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レオター2−3

 

 寝技に持ち込んで戦おう。

 レオターの最大の武器は、その鍛え抜かれた運動能力を駆使した機敏な動きだ。アクロバット攻撃、ヒット&アウェイ攻撃、3人がかりで翻弄されていつの間にかイキそうになっているなどということになれば洒落にならん。彼女たちの動きを封じることさえできてしまえば、相手は強化されたとはいえ普通の女性たち。百戦錬磨の僕の方が実力は上だ。

 3人相手に勝利した経験は数多くある。向こうが主導権を握り、いいように扱われてしまうと、とたんにピンチに陥る。が、こっちが主導権を握れば、動き回られるよりもはるかに倒しやすいのだ。

 あとは、どうやって寝技に持ち込み、また、どういう体勢で戦っていくかが問題だ。

 寝技に持ち込もうとして失敗すれば、僕の意図が読まれ、逆に組み伏せえられてしまうことになる。そうなればイニシアチブは完全に向こう側に移ってしまうだろう。複数戦の場合、誰かを押し倒すことができれば、残りの女たちもそれに合わせて寝っ転がってくることが多い。

 体勢も大事だ。あおむけになるのか、横向きになるのかによって、戦いの展開はかなり変わってくる。のしかかって正常位というのもいいが、今はその方法は封じておいた方がいいだろう。誰かの上に乗ったとたん、確実にスレンダータイプのレオターが僕の背中に乗っかってきてサンドイッチ、彼女の体の動きで僕の腰が勝手に揺り動かされて追い詰められてしまうはずだからである。スレンダータイプと正常位で結合すれば残りの二人が同じようにするはずだ。

 いずれを選ぶかは、相手のタイプや、作戦によって変わってくる。

 この場合、まずは、誰を押し倒せばいいか…。慎重に考えて選ばなければ失敗するわけだが。僕の中ではもう、答えは決まっていた。

 僕はくるりと後ろを向き、長身のレオターにしがみつくと、足を引っかけてしりもちをつかせ、そのまま体重をかけて彼女を寝かせた。その横にすかさず寝っ転がる。これで、立った状態で3人に取り囲まれている状態からは脱出できた。正解はスレンダーレオターを押し倒す、だ。

 一見、小柄なレオターに襲いかかって寝技に持ち込もうとするように考えるわけであるが、相手も僕がそうすることは予測できるはずだ。だとすると、うかつに小娘を襲えば逃げられ、背後のスレンダータイプに押し倒されてしまっただろう。敵は小柄なレオターが押し倒されたときにどうすればいいかしっかり訓練されているはずである。小柄なだけに動きも機敏だから、簡単なようでいてこの娘に襲いかかって寝技に持ち込むのは難しいのだ。

 それに、彼女を押し倒して寝技に持ち込んだとしても、他の二人は寝っ転がってくる保証はなかった。むしろ二人がかり、三人がかりで僕の体は引き起こされ、元の愛撫戦に戻されてしまうかもしれない。やはり、一番目立ち、一番強そうな長身レオターを押し倒すのが正解である。こっちならまさか押し倒されるとは思っていないだろうし、リーダー格が寝れば他の二人も寝っ転がってくるはずだからね。

 案の定、丸顔タイプも華奢なタイプも、大柄レオターが寝たのをきっかけに床に寝そべってきた。寝技に持ち込むという第一の砦は成功だ。

 次はどう戦うか、だな。3人まとめてか、ひとりずつか。それによって場所や体位が変わるはず、さて、どうしよう…か!?

