レオター1−6
ここは一気呵成、挿入攻撃で早くイかせてしまった方がいいだろう。
僕はレオターのオンナに手を伸ばすと、股のところの生地をずらした。ここの部分の生地は二枚重ねとなっており、ちょっとずらすだけですぐにオンナが露出される構造になっていた。つまり、レオタードを着たままで挿入まで可能となっているのだ。
そしてペニスを突き出し、レオターに挿入したい意思を腰で示した。彼女の方もこれを察し、脚を拡げてのけぞり始める。準備は整った。
僕が腰を落として下から突き上げるように、先端をオンナにあてがおうとすると、彼女の方もこれに合わせ、腰を上げてオンナを僕の方につきだしてくる。このまま立位で結合を果たすにはあと少し、高さの調節が必要だ。僕の方が背が高いため、多少は無理な体勢も必要となるのかも知れない。
すると彼女は、右足を大きく持ち上げ、ふくらはぎを僕の肩に引っかけてきた。ふにっと柔らかい肌の感触が僕の肩に押しつけられる。
両手でバランスを取りながら、ぐいっと体重をかけてきた。半ば僕にしなだれかかるようにして、左足でつま先立ちをする。そうして腰を大きく上に突き出す。この体勢は相当の筋力を要すし、体の柔軟性やバランスも必要となる。新体操選手ならではの体位であった。
僕は彼女の右足を抱えるようにして彼女を支え、グッと下からペニスを押し込む。彼女の方がアクロバットな体勢を取ってくれたおかげで、立位のまま結合を果たすことができた。
ぎゅううう!
ペニスに強烈な締め付けが襲いかかる。
力の要る体勢を取っている彼女の膣が、周囲の筋肉の収縮に合わせてがっちり締まり、ペニスを万力のように押しつぶそうとしているのだ。身体を鍛えていて筋力があるのにもかかわらず、これを表面に出すことなく、肌ざわりと肉の柔らかさは健在、ふにふにと弾力が僕の体にしなだれかかってくる。筋肉でゴワゴワしている部分は体の奥に隠しているかのようで、力を出しているのにこれを感じさせないような筋肉の使い方ができるのだ。
オンナもまた、強烈な締まりと力強い圧迫にもかかわらず、ペニスを包む部分はどこまでもやわらかで心地よく、引きちぎられそうなほど強いのにこれを感じさせない優しさに満ちあふれていた。
上体を軽く反らすようにして両手でバランスを取りながら、レオターは下半身を僕に押しつけ、重心のバランスもしっかりできあがる体勢を取っていた。同時にこの体勢が、膣圧を数倍に高める効果も持っていて、入れているだけなのにグングン精力を消費してしまうよう仕組まれているのだ。
彼女はこれ以上動く必要がなかった。バランスを取ることに集中することができた。オンナの攻撃力だけで、ぎゅうぎゅうと締まり続ける圧力だけで、十分僕を気持ちよくすることができた。逆にバランスを欠いてまで動けば自分へのダメージも大きくなってしまい、かえってマイナスになるのだろう。レオターはこの体勢をキープしたまま動かなくなった。
あとは僕の方から動くばかりだ。
僕は彼女の体重を一部分支えながら、下から上にめがけてゆっくり腰を突き上げ始めた。
そのとたん、強い締まりが変幻自在に蠢き始める。ペニスの動きに合わせ、やわらかい圧迫とヒダがぐにゃぐにゃと、さまざまな形にひしゃげ続け、ひとつとして同じ形状にならないかのように、ペニスのあちこちに絡み付き続けるのだ。その変化に富む動きは、レオターが意図的に出しているものではなく、それでいてペニスへのダメージは相当に大きい。
一瞬一瞬、まったく別の人のオンナに挿入しているかのような錯覚を受けてしまう。一秒間に何人もの女性に交代で挿入しているような不思議な感覚だ。その動きは、決してペニスを慣れさせたり飽きさせたりすることなく、たえず新鮮な快感を送り込んでくる。
彼女は動かずして、僕の動きに合わせて千変万化する膣圧攻撃だけで、僕に絶大なカウンターダメージを与えることができるのだった。
さすがに、姉さんが選んできた極上の美少女だ。僕の好みどおりの白い肌、可愛らしい顔立ちながら凛とした雰囲気も醸し出していて、若く美しいみずみずしい肉体を持っている。そしてそれだけでなく、僕が気持ちよくなれるようなオンナを持っている人を厳選しているのだろう。おまけにその美少女のテクニックやオンナの具合は、ないと・めあの魔力によって強化され、オリジナルの実力を数倍に高めているのである。
忘れてはいけないのは、この娘は世界のどこかに実在しているということだ。
その肉体のすべてを詳細にコピーして、この塔の世界に送り込み、本物と寸分違わない状態にしながら、さらに強化を施して僕に対峙しているのだ。その精神もニセモノ作りモノではなく、ほとんど本物である。ただ、その目的は僕を射精させること、そのためにセックステクニックを存分に発揮することは至上命令として揺るがない。
現実の彼女は、世界のどこかで「夢」としてこの光景を見ている。大半の夢が忘却されてしまうので、この意識も現実の彼女の記憶からは消えてしまう。夢であるので、彼女は安心して、僕とのセックスに積極的になるのだ。与えられた目的に対して疑いを差し挟まず、姉さんの命令どおりに僕と戦おうとするのである。
はじめから分かっていたことだ。そう簡単に倒せる相手ではないし、こちらへの快感ダメージも半端ではないこと。本腰を入れて戦わなければあっという間に精力を奪われてしまう。
