くのいち1−4
よし、覚悟を決めた! このまま正面切って、挿入戦で勝利を掴むぞ。
僕は逃げも隠れもせず、その体勢のまま、応戦し始めることにした。
敵はアクロバット体位で、ほとんどブリッジの体勢を取りながら、しかし変幻自在な腰の動きで、深くリズミカルに前後左右させることができた。その滑らかな動き、無理な体勢のように見えてスムーズすぎる攻撃は、くのいちならではの戦法にほかならなかった。
ペニスはぎゅうぎゅうに締め上げられる。それでいてやわらかで心地よい感覚が、股間全体に拡がる。なんともきめ細かい包み込み方だ。
彼女がどう腰を動かしても、ペニス先端の敏感なところには、キッチリやわらかな刺激がこすれるように仕向けられていて、これをサポートするように、全体がぐにぐに揉まれながらしごき上げられている。
むらさきしのめは、無言で腰を素早く動かし続ける。片足と両手で自分の身体を支えているにもかかわらず、こわばった筋力の感触をまるで感じない。
僕は木に阻まれながらも、腰を前後させてしのめちゃんの若いオンナをペニスで攻撃、じりじりとダメージを与えていく。
だが、思ったほどの効果はなく、決定的なダメージには、まだまだつなげられない。愛撫攻撃を併用させようとしても、乳房などは手の届かない場所に上手にしなっていて、しかもそもそも愛撫攻撃への耐性は抜群、簡単には感じてくれないのだった。
こちらの精力は、すでに始めから心許ない状況だ。これでは思いきった作戦はできない。だからこそ、正攻法で対抗しようとしたのではあるが、やはり苦戦は強いられてしまいそうだ。
若く未熟なはずの膣内は、すでにあまたの男根を果てさせてきた熟練の技能に満ちあふれており、それが10代のみずみずしさを加えていて、どこまでも新鮮な快楽をもたらしてくれる。
ときおりクネクネと左右に大きく揺れる腰の動きは、なおかつ前後する激しい動きをまったく殺すことなく、ペニスを根元から絞り上げ続けてくる。キモチイイ。でも……この快感に負けて、精液を吐き出すわけにはいかないんだ。ガマンしないと。
前後に挟み込まれているけれども、こちらが攻撃する分には、しっかり腰を動かせるだけの余裕があった。それはしのめちゃんがあえて作っている隙間でもある。抜け出そうと思えば抜け出せるけれども、どうせすぐに捕まってしまうのがオチだ。
このまま、股間のとろける心地よさに反抗しながら、彼女のオンナを快感漬けにしてイかせてしまうほかはない。
とつぜん、むらさきしのめは身体を反転させた!
ぎゅうっと絞りつけられるやわらかな刺激!
彼女は体を回転させて、挿入したまま、立位から立ちバックへと、無理に体勢を変えてきたのだ。しかも、それがほとんど無理を感じさせない完璧な身のこなしで、いたってスムーズに行われたのだった。
オンナがペニスをしごく前後運動は変わらない。だが、内部で半ばねじれるように強く締まるので、心地よさが倍増したかのような錯覚を受ける。
そこまでしておきながら、なおかつ痛みも負荷もなく、ペニスには快感だけが押し寄せる。そんなことまでできる高い技術と言うべきか。感心している場合ではないが、こちらのダメージが感嘆に値するほど、大きな痛手であった。
肌と肌がぶつかる。少女特有のやわらかなお尻が大きく、僕の腰に吸い付いてはぷつっぷつっと離れていく。ナナメ上向きに上下する腰の動きは、僕と彼女の背の高さを微塵も感じさせない。
僕のお尻は、女の子の動きによって制されてしまい、背後の木に押しつけられるようにぶつかっていく。こっちも腰を突き出して応戦しようとしたが、跳ねるようにリズミカルに暴れるくのいちの腰使いにほだされ、うまく前後させることができない。
「こんなのはどうですかー」
むらさきしのめは、立ちバックの体位のまま、ぎゅうっとお尻を僕に押しつけつつ、微細な動きで上下し、くっちゅくちゅとペニスを小刻みにしごいた。
「うあ……」
オンナ内部が蠕動し、ペニスの気持ちいいところすべてを一度にかわいがってくる! とりわけ先端の敏感な部位は、締まる性器の具合の良さに揉みまくられる。
