姉2
このままの体勢で闘おう。彼女が近づいてくるに身を任せつつも、精神的に敗北するのではなく、これまで培ってきたレベルを頼りに、愛撫合戦で決着をつけてやる。
逆転……その可能性はかなり低い。それは分かっている。姉さんと抱き合った瞬間、こちらが極端に精神的に弱まってしまい、彼女の強化もプラスされて、こちらが急激に精力消費してしまうのは目に見えているからだ。
ヘタをすれば、我を忘れて彼女の身体のすべてに気を奪われ、昔の憧れだった女体の魅力そのままに、あっさり精を抜き取られてしまうかも知れない。かなり危険な賭ではあるけれども、それでもまだ、安全策を採った方でもある。
とにかく、初めからの挿入戦だけは避けておきたい。その強化された、しかも実の姉のオンナに飲み込まれて、残り少ない精力で持ちこたえられる自信が、まったくないからだ。本当に勝機が見えてきたときに、最後の追い打ちとしてハメ込む以外に、本番は避けておきたい。
それと、いきなり距離を取っての愛撫合戦が一番安全ではあるけれども、ここは流れのままに抱き合うことにした。こちらが警戒しすぎれば、あの姉さんなら、必ずそれを逆手に取ってくるはずだ。素早い動きで、僕の方が受け身になる形で抱き合うように仕向けられるだろう。そして姉のどの肌がこすれても射精してしまうような、一気呵成の攻撃に出てくるに違いない。
だからこそ、あえて抱き合って彼女の魅力に積極的に触れ合いながら、姉さんに優位だと思わせておいて、じつは逆に経験とレベルに物を言わせた愛撫テクニックで、反撃してやるんだ。それが僕の作戦。うまく乗ってくれれば、彼女は思いもしない弟の高等技術に、大ダメージを受けてくれるだろう。
姉の体温を間近に感じた。
かと思いきやすぐに、その体温は本物となった。
ぎりぎり触れ合いそうな立ち位置だったのは一瞬のことであり、それだけでも、もう彼女の生命の息吹を肌で感じられるのだけれども、そこで余韻に浸っている場合ではない。どうせくっついてしまうのなら、精神的に高まってしまう前に本当に密着してしまえ。
ぎゅうっ……すりっ……
うぅ……
勝負に、出すぎたか……。深い後悔の念が僕を襲う。これまであまたの女敵を相手に勝ち残ってきた身ではあるが、やはり姉さんの肉体はどこもかしこもが別格そのものだった。
慣れきったはずの、女性の肌触り。どこまでも吸いつく、もっちりスベスベした、やわらかで心地よい弾力。分かりきっている感覚なのに、それが姉さんの小さな胸、腹部、腕、そして生足だというだけで、こんなにも僕の受ける印象が違うのかッ!
ちがう……強化されているのは確かだが、まったく不慣れな感触というわけでもない。予想のつく範囲内であるのは間違いないんだ。それなのに……抱き合ってムギュッとその女性的な皮下脂肪が潰れ、肌が密着の度合いを深めるごとに、僕の精神的な面での性感ダメージが大きく拡がり、心の奥底に深く突き刺さっていく。それがペニスの奥の快楽に直結し、ヒクヒクとペニスを震わせて、どうしても気持ちよさに酔いしれてしまう。
姉さんだからだ。同じ肌触りまで強化された、別の女子が相手なら、僕はここまで感じなかった。長い長い年月、僕はこの感触をひっきりなしに味わい続けてきた。多少強化されているくらいでは、その感触の心地よさなど、精神的に弾き返せる程度だ。
しかし、小柄な姉のみずみずしい若肌は、そのどこもかしこもが、徹底的に僕の心を奪っていった。僕の首や背中に回る腕の感触。密着するちっぱいとお腹。小さな動きだけでも、ぎゅっと吸いついた姉の肌は、ぺりっぺりっと音を立てて離れていき、またしつこくくっついてくる。
何よりも、憧れだった彼女の生足が、じかに僕の両脚を滑り、僕の股の間に入り込んで、シコシコした弾力で、スリスリと深く大きくこすれているのが、とても深刻な悩ましい心地よさを与えてくれた。
姉さんの脚……何度となく、彼女の生足をイメージしては、自分の脚とこすれあう想像だけでオナニーして果てた。ラッキースケベ的に触れてしまったり、狭い自動車に乗り合わせたときに半ズボン同士で太ももが密着してしまったこともあった。その一瞬の感触や、貼り付いた太ももの心地よさをいつまでも思い出して、やはりオカズにしていたものだ。
実際には触らせてもくれなかった生足が、いまは大きく滑っている。実際には見せてもくれなかった陰部や乳房が、いまはじかにみっちり吸いついている。
少年時代からずっと性的にあこがれていた存在が、現実に僕に触れてくるという、昔からの夢が叶った悦びが、そのまま性感の高まりとなって、僕自身を苦しめているんだ。
言うなれば、中高時代の僕の精神が、そのまま今の僕の肉体にすり替わってしまったかのようである。あのころの脆弱すぎる、敏感な少年の身体が、丸ごと乗り移ってしまったかのようだ。だとすれば、異性に触れた経験など皆無である状態で、じかに姉さんの上半身や内股の感触をいきなり味わわされたのと同然だ。
そういう精神的な弱体化が、僕を必要以上に感じさせている。ペニスはしごかれておらず、脚スリ攻撃だけをされるが、先端部分は彼女の腹部にキッチリめり込んでいて、そのわずかにこすれる感触だけで、十分気持ちよく感じる。
姉の太ももの心地よさがスベスベこすれ続けるだけで、いきなり感極まってしまいそうな勢いだった。ちいさな姉を抱きしめたまま、彼女のお腹めがけて精液をいつ吐き出してもおかしくない。
だが……ここが勝負どころだ。昔の自分だったら、本当に我を忘れて、無我夢中で姉の肌触りあちこちをむさぼり、そのままペニスをお腹にこすりつけて爆発していただろう。姉さんも、僕のそんな想い出上の願望を知り尽くした上で、抱き合っただけで瞬殺もできることを計算に入れている。そこを返り討ちにするのが、僕の作戦だったはずだ。それを思い出し、反撃に移る。
大勢の女性たちを、この手で、指先の動きだけで、短時間で絶頂させてきた。そのレベルとテクニックを、あえてオンナへの一点集中攻撃で見せつけてやる!