僕はしっかり踏ん張りながら、うごめくオンナめがけてペニスで攻撃し続けた。
こちらがカウンターダメージに苦しんでいるのと同様、レオターの方も少なからずダメージを受けている。
息が荒く、のけぞりながら可愛らしい声を漏らし続け、レオターはペニスの感触に身もだえしながら受け入れている。お互いに精力を削りあっている状態だ。
確実に、こちらの攻撃は効いているのだ。
僕の方もオンナからの締まりによって精力を消費し、彼女の方も、立位で責めるペニスの動きに狂おしい快楽を感じ、性的なダメージに喘いで精力を消費し続けている。
回復ができない以上、総精力と、防御力、攻撃力の根比べとなる。
相手が僕好みの肉体と膣の持ち主でなおかつ強化されているというなら、こっちは、ここまで射精せずに突き進んできた経験とレベルがある。負けてたまるものか。
僕はペニスへの快楽を最小限に抑えるべく踏ん張りながら、下から上へしっかりと出し入れし、レオターの性感神経をずんずんと着実に責め続けた。カウンターダメージが容赦なく襲いかかるが、相手もまた、高められ続け、全身にかいた汗からは快楽に打ち震えた精神のしずくがほとばしり続けていた。
徐々にレオターの方も足がガクガクしてきて、アクロバットの体制を維持することが難しくなってくる。分はこちらの方にありそうだ。
僕は腰を引いて一気にオンナからペニスを引き抜くと、じわりと女体を蝕む快楽を維持させながら彼女の背後に回り、再び立ちバックでペニスをねじ込んでやる。普通の体位のため、オンナが先ほどのように変幻自在に収縮するわけではなく、ダメージはレオターの方に大きく響いていった。
このまま一気にイかせて倒してしまおう。
「うううっ、ま、まけるものか・・・」レオターは渾身の力をふり絞り、片足を大きく後ろに持ち上げた。僕に突かれながらも、新体操でよく見かける、片足立ちで、もう片方の足を後ろに大きく曲げて固定するポーズだ。彼女は片手で足首を持ち、じっと耐え始めた。
これによりまた変幻自在な締まりが実現する。だが、今度は僕の方にだいぶ分があった。無理な体制を維持しているため、彼女はバランスを取りながらポーズを固定することに集中せざるをえない。さっきまではそれでも良かったが、だいぶ精力を消費し、イキそうになっている彼女にとって、僕に突かれるまま任せることは危険きわまりない行為であった。
やはり性的なダメージは彼女の方が格段に強くなってしまっていて、僕の方のダメージは最小限に食い止められている。
せめて彼女の強みは、さっきと同様に変幻自在に形を変える膣圧と、柔軟な体に内蔵された目立たない、それでいて力強い筋力、無理な体制によって維持されている精神的なタフネスさであり、これが彼女を一気に絶頂に導くのを阻んでいる状態だ。
これに対して僕は、リズミカルに腰を前後させるスピードを上げながら、両手で彼女の乳房をわしづかみにして、乱暴に見えながら実は内部の性感神経まで丁寧かつ繊細に揉みしだき、上半身の奥まで女体を快楽にさらすことで応戦。さらにはその手を全身に回し、彼女が感じやすいところを矢継ぎ早に愛撫していった。
ペニスによる攻撃と全身愛撫の相乗効果で、レオターの精力は目減りし、彼女はどんどん追い詰められていった。
こっちの精力はかろうじて残っているので、このまま攻防すれば確実に敵の方が先に果てるだろう。
きゅう! きゅううう! ぎゅみっ!
強烈なカウンターダメージが襲いかかる! オンナが急激に引き締まり、ペニスをこれでもかと締め付けてきたのだ。「うおっ!?」僕はぶるっと震え、やわらかいレオターの小さな体をぎゅっと抱きしめて思わぬ快感に悶絶した。
ヤバイヤバイ、気を抜けば強烈なカウンター攻撃で一瞬にして射精させられちまう。僕は再び歯を食いしばって、腰を振りながら愛撫の手を強めていった。
数回突くごとに強烈なカウンター締まりが襲いかかるが、踏ん張って精力消費を抑え、どんどん相手を責めていった。ここまで来れば、こちらのレベルが確実にものをいっていた。数え切れないほどの女体を天国送りにしてきたテクニックと、長時間極上の締まりにも耐えてきたペニスの防御力で、レオターの精力を根こそぎ奪うことに成功した。
ぎゅううううっ!
くっそ! 今までにない締まりが襲う!
僕は渾身の力で食いしばり、射精をかろうじて抑えることができた。
射精寸前であったが、やはり分は僕の方にあったようだ。
「あぐっ! ・・・そんな……」レオターは体の奥からこみ上げる壮絶な震えをどうすることもできなかった。大きな波のように押し寄せる絶頂の快楽が全身を駆けめぐり、全身をこわばらせてイッてしまった。
僕の勝ちだった。
「ふ。。。いい気になるなよ? 私を倒しても、その精力のままで次の部屋に行ってもらう。次の快楽地獄ではもう、同じようには耐えきれないだろう。さあ、扉は開かれた。・・・ああっ!」レオターは消えていった。彼女は現実に戻り、夢から覚めるのだ。ここで起こった出来事のすべてを忘却して。
たしかに精力はほとんど残っていない。回復もできない以上、このまま次の扉に行くしかなさそうだ。仕方ない、次の部屋では精力を温存させる戦い方をするしかなさそうだ。
###レオター1 クリア###