 ほんの一瞬の差であった。

 僕が次の動きについて考えを巡らせている間、ごくわずかに、僕の側に隙ができた。通常、次の行動選択について考えるといっても、瞬時の判断であることが多く、ほとんど隙はできない。

 考えながら戦うこともあり、動きを止めてじっくり判断している場合ではないのは、これ前の百戦錬磨で重々承知している、そんなミスは犯さない。

 だが、今回ばかりは、うっかり魔が差したとしかいいようがなかった。

 あるいは、その前の戦いの傷が尾を引いていたのだろうか。

 たしかに、前の部屋の戦いで、僕は思った以上に消耗してしまっている。

 イキそうになっているほどではなかったが、レオターひとり相手に、ずいぶんと精力を消費してしまってから、回復する手立てもないまま、この部屋に来てしまった。

 精力が残りわずかというほどでもなかったので、なんとかなるかもと、淡い期待を寄せていたのが間違いだったようだ。ひとり相手でもこれだけ激しく気持ちよくなって、精力を消費してしまってから、それ以上の実力者、しかも3人がかりを相手にして、まともに勝てる道理はないのである。

 それだけでなく、先の戦いで体力の方も思った以上に消耗してしまっていたみたいだ。結果、ほんのわずかではあるが、次の行動に移るさいに、僕の動きが鈍った。

 強化され、熟練となった3人のレオタード娘たちが、それを見逃すはずはなかった。

 僕が体勢を整え、思考をまとめる前に、彼女たちが先に動いてしまった。RPGでよくある、「先手をとられる」状態だ。

 丸顔レオターが覆い被さってきた。上半身に乳房が潰れ、体重がかかる。僕は身を起こすことができなくなった。

 身を起こせない一瞬。それだけの時間があれば、敵が主導権を握るには十分だった。

 長身レオターが跨ってくる。まずい、このまま騎乗位に持ち込まれるのは危険だ。僕はなんとか身を翻して抵抗しようとした。

 だが、僕が身を起こす前に、両側から2人のレオターが僕の肩を押さえ込んでくる。身体を鍛えているだけあって、体重を頼りにするだけではないパワーで押さえつけられてしまう。

 下半身も抵抗しようと暴れ、なんとか挿入は避けたいともがいたが、もはやペニスの寝も尾は、大きなやわらかい女手にがっしり掴まれてしまい、腰をどう左右にねじろうとも、先端はすでにオンナ表面に照準を合わせられてしまっている。こうなったら、僕がどんな体勢になろうとも、ペニスはオンナに飲み込まれてしまうだろう。

 先端がオンナをかき分け、筒の中に飲み込まれていく。ゆっくりと狙いを定めながら、オンナをペニスに覆い被せていく長身レオター。彼女の体重が徐々に僕の腰にかかってきて、もはや僕は腰をひねって抵抗することさえもできなくなった。

 ついにペニスは根本まで、極上のオンナに包み込まれてしまった。

 「あぐっ!」その感触だけで僕にダメージ。熱くやわらかく、それでいてあまりに甘美な心地よさが、根本から先端までを覆い尽くしている。並の男なら、彼女の中に入ったとたんに出してしまいかねないほど、その感触は絶品であった。

 彼女たちは、現実世界から肉体だけ転送され、「夢」という形で意識を半分乗っ取られた状態で、この世界に来ている。つまり、彼女たちは実在する人物たちなのだ。どこかの新体操選手たちなのだろう。

 だがもちろん、ただ肉体を転送されてきただけというのなら、ふつうの娘たちであり、僕の敵ではない。3人まとめて瞬殺できる自信がある。

 敵側もそれを分かっているので、最高度まで肉体が性的に強化された上で、この世界に移され、僕に襲いかかっているのだ。彼女たち自身は、ぼんやりと夢を見て、セックスバトルするのがふつうのことという意識の元、何も考えず疑わずに僕と戦っている。

 夢として見ているならそういうこともありだ。突拍子もない設定をふつうに受け入れるのが夢というものだ。彼女たちは何も疑問に思うことなく、その肉体を駆使し、興奮する淫夢として、むしろこの状況を楽しんでいるわけである。