僕が上半身を離すと、べりっと大きな音を立てた。姉の柔肌が粘着テープのように吸いついていたのを、一気に引き剥がしたからだ。引き離したのは、その間に僕の両手をねじ込むためッ!
そしてすぐさま、僕は両手で彼女のオンナ表面と突起を、一気呵成にかわいがる。レベルの高い僕が、もはやザコとなった女敵を倒すときのように! いきなり瞬殺できるように! 女性器の感じやすいポイントだけを執拗に狙い撃ちする!
同時に指を入れつつ、わざと深くねじ込まずにじらしながら、表面に拡がるように愛撫のポイントを絞っていった。入れる深さ、タイミング、クリをこするスピードやリズム……考えるまでもなく、指に染みついた動きだ。これだけで倒した相手も数え切れない!
「うっくうう……そんな……」
姉はブルルッと身震いした。強化して防御力も相当に高くなっている姉だが、それでもやはり、もともとが、ただの人間女性。経験は多いけれども、何か性的な特訓をしたわけでもないし、そういう仕事だったわけでもない。地味な眼鏡をかけたオレンジの髪のプログラマーだったんだ。こちらのテクニックへの耐性が整っているわけではない。
姉は姉で、弟と抱き合ってしまった禁断の悦びを、ひそかに感じていた。彼女もまた、精神的に弱体化している。この闘いは、諸刃の剣でもあったんだ。そこへ弟の想定外の性技術を叩き込まれ、強い快楽と驚きを隠しきれなくなっていた。
中高時代の僕としては、この状況で大いに、姉の身体に感極まることになる。しかしそれ以上に、僕の指先の素早い動きは、女としての姉の精力を、急激に目減りさせていった。
完全に離れて愛撫した方が有利なのだが、生足どうしはわざとこすれあい続ける体勢を取った。それは僕の射精を促し続ける甘い武器となり続けていたけれども、それでも構わなかった。昔の僕の強い願望も手伝って、どうやら姉の太ももの感触をいつまでも味わいたい願望にも勝てていない。それを逆手に取るんだ。
完全に離れて体勢を整えようとすれば、姉は素直に愛撫合戦に応じない可能性が高かった。脚をこすり合わせたままにして、両手で一点集中攻撃! これが功を奏し、僕の受けるダメージ以上の快感ダメージを、姉の方が一気に味わい続けてしまっている。
姉さんは男を性的に屈服させ、自分側の肉体で射精させてしまうシチュに、最も大きな性的満足を見いだす性癖だ。セックスで相手をイかせてしまうことで、自分が勝ったと思い、その悦びがそのままアクメの悦びに結びつく。だが、この塔の世界では、イったらそのまま敗北なんだ。性癖がどうとか言う前に、絶頂は敗北となる。厳然たるルールなんだよ。
弱く受け身の弟像を想定していた姉にとって、一方的な愛撫攻撃でイかされてしまうことは屈辱のはずだ。しかし、屈辱であろうとなかろうと、勝負は勝負。悪いがこのまま勝たせてもらうッ!
姉の太ももの感触を味わい続けているので、厳密には僕も反撃を食らい続けているわけだけれども、このまま行けば、きっと僕の方に軍配が上がるはずだ。敵姉の精力値の減り方が尋常ではない。
すすっ……
「あっ!」
姉はうつむいたまま、そっと身体を離した。ま、まさか……ばかな……生足密着が僕の最大の弱点なのを分かりきって、”自分から内股密着を外した”だと!?
一瞬、相手の行動が読めなかった。そしてそれが、大きな仇となる。
局部集中愛撫は外れ、ぎりぎり体温を感じる程度の距離まで離れた。その次の姉さんの行動が読めなかったんだ。予想しようと思えばできたはずの、あまりに単純というか、僕自身が分かりきっている”反撃の戦法”を、予想できたはずなんだ!
