ナース2−4
 

 彼女たちは通常ナースと違って、手技のエキスパートだ。だから敵の女手攻撃を受け続けてはまずい。相手の得意技にみすみす引っかかるほど僕は愚かではない。手を避けるためにはやはり挿入だ。もしかしたら、相手が鍛えているのは手だけで、オンナの方はそれほど強い武器ではないかもしれない。それに賭けてみるしかなさそうだ。

 僕はナースの一人に襲い掛かり、ベッドに押し倒して足を開くと、ミニスカートがまくれ上がってオンナがあらわになった。彼女をベッドの端に仰向けにし、僕はベッドにあがらずに挿入、ガンガン腰を突き上げる。ナースは屈曲位のままベッドで動かず、僕にされるがままになっていた。思ったとおり、オンナの攻撃力は手ほどの力はないな。通常ナースより多少上というだけで、耐え切れないレベルじゃあない。百戦錬磨のこのペニスなら3人全員を倒しても耐え切れるだろう。

 ちくっ!「うっく!?」首筋に小さな痛みが走る。しまった、ひとりに集中していたから、他のナースの動きに気を向けるのを怠ってしまった。通常ナース以上に機敏な動き、物音を立てずに近づけるしなやかな身のこなしによって、いつの間にか僕の背後に回ったナースが、僕に注射をうってきたのだった。敵の薬剤攻撃は厄介だ。性欲の塊になってしまったり弱体化したり、ろくなことはない。これが原因で敗北することだって十分考えられた。

 体内が異常に熱くなるのが分かった。この感覚は…多くの薬剤のなかでもかなりやばい部類だ。体内の精子生産が急ピッチになり、何週間もオナニーしていなかったのと同じ状態になっている。股間が激しく疼き、体の奥がくすぐったく込み上げている。精神が支配され、セックスのことしか頭になくなり、サカリのついたオスそのものに改造されてしまう恐ろしい薬だ。出したくてたまらない状態!

 そんななかで現在甘美な肉壷にペニスがおさまってしまっている。求めと与えが合致した状態では、あっという間に高められてしまうぞ。僕はたまらずペニスを引き抜いた。それでも体の疼きはおさまらず、それどころかますます性欲が強くなる。思わず腰を引いて自分の肉体に抗った。やっとの思いで自慰行為にふけったのに急に寸止めされたみたいだ。このまま自分でしごいてしまいたくなる。が、そんなことをすればナースたちが手伝って敗北してしまう。かなりのピンチだ。

 精巣の精子が外に出たくて暴れまわっている。そんな肉体の求めに抵抗し、精神力でぐっとこらえる。が、射精しそうになって押し留めるのとは勝手が違う。肉体が悲鳴を上げんばかりに性欲に蝕まれているなかで、その性欲そのものを押さえ込もうとしているのだ。かなり無理があるといわざるを得ない。薬が切れるまでの辛抱だと分かっていても、乗り越えられそうにないという強い不安感がこみ上げてくる。

 こらえるのに必死になっている僕は、ナースたちの動きを掌握できるはずもなかった。僕を取り囲んだナースたちは3方向からガッチリ体を抱え込み、力を合わせて僕を持ち上げてしまった。体を持ち上げるコツを心得ているらしく、梃子の原理で力のかからない連携技だった。そのまま僕は三人がかりでベッドに押し倒されてしまう。

 「さあもう観念してくださいねー!」「ガマンしてもイクまではその体のままですよー?」「クスリが切れても、一度溜まった精子はすぐには消えませんものね。」…そうだ、どだい、薬に立ち向かい、不安とも戦い、そのうえで強力ナース3人を倒すなんて、無理な話だった。薬の効果が切れたとしても、射精欲の疼きまで収まるわけではない。クスリが効いているうちはどんどん精子が作られ溜め込まれ続けるが、効果がなくなればその溜まった状態のままということになる。絶望的だった。

 「さあ、さっきの続きをしますよー…ただし、この細い足でね♪」さっきまで挿入していた看護婦さんが僕にのしかかってきた。彼女は細い足でペニスを挟み込むと、左右交互にスリスリし始めた。ふくらはぎから足首はきゅっと細く引き締まり、太ももも細めだが膨らむところは膨らんでいて、完全に大人のおんなの足であった。彼女は僕の腰のうえにお姉さん座りをして、体をくねらせながら両足でペニスを優しくしごいている。

 出したくてたまらなくなっているところにいきなりのスマタ攻撃で、僕は悶絶しながら体をよじった。それでもしっかりと下半身が固定されてしまっていて、脱出は困難だった。「あらあら。こんなんで感じちゃったら…これはどうなりますかー?」看護婦さんは激しく全身を上下させてきた。強くももが締まり、ペニスがやわらかい肉でしごき上げられた。こすれあいぶつかり合う彼女のお尻や足の感触も心地よい。