 ともあれ、強化された肉体は、精力や防御力、テクニックだけに留まるものではない。体の柔らかさ、肌のきめの細かさ、そしてオンナの具合にいたるまで、肉体そのものの性的な魅力が高まっているのである。

 そこに強力なテクニックも付与され、手負いの僕でも気を抜けば敗北してしまうほどの強豪となって、騎乗位で結合してきているわけである。入れただけで股間の気持ち良さに呻いてしまうのは当然といえば当然のことだった。

 長身レオターは上下に腰を振り始めた。この世界に転送されてきたときに付与されたであろう極上のヒダが、ペニスのあちこちを締め上げながらまとわりつき、執拗に全体をしごきたててくる!

 名残惜しそうに密集したヒダが絡み付き、ペニスの敏感なところに集中してこしょこしょねっとりくい込んでは、みっちり狭い空間内で優しくしごき上げる。ペニスへのくすぐったさがお尻の奥へと直通し、そこからゾクゾクした快楽が全身に広がっていく。

 だんだん腰の動きがリズミカルになり、一秒に2回程度のペースでトントンと彼女の体が上下している。このペースはかなりきつく、ペニス全体がとろけそうになる刺激だった。

 それどころか、彼女は刻み込まれたテクニックを存分に駆使し、前後左右変幻自在に腰をひねっては、上下するたびに味わいの違う感触をペニスに刻みつけてくるのだ。腰のひねり方によって、蠕動するオンナの感触がじわじわと変わり、締まり方もヒダの密集する場所もさまざまになる。

 まるで上下するたびに違う女性に挿入されているみたいな錯覚を受け、単調なリズムながらつねに新鮮な感触を送り込まれるので、ペニスが快楽に飽きることなく、どんどん大ダメージを負っていってしまう。

 もちろん、こちらからも腰を突き上げ、しっかり反撃する。相手のテクニックが極上なら、こっちのテクニックだって、百戦錬磨なのだ。

 性器がぶつかり合う戦い。若い膣のしごきに耐えながら、ペニスもまた、彼女の性感神経を逆なでし、それが全身に伝播して、女体を追いつめていく。

 不利な条件ではあったが、テクニックの戦いでいえば、やはり僕の方に分がありそうだ。相手はただ自動的にテクニックを付与されただけ。使ったのはいうまでもなく僕が初めてだ。それに対し、僕は現場の実戦で叩き上げてきたテクニック、レベルの裏打ちがある。

 臨機応変さという点で、明らかに僕の方が上回っているのだ。経験に裏打ちされているので、この場合はこう動くというのが体に染みついている。だから、変幻自在な腰ふりで女体を悦ばせることについては、僕の方が上を行くということになる。

 こっちがオンナの感触としごきに耐え切れれば、このまま長身レオターをイかせることも可能だろう。

 だが、そう簡単ではなさそうだ。

 相手が安易に挿入戦に持ち込んできたのには理由がある。何も考えずに挿入すれば手痛い反撃を受けることなど、彼女たちだってよく分かっているはずだ。それよりかは愛撫攻撃でじっくり僕をいたぶってからオンナでトドメを刺す方がずっと得策だ。

 あえてそうしなかったのは、彼女たちに勝算があるからだ。僕のテクニックが上でも、僕を射精させることが彼女たちにはできるのだ。

 さっきの戦いで、僕の精力がずいぶん削られてしまっていたことが、彼女たちの勝算の根拠である。3人がかりの交代挿入に、僕は耐え切れないと踏んでいるのだ。

 ずいぶん舐められたものだ。いいだろう、受けて立つ。ここで耐えきって、3人全員をイかせ倒せばいいのだ。

 …待てよ?

 耐え切れたとして3人を倒したとしても、その先はどうなる?

