混浴娘3−2
ここは受身の作戦を取ろう。リーダーとの戦いにそなえて、とくに精力を温存しておく必要がある。そのためには積極的に責めにかかるのではなく、相手から来るのを待って返り討ちにする戦法の方がいい。無理に先に進めば、それだけ一度に相手する人数も増える。それは避けておきたい。ここにとどまり、相手が近づくのを待って、少人数ずつ小分けに倒すのだ。
まずは目の前の三人の豊満美少女だな。立ったまま囲まれるのは避けたい。催淫ローションの危険はあるが、あえてその場にしゃがみ、全身湯船に浸かった。腰を低くすることで、彼女たちの手がペニスに届くのを避けることができる。どっちみち催淫ローションは全身に浴びることになるのだ。僕はその体勢のまま三人を見上げた。
娘たちはこれ以上僕が近づかないことが分かると、三人いっせいに近づいてきた。間合いに入ったとたん、作戦決行だ。僕はすばやく両側の娘のオンナに手を伸ばし、真ん中の美少女のオンナに顔を近づけクンニ攻撃をくりだした。「はうっ…しまった…」「ああっ、でもイイっ…!」「もっ、もっと奥まで欲しいっ!」女の子たちは僕の攻撃に悦び、あっという間の展開に反撃を忘れて快感に浸っている。誰もペニスに手を伸ばそうとはしなかった。
催淫効果がじわじわと僕の体に侵食し続ける。暖かいにゅるにゅるの浴槽で、自分の足をこすり合わせただけでも精力を消費してしまう状態の中、ペニスが攻撃にさらされていないのが救いだった。両手指先を締めつけるオンナの感触と、少しずつ精力を刺激する薬剤、そして目の前に広がるいやらしい丘だけが、僕の精力をわずかに削る。真ん中の娘のオンナから滴るローションに含まれている薬剤が、僕の舌から進入する。全身浸かって肌から吸収される分と、口から侵入する分で、精巣の精子がキューンと疼いた。もし気をしっかり持っていなかったら性欲に負け、この美少女たちに飛びついてほどなく射精していただろう。
早く済むかどうかは僕のテクニック次第だ。僕は両手と舌を別々に巧みに動かしながら、彼女たちの感じるポイントを探し当て、あとは一心不乱に責め立てた。この淫靡な状況に興奮してしまったら先の戦いには勝てない。自分を見失わず、落ち着いてダメージを与え続けながら、こちらの性欲や感度は鎮め、快楽を求めたい衝動をかわし続けるんだ。
僕はまるで決まりきったダンスでも踊るかのように、機械的に手順どおりに手と舌を動かし続けた。そうすることでこちらが感じる度合いを最小限に抑えつつ、相手には型どおりのダメージを与えることができた。もっとも効率のよい戦い方だ。与えられたルーチンワークをひたすらこなすのだ。もちろんセックスの醍醐味や味わい深さなどまったくない、味気のない単純作業ではあるが、今は快楽に浸るときではないのだ。
三人の混浴娘たちはなすすべもなく感じ続けている。座った僕の位置に手を伸ばすこともできず、僕の指や舌から逃れて反撃するだけのテクニックもなく、執拗な愛撫攻撃に腰をくねらせて悦んでいる。そのふくよかな腰つきのなまめかしい動きはいやおうなしに目に飛び込んでくるけれども、それにほだされてこっちの腰までくねらせてしまえば、たちまち催淫ローションに侵略されてしまうことになる。
真ん中の娘は僕の頭に手を乗せて必死に抗うも、奥までねじ込まれる絶妙な舌の動きには防御しきれず、やがて愛液が急激に分泌されるようになる。あと少しの合図だ。僕はさらに舌をオンナ全体に満遍なくいきわたるようにすばやく動かす。舌が攣りそうだがここが努力のしどころだ。表面からさらに奥へとねじ込み、また表面をなぞるようにかわいがる。やがて、クンニ攻撃を受けている混浴美少女はぶるるッと震えて果てていった。
次いで右側の娘が、激しく出入りする僕の手についえる。そして左側の子も耐え切れなくなって消えていった。よし、まずは第一陣を難なく突破だ。こちらの精力消費もたいしたことがない。この調子で突き進めば浴衣のお姉さんまで十分精力を温存できるだろう。