姉さんは素早くしゃがみこんだ。しかし、膝をついて立ち、両腕で僕の両脚をガシッと掴んで、ペニスに顔を近づけてくる……僕の愛撫から逃げたのではなく、さらなる反撃に出る行動だったのだ。
しまった……
身を引くよりも早く姉の腕に捕らえられ、僕は後ずさることができなかった。そして彼女は、ペニスをそのぷるんとした唇で包み込み、やわらかく喉奥まで一気に飲み込んでしまう!
分かりきっていたはずの動きだったんだ! 僕はこの反撃方法を知っているッ! い、いや……実際に自分自身で何度も実戦で用いた反撃方法なんだ!
ピンチな体勢になったら素早く離れ、座り込んでしまう。一番いいのは尻餅をついてしまうことだ。そうすれば身体のバランスが取れて、後ろに押し倒されずに済む。彼女の場合、膝と脛でしっかり床を支え、自分の身体を安定させる方法を採った。身長差のせいだろう。
この戦法は僕自身も何度も使ってきた。立っている相手の前に座り込んでクンニで倒す。その反撃で勝ってきた経験もいくらでもある。だから……”予想はできたはず”だった。しかし、流れるような姉の素早い動きに一瞬戸惑い、その予測が一瞬遅れてしまった。
隙を突かれた僕は、再び窮地に立たされた。もともとほとんど残っていない精力に、姉のフェラチオ攻撃は大々的に拍車をかけてくる!
首と頭部だけを大きく猛スピードで前後させ、唇のふにふにっとした弾力だけで、ペニスを根元から先端まで、執拗にしごいてくる。頭をかしげながら変幻自在に前後し続けるため、ペニスは女の唇のあちこちから、そのつど違う心地よい刺激を受け続けた。
そして彼女の舌は、執拗にペニスの裏スジ部分のヒダにばかりあてがわれ、ぬめぬめっと前後左右に動いてピンポイントで舐め続けてきた! 僕の感じやすい、弱い先端部分だけをわざと付け狙い、そこだけにやわらかい舌をねっちり貼り付かせてぐにぐに蠢き、唇の動きと舌の動きを別々にして、ペニスを感じさせてくる。
ペニス先端部分は、姉さんの喉や内頬など、口腔内のあらゆる部分にトストス強く当たり、彼女の右のほっぺから左のほっぺへと、突起が移動していく。その間中も、舌は裏スジを舐め続けたままだ!
執拗な吸引にさらされ、的確なフェラ攻撃でペニスを射精させにかかってこられて、僕の精力はいよいよ危険水域に入ってしまった。回復できず連戦を強いられる五重塔で、この状況は非常にマズイ。
僕が逆転したときのように、座ってしまえば敵は反撃しにくくなる。敵が体勢を変えてこないかぎり、クンニ反撃は絶頂まで続けられる……短時間だが。それをこんどは、姉が仕掛けてきているんだ。
僕は姉の頭部に手を置き、なんとか引き剥がそうとしたが、それが空しい努力であることは自分自身がよく分かっていた。そんな程度では、フェラ反撃を破ることなどできない。案の定、姉は執拗にペニスをしごき舐め尽くすばかりで、決して口を離してはくれなかった。
体勢を変えるしかない。姉は両手で僕の脚を抱え込んで、僕の動きを封じようとしているが、それは僕が”後ろへ逃げようとする”場合に効果を発揮する。左右への脱出も簡単だが、この場合の正解は……前だッ!
ぐぐっと前のめりになり、あえて腰を引かず、むしろ脚を前へ前へと押し出していく。すると姉のフェラチオは、大きな前後運動ができなくなってしまう。この体勢を維持できないんだ。
「ぷはっ!」
ついに姉さんが口を離した。よし! ここで体勢を立て直すぞ!
ぐい!
急激に、姉の頭部が僕のお腹にめり込んだ。彼女は片足を立て、無理くり立ち上がろうとしている。前のめりになってペニスを逆に彼女の口に押しつけるような前進をしていたところに、姉はカウンターパンチのように、素早く立ち上がろうとしてきた!
こ、これは……想定できなかった! 体勢を維持できなくなった女敵は、その不安定なバランスを再び安定させるべく、尻餅をついて”後ろに下がろうと”する! 僕はそこを付け狙ってさらに前屈みになり、乳房とオンナへの愛撫で逆転するつもりだった。
しかしッ! 姉さんは逆に……身体の安定性を無視して! むしろ立ち上がってきただと!? そんな……そんな反逆をしてくるなんて……
くるっ! ぎゅみっ!
「うゎあ!」
前屈みになった僕の目の前で立ち上がった姉は、素早く体をひねって僕に綺麗な背中を見せてきた。かと思うと、そのやわらかすぎるお尻に、ペニスを深く密着させてきた!
臀部のワレメにくっきりとペニスが食い込む。姉さんはぐにぐに蠢きながら、お尻に挟んだペニスをシュルッシュルッと大きくしごき立ててくる。ギリギリまで高められていた精力値を、さらに徹底的に追い詰める算段だ。
彼女は腰を左右にゆっくりひねりながら、お尻を上下させ続ける。亀頭先端が、彼女のヒップのあちこちにやわらかくめり込んで、どこまでも深く食い込んでしまう。それでいてペニス全体も、女性的なお尻の肌に密着して、スリュッスリュッとこすられ続けてしまった。
僕が前屈みになってしまっているだけ、身長差は解消されている。い、急いで立ち上がり、後ずさって、荒ぶる女尻の攻撃から脱出しなければ!
