混浴娘1−6
 

 このまま手で戦うことにしよう。やはり未知のステージ、他にどんな仕掛けがあるか分からないし、たいていこういうステージに出てくる敵は、そのステージに長けていることが多い。つまり混浴娘は浴槽ステージで実力以上の力を発揮するんだ。こうして湯船に浸かっている以上は、ヘタに攻撃に出ず、このまま手の攻防で様子を見ながら相手を見極め、チャンスを掴んで一気に反撃するのがいい。

 それに、今の時点では手コキ手マン合戦はこちらに分がある。僕のほうが経験が深く、ねっとりじっくりいたぶるすべを心得ているのにたいして、相手のしごく手つきはぎこちない。せいぜいそのしなやかな女の手そのものが強力な武器になっている程度だ。もちろんその武器をなめていれば女手に抜かれてしまうけどね。

 僕は執拗にオンナを責め立てる。周辺をやさしくいじったかと思うといきなり挿入して強烈な快感を送り込んでやる。「はううっ!」その都度彼女の手が動きを止めてしまう。快感に一瞬我を忘れて攻撃を緩めること自体が、彼女が未熟な証拠だ。この調子なら勝てるだろう。

 「だっ…だめ…ですぅ…!!」このままではイクと悟った混浴娘が、突然足をきつく閉じてしまった。いきなり貝が蓋を閉じたような感じだった。僕の手首はむっちり太ももに挟みこまれ、強い力で締めつけられる。「ちょっ…放し…」「〜〜っ!」混浴娘は顔を真っ赤にしてうつむいたまま足を開いてくれない。

 しまった、いきなり強く責めすぎたか。この状態では手を動かせずダメージを与えられないぞ。僕はなんとかして指先を動かしてオンナをまさぐったが、それ以上快感に包まれると混浴娘はますます足を閉じてしまうのだった。

 その間も彼女はペニスを片手でぎこちなくしごき続ける。「むむ…」一方的にしごかれてしまう。力が入っているせいで、ペニスを掴む手のひらも強く圧迫するように包み込み、そのままきつく上下させている。これではトロい動きであっても十分ダメージになる。やわらかい娘の手が締めつけながら一生懸命ペニスをしごき上げているのだ。

 このままでは、相手にダメージを与えられずに一方的に精力を奪われてしまう。なんとかしなければ、とは思うけれども、なにせ僕の手は相手の太ももにガッチリ捕らえられている。簡単には逃げられない。仕方ない、あの手しかないか。

 僕は挟まれた手全体をバイブのようにブルブル震わせた。腕の筋肉をフル稼働し、絶妙なタイミングで小刻みに振るわせてやる。女の股に挟んでいるのだから、この微妙な振動は混浴娘の腰周り全体を震わせ、オンナからその奥まで振動を浸透させることができる。「ひゃあんっ!」本屋は体の奥に送り込まれた微振動の快感に身をのけぞらせた。その勢いで足の力が一瞬抜ける。その一瞬を逃さず、僕はさっと手を引いた。右手はやっとむっちりふとももから解放された。

 突然のでき事に彼女は思わずペニスを掴んでいた手を離した。すかさず僕は後ろに逃れる。別の作戦で仕切りなおしだ。腕バイブ攻撃は短時間しか使えない上消耗が激しい。が、逃れられたのでよしとするか。

 ざばあっ!

 僕が後ろに逃れたとたん、いきなり彼女が飛びついてきた!勢い、僕たちは後ろに倒れる。浴槽だから当然お湯の中に沈められる。「ガボガボっ!」僕は突然の展開に驚きながら、本能的に上に浮かび上がろうとした。しかし混浴娘が僕のおなかあたりにしがみついて体重をかけてくる。「グバァ…ふざけっ…!」渾身の力で女の子を引き剥がすと、足を滑らせながらどうにかお湯から顔を出すことができた。

 たぶん、相手もとっさの行動だったのだろう。突然の快感に震えて男を逃がしてしまい、どうしたらよいか分からず、考える間もなくとにかく僕にしがみついてきたんだ。あとは無我夢中。って、溺れさす気かよ!…まぁ沈められてからはこっちも無我夢中だったがな。

 やっとの思いで体勢を立て直し、顔の水を振り払うと、辺りを見回した。と、相手の姿がない。何か嫌な予感が、一瞬走る。こういう戦闘ではいち早く状況を理解し、それに対応した作戦が立てられなければならない。しかし水から上がったばかり、なんとか体勢を立て直した瞬間だったから、十分に様子を探ることができない。敵を見失うことに気づくまで10秒はかかった。この短い時間が命取りとなった。

 ザバッ!後ろで物音がしたかと思うと、降り返る間もなく背中にやわらかく滑らかな感触が包み込んだ。「しまった…」本能的に状況を理解し、思考よりも前に言葉が口をついて出る。思考が戻ると、いきなりピンチに立たされていた。彼女は僕を沈めて無我夢中でいたが、僕に引き剥がされた時に我を取り戻し、次にどうするかをいち早く判断したのだ。こちらは溺れかけていたからそれどころではなかった。自分を取り戻すその差は10秒。