 「交代ですー」おっぱいをあらわにした別のナースが股間に貼りついた。自慢の巨乳がペニスを包み込む。そして強くパイズリし始めた。「ほれほれ。出しちゃってくださいよ。」大きく震える乳房の感触に僕はまたもや悶絶の一撃を喰らった。「あはっ、そんなに体くねらせちゃってかわいいですね。じゃあこんなのはいかが?」彼女は乳首でカリをすばやくくすぐった。コチョコチョとやわらかい突起がこすりつけられ、つい射精しそうになる。我慢の限界に達していた。

 3人目はフェラで攻撃。右手で棒をしごきながらの激しいフェラ攻撃に、今度こそおしまいだと思った。が、どうにか持ちこたえた。ちゅぱっと口を離し、妖しく微笑む白衣の天使。次の瞬間彼女はふたたびペニスをくわえ、内頬で亀頭をこすった。彼女の柔らかいほっぺが亀頭で膨らむ。そのぬるついた口腔の感触が先っぽの敏感な部位をこれでもかと苛め抜くのだった。

 こうして僕は、強力ナースたちの体のあちこちによって高められた。僕の始めの意向を察知していたらしく、得意のはずの手コキ攻撃を決して使わず、口や胸、鎖骨、わきの下や足などを駆使して僕を寸前まで高めては、直前で交代するのだった。これで僕は射精を免れ続けることになるわけだが、その分長引いた寸止めが絶頂時の快感を何倍にも膨れ上がらせる。それを知っている彼女たちはわざと僕を射精させないでおくのだ。

 3人とも「手以外でもあなたをイかせることはできる」という、その自信を裏付けるテクニックの持ち主だった。だんだん寸止めまでの時間が短くなってくる。誰にも触れられていないのに自動的に脈打ちそうになるのを、僕の最後の精神力が押さえ込んだ。しかしそのやっとの思いも、かわいい舌先がチロチロして打ち砕いてしまうのだった。

 ずっと抜いていない状態で解禁してオナニーすればあっという間に出してしまう。しかも今は女体3人が僕を集中攻撃しているのだ。耐え切れるはずもなかった。

 白衣の天使の胸に挟まれて、ひしゃげたおっぱいの上に飛び出した亀頭が口の中に納まる。むちゅっとした唇が敏感なところをくるみこむようにして、彼女は大きく吸引してきた。「うああっ!!!」体の奥から込み上げるくすぐったい感触。射精直前の恍惚感だ。しかも、いつもの射精時よりも何倍も強烈なくすぐったさが股間から全身に急激に広がっていく。

 ついに溜め込んでいた大量の精液がほとばしった。いつもよりずっと量が多いのは、数日分急ピッチで生産された精子のせいだ。それが一気にすべて外に吸い出されていく。快感が数倍になり、脈打ちの速度がとてつもなく速いのもうなずけた。その快感が、射精が終わるまで途切れることなく続くのだ。通常数秒程度で終わる絶頂が一分、あるいは数分以上続いた。ナースが口を離しても空中に白濁液が噴水のように噴き出し続ける。

 しばらくして、やっとのことで射精が収まった。脱力して動けない僕の腕にまたもや注射が打たれた。さらにもう片方の手にも注射が打ち込まれる。「ふふっ、よっぽどこのお薬が気に入ったみたいだから、しばらくこれで遊びましょうね。」「今打った注射は射精抑制剤。数分経たなければ射精できないクスリです。そしてもうひとつの方はさっきと同じ薬剤。」「つまり、いつまでも急ピッチで精子が生産され続けながら、絶頂直前で数分間射精を抑制されるというわけ。これが延々とくり返される。もちろん、射精時の快感は数倍よ。イクまでは苦しいけど、すべてはイク時の楽しみと思うことね。」

 僕はもう何も考えられなかった。性欲増進の薬が切れるころには肉体改造は終わり、薬剤なしに同じ状態、急ピッチで精子が生産され続ける状態になるだろう。普通ならそこでひっきりなしに射精し続けることになる…これまでの数倍の快感とともに。しかし、射精抑制剤があるせいで、数分は寸止めされ続ける。その苦しみは想像を絶するだろう。解禁されて精子を吐き出したときは、数倍のさらに数倍となる快感が押し寄せることになる。

 戦慄せざるを得ない。永遠の快楽地獄の中で、本当なら正気を失い、自分の主観が消えてなくなるからこそ、魔性の快楽が永遠に続いても安心できるのだ。しかし今は事情が違う。寸止めの苦しみによって、いつまでも僕は僕のままでい続けるだろう。それなのに今まで味わったことのない快楽がこのナースたちによってお膳立てされ、何度でも彼女たちに精子を吐き出すことになるのだ。

 看護婦たちの手がペニスに襲い掛かる。恐怖で頭がいっぱいなのに、心のどこかで、今まで味わったことのない、魔界でしか味わうことのできない狂おしい悦楽に浸ることへの、淡い期待が入り混じっていた。

###ゲームオーバー###

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