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レオター1−9

 

 

 決めた! 足を狙おう。ここはリスクを避ける戦い方だ。

 もともと道具を使って敵を拘束しようということ自体、リスクを避ける戦法だ。肉弾戦を避け、精力の消費を最小限に抑えようというのだから。だったらその戦法は徹底するべきである。

 二段階の構えで、確実に敵を拘束するに限る。僕はひゅんひゅんとリボンをうならせた。遠心力をつけて、一気に敵の足首めがけてリボンを投げつけてやる。

 十分リボンにパワーが溜まる。よし、今のタイミングだ!

 びゅん!

 僕はレオターの足首めがけて、一気にリボンをくり出した!

 「・・・ふん」

 レオターがジャンプ!

 「ああ!!」

 リボンが彼女の足首に到達する直前のタイミングで、彼女は軽く跳び、リボンを避けてしまったのだ。軽く30センチも跳ねれば、足首へのリボンはあっさりと避けることができたのだった。

 うかつだった。

 リボンで敵を拘束することが100%可能かどうかも未知数であり、そのなかでもより確実な方法をとったつもりだったが、敵が僕のリボンをよけるという可能性について、全く頭に思い浮かんでいなかった!

 そうだ、足を狙ってリボンを投げれば、ジャンプしてこれをよけるくらい想定していなければならなかったのだ。これを踏まえた上でどうリボンを使うかを考えなければいけなかったんだ。

 「はっ!」

 後悔したり、次の手を考えたりなどといういとまを与えるレオターではなかった。彼女は手に持ったリボンを短時間で遠心力にてしならせ、鋭い勢いで投げつけてくる!

 びゅん!

 リボンそのものが彼女の手を離れても、勢いは収まらない。リボンは僕の胴体に絡みつき、ぐるぐるとしっかり巻かれていく。その勢いで僕は体勢を崩して床に倒れ込んでしまう。

 「うああ!」

 リボンさばきはやはり、敵の方が一枚も二枚も上手だった。

 「とう!」レオターはハンドスプリングで回転しながら一気に僕の元に押し寄せる。僕がロープをほどいたり立ち上がって逃げ出したりという隙も与えなかった。そして、僕が失敗したもう一つのリボンを手に取ると、しならせて僕の両足首に絡みつけたのだった。

 しまった!

 僕は上半身のみならず、あっという間に両足首も束ねられた状態で縛られてしまう。両手も脇にぴったりつけた状態でぐるぐる巻きに縛られているし、足首も閉じた状態で縛り付けられ、寝転んだまま身動きがとれなくなってしまった。

 力ずくでリボンを振りほどこうとしたが、伸縮性に優れ、遠心力でピシッと伸びた状態のリボンは、金属でできているみたいにがっちりと僕の体を縛り、どう力を入れても決して振りほどくことができなかった。器用に抜け出そうとしてもだめで、手先で引きはがそうにもがっしり縛られた状態では上のリボンにも下のリボンにも手が届かないのだ。

 絶体絶命のピンチである。立ち上がることさえできない。

 「!!」

 レオターはさらに、どこからかもうにほん、リボンを取り出した。くっそ、さらに僕を拘束して確実を期するつもりか!

 「とりゃあ!」うなりを上げてリボンがさらに僕に絡みつく。

 「うわああ!」リボンがどこまでも伸びる。これはさっきまでのとは全然違うものだ!

 リボンは天井に絡まり、僕を拘束して、さらに伸びていく。レオターがぐいっと引っ張ると、てこの原理で軽々と、僕の体が持ち上がってしまう。

 何度も僕の体に巻き付いたリボンは、僕の身動きを完全に封じたまま、僕の体を宙づりにしてしまう。

 僕は天井からハンモックのようにつるされたまま、うつぶせの状態で拘束されてしまう。何重にも巻き付いているので、不思議と苦しくはなかった。

 その代わり、手も足も首も、がっちりロープのようなリボンが複雑に絡んで、全く動くことができない。

 ペニスだけが、下向きでだらんと垂れ下がったまま露出されている。拘束に恐れおののいたペニスはすっかり元気を失って小さく縮こまってしまっていた。

 「これで私の勝ちだ。リボン拘束の感想はいかが?」「ぐむうう・・・離せッ!」僕はじたばたもがこうと力を入れたが、体を揺らすことさえもできない。

 「あなたはこう思っていたはず。完全に私を拘束することができれば、じっくり一方的に絶頂させることができるはずだってね。」「ううう…」「でも、完全にあなたを拘束することができれば、じっくり一方的に射精させることもできるんだ。」その通りだった。そしてそれが完全に敗北を意味することも、僕は十分承知していた。

 レオターは僕の股間のところであぐらをかいて座った。そして上からぶら下がっているペニスに手で触れると、優しく撫でさすり始めた。

 「ううあ! やめろっ! くっそ!」もがこうとしても体は動かない。優しい女手が吸いつくようにペニスをかわいがり、先端を白魚のような指先が動き回って、くすぐったい快楽を僕の股間に送り込んでくる。