裏スジ部分にぴったり吸い付いたヒダによって、たっぷりの体液に浸された状態で、オンナ内部で揉まれこすられ、僕はキュンとくすぐったく疼く快感に、つい腰を引こうとした。だがもちろん、それは背後の大木によって阻まれる。彼女はそこまで計算ずくで動いているんだ。
「ほらほらー、こんなことも気持ちいいでしょう?」
17の若すぎる肉体が、はじけるような元気で、思いっきり全身を前後させる。ペニスは根元から先端までとことんしごき立てられる。
「現実世界では味わえない気持ちよさ、現実ならハンザイになっちゃうけど、こっちの世界なら快感独り占めですよー」
「くっそ……誘惑になんか……」
しかし、少女のスリスリと左右するお尻の肌触りと弾力に、僕は腰を引くこともできずに、体の奥からこみ上げる多幸感を抑えきれなくなった。
むらさきしのめは体を横に曲げ、片足を拡げて僕のお腹から肩へと振り上げる。横向きの挿入攻撃で、彼女はあられもない格好のまま、アクロバット体位を続ける。
少女が肉体の向きを変える度に、くのいちのオンナの変幻自在な味わいを、そのつど思い知らされる。
精力は急激に吸い上げられ、消費していく。
こうやってガマンする男忍者たちをも、執拗な体位攻撃でついには射精させる。そのすべを彼女たちはとことんまで熟知していた。
若い乳房を揺らしながら、くのいちはしつこくしつこく腰を前後させ、左右にクネクネと動かし、上下に小刻みに震わせてくる。
ついに彼女は、対面立位に持ち込む。さらに僕にのしかかり、木に強く押しつけ始めた。同時に、彼女は僕を挟んで木登りをし、両脚を大木に引っかけて乗っかってしまう。彼女の両腕は、僕と木の両方を抱きしめる格好だ。
そのまま少女は、ぱんぱんと強く腰を振り続けた。僕に体重をかけるようでいて、あくまで僕を固定させる以上の力は加えず、それ以上の負荷はすべて木に押しかける。僕を挟んで木に飛び乗ってしまったしのめは、僕にしがみついたまま、腰ばかりを動かし続けた。
「うぅ!」
「あはっ、いいですよ! いっぱい出しちゃってくださいね!」
「だ、ダメ、出る! でちゃうっ!!」
くのいちは容赦なく単調なリズムで腰を前後させ続けた。その仕上げの腰振りは、射精するまいと踏ん張る僕のペニスから、容赦なく精を絞り取るための、こなれた動きそのものであった。
イク直前の強い快感が股間に拡がった。だめだ……出したら負けだ。堪えきるんだ!
しかし、そんな男の理性と抵抗をあざ笑う如く、それ以上の怒濤の快感で堤防を打ち砕き、ペニスをイかせる性器の甘い罠で、最後のトドメを刺すべく、くのいちの動きが早まる。
ぐぼっ! びゅく! どばばっ!
「あああ!」
「ふふっ、私のカラダ、気持ちいいでしょう?」
もう止められなかった。あふれ出る体液は、むらさきしのめの壺の中にドンドン押し出され、一滴残らず奥へ奥へと吸い上げられていく。
快楽の律動は、どこまでも止まることなく続き、体内に残った大量の精液は、すっかり残らずくのいちのオンナに絞り抜かれた。
「ぁ……ああ……」
僕は敗北した。
もう、この世界からは抜け出せない。肉体の改造が始まり、四六時中射精する状態に陥る。
出し尽したペニスをオンナが解放したが、そのときにはすでに、ペニスは射精直前の気持ちよさから脱出できなくなっていた。この快感は、誰に触れられていなくても、一秒も休むことなく延々と続くんだ。
「んあ!!」
むらさきしのめの目の前で、ペニスは精液を吐き出した。
彼女に触れられていなくても、もはや自動的に、ペニスは絶頂を始めてしまう。それが終わっても、多幸感は終わることなく襲いかかってくる。
脈打ちの感覚とともに、目の前が暗転した。
真っ暗な空間。
何も見えない。
だが、股間の心地よさだけは続き、何らの感触もなくとも、勝手に精を放出してしまう。
「くすくす……」
暗闇の中から、少女たちの笑い囁きあう声が聞こえる。僕の周囲に、大勢の異性が、おそらく裸でたむろしているんだ。それが分かった瞬間、またもやペニスは絶頂してしまう。