戦いは終わっていない。すかさず第二陣が襲い掛かってくる。こちらも負けてはいられない、立ち上がって積極的に湯船を突き進み、次の陣の中にみずから飛び込んでいった。そして近くの二人の混浴娘に手を伸ばす。座って三人まとめての攻撃はもう通用しないだろう。同じ手がいつまでも通用するほど、彼女たちは弱くはない。今度は違う愛撫攻撃で応戦しなければならない。
湯船の真ん中あたりで僕を取り囲むのは、これまたかわいらしいぷるぷる美少女4人だ。僕はできるだけ彼女たちを近づけないように、密着されないように気をつけながら、手で4人のオンナに集中攻撃した。二人ずつ交代で混浴娘の下腹部に手を伸ばし、巧みな指さばきで表面から内側まで丹念に愛撫、すかさず交代して別の混浴娘を攻撃する。
彼女たちももちろん負けてはいない。僕の攻撃を素直に受けて足を開きつつ、そっちはお構いなしに僕を責めることに専念し始めていた。これによって彼女たちは僕の攻撃を防御することなくダイレクトにダメージを受けることになるわけだが、その代わりに攻撃に専念することで僕を一心不乱に責め続けることができる。
彼女たちは4方向から僕を取り囲んで、ペニスを中心に柔らかローション生手で責め続ける。彼女たちのスベスベの手のひらや甲、指先、二の腕が、僕の棒も玉袋も会陰も腰周りも満遍なくかわいがってくれている。
前方と左右の女の子たちの6本の手が僕の下腹部に群がっている。自動的にできあがった役割分担が、僕の性感帯をあますところなく攻撃している。むにむにの手のひらが亀頭をやさしくくるみ込んで揉み続けている。別の娘の細い指先四本は、棒部分の裏スジに力をこめつつ素早くしごき上げている。そしてこの二人のもう片方の手がペニスの付け根や腰まわりをすべり、くすぐったい刺激を絶えず送り込んでいた。前方の女性は屈みこんで、足を開いた僕の股の奥に手を伸ばし、会陰やお尻の穴をこしょこしょくすぐっては玉袋をかわいがり、着実に僕の精力を削りとっている。
この三人からの密着はどうにか抑えることができたが、後方の美少女を跳ね除けることはできなかった。彼女は僕の背中にピッタリ張り付いて、胸やおなかをこすりつけ、むっちりふとももで僕の足を開いて手コキ攻撃をサポートしつつ、その両手を僕の胸に這わせていた。
僕も負けじと混浴娘たちに手を伸ばし、余計なところは責めずにオンナだけを集中的に攻撃した。結局短期間で集中的にダメージを与えるなら、性器をおいて他にはなかった。しかも、こっちの腕は二本で同時に二人までしか責められず、相手に休む暇を与えているのにたいして、相手の腕は合計8本、こっちが性器しか責められないのに敵は僕の全身の多くをひっきりなしに責め続けることができる。状況がこちら側に不利なのは明らかだった。
僕はこれまでの経験の成果から、指先の技にはある程度の自信があった。一回に与えられるダメージ、つまり攻撃力そのものは、こちらのほうが優れていただろう。が、条件が不利なために、結局はこちらの精力のほうが早く消費させられるのである。精力値に差がある点だけが、僕に勝機を与えているに過ぎなかった。
そればかりじゃない。混浴娘たちはときおり手でお湯をすくっては僕の体に塗りつけ、また自身の手をローションまみれにする。これによって僕の防御力を低下させながら女の手の攻撃力をどんどん強化させていくことができる。長期戦になればどんどん危なくなっていく仕組みだ。
まだローション女体が全方向から密着していないだけ、こちらのダメージは抑えられていた。にゅるにゅる滑るやさしい手に心を許さなければ、まだ多少は持ち堪えられそうだった。女の子たちは一生懸命に持ち場の部位をかわいがり続けていたが、僕が責めると快感にのけぞって手の動きが止まってしまう。