い、いや、まて! 待てよ!? だめだ……そんなことくらい、姉さんは十分予想済みのはずだ。僕が後ずさったあと、この小柄な、上半身のするーんとした可愛い姉が、何を仕掛けてくるか……イキそうになっているペニスを掴んで、太ももねじ込みの上で先っぽだけをコショコショと手コキして、すぐさま脈打たせてくる……相手がそんな行動に移ってくるくらい、予想できなければだめだ。
ピンチのときこそ……前へ出ろ。身を守るために後ずさったり、ウソで言い逃れをしたり、責任放棄して諦め投げ出してしまったりは、うっかり誰でもしてしまいがちだが、それで無事に済んだ試しなどない。逆なんだ。そんな時こそ、こちらに運は味方する。乗り越えられなかったピンチやトラブルなど……ひとつとしてありはしないのだああ!
僕はさらに身をかがめ、オンナ表面にペニスをあてがう。本当に捨て身の攻防になるぞ。いつ射精してもおかしくない状態なのに、よりによって姉の膣で勝負することになるとは。しかしそれは、姉にとっても同じ事だ。姉さんも気を張ってはいるが、こちらがちょっと彼女の気を緩めてやるだけで、もう少しで、そのガードを突破できる。
実の弟の禁断のペニスが自分の中に入ってくる……その一線を越えた快楽は、姉にとっても甘すぎる誘惑になる。人は禁じられたものにこそ魅了されやすい。いや……魅了されやすいものだからこそ、禁断とされるのであろうか。
ともかくも、その禁を破ることそれ自体が、おおきな快楽となるのは間違いないんだ。じっさいの快感とは別の、やってはならないことをシテしまったという背徳感が、人間を極限にまで興奮させることがある。それに賭けるしかない。
スブヌヌ……姉も最後の勝負を仕掛けてくる。この立ち位置のまま、つまり立ちバックで、最後の攻防に応じてくれた。姉の方から腰を押してきて、自分からどんどんペニスをオンナの中に飲み込んでいく。
ついにペニスは膣奥まで達した。姉のやわらかでちいさなお尻が、再び僕の腰に貼り付いた。
ぎゅみちっ……
うぅ……キッツイ……強化されているというだけではない甘美なとろける味わいが、姉のオンナにはたしかに存在していた。いまここにある、たしかな快楽が、ペニスを徹底的に絞り上げ、律動に持ち込むべく仕上げの性感刺激を、とことんペニスに押し込んでくる!
ペニスの感じやすい部分を付け狙うように細かなヒダが纏わり付き、呼気とともに緩やかに蠕動する。強い圧迫感は、セックス初心者を瞬時にして射精させる確かな能力を誇っていた。このまま、締め付けだけでイかされてしまいそうだ。なんとか……堪えきらなくては!
強烈な攻撃力は、オンナがペニスをしごき始めても変わらず、当然強まる一方だった。ぺったんぺったんと、ゆっくりとだが前後するお尻が、僕の腰に貼り付いては名残惜しそうに離れていく。前後する彼女の動きに合わせて、臀部の肉と太ももの感触が、引っ付いたり離れたりしている。
姉が速く動かないのは、それによって自分がイッてしまう危険性が極めて高いからだ。この速度以上には出せないだろう。なんとか彼女も絶頂感を抑え込みながら、先にペニスを倒してしまおうとがんばっているんだ。
きっと彼女のプライドがそうさせているのだろう。
ギリギリまで耐え抜きながら、同時にオンナの内部の全能力をペニスにぶち当てて、ぬめる肉厚で絞るようにしごき立ててくる。僕もまったく同じように、射精直前の多幸感を必死で抑えつけながら、彼女が先に果てるよう、下腹部を全力でこわばらせていた。
数分程度、この極限の攻防が続いた。姉は震えながら腰をときおり止め、イッてしまわないように細心の注意を払って、再び腰を動かし始める。そのタイミングは僕にとってもちょうど良く、つい脈打ちそうになってしまう限界のところで、姉が腰を止めてくれるために、なんとか持ちこたえることができたのだった。
だが……それも本当に限界だ。僕はもうだめかも知れない。僕は姉の両乳房を撫でさすり、上半身からも快感を加えてやる。なんとか……なんとか精力よ、保ってくれ!
きゅ~~ん……!!
強く心地よい性的衝動が、お尻の奥からズンと突き上げた。だ、だめだっ……! 今度こそ、堪えきれないぃ! 多幸感を抑え込んでも、またすぐにぶり返してくる。それをも踏ん張りきると、次はもっと気持ちいい衝動が内側からこみ上げてきて、これでもかこれでもかと、全身が射精を促してくる。その我慢も、いよいよ押し流されてしまう!
「んっく!」
「~~~!!!」
びゅる! びゅくくっ……びくびくびく!!!