さわっ……さわさわっ……
「ああっ!」
股間に小さな指先が触れた感触。その刺激だけで、イク快感は倍増してしまう。
「くすくす……あはっ……」「おもしろいねー」「さ、練習しよ、練習!」
女の子たちは、思い思いに手を伸ばし、暗闇に寝そべっている僕の全身をいじり、さすり、くすぐり始めた。
僕を撫で回す大勢の手は、見えはしなかったが、相当に小さなものであると、すぐに分かった。
くすくすと囁きあう女の子たちの口ぶりと、どこかぎこちない動きから、彼女たちはむらさきしのめのような熟達したくのいちではなく、むしろその”タマゴ”であることが察せられた。
「ね、オチンチンの付け根の、横っちょの方、そうそう、脚の付け根に近いところ、そこも、男の人ってくすぐったくて気持ちいいらしいよ?」「あー! ホントだー! シャセイの勢いがスゴイねー」
くのいちになる前の、おこさまの練習台だ。
彼女たちは、くのいちの里で”習った”とおりに、ペニスを探り当て、撫でさすり、敏感なところを交代でこすり続ける。ちいさいながらもやわらかな手のひらの感触が棒を包み、イタズラな指先が亀頭先端をくすぐる。
玉袋も揉まれさすられ、その付け根にまで細い指がくにくにっと押しつけられている。「ココをこうやって……ね、こうするともっと気持ちいいらしいよー」会陰に強く指先が押しつけられ、ぐりぐりとこねくり回されると、体の奥の快感が一層増し、ビクンビクンと脈打つ速度が速くなり、強い律動に代わっていく。
こうやって、くのいちになる前の少女たちは、まずは教本で習い、ハリガタで練習を重ね、先輩の教えを受け、同級生たちとも錬磨し合って、ある程度の性徴が見えてきた頃合いに、「実験台」で実際に男根を触って、さらに練習を積み重ねるのである。
くぽくぽくぽっ……
ちいさなクチがペニスを飲み込み、一生懸命に舐めながら唇でしごく。フェラチオの仕方も十分修練を積んでいるみたいだった。
さらに細い生足がペニスを包み、ぴくぴくと絶頂に蠢くペニスの感覚を愉しんでいるみたいだった。
彼女たちは交代しながら、思い思いのテクニックで、手、口、脚、脇、お尻、そして未熟すぎるオンナを駆使してペニスを刺激する。性器はすでに、数多くの“訓練”を経てきており、簡単には感じない、一方で締め方やしごき方、腰のテクニックに至るまで、ひとしきりの完成を見ているのだった。
僕は年端も行かぬ魔性のオンナに包まれながら、どんどん精を放出していく。彼女たちはそうやって、”実戦”も重ねながら、やがて一人前のくのいちに成熟していくのである。中学生くらいの年頃には、実際に戦闘に駆り出されて、ペニスから“戦果”を吸い上げるに十分な肢体を具えるのだ。
暗闇で、相変わらず僕からは何も見えない。だが、僕にぴったり貼り付く女の子たちの上半身、腕、太ももの感触だけで、情報はもう十分だった。
あとは集団で股間にまとわりついて、ペニスから精を絞る。彼女たちにとってはそれがすべてであり、僕にとっても、もうそれがすべてなんだ。
オンナ表面のツルツルのワレメでしごかれながら、ペニスはヨロコビの律動を続ける。気持ちいい。もうそれしかない。
女の子たちも、練習台の男が気持ちいいかどうかだけが関心事であり、そのためのあらゆる“知っている手段”を駆使するばかりだった。
僕の方も、暗闇の中で肉欲に溺れ、もう何も考えられない。セックスのこと以外には頭から消え去り、ただひたすら、若年齢の娘たちにむしゃぶりついて、気持ちよくなることしか年頭にない。背徳だとか、この先の囚われの身とか、そんなこともどうでもよくなっていた。
大勢で交代しながら、ふたりがかりで太もも前面部分がペニスに貼り付く。その細く短く、それでいてシコシコ吸い付く肌触りをすでに身につけている生足の感触に、僕は射精し続けながら、永久に終わることのない宴が、ずっと続くことをのみ願った。そしてその願いは、すでに確実に叶っていることを知っているので、ひたすら安心して、気持ちいい刺激と肌触りに、我を忘れるばかりなのであった。
###ゲームオーバー###