演劇部員1−2
 

 僕は彼女の恋人役を買って出た。「すきだよ…」「あン…私も…ですぅ」しおらしく演劇部員が応える。僕はしゃがみ込んで彼女をやさしく抱き締めた。演劇娘の方もほお擦りで応戦する。「いい…?」囁くように頭を撫でると顔を赤らめた娘が黙ってうなずいた。

 僕は演劇部員の後ろボタンをゆっくり外してワンピースドレスを脱がせ始めた。彼女はしゃがんだまま服の中に手を入れて下着を取る。ドレスがするりと下に落ちるとすぐに下着も柔肌を滑り落ちた。演劇部員は僕のブルマに手を掛ける。僕は体操着を脱ぎながら彼女のブルマ脱がしに応じた。

 二人は裸になった。しっとりしたつぶらな瞳で見つめて来る娘に僕は黙って唇を重ねる。暫くキスで高め合うと演劇部員は僕にしなだれかかって来る。僕は尻餅をついて彼女を受け入れた。全裸の演劇娘がさらに体重を掛け、スベスベの肌を僕の上半身にこすり付けながらさらに愛を求める。

 僕は彼女の首筋やうなじを優しくさすり、その手をどんどん下にやって背中までかわいがる。女の子の方も僕の背中に手を回してしっかり抱き締めた。そのまま小さな頭部を僕の首にうずめて来る。「やさしく…して…」かすれそうな声で囁くと興奮が高まった。

 僕の左手が彼女の背中を、右手がお尻をさする。彼女の首筋に強くキスマークを付けた。演劇部員はゆっくりと下半身を僕のおなかに吸い付けると腰を落とし始めた。

 ぐぬぬぬ…。ペニスがオンナに飲み込まれる。それを合図に僕達は強く抱き合い、座位の格好でゆっくりお互いに求め合いながら上下に動き始めた。ねっとりした動きが僕を感じさせる。

 僕はゆっくり深く捻じ込むようにペニスを突き立て、上半身をのけぞらせるようにペニスを引いて女の子を悦ばせた。彼女の方もペニスが蠢く度にしっかりヒダを絡ませてペニスに快感を送り込みながら厚い愛情で強く包み込んで来る。

 「ハァ……ん…ハァ…」演劇部員は静かに僕の耳元で甘い吐息を吐き続けた。脳天が痺れそうな甘美なため息だった。快感をしっとり感じながらも感じる声を出さないようにしてくぐもった息を優しく僕の首や耳に拭き掛けて来る。その恥らうようなしおらしい態度が僕をどんどん興奮させて行った。

 長期戦はだめだ。うるさいあえぎ声の代わりに甘い吐息と囁きが僕を悩殺し続け、防御力を押し下げ続けている。突けば突く程艶っぽい演劇部員の物腰が僕を弱体化させ、受けるダメージも雪達磨式に増えてしまう。短い時間で倒さないと。

 だがそうなると座位の攻防はまずいな。ゆっくりなまめかしい動きがこちらに不利に働いている。甘い囁きに加えて若い肌が僕の全身にしなだれかかり、絡み付いている。この体勢のままではどんどんこちらの精力が削られてしまう。まして相手の吐息が本当なのか演技なのかも分からないんだ。

 肌の密着をとにかく避けよう。僕は上半身を引いて座位から脱出しようとした。「だめえっ!このまま、このまま抱き締めてえっ!」女の子がぎゅみっと若々しい肌を押し付けながら僕にしがみ付く。ふくらはぎが僕の背中に回された!そしてぐりんぐりんとしっとりした動きで腰が蠢き、ペニスをこねくり回して来る。

 「うあっだめ…」僕は腰を引くが座位の体勢では引き抜く事ができない。女の子はグイグイ体重を掛けて来て強くしがみ付いて来るから逃げられない。甘美なふくらはぎが僕の腰を滑りながらくすぐっている。

 無理に上半身を後ろに倒せば女性上位でのしかかられたまま抜かれてしまいそうだ。だからって前に倒せば密着正常位でしがみつかれたまま抜かれてしまう。どっちに倒しても追い詰められてしまうだろう。

 耳元ではぁはぁはぁといやらしい小さな吐息がこだましている。どんどん脳天が痺れてしまう。一擦りでも大ダメージを受けてしまう程僕は耐久力を下げられてしまっていた。

 座位の状態はだめだ、とにかく何でもいいから別の体勢に変えないと。でも後ろに倒れて演劇部員の好きなように動かれるのは避けたい。せめて正常位にして起死回生のチャンスを狙うしかない。

 僕は上半身を前倒しにして演劇娘をあお向けにした。彼女は僕にしがみ付いたまま背中を床に着ける。その腕は僕の背中を、ふくらはぎは腰を、がっしり捕らえて離さない。「スキ…大好き…ハァハァハァ…」耳元にとどめの囁き!

 僕は一心不乱に腰を上下させて演劇部員を感じさせた。「んっく…はぁはぁ…ぅ……んっ!…はぁはぁはあはぁはあっ…」こっちが責めれば責める程彼女はカウンター攻撃でかすれたため息を漏らして僕を高める。演技なのか…本当に感じてるのか…頼むから本当であってくれ…こっちが果てる前に相手を満足させないと…

 密着した若々しい肌が僕の動きに応じてぎゅむぎゅむと全身を揉みしだく。彼女も積極的に前後に動いたり僕の体を若い乳房で押し返したりしてしっかりダメージを与えて来た。二重の絶妙な動きが柔肌を魔性の武器にしていた。淫靡な吐息が僕の思考を完全に鈍らせていた。

 「ううあ…!」僕は全身に射精の疼きを感じた。とっさに腰を大きく浮かしてオンナの暴虐から逃れようと反射したが、彼女のふくらはぎがその瞬間きゅっと締まり僕の腰を下に押し戻してしまった。女体は僕の下で蠢きながらぐりぐり柔肌をこすり付け、最後の仕上げに入った。

 「だめっだあ…っ!!」僕は渾身の力で上半身を浮かせ、ベリっとキメの細かい肌から体を引き剥がした。「あん…」それでも彼女の足がしっかりと僕の腰を固定していて結合から解き放つ事だけは許してくれない。下腹部に張り付いた女の腰周りが、僕が激しくのけぞった勢いでぐにゃりとひしゃげ、その振動がオンナを伝ってペニスを強烈な蠢きに晒した。

 「あうあっ!」上半身を彼女の体から引き剥がした瞬間、精液がオンナにこぼれて行った。「あふう…入って来るよぉ!」演劇部員の全身がブルッと震えるとその振動が精巣の奥底に溜まっているすべての精子を外に押し出す刺激になった。お尻の奥がビクビクと脈打ち全身が悦楽に包まれる。

 脈打ちが終わるとやっと彼女はふくらはぎを解いてペニスを離してくれた。優しく微笑みながら両手を伸ばす。僕はその手にフラフラと吸い寄せられるように近付く。スベスベの手のひらが僕の頬を捕らえるとゆっくり引っ張った。その動きに応えて僕は彼女の真横に添い寝する格好になった。

 「私、良かったですかぁ?」胸元に顔をうずめてしっとり囁き掛けて来る。「ああ…最高だったよ。」僕は演劇部員のサラサラの髪を撫でた。「じゃあ…これからも私達をかわいがって下さいね。極上の艶技で永遠の天国にいざなって差し上げますからぁ。」

 僕はおっとり娘に射精した事を後悔しなかった。小さな頭を撫でながら彼女をいとおしみ、これから先に待っている絶えざる快楽の世界に期待を寄せるのだった。

###ゲームオーバー###

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