ぴちゃぴちゃとお互いの手を動かす音だけが浴場に響く。ときおり混浴娘たちの悩ましい声が噴き出す。僕のクリーンヒットが命中した時には、彼女たちは思わず声を出してしまうのだ。相手は人海戦術でコンスタントにペニスと周辺にダメージを与えるだけで、致命的な快感を僕に送り込むことができないでいた。これにたいして僕のほうは、時々女の子の敏感なポイントを探り当てて次の娘に交代するテクニックを心得ている。
声を出させるまでの間隔がだんだん短くなってきている。これは、混浴娘たちのそれぞれのポイントを見つけやすくなっているのと、彼女たちが相当に興奮していて快感に敏感になってきていることを意味していた。あと少しローション攻撃に耐えればこの四人を撃破できるぞ。
だが、彼女たちも負けてはいなかった。感じては手を止める状態ではあるが、けなげに手を動かし続け、おそらく疲れているだろう腕を一生懸命に動かし続けて休もうとしない。最小限の力で最大限の快感を送り込もうと、手の力を抜き始めた。
力を抜いた分、少しの力ですばやく僕の肌を女手が滑るようになる。正面の娘が両手で亀頭をくるみ込んで、軽いタッチで揉みながらしごきあげる。右側の娘は根元をしっかり握り締めながら、もう片方の手で僕の内股をさわさわとまさぐっている。左側の娘は玉袋を揉むのをやめて、その代わりにしなやかなタッチでスベスベと軽くこする。これが異様なまでのくすぐったさで、僕の精力をどんどん削り取ることができた。もう片方の手が内股からペニス回りのくすぐったい部分を指先で滑らせ、しっかりサポートしている。玉袋の真横の部分が特に気持ちよかった。
そして、真後ろに張り付いている娘は、ふとももで僕のお尻の穴周辺をこすりながら内股に足の感触を味わわせ、背中に乳房を押し付けながらローションで滑らせている。その手は僕の乳首をしっかりぬめらせていた。「あふ…」僕も思わず声を漏らしてしまう。
精力値が残り少ない。このまま長期戦に持ち込んだら確実に負ける。よしんば彼女たちを撃退しても、すぐに第三陣が襲い掛かってくる。そこまでは持たないだろう。何か作戦を変えないと。そのためには、四人というこのポジションから崩さなければ。
僕は全体に満遍なく攻撃を加えるスタイルを改め、左側の娘に集中攻撃することにした。「あううっ…だめ…ですぅ…」左側の混浴娘は体を震わせながらダメージを受け続ける。その間彼女の指先は動きを止め、玉袋へのくすぐったいサポートを食い止めることができた。程なくして彼女は消えていった。それだけ、相手の残り精力値も少なかったんだ。おそらくは残り三人も同じくらいだろう。それならひとりずつ倒してしまえば勝機も見えよう。
僕は正面の娘のオンナを両手でかわいがった。「やん!」快感から混浴娘は力が入る。「うう!」僕の方にカウンターダメージ。亀頭を握り締める手が強くなり、締め付けが突然強まったことが大ダメージとなった。が、致命傷となる前に彼女の方が先に果てた。
次は三人目、右側の娘だ。「…!」女の子は僕の正面に来て片足を上げた。その顔は絶頂間近のいやらしい顔だ。おもわずそのメス性100%の視線に引き込まれそうになるが、辛くも自分を保つことができた。そして彼女が何をしようとしているのかも察知した。「くっ、させるか!」横に逃れようにも後ろに張り付いた混浴娘が許さないだろう。敵のオンナがペニスに迫る前に僕は両手を伸ばし、挿入を避けながら相手に致命的なダメージを与えることに成功した。
三人目がイクと同時に僕はくるりと向きを変えた。モタモタしていると後ろからペニスをつかまれてしまう。そうなると反撃が難しくなるからな。僕は中腰になって彼女の乳首をむしゃぶりつつ右手でオンナを、左手でその他の部位を丹念にかわいがった。彼女にだけは大してダメージを与えてこなかったから、ここは念入りに責める。
