レオター1−5
ここはリスクを避け、愛撫攻撃で相手を倒してしまおう。
僕は彼女の股間に手を伸ばすと、ついにその濡れそぼったワレメ表面を、レオタード越しに撫でさすり始めた。
「ん! んふっ…あぅっ…!」美少女はかわいらしい声を出して腰をくねらせ、全身をぴくんぴくんと反応させた。女性器の一般に感じやすいところを中心に、両手の指を上手に駆使してくすぐり、さすり、指先でこすり、揉んだりこすったりして、10本の指が巧みに彼女の股間をなで回す。
そこはこれまでの熟練の技だ。どうすれば指先でオンナを感じさせることができるかは、経験的に熟知している。個人差もあるのでこれを探り当てることも同時に行い。ポイントを見つけたらそこを中心にときおり他に移りながらかわいがってやる。そのテクニックは功を奏し、レオターに少なからぬダメージを与えることとなった。
白く細い体がくねる。彼女は僕への反撃も忘れ、電撃のような快楽に身を投じてぞわぞわと打ち震えている。裸の上に直にレオタードを着ているため、オンナの形や細部までくっきりと浮かび上がり、それがしとどに濡れそぼってさらに透け、色や形まで丸見えになってしまっていた。
表面をしっかり責め、一方的にダメージを与え続ける。が、いうまでもなく、それだけで決定打となるほどのダメージにはならない。これは初めから予想していたことであった。これだけで決着がつくとはとても思えない。分かっていたことだ。
意外に彼女は感じやすい体質なのかもしれない。だとすれば、ここで一気に指をねじ込み、内部をかき回しながら大ダメージを与えてしまった方がいいな。
少なくとも、レオターは自分の身に降りかかってくる快感をどうすることもできずに、ペニスに手を触れることも忘れ、ひたすら僕の指先を身に受けて腰をくねらせ続けている。こちらはノーダメージ、敵ばかり精力を消費している状態だ。ここで一気にたたみかけずに戦闘を引き延ばすことは得策ではない。
指を入れるには、レオタードをずらし、オンナを完全に露出させなければならない。レオタードを引き裂くか、生地をずらして指をねじ込むか。
いや、そもそもここの部分は生地が重なっていて、少し引っ張ってずらすだけでオンナが露出される構造になっているんだ。レオタードを着たままでも挿入ができるようにさえなっている。
僕は生地の間から指をねじ込み、横に引っ張る。すると生地はするりとずれ、あっさり性器が露出されてしまった。もはや布で阻まれなくなったオンナからは、ねっとりと快感の体液がしたたり初め、じかに僕の指に絡みついてくるようになっている。
チャンスだ。
僕は一気に指を入れ、内部をぐっちょりとかき回し始めた。短時間で弱点を見つけ出し、重点的に責めて倒してしまおう。
「んあああ! こっ、このときを…待っていたんだ!」
レオターは強烈な性感ダメージに体を揺すりながらも、上気した顔でしっかりと僕を見据えた。「私がただ何も反撃しないと思ったら大間違い。レオタードの生地をずらし、ココが露出されるまでガマンしていたんだ!」
いきなりレオターは僕の手を強く振り払った。指を締めていたオンナから手が離れてしまう。
「とりゃあ!」
レオターはその場で素早く倒立し、腕の力でジャンプすると、なめらかでやわらかいふとももを僕の顔面や肩や胸に強くぶつけてきた。
「ぶぐっ!」その衝撃で僕はよろけ、ついつい後ずさりしてしまう。続けざまに彼女は、逆立ちしたまま僕の上半身をプニプニのふとももで蹴り続ける。蹴るといっても、物理的ダメージを目的とした蹴りではなく、痛みはほとんどない。蹴りの痛みはふともものやわらかい弾力によって吸収され、顔面や肩にはぽよんぽよんとした衝撃が重く伝わってくるばかりであった。
しかしそれでも、衝撃はすさまじく、僕はその場に立っていられずに、数歩ほど後ずさりせざるを得なかった。
「うぐっ!?」背中に衝撃が走る。壁だ。僕は彼女の蹴り攻撃で壁際に追いやられていた。
「はっ!!」かけ声とともに、彼女は倒立のままジャンプ。生足を僕の首に絡めてきた。
「むぐあ!」ぱっくりと開かれたオンナが僕の顔面を覆う! ふとももは僕の首を廻り、後ろまでふくらはぎで覆われてしまった。新体操選手の脚力が僕の首を締め上げ、がっちりと周囲に組み込まれてしまって、しかもそこへ彼女の体重が上半身にかかってきたため、僕は身動きがとれず、脱出できなくなった。