姉がかわいく鳴いたのと同時に、大量の白濁液が、彼女のオンナの中にぶちまけられていく。渾身のガマンを重ねてきたペニスは、ついに耐えきれなくなって、今までの分を取り返すほどの勢いで、いつまでもいつまでも律動し続け、次から次へと、溜め込まれた体液を吐き出していった。絶頂時の快感は一向に収まる気配を見せない。
姉もぐったり膝を落とし、性感の満足感に打ちひしがれた。ぬぽっとペニスが外れ、彼女は顔をうつ伏せにしたまま脱力しつつ、後から追い打ちでやってくる女体の気持ちよさに、ぴくん、ぴくんと小刻みに反応している。
ああ……姉の、実のお姉ちゃんの中に……出しちゃった……姉弟であっても、この禁を破ってしまえば着床は起こる。その禁断さが、ゾクゾクした背徳的快楽へと変わっていく。もっとも、この異世界で妊娠は起こらないのも分かりきっているが。
絶頂は完全に同時だった。少なくとも、人間の基準では。
しかし、こっちの世界では、その勝負の判定はかなり厳密に行われる。イッた瞬間を、陸上競技以上に正確に計測し、ほんのわずかでも先にアクメに入った側の敗北となる。いったい……判定は……ッ!?
きゅ~ん……
「あああ……そんな……」
肉体改造が始まる。精液はいくら出し尽くしても、一瞬でパンパンに溜まってしまうようになり、そこへ、イク直前の強い気持ちよさが一秒も休まずに続く。何ヶ月も抜いていないのと同じペニスが、脈打つ直前の感覚のまま永遠に続くため、これまでの経験やレベルなどはまったく関係なく、射精をし続けるペニスへと変貌してしまったのである。
つまり……判定は、僕の負けということだ! ほんの僅差、ごくごくわずかのミリ秒ナノ秒レベルの差だったのかも知れない。それでも、勝敗は確実に、なおかつ厳正に行われる。淫魔の世界だからといって、敵女側に有利になるようなズル判定は決して起こらない。それだけは絶対的なルールなんだ。
目の前の世界が歪んでいく。僕はこれから、姉の想像する世界の中に入り込み、淫靡な設定の虜となって、射精し続けるだけのエサと成り下がる。
敗北した以上、もはや決してここから抜け出せなくなった。しかし、その絶望感を軽々と打ち破るほどの性的な快楽が、僕の股間を覆い尽くしている。
僕が転送された先は……目の前が青く明るく輝いていく……いよいよ始まってしまうんだ……無限天獄の搾精のストーリーが……!!
周囲がやけに明るかったのは、その場所が完全に屋外だったからだ。
敗北した僕は、姉の妄想映画に付き合わされる。彼女は自分の中で、さまざまなストーリーを組み立てて、それを想像しながらマスターベーションをして満足していた。つまり、その映画のようなストーリー内容は100%、姉の性癖が反映されているということだ。
その想像世界に入り込んだ僕は、360度見渡せるような形で、映画の世界に入り込んでいるが、その登場人物たちからの認識はない。僕はただひたすら、彼女の映画世界を強制的に見続けなければいけないんだ。
だからこそ、その映画の内容や、先の展開、設定などは、瞬時にして理解できるようになっている。全部分かりきっているからこそ、僕はこの異世界に飛ばされた瞬間に、勝手に射精を始めてしまう。誰にも触れられておらず、刺激もされていないけれども、設定内容を理解した瞬間に、感極まってしまう。そこへ肉体改造が押し寄せ、ペニスは一秒も途切れずに、イク直前の多幸感を味わい続ける。脈打ちが止まる道理などあるはずもなかった。
その場所は、学校の校庭だ。片隅に放送機器と、××中学と書かれたテントが設置されている。完全に体育祭の設定である。
少年少女たちが、校庭の真ん中でいくつかの輪を作っている。女子が外側、男子が内側に並んで輪になって並んでいる。これは、いわゆるフォークダンスの並び方だ。現代に似合わず、女子たちは上半身キャミソール、下半身は生地薄くとても小さなブルマという出で立ち。ほぼ全員が、ブルマからパンティをはみ出させている。男子の方は、全員裸にされてしまっていた。
「それでは最初の競技を始めてください!」
放送員が号令をかけると、エロチックな音楽が流れ始めた。これは……体勢はフォークダンスそのものだが、彼女たちはダンスをしようとしているのではない。
女子中学生たちは、自分の目の前にいる男子のペニスを、そのやわらかな女手で刺激し始めた。これはダンスではなく、勝負が判定されるれっきとした「勝負」なのであり、その勝敗によって「得点」が決定される仕組みだ。
各クラスと学年の男女比をきちんと揃え、全員が同じ人数になるように調整されている。その上で、淫らな競技が始められたんだ。
女子たちは、対面の男子のペニスを、自分のしたい形で刺激していく。棒全体を包み込んでしごくオーソドックスな娘もいれば、両手で一気にしごく強者もいる。かと思いきや、たとえば包茎男子のペニスの皮をつまんで、指先をグリグリ動かして先端だけを刺激する、という攻撃をする女子もいた。
男の子たちは、中学生女子たちの手の攻撃にどんどん高められ、次第に精力を失っていく。彼らは目の前の女子たちのあられもない姿、脇の下、腕、おへそ、そして生足を、間近で見ながら、その娘の手の攻撃に耐え続けなければならない。
30秒ほどが経過すると、ピッと笛で合図が鳴る。すると、外側にいた女子たちが、1人分、右横にずれた。これはフォークダンスと同じように、一定時間で交代するシステムである。男子たちにとっては、30秒で別の娘が交代してきて、またもやその肉体を間近で見ながらペニスを手コキされることになる。