相手は僕に反撃できない。腰を引いてペニスには触らせないし、怒涛の女体への攻撃に彼女のほうもなすすべがなかったのだ。四人に囲まれるというピンチのポジションを何とか脱出した僕は、最後の一人を挿入なしで平らげた。
「あうう…」のこり2人があとずさる。ピンチには陥ったが、持ち直して比較的スムーズに7人を倒した僕に戦慄を覚えたのだろう。彼女たちは一斉に僕に背中を向けて逃げようとする。ぷりぷりのお尻がローションで光りながら震えている。湯船の中だからなのか、その動きはとろく、なかなか浴衣美女のいる向こう岸にたどり着けない。
「ここまできて逃がしはしねぇぜ!」僕もお湯の抵抗の中を追いかける。2人は横一列に並んでゆっくり逃げる。歩くたびにぐにゃりとゆがむ柔らかそうな臀部がこちら向けられ、ペニスを誘っている。僕のほうがずっと早いスピードで、すぐに彼女たちに追いついた。そんなに女っぽいお尻が一列に
ふたつ並んでいるんだ、やっぱりここはバック挿入プラス手マンでトドメを刺すか。
…。いや。何かおかしい。お湯の抵抗があるから逃げるにもその動きは遅くなるのが普通ではある。が、それにしても、僕が追いかければあっさり追いついてしまったし、逃げたにしてはあまりにもその動きは遅かった。それに、逃げるときにあえてお尻をこちらに向けて誘うようにくねらせながら歩いていたのも気になる。彼女たちは逃げるフリをして、実はお尻で僕を誘っていたのではないか。
危ない危ない、まんまと誘いに乗って入れてしまうところだった。入れてしまっても勝てないこともないけれども、それで浴槽から上がればあの浴衣美女が控えている。ローションヒップにしこたま高められた後の最終戦は正直きつい。相手もそれを狙っているのだろう。
相変わらず2人は僕にお尻を向けている。相当近づいたので逃げることもしなくなった。いいだろう、望みどおり両側は手で、真ん中なペニスで攻撃してやる。…ただしスマタだがな。
僕は左側の娘に挿入するフリをして、彼女の太ももにペニスをねじ込んだ。「あっ! …ずるい…っ!」ペニスがオンナ表面を執拗にすべる。ローション内股は挿入感覚もばっちりで、気を抜くとそのまま足で抜かれてしまいそうになるが、それでもやはりダメージは抑えられる。
右手もすかさず右側の娘に攻撃を加える。
「あううっ! すごいよぉ…」僕の前でいやらしくくねる2個のピーチ。左側の娘は何とか僕の精力を削ろうと足に力を入れて締め付け、腰を上下左右させてペニスを揉みしだく。それでも、僕の攻撃力の前に彼女たちはなすすべもなく、大ダメージを受け続けている様子だった。
僕は腰を大きく前後させながら手をしきりに動かす。今度は交代で責めるのと違って一気に続けてダメージを与え続けている。混浴娘たちがイクのも時間の問題だった。
この体勢でのスマタの利点は、敏感なカリや裏筋がオンナ表面や太ももから離れ、わずかな隙間にちょうど位置していることだ。それ以外の部位は柔らかい肉とにゅるにゅるローションでいじめられてはいるが、一気に抜かれてしまうほどのダメージを受けることがないのだ。それでいてオンナ表面を固くこすりあげる肉棒の攻撃は着実に女の子を追い詰めていた。また、
もう一人の娘も僕のテクニックの前にイキそうになっている。彼女たちにできるのはせいぜい、お尻を振って僕を興奮・魅了させる程度だ。が、気を張っている僕は堕ちなかった。
「やぁん!」2人はほぼ同時に果てた。残り精力は四分の一ある。残りは一人。彼女がほかの混浴娘と同じ実力なら、難なく勝てるだろう。だがもちろん、プチボス戦のリーダーを勤める相手、同じとは思えない。彼女が初めからここにいるということは、9人であらかたの精力を奪っておいて、じっくりトドメをさすつもりなのだろう。トドメをさせるだけの力は持っている相手ということだ。残り一人であっても、ここからが正念場といえる。