なまなましい女の甘い香りが周囲を包み込む。毛を丁寧に処理したきれいなピンク色のワレメが僕の目の前に美しく迫り、その愛液の香りが僕を興奮させる効果を持って発散され、ダイレクトに僕の鼻に吸い込まれていってしまう。
ついつい舌が伸び、オンナを舐める僕。
「このままアクロバット立位シックスナインで搾り取ってやる。あなたの負けだよ。覚悟しなさい!」
しまった! ペニスは彼女の眼前に無防備にさらけ出されている。自分からレオタードをずらして露出させ倒立すれば、僕は警戒して横に逃げ、このアクロバットシックスナインは成立しなかっただろう。だからこそ、無抵抗でガマンして何もせず、僕の方からオンナを露出させる瞬間を待っていたのだ。
指を入れて一気に攻撃だと思っていればそこに油断が生じる。その隙を突いて彼女は倒立し、僕を壁際に追いやり、首をふとももでホールドしてクンニさせつつ、さらけ出されたペニスをフェラチオでじっくりいたぶるつもりだったんだ。
僕たちは立ったまま上下逆さまにひっついている。彼女の方が逆さになって、足を僕の首に絡め、僕の腰に手を回し、全体重をかけて拘束。後ろが壁であるのもあって、僕はそこから脱出できなくなってしまっている。彼女の重さは壁際であることで軽減され苦しくないものの、僕が身動きとれない状態にまではすることができる。もし壁際でなければ僕は彼女の体重を支えきれずに倒れてしまったか、意図的に倒れてこの状態を脱出することになっただろう。壁際に拘束することまで、彼女の計算のうちだったのだ。
ちゅううう〜〜〜〜っ! 「あうあああ!」
股間に強烈なくすぐったさが走る。ペニスをぷるんとした唇でくわえ込むと、根本まで飲み込んで、強く吸引してきたのだ。同時に舌が先端ばかりを重点的に責めうごめき、性感ダメージを強烈に送り込んでくる!
「ん! んふっ! むうっぅうっく!!」その体勢のまま、彼女は激しく首を前後に振り、ふにふにの唇で激しくペニスをしごきたててきた! 舌が変幻自在にあちこち暴れ回り、ペニス先端を中心に舐めまくってくる! おまけに激しい吸引がペニスを彼女の口腔深くまでねじ込ませ、唾液もカウパーもどんどん彼女の胃袋へと吸い上げられてしまっている。
逆さになった体勢で、僕の首をホールドしながら、ぎゅっと僕の腰にしがみつき、そのまま首だけを激しく振るという大技。アクロバットシックスナインと呼ぶにふさわしい。これほどのテクニックは、しなやかで軽い体と、それにそぐわない筋力と持久力を備えた新体操選手、レオターだけになし得るわざであった。
「むっ、むふっ、うぐっ! むぐう!」今度は僕の方がほぼ一方的に感じさせられる。ぎゅみぎゅみ押しつけられるオンナに口をふさがれ、甘い香りに包まれながら、僕はくぐもった声を出すしかなかった。
ぷにんと吸いつく唇が根本から先端までを激しくしごき続け、舌も根本から先端までをまんべんなく舐めしゃぶる。そして激しい吸引で、精の一滴まで飲み込むつもりのようだった。
腰を引いて快感を軽減させようとしても無駄であった。後ろが壁のため、ペニスは彼女の口にいつもさらけ出される状態になっていたのだ。
首の動きが一気に速くなる。このまま有無をいわさず射精させるつもりだ。僕は何とかもがいて脱出しようとしたが、逆立ちで体重を預ける彼女にがっちりホールドされ、後ろにはもちろん、横に逃げることも叶わなかった。
仕方ない、僕にできる唯一の反撃は、レオターのパイパンを舐め、ダメージを与えることだ。僕は丹念にオンナ表面向けて舌を転がし、ときおり内部までねじ込んでしっかり感じさせるように蠕動させる。舌先まで締めてくる。
彼女は時々腰を引いて、僕のクンニ攻撃を休むことができた。そうして頃合いを見計らってまたオンナを僕に押しつけてくる。しかし彼女の方は、決してフェラチオを休まない。僕を休ませてくれない。しかも、僕の目の前には興奮をかき立てるツルツルのワレメが絶えず見せつけられ、このいやらしい形を目の当たりにしながら、同時に彼女の口で激しくペニスを責めまくられているのだ。
明らかに分が悪すぎる。
何とか両手が使えたので、僕は舌だけでなく手でもオンナをかわいがり応戦する。
「あふ! やっぱりあなたはテクニシャンね。…なら、これでどうかな?」
レオターは僕の腰に手を回すのをやめ、左手を床について自分の体を支えると、右手指先で玉袋をひっかくようにくすぐってきた!