 こっちが射精寸前にまで追いつめられた状態で、かろうじてこの3人に打ち勝ったとしても、その先にはもっと強力な敵が待ちかまえている。確実に、次の部屋で抜かれてしまうことになるぞ。

 しまった、レオターたちは、そういう状態をも想定して、挿入戦に持ち込んでやがるんだ。まずい、そうだとすると、僕に活路はない。ここで力尽きて射精してしまうか、次の部屋で新たな敵に瞬殺されてしまうかのどちらかしかなくなってしまう。

 なんとか脱出し、別の手を考えなければ。

 そう思ってみたものの、両腕を2人のレオターに押さえつけられ、下半身を挿入相手に固定されてしまっている状態で、逃れる術はない。

 交代挿入の隙を突いて脱出する? いや、その可能性もないな。まず、交代挿入は確実だろう。長身レオターがいつまでも僕にはりついていれば、あえなく彼女は敗北する。体を休ませるために、イク前に別の娘と交代するはずだ。

 だが、交代するときこそ一番僕に狙われやすくなることくらい、彼女たちは承知している。だから、その瞬間は細心の注意を払って、僕が抵抗できないようにがっしりと押さえつけてくるはずだ。脱出はいよいよ不可能となる。

 そうなるともはや、この戦いで精力を温存しながら、3人を騎乗位で倒さなければいけない。その道しか残されていない。敗北してもいけないし、かろうじて勝つのでもダメだ。「余裕で勝つ」以外に活路はない!

 いいだろう。僕は覚悟を決めた。脱出を考えず、ひたすら腰を上下左右に一心不乱に振り続け、オンナたちを悦ばせ、余裕でイかせ倒してみせる!

 しばらくの間、攻防が続く。お互いのテクニックを比べあい、精力を削り合う戦い。

 長身レオターは間違いなく、残り二人よりも強力だ。だからこそ、交代制といいながら、しばらく僕に跨ったまま、一心不乱に腰を振り続けているのだ。長い時間でも自分の精力が危なくならないほど、自信があるわけか。

 しかしそれでも、やはり僕の方が一枚も二枚も上手のようだ。僕の精力の残りはだいぶ少なくなってしまっているものの、それでも減り方は、彼女の方が激しくなっている。やはり経験の差が、じわじわと相手を追いつめているのだろう。

 僕はオンナをかき回しながら、感じる部位を集中して責め、次いで全体をまんべんなく突き上げて感じさせる。余裕のあった敵精力は目減りし、このままの勢いで絶頂させることもできそうな勢いだ。

 ぬぽっ!

 長身レオターが突然身を離し、立ち上がった。彼女の精力がそろそろやばくなったのだろう。顔を上気させ、息も荒くなっている。次の娘に交代か。これも想定済みさ。

 次に跨ってきたのは小柄レオターだ。彼女も照準を合わせると、騎乗位で根本までオンナで飲み込んできて、入り切ったとたんにリズミカルに全身を上下させてくる。

 小柄娘が得意としているのはスピードのようだ。「えいえい☆」とかけ声をかけながら、ものすごいスピードで上下してペニスをしごきまくってくる。

 小さい身体であるがゆえに、性器も小柄で、そこに僕のペニスがムリヤリねじ込まれた格好である。締まるというよりは、ムリにこじ開けた分が戻るような勢いで、膣圧が強烈にペニスに襲いかかっている。

 その状態で強く圧迫しながら、跳ね飛び回るように全身が激しく上下し、ペニスをこれでもかとしごきまくる。

 小さな胸のふくらみでさえも上下に激しくプルプルしていて、それが幼女とのセックスを彷彿とさせ、奇妙な背徳感が性的興奮に変換されて僕に襲いかかる。

 すばやいしごきと強烈な膣圧の相乗効果で、ペニスへの刺激が高まり、僕に大ダメージ。腰がなくなってしまいそうなほどの快感に精力を大幅に消費し続ける。なんて攻撃力なんだ。テクニックというよりは、身体能力が格段に高められ、それを存分に駆使して僕を責めまくっている。