「…。」浴衣美女は妖しく微笑みながら浴衣をはらりと地に落とした。スタイルのいい裸体があらわになる。「さあ…上がっておいで坊や。私の後ろに上り階段があるのよ。」
僕はローションの浴槽から上がった。歩けばだんだん浅くなって出られる。全身はすでにローションまみれ。彼女との戦いもにゅるにゅるは避けられない。覚悟を決めるしかなかった。
「最後はココに…ね?」美女は大きく足を開いて腰を突き出した。細くしなやかな女の指先によって開かれたキレイなワレメが、僕の前にさらけ出される。彼女は今まで高みから僕の攻防を見てきたはずだ。もしここで手マン攻撃などしようものなら、逆に手篭めにされて返り討ちだろう。こちらの攻撃パターンを見せてしまったあとで同じ手を使うのはまずい。
僕は彼女に近づくと、立位でゆっくりと結合した。とたんにペニスは根元まできつい締め付けにさらされる。手や太ももでさんざん刺激されたペニスは、それらとは明らかに違う包み込む刺激に新鮮な快感ダメージを受ける。混浴美女は僕にしがみついて手を首に回す。そしてなまめかしく腰を回転させてペニスを揉み始めた。
こちらも負けるわけには行かない。全身全霊で腰を前後させてオンナ内部を執拗に責め上げる。両手で彼女のお尻を揉みながら一心不乱に攻撃を加えた。「ふふふ…やっぱり上手ね。でも、こうよ!」美女も執拗に腰を回転させる。僕は前後運動、彼女はグラインドで、お互いに快感を高めあった。
じわりと奥から強い快感がこみ上げてくる。まずい、射精する合図だ。思わず腰の動きを止めてしまったのが、相手に余裕を与えてしまった。「もう出しそうなのね。いいのよ、このまま中に出しても。ほれほれっ!」美女はひときわ大きく腰をくねらせた。僕の体についたローションはすっかり女性の全身をもち肌に変え、全身で僕をかわいがってくれた。
やはりただの混浴娘ではなかった。攻撃力と防御力は変わらないが、ただの女性と違ってペニスをかわいがるテクニックが優れており、精力値も高かった。つまり”慣れて”いたのだ。さすがにリーダーを務めるだけある。
リズミカルに腰だけを上下にくねらせると、内部のペニスはちょうど敏感な部分をヒダがこすり上げる格好になる。お尻の奥がくすぐったくなってきた。このままでは最後の最後で負けてしまう。それでも負けは負けなのだ。何とか打開しなければ。僕はダメージを恐れずにペニスを突き上げ続けた。
相手の防御力が普通だったのが幸いした。すんでのところで射精をこらえながらも的確に快感ポイントを責め続け、功を奏して混浴美女を追い詰めることに成功した。これでトドメだ。
「えっ何…!?」僕は手を後ろに回し、彼女の臀部を掻き分けてアナル表面を指先でくすぐった。女体がぶるるっと震える。防御の最後の砦が打ち崩された。「あああっ…!」最後に膣が大きく締まったかと思うと、セクシーな混浴美女は消えていった。僕の精力も尽きかけていた。
誰もいなくなったローション浴槽に再びもぐる。にゅるにゅるの湯船の中でペニスをつかみ、後処理を済ませた。時間はほとんどかからない。つまりそれだけこちらも追い詰められていたのであり、かろうじて勝ったという感じだった。本当に一歩間違えれば浴衣美女の中に思いっきりぶちまけていただろう。
とにかく、だ。これでプチボスを破ったんだ、上に進むしかない。僕はカードキーを手に入れ、扉に差し込んだ。
