ダンサー1-6
やはり挿入は危険だ。
こっちのペニスは、かなり敏感になってしまっている。女の刺激に全く不慣れな、肌色の、包茎の、小さなコドモチンチンにすぎない。経験自体はあっても、ペニスの性感神経そのものは、女性に握られたこともないような、全く未熟で未発達な器官にさせられているのだ。
女の子に握られたり揉まれたりしただけで、精力は激減、あっさりと射精の憂き目を見ることになってしまう。まして、挿入などされてしまったら、ひとたまりもないかもしれない。
相手も敏感な子供ではあるが、熟練した大人をさえあっさりとイかせてしまうほどに強化されているんだ。毛の生えていないあどけない器官といっても、その極上の締まりと、甘美なヒダの攻撃力、そして何より、ダンスをしながらの悩ましい腰使いが彼女の武器である。
挿入を避け、距離をとりながら、愛撫攻撃だけで敵精力を削り、隙を見て組み伏せ、一気にとどめを刺す作戦だ。幸い、テクニックはしっかり覚えていて、攻撃力はさほど衰えていないようだ。それなら、いかに強化されているとはいっても、こっちの攻撃力で全身愛撫攻撃を加えれば、挿入せずとも勝てるかもしれない。
ヒットアンドアウェイで、ちょこまかと距離をとりながら、じわじわと愛撫で精力を削り、快感に彼女の腰がよろめいた時に一気に組み伏せてしまおう。そうすれば勝てる。
気をつけるべきは…ダンスで鍛えた彼女の身体能力だろう。僕以上にフットワークは軽いはずだ。しっかりと距離をとっておかなければ、逆にこっちが組み伏せられてしまう。敵が手を出してくれば振り払い、押し倒してこようとすれば後ろに飛び退けて距離をとり、なおかつ極上のテクニックでダンサーの全身に愛撫攻撃を加えなければならない。
僕は後ずさり、彼女と距離をとった。
「?」女の子はにっこりして近づいてくる。今だ!
僕は両手で彼女の乳房をこねくり回し、発達していない乳首のつぼみをつまんで指先でくすぐった!
「あふっ! やっぱり…上手だね…」女の子がずかずかと近づいてくる。
僕はさらに素早く後ろに飛び退いて距離をとった。ダンサーは手を伸ばし、ペニスをつかもうとしてくる。そうはいくか! 僕は彼女の手を振り払うと、一方的にオンナを両手でかわいがり、捕まる前に飛び退いて距離をとった。
「なるほど…そういう作戦なのね。…あっ、あんなところに回復薬が!」
「…。」僕はまっすぐ彼女を凝視し、指さす方に目をそらさなかった。そんな手になど乗るものか。「ちっ…引っかからなかったか。」「悪いがこっちは百戦錬磨なのでね。」隙を突いて僕は彼女に愛撫攻撃を加える。「あうっ…ずるいよぉ…」
ジャブのようにじわじわ愛撫攻撃は聞いている。時間はかかるが、しばらくそうしていれば、女体がゆるむ。その隙を突けば、一気に主導権を握れるだろう。
「はっ!」「!」女の子が飛びつこうとしてくる。僕はジャンプして後ろに逃げた。
「とりゃあ!」「うわっ!」
いきなり天井が見える! 何が起こったのか、一瞬わからなかった。
僕は一気に、ダンサーに組み伏せられてしまっていた!
「んふふっ…つかまえた☆」「なっ…」
いったいどうやったんだ!? さっきは確実に、飛び退いて彼女に捕まらないようにしたはずなのに。
「私が抱きつこうとして近づけば、当然飛び退くって予想がつくからね。ジャンプして空中にいるその一瞬は、捕まえやすいんだよ?」
しまった…そういうことか…
僕がジャンプして空中にいるその一瞬の隙を突いて、彼女は僕に飛びかかり、仰向けに押し倒し、すっかり上に乗っかってしまい、完全に組み伏せられてしまったのだった。
つまり、ダンサーは二回連続で僕に飛びかかったことになる。それほどの機敏な動き、やはり体を鍛えている成果というべきか。
くっそ…逃げなくては。僕は起き上がろうとしたが、彼女は注意深く体重をかけて、僕を起こそうとしない。
女の子特有の、柔らかくてすべすべの肌触りが、もっちりと僕に覆い被さってすりすりしている。僕は逃れられなかった。
「逃がさないよ? …うりゃ。」
「あああ!」股間に強烈なくすぐったさが走る。ダンサーは僕に馬乗りになったかと思うと、あっという間に腰を落とし、騎乗位で挿入を果たしてしまったんだ。
毛の生えていないつるつるのオンナ表面が、ペニスを根本まで飲み込んで、僕の肌に密着している。未発達で、奥行きがない代わりに、改造が行き届き、極上の締まりと甘美な包み込みが小さなペニスに襲いかかることになる。
ぎゅうっと締め上げながらも、どこまでも熱く柔らかく、ねっとりと包み込んでくれるオンナ。ペニス中の性感神経を外側からも内側からもかわいがっていくような、甘美なくすぐったい感触が股間を貫く。入れているだけでも射精してしまいそうな作りをしていて、弱体化したペニスでは耐え切れそうもない心地よさだった。
大人の僕であれば、何とか耐えきれるレベルではあるものの、今の自分の敏感なペニスではどうすることもできない。じわじわと射精感を一方的に高められてしまう。
「ほれっ! それえっ!」女の子はダンスのリズムに合わせて、変幻自在に腰をくねらせつつ激しく全身を上下させてきた!