 長身レオターは休んでいる間、僕の背後に回り、僕の上半身を起こしてその下に潜り込んできた。そうして僕の上半身を背後から抱き締め、女体の感触を刻みつけると同時に拘束してくる。

 半分起こされた状態で、小娘との結合部分が丸見えになり、僕はそれを凝視しながら、腰を浮き上げて応戦することになった。女体のソファーにもたれかかっているようで、腰も背中も気持ちいい。

 こちらも負けてはいられない。腰を変幻自在に突き上げ、狭いオンナをかき回して悦ばせる。

 小柄レオターの方は濃厚なテクニックというより、身体の筋力や俊敏性を駆使しての単調なリズムであり、こちらとしても反撃しやすかった。大ダメージを受けたのは最初のうちで、だんだん防御もしっかりできるようになり、精力の減り方も少なくなっていく。

 その一方で、突き上げるごとにペニスの方向や深さを変え、振動も加えて、小娘レオターの女性器を責め苛んでいく。小さく狭い膣だからこそ、反撃に出たときのダメージは大きい。

 長身レオターに比べて精力も低めなのだろう、ちいさなレオタード娘はすぐに息が上がってきた。運動によるのではない。明らかに女体の芯までとろけさせる僕の性感攻撃のたまものだ。

 「うっくう!」女の子は感極まり、耐え切れずにペニスから離れた。もう少しで倒せたのだろう。次の交代の時にとことん追いつめてやろう。

 すかさず丸顔娘がのしかかってくる。彼女は肉厚だが、決して太っているイメージを与えないグラマーな女性だ。彼女もまた、ペニスを根本まで飲み込むと、ゆっくりいとおしむように腰を上下させてきた。

 ねちっこくゆったりとした動きだが、その締まりは抜群だった。膣圧そのものというよりは、その周囲の肉までがペニスに一気に押し寄せ、どこまでもやわらかく締め上げてくる感じだ。

 とことんまで女肉にめり込んでいくような、包み込んでくれるような母性にあふれている。それでいて呼吸や筋肉の震えが、そのままぷるんとした振動となってペニスに伝わり、さらに膣の形をゆがめ、ペニスに変幻自在な快楽を送り込んでくる。

 ゆっくりとだが、しかし確実に精力を削っていく、ネチネチした腰の動き。ついつい安心感が拡がり、脱力してしまいそうななめらかな動き。腰のひねり方や、締めるタイミング、方向、形状、蠕動、どれをとっても、しっかりとテクニックとして磨き抜かれたセックス攻撃だ。

 リラックスしたところに一気にくすぐったさが襲いかかり、ある時ふっと爆発してしまう、そんな危険な誘惑を孕んだなまめかしい腰使いだった。

 僕も反撃する。相手がスローな動きをしているが、これに合わせてしまってはとろけてしまうので、ここはガンガン責める方法を選ぶ。

 彼女もまた、精力値は長身レオターに比べて高くない。こちらのテクニックは経験に裏打ちされており、こういうゆったりなまめかしい腰使いにどう対処すればいいのかを身体が覚えている。それにしたがって、ガンガン突き上げてやると、全身の肉が軽く波打ちながら、女としての悦びに打ち震えている。

 しばらく上下運動をくり返していたが、僕の攻撃に彼女の腰もとろけそうになっており、絶頂に近づいてきてしまったのだろう。可愛らしい声で喘ぎながら、リズムが徐々に乱れ始めていく。彼女とのテクニック勝負もまた、僕の方に分があるみたいだ。

 ぬるん。

 ペニスが解放される。その様子を見ていた長身レオターが僕に覆い被さり、さらにペニスを飲み込もうとしてくる。

 さっきの攻防で彼女の精力もだいぶ削ったはずだから、休んで回復したとはいえ、また追いつめることもできるだろう。ここで一気に勝負をかけてやる。

 ぐぐっ!