「むあ! あああ!」強烈なくすぐったい快感が全身に広がる。フェラチオと玉袋くすぐりの同時攻撃に大ダメージを受けてしまう。そこへ容赦なくオンナ表面が顔面に押しつけられてしまう。
まずい、残り精力がわずかだ。何とかしなければ。僕は一心不乱に舌と両手で愛撫応戦をする。
だが、彼女のリズミカルなフェラ攻撃と玉袋愛撫攻撃は休むことなく続けられ、容赦なく最後の精力まで削り取っていく。
だめだ、せっかくここまできて、あっさりイかされてしまうなんて! 僕は最後の力を振り絞って快感に抵抗した。渾身の力で踏ん張り、性感ダメージを受けないように歯を食いしばる。イったら負けなんだ。イッてしまえば二度と現実には帰れないんだ! くっそおおお!
「・・・ふっ。」鼻息が玉袋にかかる。
ぐりゅぐりゅぐりゅぐりゅぐりゅ・・・!
舌を強く絡みつけ、先端の感じやすいところに押しつける。彼女の唇がぷるぷるもごもごうごめきながら、ぐりゅぐりゅと強く舌をこすりつけてきた! もはや舐めるというより舌でこすりあげるといった感じだ。
「あああああ!」
射精感がほとばしる。この仕上げの刺激に耐えられるほどの精力は残っていなかった。強烈な性感が股間からお尻の奥へ突き抜け、じわっと絶頂感が高まり、何も考えられなくなる。
ああっ、だめ! 出ちゃう! きっ、気持ちいいいい!!
ごぼぼぼっ!!
彼女の口腔内を濃い体液が満たす。しかしその直後、強い吸引によって、粘っこい精液はすべて、彼女の喉を鳴らして胃袋に流し込まれていく。逆さになっても胃にまで到達していく人体の不思議をふと思いながら、僕は自分の敗北を思い知ったのだった。
ちゅぽっ
彼女が口を離すと、逆立ちを説いてくれた。僕は出し尽くした満足感で立っていられなくなり、その場にへたり込んでしまう。
バタン!
鍵の閉まっていたすべての扉が開く。入り口の扉も、はめ込み式の窓さえ解放されてしまう。
「あーはははは! これが五重塔の精鋭の力よ!」スピーカーから姉さんの声が響く。彼女はモニターで一部始終を見て、僕の射精を見て勝利宣言をしたのだ。
「外を見てごらん!」うながされるままに見ると、五重塔周辺には大勢の裸の女たちがひしめいていた。この階は特殊で、フロアの中に別の塔があるという構造であった。五重塔のまわりは広く何もないスペースだったのだが、そこに若い裸の女たちがみっちり混み合って立っていたのだ。
「あああ!」彼女たちはほとんど、僕の知っている人たちだ。
小中高校の同級生全員、部活などの先輩後輩全員。電車でよく見かけるきれいな女性。なじみのOLから女友達全員。つまり、つきあいの濃淡や時間的な深さはさまざまだが、僕と何らかの関わりのあった女性たちだった。それがみんな妙齢となって全裸で塔をぐるりと囲んでいる。行きつけのレストランの美人ウェイトレスの姿まである。
「私と同じように、肉体をそのまま転送しているから、彼女たちの体も本物だよ。さあ、これからは止めどなく射精できる体になる。ここにいる全員と心ゆくまで快楽を愉しむがいい。もちろん、私とも、ね?」
歓声を上げながら女たちが五重塔になだれ込んでくる。そう、ここにいれば、僕の知っている子ともまた会えるし、いくらでも好きなだけ、セックスの快感を愉しみ続けることができるんだ。
僕は彼女たちに囲まれもみくちゃにされ、すでに止まらなくなっている射精の脈打ちに震えながら、このすばらしいハーレムが永遠に続くことに心から感謝していた。
###ゲームオーバー###