 「ほら。私の手、気持ちいいでしょ? 早く勃っちゃいなよ。」コショコショとくすぐるようにして、柔らかい手や吸いつく指先が小さなペニスのあちこちをかわいがり、玉袋までレオターの手で自由にもてあそばれている。

 ペニスからじわじわと広がり続ける快感が、拘束されているにもかかわらず屈辱的な刺激となって、僕を生理的にかき立て興奮させていく。

 自分の意志とは無関係に、ペニスに血液が充満し、大きさと堅さを取り戻させていく。ペニスは優しい女手ですっかり立たせられてしまっていた。

 「ほら。こうやって・・・搾り取ってあげるね。」レオターは牛の乳を搾るような手つきで、ペニスを下に引っ張るようにしてぎゅいぎゅいとしごき始める。「うああ!」「気持ちい?」手首がひねられ、親指も手のひらも、ペニスの敏感なヒダのところをしっかり滑り、こすりつけるようにして、力強くしごき続けている。

 彼女の左手は玉袋に添えられ、指先でくすぐるようにして補助的な、それでいてあまりにも甘美な刺激を送り込んでくる。

 レオターの手は北欧系を思わせる透き通る白さで、どこまでもやわらかくしなやか。手の甲もきめ細かくてスベスベムニムニしている。それでいて指先は細く、すらりとしていて、しかも柔らかで心地よい。女手の中でもかなり良い方であった。

 そんな彼女の手が一方的に、ペニスと玉袋めがけて一斉に襲いかかってきているのだ。

 ぎゅっぎゅっと絞るように力強くしごいたかと思うと、先端ばかりをコショコショと指先でかわいがる、さらに両手で棒を掴んで一気に上下させて絞り上げようとしたり、左右の手を交互にしごいてひっきりなしのしごき攻撃をくり出してきたりする。手のひら、指、甲とまんべんなく駆使するスピーディーでしなやかな動きは、もはや熟練のテクニックそのものであった。

 「うぐっ! ふうっ! うあうう!」僕は悶絶しながら快楽にうめき続けるが、声を上げるばかりで体はくねらせることさえ許されない。

 体を鍛えているためか、彼女は疲れ知らずで、手の交代はあるものの、決して休むことなくペニスをしごき刺激し続ける。それでいて攻撃が単調にならないように注意を払って、さまざまなバリエーションの手コキでペニスを置いたぶり続けるのだ。

 くっそ! こんなところで負けてたまるか。なにか! なにか突破口があるはずだ!

 リボンをほどき、彼女に反撃を加える機械が必ずあるはずだ、それまでしっかりガマンを重ね、射精しないようにして、反撃の機会を探さなければ!

 身動きはとれないものの、しっかり踏ん張って、精力の消費を最小限に抑え続ける。防御の構えで、股間を力ませて女手に抗った。突破口を考えるんだ!

 「・・・ふうん。絶対に逃れられないのに愉しまないんだ? もっと私の手の魅力を刻みつけてあげないとだめかな?」

 レオターは攻撃方法を変えてきた。

 彼女は右手で、亀頭を包み込むように優しく握り締めると、きゅうっとかわいらしく締め付けてきた。

 手のひらの柔らかさに先端を包まれ、ぞわぞわとした快楽が走っていく。

 数秒そのままじわりと握り締めると、レオターは右手を離し、今度は左手の甲で根本から先端までスベスベとゆっくり優しく撫でさすってきた。ツルツルの手の甲が吸いつく肌触りで、やわらかくて心地よい。

 右手でしっかりとペニス全体を握り締めると、じわっと締め付けて、10秒ほどそのままにする。しごくでもなく、動かさずに手の感触だけでペニスを気持ちよくさせてくる。

 激しい動きであれば、こっちも防御はしやすい。だが、ゆったりと優しいスローな動きに対しては、その防御も通用しなくなる。

 女手特有のしなやかな感触が、僕の心をとろけさせ、踏ん張ってもこれを突き破って快楽をじわじわと送り込んでくるのだ。女性的な優しさが僕の心の壁を通り抜け、女性的な手の柔らかさによってペニスへの快楽を止められなくなってしまうのである。

 握り締めたり、優しく撫でさするだけ、ゆっくりと軽く数秒かけてしごく動作も、僕を奇妙な安心感へと誘っていく。

 激しい動きのように一気に精力を奪い取ることはないが、じわじわと体の奥まで染みこんでくるような女の情念が、僕を弱体化させ、軽い刺激ながら体の奥から心地よくなっていって、気がついたら精力が激減している、そんな攻撃だった。

 レオターの指先がこしょこしょと先端ばかりを付け狙ってしごきたててくる! 亀頭をもみほぐすように右手指先数本の腹が、今度は小刻みかつスピーディに先端を刺激した!

