セーラ1−4
 

 多分相手はレズごっこが好きなのだろう。男を女装させて、そいつをあたかも女の子に仕立て上げて、その上で責める。そういうプレイが好みなんだ。

 好みという事は、そういうシチュエーションが相手にとって一番萌えるって事。できるだけそれに合わせた方が、落としやすくなるってモノだ。

 もしかしたら、このセーラはレズごっこで男の子が悶えるのを見て感じるのかも知れない。ここは相手の土俵に乗ってみる事にしよう。

 僕はセーラの胸にしなだれかかり、その首にキスをする。セーラは僕の頭を抱きかかえた。ふくよかな胸の感触を頬に感じる。

 「ふふ…カワイイ子。もっと良くして上げる。」

 セーラは教室の壁にもたれかかり、僕を抱きかかえたまま腰を下ろした。鏡には後ろから羽交い絞めされる"少女"の姿が映っている。

 セーラの手が、スカートの中や僕の乳首を這い回る。僕は自分のセーラー服のリボンを取り、ボタンを外した。それに合わせてセーラが服を脱がせてくれた。僕は上半身裸になった。ペニスは既にはちきれんばかりになっていて、小さいパンツに圧迫されている。

 セーラは無言で、僕のパンツをひざまで下ろしてくれた。いきり立ったペニスが、スカートにふくらみを作っている。

 「あらあら。コレはなんですの?」「あっ!イヤっ!」「うふふ…女の子のクセに、どうしてスカートに棒状のふくらみがあるのかしら…?」「や、やめて…」つい僕も女の子のように振舞ってしまう。

 セーラはスカートの上から僕のペニスを握り締めている。シュッシュッと上下にしごきたてて来た。

 「ぅ…」「どうしたの?気持ちいいのかしら?」「そんな…」「そんな訳ないわよねえ。あなた、女の子なのに、オチンチン触られて気持ちいいなんて事はない筈よね。」

 執拗にしごきたてて来る。耳元に興奮したセーラの吐息がかかる。やっぱり女装プレイが彼女のツボみたいだ。このまま続ければあるいは勝てるかも知れない。

 「あなた、本当は男の子なんでしょう?」「ちっ違…」「ウソおっしゃい!じゃあコレは何よ!」「いや!」

 スカートが捲り上げられると、ギンギンのペニスが反り返っている。

 「いけない子ね。コレはなあに?」「う…」「男の子でしょ?」「違いますぅ…」「そう。女の子なのね。じゃあ、反り返っているモノより、こっちの方が感じるんでしょう?」

 セーラは僕の胸を揉みしだき、乳首を指先でこねくり回して来た。「ぅんん…」「あらあら。女の子にしては乳首が小さいし胸もないわね…。吸えば大きくなるのかしら?」

 セーラは僕の前に回り込んで、僕の乳首に吸い付いた。ちうちうと音を立てて、強く吸い、また舌先でコロコロと転がして来た。そのくすぐったい感触が、僕にため息を吐かせる。

 鏡には、女の子が女の子の胸に吸い付いているエロチックな光景が映っている。何とか最後の理性が保てているのは、場違いに鏡に映る自分のペニスを確認できているからだ。

 セーラは執拗に僕の胸を責め、わきの下をくすぐり、体中をさすり、その太い足を僕の足に絡めて来る。女同士なら愛撫も長く執拗になる。セーラはしつこくしつこく唇を僕の体のあちこちに滑らせ、吸い付いて来る。

 「ああ…」「どうしたの?」「も、もう我慢でき…」「何が?」「もう、入れて下さい…」「あら。ヘンねえ。女の子なら、オチンチンを入れさせて欲しいなんて頼まないと思うけど?」「そんな…」「さ。もっと楽しませて…」「うう」

 体中を満遍なく何度も、舌先と指先で愛撫され、只ペニスにだけは指一本触れようとしない。ソレは”存在していない”からだ。時折ペニスの周りを指先でコチョコチョとくすぐる事はあっても、ペニスにも玉袋にも手は伸びない。

 レズごっこの執拗なじらしテクニックで、僕の防御力は完全に骨抜きになってしまった。

 座位の格好で抱き合い、お互いの胸を擦り合わせると、くにゅくにゅといやらしい音が聞こえて来そうだ。だが結局、一方的に僕が感じてしまっている。

 ダメだ、この作戦は失敗だ。たしかにレズごっこはセーラを萌えさせるけど、それ以上に相手の征服欲が強く、相手をイかせる前にこちらが射精させられてしまいそうだ。

 セーラは巧みにペニスを避けながら、Eカップを体中に這わせて来た。足の指の間をしつこく舐め回して来る。もう耐え切れない。

 「ぉ、お願い…もう…!」「なあに?」「ぼ、ボクはいけない男の子ですぅ!」「やっと認めたのね。さあ、どんないけない事をしているのか白状しなさい。」「ぅぁ…男の子なのに女の子の服を着て気持ちよくなってますぅ…」

 羞恥心で顔が真っ赤になってしまう。

 「よく言えました。じゃあご褒美上げる。」

 そう言うとセーラは、座位の格好でいきり立った僕のペニスを飲み込んだ。直球型のきつい締め付けと、若くて吸い付くようなみずみずしい肉体が、僕の全身に改めて襲い掛かって来た!

 「はう…くうう…」「どうしたの?出してもいいのよ?」

 散々じらされたせいで、僕はイキそうになっていた。なぜか、男の子だとばれてはいけないシチュエーションで、ムリヤリおねえさんに誘惑され、自分で男の子だとばらしてしまったみたいな、後ろめたさを感じる。

 クーデターによって独裁政権が打ち立てられ、王族が捕らえられて次々と処刑される中、身を隠して町でひっそりと暮らしていた隣国の王子。女性として生きて、隣国の追っ手を欺いて来たが、隣国の手の者が次々と送り込まれて、エッチな攻撃で性別がばれてしまったみたいな…

 セーラは座位で自分のおっぱいを僕の顔に擦りつけながら、激しく上下に動いている。ペニスは執拗にしごきたてられ、爆発寸前にまで高められる。

 「ああっ!セーラちゃん!」「いいよ、このまま出してぇ!」鏡に映った二人の美少女の乱れる姿が、僕を限界にまで追い詰めた。

 僕は結合したまま、セーラの中に精液を放出してしまった。

 僕から離れたセーラは不敵な笑みを浮かべる。「たまにはこういうプレイもいいでしょ?」「あ、ああ…」「ふふ。今度は囚われの王子様で遊ぼうか。」

 そう、だね。それもいいな。僕は姫の格好に女装した自分の姿を頭に思い描くのだった…

###ゲームオーバー###

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