学年とクラスがバラバラになっているので、1年男子に3年女子が当たるケースもあれば、3年男子に2年女子が当たることもある。もちろん同学年の組み合わせもある。一点だけ、同じクラス同士でハチあうことはない。これは勝負だからだ。
また笛が鳴る。すると女の子たちはまた、1人分ズレて、次の男子のペニスを思い思いの方法でかわいがっていく。競技は延々と続けられる。
僕はその光景を間近で目の当たりにしながら、勝手に精液を吐き出し続けていく。数分かけ、最高の快楽と脈打ち速度で体液を吐き出し続ける。それが終わると次の瞬間には、また精液が玉袋にパンパンに溜まるので、矢継ぎ早に射精をし続けてしまう。
発育速度が、個人によっても、学年によっても、大きく違っているような段階の、中学校の体育競技とは思えない。しかし姉の妄想では、それが現実に起こっているとされてしまっている。
男子たちは、膨らみの度合いがそれぞれ違う女子たちの乳房を、キャミソール越しで見せつけられ、その視線はさらに腕や脇、露出された腹部、太ももへと移っていく。それらの部位もまた、個人単位で違っており、それぞれが別個の新たな視覚刺激になっている。
胸の膨らみに自信のある女子は、わざと前屈みになって、キャミソールの内部の谷間をチラッと見せてくる場合もあった。
細い足、女らしく太まった生足、短足の娘もいれば、発達が早くて脚が長い子もいる。先輩や後輩の太ももや胸の膨らみを見ながら、ペニスは一方的にシコシコされ、モミモミされ、ちゅっくちゅっくと先端ばかり刺激されたりして、どんどんイキそうになっていく。
交代はやはり30秒ほどで機械的に進められる。そのつどそのつど、ペニスの扱い方、刺激の仕方、手や指の感触が変わっていくので、男子たちはたまらずに、目の前の女子たちの肌をじっくり見ながら、精液を吐き出しそうになる。
しかし彼らは、これが競技であることを理解しており、射精することがそのまま「敗北」であることも承知している。また、目の前の女子たちのカラダを見ることは義務であり、目を逸らすことは許されていない。
もし目の前の男子が目を逸らした場合、その少女は手を上げ、太ももの間にペニスを挟み込んでしごき上げる。吸いつく肌触りのブルマ生足に包まれてしまえば、その男子はほぼなすすべなく、射精に至ってしまうことになる。
男の子たちはガマンして、射精しないように踏ん張って立ち尽くすしかない。しかしそこへ、次から次へと、別の少女たちが交代して手コキし続けていく。とりわけ、性に敏感な低学年男子ほど、不利になるものだった。先輩たちはもちろん、同学年のシコシコ生足を間近で見て、その娘たち自身の手で刺激されてしまえば、結局いずれは耐えきれなくなってしまう。
ペニスの発達具合も、やはり思春期だけあって、大小さまざまだ。大きく早い成熟を示すペニスもあれば、まだまだ毛も生えていないような小さな包茎ペニスもあった。少女たちは、そのペニスの状態に応じて、手で刺激する方法を上手に変えながら、男子たちを射精させようと手を動かし続ける。
僕はもちろん出し続けているが、競技に参加させられている男子たちも、あっちこっちで白濁液を吐き出してしまっている。射精は敗北であり、出してしまった男子は輪から外れ、そのまま自分の席に戻らなければならない。
そうすると、輪の内側の男子たちの人数は次第に減少していく。それでも30秒交代での手コキ競技は続けられる。そうして……そのクラスの男子最後の一人が、女子の手で射精してしまうと、その時点でその勝負は終了する。
耐久時間が短い、つまり全員の男子が輪から外れる時間が短いほど、そのクラスの女子たちの「得点」は高くなる。だから、男子たちはできるだけ射精するまいと踏ん張って長引かせ、女子たちはできるだけ早く全員を射精させてしまおうとしきりに手を動かすことになる。
ひとつのクラスでいえば、たとえば2年3組の男女は、女子チームと男子チームに分かれて、女子たちは相手の先輩学年クラスの男子たちを早く射精させようとし、男子たちは相手の同学年クラスの女子たちからの攻撃をガマンするようになる。女子の攻撃得点と、男子の防御による相手への得点阻止との兼ね合いで、そのクラスの総合得点が決まるのである。
設定は分かりきっている。こんなヘンタイ体育祭での女手耐久勝負など、許されるはずがない。しかし姉の想像によれば、その競技を提案したのは、なんと女子たち側からの強い要望だというのだ。
彼女たちの言い分はこうだ。男の子たちが性に目覚め、性欲を女子たちへの妄想で晴らしていくことに対し、女子たちは不満を持っていた。男子たちは、女子の脇ヘソ丸出しの体操服や、パンティまがいのブルマ姿、制服ミニスカの太ももや、風でめくれて下着が見えた瞬間などを、チラッチラッと見続け、それをオカズにして夜な夜な抜いている。見られていることはすぐに分かり、その見られ損に怒りを感じていた。
どうせ見てくるのであれば、たっぷり見せつけてやる! それどころか、自分の脚や、発達した乳房の膨らみなどをオカズにして、「彼ら自身の手で抜く」ことが許せない。どうせなら、女子たちの手で自ら抜いてやろうじゃないか。コッソリ夜に自分で性処理をされるくらいなら、体育競技として、堂々とその性欲渦巻く肉棒をたっぷり”処理”してやる!