なんてスピードだ! 高速で手でしごくのに近いほどの腰使いと、極上のオンナのしごきに、ペニスはすっかり翻弄され、とろけてしまう。
「あがああ!」僕は頭を抱えて上半身をくねらせ、快感にあらがおうとした。だが、彼女は容赦なく腰を振り続け、絶妙なタイミングでひねりを入れながら、セクシーダンスを上半身で奏でつつ、下半身は射精させるための動きを容赦なく続けるのだった。
このままでは、あっという間に精子を抜かれてしまう。何とか反撃しなければ。
僕は必死で、両手を伸ばし、ほとんどふくらんでいない乳房を丹念に愛撫した。撫でさすり、揉みしだき、くすぐり、乳首をこねくり回して応戦。脇の下や横腹にも手を動かし、上半身も下半身もまんべんなくかわいがってやる。マッサージの要領でぞくぞくした快感を与えてしまえば、女体がゆるみ、無防備になったところへペニスの快楽と愛撫の快楽のダブルパンチを食らわせてやる!
「ああああ! いいきもちっ! イきそう!」女の子はそれでも腰を使うのをやめなかった。
敵精力は、僕の攻撃でかなり減らされている。これまで幾多の女をこの両手だけでイかせてきた実績がある。強化されているとはいえ、まだ子供なダンサーを絶頂させるに十分な攻撃力を持っていた。
すると彼女は上下運動をやめ、腰を妖しくくねらせてペニスをこねくり回すように大きくグラインドさせてきた! ああっ…柔らかい筒にぎゅっと包まれたまま、ぐにぐにとペニスが揉みしだかれるぅ!
射精直前の、股間のくすぐったい感触がこみ上げてきた。まずい、精力が底をついてしまっている。後数秒もしたら白濁液が吹きこぼれてしまいそうだ。
「~~~ッ」僕は必死で踏ん張り、射精の律動が始まらないよう、渾身の力を込めて下腹部を押さえつけた。
イク寸前のあの多幸感が引いていく。気力で踏ん張っている中で、何とか相手を愛撫で倒してしまわないと。僕は手を早め、テクニックの限りを尽くして女体を悦ばせた。
「ああん…! こ、こんなのはどお?」
ダンサーは後ろに手を突いて僕のすねを握り、上半身をのけぞらせて、僕の愛撫攻撃をよけた。そして、腰だけを激しく上下させて、ペニスをこれでもかとオンナでしごきあげつつ、極上の締め上げを食らわせてきた!
「あああ!」また射精感がこみ上げる。も、もうだめ…か…
いや! まだ、あきらめるわけにはいかない! 射精しちゃだめだ。なんとしても、この女地獄から脱出するんだ!
僕はダンサーのオンナ結合部に両手を伸ばし、付け根や周辺など表面を徹底的にくすぐってやった。
「あ! だめ! やだあ! ひゃああああ!!」女の子はついに動きを止めた。
愛撫攻撃に加え、自分から激しく腰を振ってペニスを出し入れしていたために、上半身も下半身も、限界以上に女体にダメージが行っていたのだった。そのため、思ったよりも早くに、絶頂の瞬間が訪れたのである。
「くうう~っ」ダンサーも僕と同じように、アクメを押さえつけようと踏ん張っている。「ふん! ふん!」僕は腰を突き上げ、最後のとどめに入った。「ああああーーっ!」ダンサーはのけぞったまま体を震わせ、イッてしまった。
ダンサーは消えていく。僕はぎりぎり限界のところで、なんとか射精を押しとどめることができ、かろうじて勝利を手にすることができたのだった。本当に危なかった。
ペニスが射精したがってひくひくしている。精力は…ほとんど残っていない。
まずいのはこれからだ。ここでは回復技が使えない。この状態のまま、次のステージで戦闘しなければならないのである。かろうじて勝利しただけでは、どうしても不安が残る。ここで勝ったはいいが、次で確実に射精させられてしまうのではないか。
とにかく、突破口を見つけ出し、こっちの精力を消費させずに、敵集団を倒すしかないだろう。
休んでいる暇は与えられていない。僕はふらふらしながら、次の扉をくぐり抜けていくのだった。
###ダンサー1 クリア###
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