「ぴぴぴ。認証完了。…ところでさあ、どうしてテレビの討論番組って、あんなにごちゃごちゃしてんのかなあ。」「…。」またかよ。扉を開けると必ずなんかあるんだから。「もっとこう、理論的建設的に発言し、しっかりわかるように討論を重ねて、できるだけ結論を導き出すような、そういうちゃんとしたものってほとんどないよね。」「…あのなあ、ああいうのはエンターテイメントなんだよ。そういう建設的なものははじめから必要とされてないわけ。結論だってはじめから出すつもりがないか、さもなくば用意された結論に持っていこうとするかのどちらかなんだ。」「…そうなの?」「視聴者の多くは、結局のところ建設的な議論が聞きたいんじゃなくて、出演者が口汚くがやがやわめきたててごちゃごちゃになるのが面白いと思ってるんだろ。だから製作者はあえて”人の話をまるで聞かない”コメンテーター・討論者だけを用意するんだ。」「むむむ…」「考えてもみろ。整然として建設的な、人の話を十分に聞いてその上でしっかり自分の考えを語り、まともにコミュニケーションを図ろうとするコメンテーターばかりが出演するT●タコーなんて面白くもなんともねぇだろ。そろいもそろって人の話を聞かず、他人の発言中にしゃべり始めては一方的に自分の主張だけをがなりたてる人しか出てないもんだから、すぐに誰が何を言ってるのか分からないごちゃごちゃケンカになる。結局視聴率を稼いでいるのはそういうエンターテイメントなんだよ。人間が醜くののしりあう口実さえあれば中身はなんだっていい。視聴者はののしりあいを見て楽しむ。それだけのことさ。」「…アンタ、主人公なのに結構冷めてるんだな。」「ハイハイ。わかったらとっとと扉を開けろ。認証完了なんだろ。」「ま、まってくれ、中にはオイラみたいにまともな討論が見たいやつだっているんだ。ヤラセでもなく政治家の代弁でもなく、討論が建設的で視聴率も稼げれば一番いいはずなんだ。なんかいい手はないのか?」「あるよ。」「えっ、あるの!?」「簡単だよ。ルールをふたつ付け加えるだけで相当改善され、かつ視聴者の残虐性の欲求も満たされるのだ。ひとつ、ひとりの発言が一回あたり30秒を超えたらイスが高速回転(発言前に論点を頭の中でまとめておかないと制限時間をうまく使えない)。ふたつ、他人の発言途中で口を出したらイスから電気ショック。」
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「だから、これについては、わたしとしてはだね、つまり、そもそもてーまとして、あーうー、こんぽんからまちがっているのであってだな、ようするに」
ガクン! コメンテーターのいすが持ち上がって高速回転が始まる。「うわあああ!」世界の映画監督曰く、「あーダメだよ三●さん、制限時間以内じゃなくちゃ!」
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「だからね、そもそも女性を取り巻く問題のすべてはこれまでの家父長的な男性社会に全責任があるのであって…」「いや、そんなおかし…ぎゃああああッ!(めっちゃ電気ショック)」世界の映画監督曰く、「あーダメだよ三●さん、途中で口挟むと電気ショックだよ。」
######(もちろんフィクションです。他意なし。)
「…な、面白いだろ?」「…。」「これなら全員がガチャガチャ言い合って何がなんだか分からなくなる状況を避けることもできるし、人の話を聞かないで自分の主張だけ長々しゃべるようなやつは制裁が待ってるから、議論が建設的になる。それに違反者がひどい目に遭うと視聴者が喜ぶから一石二鳥。」「…納得いかん。」「納得いかなくてもいいから早く開けろ。」
かちゃり。鍵が開いた。僕は何も言わずに先に進んだ。そう、扉はしゃべらなかったし、今は何も起こらなかったんだ。
奥の扉を開けるとシャワー室になっていた。もちろん誰もいない。僕はローションを洗い流し、体を清めた。戦いが終わったという充実感に包まれていた。これでこの浴槽ステージから脱出できるのだ。
その隣は脱衣所。もちろんはじめから僕には服はない。そのかわり、体を拭けるバスタオルやドライヤーなどが用意されていた。さっぱりして、僕はさらにその奥に進む。そこには見慣れた階段があった。いよいよだ。
次はどんなステージで、どんな女の子が出てくるんだろう。そんな不謹慎なことを楽しみに思ってしまう僕がいた。
(混浴娘3 クリア)