 ペニスがオンナに飲み込まれると同時に、長身レオターは僕の上半身にしなだれかかってくる。そうして、上半身にぎゅっと抱きついたまま、ぐぽぐぽと腰だけを上下させてきた!

 「うううっ!」さっきとは攻撃のパターンが違う! 僕より背が高い彼女の乳房が僕の胸や首筋に潰れ、その大きさにあらためて驚かされる。同時に上半身しがみつかれているために身動きが取れず、僕は大柄な若娘に抱き締められたまま、彼女の腰に翻弄されることになってしまった。

 上半身は動かず、真剣なまなざしで僕をじっと見つめてくる。僕は彼女から目が離せなくなった。

 それでいて腰は激しい上下をリズミカルにくり返している。ひねり腰も健在だ。僕たちは目を合わせながら、お互いの体を味わい続ける。

 腰の方ではぐっちょぐっちょといやらしい音が響き、ぎゅみいっという締める音さえも聞こえてくる。大量の愛液が僕の股間を濡らし、それが彼女の腰の動きをいっそうスムーズにしていた。

 時折僕の唇を奪いながら、長身レオターはオッパイを僕の上半身にこすりつけ、一心不乱に腰を振り続ける。僕も負けじと応戦するが、上から抑え込まれているためか、思ったほどダメージを与えられていない。

 ぐぐっ! 「えっ!?」

 突然彼女は腰の動きを止めた。ペニスの先端だけが膣内に収まっている。つまり彼女は腰を浮かせた状態でぴたりと運動をやめたのだ。しかし体の緊張感は保持されたままだ。

 ぎゅむぎゅみみみ!

 「あ・・・あが・・・あはうっ!」長身レオターは腰をひねりながら、ペニス先端だけを付け狙った攻撃に出る。先端をつぶさんばかりに、オンナで強くやわらかく締め上げるのだ!

 小さく腰をグラインドさせながら、亀頭だけを飲み込んで、オンナ内部でこねくり回しながら、集中したヒダで敏感なところだけを締め上げ、ぐぐっと触れて振動を送り込む。

 単純な上下運動による刺激とはまた別格の、ピンポイントに狙った先端締め攻撃で、僕の性感が急にじわりと高められてしまう。これは彼女の得意技なのだろうか。

 亀頭からお尻の奥、そして全身へと、強烈な快感が拡がっていく。じわじわ追いつめられる戦慄の先端締めが数秒続くだけで、僕はゾワゾワと身震いしてしまう。

 亀頭がその刺激に慣れる前に、長身レオターはふたたびリズミカルに根本から先端までのしごき攻撃に切り換える。

 そうして、絶妙なタイミングを見計らって、腰を浮かせて先っぽだけを締め上げる攻撃を割り込ませてきた。

 まずい、かなりのダメージを受け、精力が残り少なくなっている。こっちのテクニックが上だなんて余裕っている場合じゃないぞ。なんとか反撃しなければ。

 僕が反撃の準備をしたとたん、彼女はさっと離れてしまった。そうしてすかさず、小柄元気娘が飛び乗ってくる! 休む暇も考える暇も与えられなかった。

 女の子は僕に背中を向けてペニスを挿入すると、女性逆上位の体勢で腰を前後に大きく振り始めた。

 上半身を固定させたまま、腰だけをなまめかしく前後させ、ペニスをこれでもかとこねくり回しながら膣の蠕動にまかせ、ひっきりなしに揉みしだいてくる。

 小さなお尻がいやらしく前後するたびに、股間や腰に性的なダメージを負っていく。

 さらに彼女は、小さな両手で玉袋をさわさわと撫でさすり、しきりに射精を促してくるのだ。

 大ダメージを受けた直後に、この玉袋責めはきつかった。くすぐったさが倍増し、すぐにでも脈打ってしまうのではないかと思えるくらい気持ちいい。ペニスは完全に狭い膣内に包み込まれ、千変万化する形状で揉まれ続けている。そこにいたずらな手のひらやスベスベの指先が玉袋をしつこくしつこくコショコショし続ける。