 混浴娘は沈んだまま僕の背後にまわり、僕が顔を上げた瞬間背中から飛びついたのだ。その場所は丁度運悪く、浴槽のふちで、半身浴用に腰掛けられるようになっていた。彼女が僕に女体を押し付けながら、同時に身を後ろに倒して、僕を後ろに引っ張った。その勢いで僕は浴槽の出っ張りに腰をかけ、その後ろをぴったり前髪っ娘が貼りつく格好になった。

 後ろから白く細い両腕が伸びる。ペニスがしなやかな両手のひらに掴まれ、包みこまれた。僕がそのポジションを逃れる前に、彼女の足が僕の太ももの上に乗せられる。その状態で膝を曲げれば、足を開いた僕の体を固定することができた。彼女のぷにっとしたふくらはぎが僕の内股に密着し、僕の足を一層押し広げながら引っ張っている。こうして、彼女の両手両足が僕のおなかから下を完全に固定し、彼女の反撃が始まるのだった。

 混浴娘は両手でペニスをゆっくりやさしくしごき始めた。「うっく…」さっきまでとは明らかに違う強烈な快感がペニスから全身に広がる。ぎこちなかった手の動きはどこへやら、お湯の中でもスムーズに手のひらが上下している。指先がたくみに動かされ、うごめくオンナを模している。スピードは遅いが、着実に感じるポイントをこすり上げるその動きは、素人のそれとは明らかに違っていた。

 「へへへー。どうですか?気持ちいいですかー?」甘い声で囁きながら混浴娘がスベスベのほっぺを僕の頬に後ろからこすりつけた。さっきまでの手コキは演技だったのだろうか。「この体勢なら上手にできるんですよー。」くっそ、そういうことか。浴娘は、風俗嬢ほどのテクニシャンではないにしても、ちょっとした技なら心得ており、後ろから密着してペニスをしごくことについてはある程度訓練がつまれていたのだ。

 逃れることも反撃することもできず一方的に高められる。下半身はガッチリ捕らえられていて身動きが取れない。そして僕の背中は柔らかくあったかいしなやかな女体に埋め尽くされている。彼女の動きに合わせてかわいらしくつぶれた乳房がうごめき、僕を後ろから包んでくれている。彼女との密着をのがれようと体を前に倒しても、彼女もそれに合わせてぴったり張り付いたまま倒れてくるし、少し倒せば目の前がお湯になるのだから、結局逃れることはできないのだ。

 反撃しようにも真後ろに密着されていてはほとんど手の出しようがない。僕の背中に乳房を押し付けることによって、同時にこちらからおっぱいに攻撃を加えることから身を守っている。オンナも僕のお尻に密着しており、手を出すことは不可能だった。

 そうこうしているうちに、彼女はますます後ろから僕を愛し、ぐいぐい体を押し付けてくる。そしてずっと僕に頬擦りして感じさせながら、みずからペニスを覗き込むのだ。巧みに足を動かして僕の内股をスベスベのふとももやふくらはぎがかわいがり続ける。

 混浴娘は僕に頬擦りしながら、右手で先っぽを、左手で玉袋を責め始めた。先端を右手のひらで包み込むようにして、小刻みに上下させ、玉袋からの精子を押し出すべく、左手で揉みしだいたり絶妙なタッチでコチョコチョくすぐったりしてきた。足を閉じて防御しようとしても彼女のふとももがガードしていてそれもできず、ペニスはの●かちゃんにいいように弄ばれるしかなかった。

 やがて僕は耐え切れなくなった。勝利どころか反撃の機会がまったくなく、僕は次第に彼女に身をあずけるようになった。混浴娘は前へ前へと体を押し付け、僕のほうは後ろへ後ろへと背中を倒す。密着の度合いがどんどん高まる。彼女の右手がぐりっぐりっと亀頭を磨き、左手は玉袋のさらに奥をくすぐっていた。じわりとくすぐったい快感が全身に広がる。「あふ…」僕は震えながらわずかに前かがみになった。そこへ容赦なく混浴娘が体を押し付け、ますます前かがみになる。

 ついに彼女は、右手で筒を作って僕の亀頭周辺を包み込んだ。内側にひねられた手首に力がこもる。裏筋が圧迫され、同時に玉袋が引っかくように指先で軽くくすぐられた。「んんっ!」混浴娘の右手の筒から、僕は湯船に向けて白い花を咲かせた。射精が始まると右手が上下し始める。玉袋が左手に包み込まれ、脈打ちの感触を手のひらに受けて楽しんでいた。

 白濁液は粘っこく浮き上がると、どこかへ流れていってしまった。自分の意志というものをしっかりと持った状態で、僕が見た最後の光景だった。

###ゲームオーバー###

戻る


メニューに戻る(ノーフレーム用)