 思わぬ激しい攻撃に、僕は声も出なかった。突然先っぽに加えられた強烈な刺激は、じわじわと握り締められ続けて高められたところに一気に襲いかかってきて、精力をほぼゼロにまで追い詰めてくる。

 これがレオターの作戦であった。

 じわりとスローな動きでペニスをとろけさせ、頃合いを見計らって一気に先端だけを激しく刺激し、これまで「溜められていた」性感を一気に解放、急激な刺激で射精をうながす戦法なのだ。

 「うわあああ!」僕は渾身の力で踏ん張り、何とか射精しないように必死でこらえ続けた。

 だが、射精直前のあの多幸感が急に体の奥からこみ上げてくる。このまま何秒かコショコショされてしまえばそのまま出してしまいそうな絶体絶命のピンチであった。

 「くすくす・・・」

 突然レオターは手を離した! ペニスが何者にも触られずじわっと性感だけが残る。

 そこへ僕が踏ん張って、射精を何とか直前でこらえた。高まった興奮が一定程度静まってくると、あの射精直前のくすぐったい感じも奥へ引いていっった。間一髪助かったのか。

 じわ。

 「はうう!」

 だが、僕がイク直前で何とか収まったのを見計らって、レオターは再びペニスを優しく握り締めてきた! またとろけるじわじわ攻撃が始まる!

 握り締め、軽くしごき、手のひらや甲の感触を刻みつけられると、全身がとろけそうになる。

 あああ・・・また射精感が高まっていく。

 こしょこしょこしょこしょ! 追い打ちをかけるように指先が激しく先端をくすぐりしごき上げる!

 「あああああ!」また射精直前のイク感覚が全身に襲いかかる。も、もうだめか!

 だが、またしてもレオターはペニスから手を離す。しばらく時間が経つと、射精感は奥へと引っ込み、また僕は落ち着きを取り戻した。

 そうして落ち着いた頃合いで、またレオターはペニスをじわっと握り締め、優しくスローな動きでペニスを包み込み、女手の感触を刻みつけてくるのだ。

 スローな動きと先端攻撃、そしてイク直前での寸止めが数回はくり返された。だんだんイク感覚がぶり返す時間が短くなる。僕はもはや、脱出する方法を考える余裕さえなくなっていた。

 「ほら・・・とどめだよ?」レオターは両手でペニスを包むと、一気に上下させてミルクを絞りにかかってきた。今度こそガマンができない。

 強烈な刺激と快楽、そしてさんざんじらされたしなやかな手の感触が体の芯まで刻みつけられ、射精直前のくすぐったさが最高潮に達した。これまでにない多幸感であり、生まれてこの方味わったことのない至高の快感であった。

 「あああああ! 女の手やわらかいいぃぃ!!!」手のひらや指が一気にペニスをしごき滑り、素早い動きで上下し続ける。体の奥からこみ上げる感覚をもう抑えられない。

 「うあああああ!」大量の精液が、この上ない快楽とともにレオターの手からほとばしる。

 脈打ちの速度も相当に速く、量も多い。それだけ快感も数倍にふくれあがり、時間も長くかかった。その間中、気持ちよさがずっと続き、僕は何も考えられないどころか、そのまま精神が崩壊してしまいそうになってしまった。それほどまでにこの射精は気持ちよく、最高の肉体的快楽であった。

 大量の精液がレオターの手からこぼれ落ち、床をしとどに濡らしている。出し尽くすまで、彼女はその優しい手をペニスから決して離さず、最後までむっちり包み込んでくれていた。

 リボンがほどかれると、僕の体が降ろされた。

 もはや立ち上がることもできず、出し尽くした満足感で完全に脱力してしまっていた。こんなに気持ちのいい射精は初めてだった。

 いや、これからは肉体も改造され、これ以上に気持ちいい射精を永遠に、休む間もなくずっとずっと、味わい続けることになるんだな。

 「あーはははは! これが五重塔の精鋭の力よ!」スピーカーから姉さんの声が響く。彼女はモニターで一部始終を見て、僕の射精を見て勝利宣言をしたのだ。

 「外を見てごらん!」うながされるままに見ると、五重塔周辺には大勢の裸の女たちがひしめいていた。この階は特殊で、フロアの中に別の塔があるという構造であった。五重塔のまわりは広く何もないスペースだったのだが、そこに若い裸の女たちがみっちり混み合って立っていたのだ。

 「あああ!」彼女たちはほとんど、僕の知っている人たちだ。

 小中高校の同級生全員、部活などの先輩後輩全員。電車でよく見かけるきれいな女性。なじみのOLから女友達全員。つまり、つきあいの濃淡や時間的な深さはさまざまだが、僕と何らかの関わりのあった女性たちだった。それがみんな妙齢となって全裸で塔をぐるりと囲んでいる。行きつけのレストランの美人ウェイトレスの姿まである。

 「私と同じように、肉体をそのまま転送しているから、彼女たちの体も本物だよ。さあ、これからは止めどなく射精できる体になる。ここにいる全員と心ゆくまで快楽を愉しむがいい。もちろん、私とも、ね?」

 歓声を上げながら女たちが五重塔になだれ込んでくる。そう、ここにいれば、僕の知っている子ともまた会えるし、いくらでも好きなだけ、セックスの快感を愉しみ続けることができるんだ。

 僕は彼女たちに囲まれもみくちゃにされ、すでに止まらなくなっている射精の脈打ちに震えながら、このすばらしいハーレムが永遠に続くことに心から感謝していた。


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