そうした要望が圧力として高まった結果、フォークダンスが取りやめとなり、その代わりに、この手コキ耐久レースが始められたという次第である。
大小さまざま、皮のかぶり方も色々ある中で男子たちは、女子たちを盗み見てきた報いとして、相手のチームの手に耐えなければならない羽目に陥った。出してしまったら脱落するこの競技で、彼らは、今までのように女子の身体を思い出して存分に射精することができなくなり、逆に女子たちの手を我慢しなければいけないことになってしまったのである。
当然、体育祭の前にも、かなり早い段階から、”練習”が自主的に始められることになる。女子たちはほとんど一年間、いつでもこの練習をクラスの男子たちに強要する。それはすんなりまかり通り、クラス内で輪を作って、男の子たちはクラスメイトの手コキを受け続ける。
「出すんじゃないよ!」
「がんばって!」
「そんなんで相手の娘たちに勝てるわけないじゃん! しっかりしてよ!」
などと叱咤されながら、ペニスをさまざまな仕方で刺激され、射精しないような訓練を受けることになった。
これにより、盗み見で自分で抜くという卑怯な行為はなくなってしまった。彼女たちは自分の手で、自分の肢体を見せながら、交代でイクまでペニスを刺激する。女子たちは女子たちで、しっかり練習のつもりで臨んでいる。皮をつまんで先端を揉むときの指のしぐさ、力の入れ具合。裏スジの感じやすい部分、握り方、しごくタイミングやスピードなどを訓練していく。どんどん「上手」になっていくクラスメイトたちの練習に付き合わされた男子たちは、なすすべもなく精液を吐き出してしまう。
やわらかで優しい女手たち。指の長さも違うし、吸い付き具合も違うし、細さも個性がある。手のひらの感触もそれぞれ違うが、全員が女性的でやわらかで心地よい刺激を与えてくれる部位になっていることに変わりはなかった。
男の子たちは太ももを見慣れなければならなかったが、それは中学生男子には無理な相談だった。練習時にも、競技時にも、とくにいち早く発達する女子たちの生足の膨らみは、どうしても底知れぬ魅力を感じずにはいられない。そして実際に触れ合ってしまえば、もう完全に男子たちは全員、女子の生足の感触にほだされ、その太ももの弾力と肌触りで、あっという間に爆発してしまう。
競技中、男子たちが相手の娘の体から目を逸らすと、直接生足で攻撃してよいルールなので、その攻撃をされたらひとたまりもないのは、身にしみてよく分かっている。だから彼らは決して、目を逸らすなどというルール違反を犯そうとはしないのだ。
最後のひとりが射精するまでの時間が短い女子チームが、最も大きな得点になる競技。鬱憤晴らしとばかりに、彼女たちは張り切って参加する。男の子たちは、気持ちよさに耐えて射精しないよう苦しい闘いを強いられる。
競技は続けられていく。やはり、低学年男子は脱落するスピードが速い。次々と抜けていき、最後の子のペニスも、先端の皮を執拗に揉みしだかれて、包茎の革袋の中に濃い体液を膨らませてしまうのだ。
そして、やはり2年生が強い。太もももおとなの生足になりかけ、それでいて細く子供っぽい部分を存分に残す中途半端さが、先輩後輩問わず、男子たちをとろけさせていく。そこへ訓練を重ねた手コキが襲いかかり、男の子たちは次々と精液を絞り出されていく。
すりっ……
うああ……
僕の体にも、大きな変化が訪れた。この光景をまざまざと見せつけられ続けるだけでも、ひっきりなしにイキ続けているのに、そこに加えて、透明の、目に見えない中学生女子たちの生足が、大勢分、僕の全身に纏わり付いている。そのはみパンブルマ太ももがスリスリと全身をこすりあげ、さらに僕の射精スピードと快感を増大させてくる。
さらに、僕のペニスにも、滑らかな肌と肉厚の圧迫が加わってきた。この感触は! ……さっき味わったばかりだ! ペニスを挟み込む、亀頭先端にどこまでもめり込んでくる、女性的な小さい器官。間違いなく、目には見えないけれども姉さんのお尻が、僕のペニスを挟み込んでスリスリとしごき上げてくれているんだ!
少女たちの脚と姉さんのお尻の感触が加わって、僕はますます気持ちよさの度合いを高め、イクスピードも跳ね上がっていく。脈打っても刺激は止まらず、何分もかけて体液が放出され、その間じゅう僕は、いやらしい体育競技の手コキシーンを間近でガン見し続けなければいけない。
ピリリッ!
