナに耐えながら長期戦で全員を倒さなければならないのだ。相当の覚悟が要るぞ。

 入れることになるのは確実だとして、問題はどんな体位が一番いいか、だな。もっとも精力消費が少なく、与えられるダメージが大きい体位でなければいけない。もちろん運動し続ける体力を温存できるものがいい。正常位で精力消費を抑えてじっくり戦うか、体力と精力の激減を犠牲にして一気に倒す松葉くずしか、全体をバランスよく保つことができる男上背位か。さて、どう戦おうか?

−選択肢−
薄幸の美少女2−2 正常位
薄幸の美少女2−3 松葉崩し
薄幸の美少女2−4 男上背位


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