 もぎゅもぎゅとやわらかいオンナがペニスにみっちりまとわりつき、予測のできない変幻自在な揉みしだきによって、急激に精力が削り取られていく。

 僕も腰を突き上げて応戦するが、早く倒してしまわないと負けてしまいそうな勢いだ。

 だが、ここで焦ってしまえば、思うようにダメージは与えられないだろう。冷静に腰を突き上げ、彼女に的確なダメージを与えていって、徐々に女体を追いつめていく。

 耐え切れなくなったのか、小娘レオターは比較的短時間で離れていった。彼女もあと少しで倒せるはず。

 待ちかまえていた丸顔レオターは、僕に横向きに跨ってきた。

 僕の右足を持ち上げ、垂直に立てると、小さな体で右足に抱きつく。ペニスは横向きのままオンナに収めていく。

 彼女は僕の足をポールのようにして抱きつき、これを軸にして激しく全身を上下に揺すってくる。いわゆる”宝船”という体位だ。

 足にまとわりつく、彼女のふくよかな乳房やお腹の感触が心地よい。何より、通常の結合とは向きが違うので、新鮮な刺激がペニスに襲いかかるのだ。さっきの結合よりもはるかにきつく締まり、ペニスは引きちぎられそうなほど強くしごかれ、それでいてやわらかくて優しい甘美な感触に苛まれてしまう。

 この体位は女体へのダメージも大きいが、結合部がきわめて狭くなるため、ペニスを追いつめるには丁度よい体位といえる。実際、僕の股間はもう快楽一色に染め上げられ、残り少ない精力を容赦なく削り取っているのだ。

 まずい、かなり追いつめられてしまっている。僕は腰を突き上げ、グラマーレオターに攻撃を加えながら、こちらの射精について本気で心配し始めていた。

 ぷにっぷにのふとももがお腹に乗せられ、そのスベスベの感触も僕に少なからぬダメージとなっている。彼女の左ふとももは丁度よく玉袋を撫でさする格好だ。それでいて膣圧は、腰を振る度にどんどん高まっていって、強力さを増していく。

 「あああ!」残り精力が危険水域をあっさりと越え、僕は射精感がこみ上げる自分をどうすることもできなかった。くすぐったい感覚が体の奥からどんどん表面に出てくる。思考が鈍り、じわっと全身が快感に包まれる。

 やばい、この直後は脈打ちが始まってしまう。僕は渾身の力をふり絞り、射精をムリヤリ抑え込んだ。なんとかその場は凌いだが、彼女の宝船は執拗に続けられており、こちらがいくら攻撃しても一向に倒れてくれない。

 まさかここまで追いつめられるとは。

 テクニック的には完全に僕の方が上だった。しかし、残り精力が十分ではなかったことと、彼女たちが奥の手としてのさらに深いテクニックを隠し持っていて、それを交代で疲労してくれたことが、僕の敗北を決定づけていた。

 一度はこらえた射精がふたたびこみ上げる。

 射精を直前で止め、また刺激していきそうになっては止める。そんなことをくり返すと、次にぶり返したときには、もっと強い快感が訪れ、ついには耐え切れなくなって、寸止めしても精子が出てしまう。今がまさにそれと同じ状態だった。

 何分も、射精直前のあの多幸感が続いている。気を抜けば律動してしまう状態だ。それを渾身の力で抑えつけ続ける。もはや反撃に気を回すことができないほど追いつめられていた。

 押さえつければその分だけ、もっと強い快感が全身に襲いかかってこみ上げてくる。根負けするか、意思の力を超えるほどの快感量に達したとき、僕はあっさり射精してしまうのだろう。

 その前になんとか、このグラマー娘が倒れてくれれば僕にもチャンスがあるのだが。

 ぶぎゅっ!