30秒交代とは別の音色の笛が鳴る。審判の娘が赤い旗を揚げた。これは、「目を逸らす」以外のルール違反をしたと認定されたときに出てくる合図だった。
手コキでイかないようにする耐久勝負。クラスの中には、禁を破り、ひそかに反則行為をする男子が出てくる。それは、競技が始まる直前に、トイレなどで「自分で射精しておく」という違反だ。先に出しておけば、直後に女子たちのなまの手でかわいがられても、簡単には射精しない。それで時間を長引かせることができる。
しかしながら、これは重大なルール違反となる。彼らもそれが分かっていながら、きっとバレないだろうと、ひそかに射精を済ませてしまったのである。一回出しただけでは不安なので、違反者たちの多くは二回抜いておく。
それでも、審判女子たちは、その反則の有無を的確に見抜く。それはそんなに難しいことでもない。中坊とは言え、出し切ってしまったあとであれば、女子の太ももや脇の下やお腹をガン見しても、それほど性的に興奮できなくなるからだ。
また、女子自身の手でペニスをいじられても、出し尽くしたペニスは反応しにくい。露骨に勃起しない男子も出てくる。そうした男子たちが混じっていると判定されたときに、違反を示す旗が示されるのだ。
すると、そのチームの女子たちは一斉に、太ももを男子たちの股の間にねじ込み始めた! そして大きくいやらしく、スリスリと前後にこすり、男子たちの内股と玉袋を、滑りのよい生足で摩擦していく。
この違反をした男子がひとりでも混じっていると判定されれば、女子たちは全員、相手の男の子の両脚の間に、自分の素足をねじ込んでスベスベさせることができる。憧れだった女子中学生の太ももが、じかに自分の股の間を大きく素早くこすれていくのだから、若い男子たちはひとたまりもない。
先に抜いておくという違反をしなかった男子たちは当然、ほぼ瞬殺。すぐに射精して脱落してしまう。そうすることで、「違反した男子たち」だけが残されてしまう。つまり、簡単に違反者たちをあぶり出すことができてしまうのだ。
フォークダンスの輪が崩れる。違反した男子たちめがけて、そのチームの女子たちがよってたかって攻撃をする。手だけでなく、足もおっぱいも舌も使ってよいことになる。なかには、本番挿入さえしてこようとする強豪女子までいた。
集団で男子の両脚に女子たちの生足が絡みつき、どんな手でもよいので射精させることができることにワクワクした女子たちは、一気呵成にこの違反者たちをイかせにかかる。数人がかりで交代しながら一斉に、男子の全身と股間をこれでもかと刺激するので、2回出して枯渇した男子といえども、その攻撃には敵わない。
違反者たちはこうして、ごく短時間でペニスを律動させてしまう。出し切っているので、ヒクヒク脈打つだけになってしまう男子もいた。それでも敗北は敗北である。
ズルはできない。本当に我慢し続けなければいけない厳しい勝負なんだ。そして……その勝負は、確実に男子側が圧倒的に不利、すぐにでも敗北してしまうものだ。30秒刻みとはいえ、クラスの女子全員を一回りして耐えきって、また同じ娘の番になる、という可能性はほとんどない。その順番が来る前に、男の子たちはイッてしまい、脱落していくからだ。
そんな設定もまた、姉の性癖にピッタリ合致していた。
成熟度がマダマダ圧倒的に女子の方が上。おとなの男になり始める子はほとんどいない。やっと声変わりをすることができても、性的にはまだまだ未熟な身体ばかりだ。それに比べて女の子たちは、小学校時代からすでに女性的になり始め、中学では圧倒的に成熟度に差ができてしまう。
そして……射精させた女子が勝ちだという考え方も、姉さんらしい。彼女はそういう状況を一番好むんだ。
僕は透明の太ももの群に埋もれ、スリスリされながら、ペニスを尻ズリで攻撃されている。そして、淫靡な体育祭の光景を次々目の当たりにしていく。校庭にはいくつもの輪ができており、複数チームが同時に闘うことになるが、そのいちいちを僕は見せつけられている。
そして、その輪のすべての男子がイッてしまったら、彼女たちは引き下がり、すぐさま、別の男女が校庭に走ってくる。そして輪を作り、手コキ耐久レースは次の戦いに入る。
本来なら、全学年、全クラスの男子が射精して、競技は終わり、得点集計が始まるはずだ。姉さんもそこで果てて、満足していた。
でも、僕が捕らえられたこの天獄においては、「終わり」など存在するはずがなかった。
次々と別の男女が並んでいって、次の「耐久競技」が始まる。僕に纏わり付く太ももの感触も、1年から3年まで千差万別で、決して飽きることがなかった。何万人が参加し続けようとも、この競技大会は終わることがないんだ。
だから、僕は永遠に、この競技を見せつけられ、太ももの群と姉さんのペニスへの攻撃によって、衰えることなくイキ続ける。一瞬たりとも、絶頂の快感から逃れることができなくなっていた。
そして、その状況がいつまでも続いていることに飽きることはもちろんなく、性欲のトリコとなった僕は、次から次へと現れる女子たちのブルマ姿と、射精していく情けない男子たちの痴態を見ながら、自分のペニスを脈打たせることだけに、全神経を集中させる。もうこれ以上、何かを考える余裕はなかった。
ただただ、気持ちいい。いつまでも律動し続けていたい。そしてそのツールは永遠に存在し続ける。これ以上にない快感の連鎖に、僕は積極的にのめり込み、それ以外のすべてを完全に忘れ去ってしまった。
###ゲームオーバー###