 いやらしい音を立てて、女体が僕から離れた。しかしそれは、彼女がイキそうになったからではなかった。僕がもう、これ以上は耐え切れないことを知って、トドメを刺すつもりなのだ。

 僕はもう動けなかった。筋肉を別のところに振り分けた瞬間、誰にも触れられていなくても精液が飛び出してしまう。それほどまでに僕の全身を快感が駆けめぐっていた。絶体絶命だ。

 ちゅっ。ちゅっちゅっ。

 3人がペニスに群がり、先端めがけて唇を吸い付ける。3方向から、ムチュッとやわらかい、ふにっとしたオンナの唇が吸いついてくる!

 3人はしきりに亀頭に、カリに、尿道に、女性特有のやわらかい唇を押しつけ吸いつき、キスマークをつけながらくすぐったく吸引してくる。そして、時折チロチロとやわらかすぎる舌で先端のあちこちを舐めてくれた。

 キスとフェラの3人がかり攻撃に耐えきれる状態ではない。三者三様の女の顔がペニス一本に集中し、口を突き出して先端をいやらしくついばみ、妖艶な舌がべろりべろりと尿道やカリをなめ尽くす。

 堤防が決壊した。

 ぐちょお!

 白く濃い粘ついた体液が、激しい律動とともに噴水のように3人の顔に振りかけられる。精液の勢いは強く、彼女たちの頭部を越えてさらに上まで跳ね上がっている。

 ガマンにガマンを重ねていた白濁液は、通常の射精をはるかに超える律動スピードで、快感もはるかに強いままで、しかも10分以上続いていた。その間中、彼女たちは噴き出す精液をすばやい舌先で舐めとり、さらにペニスを舐めしゃぶって射精を促し、律動が終わらないように徹底的に刺激し続ける。

 もはや何も考えることはできなかった。気持ちいい気持ちいい気持ちいい…それだけが頭の中を駆けめぐっている。

 やっと射精が終わった頃には、周囲は白い糊が辺り一面に散らばっている。かなりの量が彼女たちの胃袋に収まっているはずだが、それでもこれだけ床に散乱するほど、精液を吐いてしまったということか。

 僕は3人がかりの極上のオンナテクニックに勝つことができず、ここで撃沈してしまったのだ。

 「あーはははは! これが五重塔の精鋭の力よ!」スピーカーから姉さんの声が響く。彼女はモニターで一部始終を見て、僕の射精を見て勝利宣言をしたのだ。

 「外を見てごらん!」うながされるままに見ると、五重塔周辺には大勢の裸の女たちがひしめいていた。この階は特殊で、フロアの中に別の塔があるという構造であった。五重塔のまわりは広く何もないスペースだったのだが、そこに若い裸の女たちがみっちり混み合って立っていたのだ。

 「あああ!」彼女たちはほとんど、僕の知っている人たちだ。

 小中高校の同級生全員、部活などの先輩後輩全員。電車でよく見かけるきれいな女性。なじみのOLから女友達全員。つまり、つきあいの濃淡や時間的な深さはさまざまだが、僕と何らかの関わりのあった女性たちだった。それがみんな妙齢となって全裸で塔をぐるりと囲んでいる。行きつけのレストランの美人ウェイトレスの姿まである。

 「私と同じように、肉体をそのまま転送しているから、彼女たちの体も本物だよ。さあ、これからは止めどなく射精できる体になる。ここにいる全員と心ゆくまで快楽を愉しむがいい。もちろん、私とも、ね?」

 歓声を上げながら女たちが五重塔になだれ込んでくる。そう、ここにいれば、僕の知っている子ともまた会えるし、いくらでも好きなだけ、セックスの快感を愉しみ続けることができるんだ。

 僕は彼女たちに囲まれもみくちゃにされ、すでに止まらなくなっている射精の脈打ちに震えながら、このすばらしいハーレムが永遠に続くことに心から感謝していた。


###ゲームオーバー###


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