レオター2−1
扉を開けると、同じくらいの広さの部屋になっていた。
「くすくす・・・」「よくここに来られたね。」「さすがに熟練の技といったところかな?」
レオタードを身にぴっちりつけた美少女が3人、部屋の中で待ち構えていた。さっきのレオターとは別人の、いずれも僕の好みに合わせたかわいらしい女の子たちであった。
白いレオタードの娘は背が高く体が細いのに、胸がしっかり突き出ている、清楚なお姉さんタイプだった。
緑のレオタードの娘は丸顔でむっちむちの体をしていながら、小柄でかわいらしく、肉付きを感じさせない少女タイプ。
赤いレオタードの女性は全体的に小さく控えめで、足も細く胸もそこそこのロリタイプだ。
僕の、女の外見的な好みを知り尽くした姉さんならではのキャスティングだ。僕好みに合わせるからといって、決して同じような娘を連れてこないところが姉さんらしい。小さくて丸っこい感じの娘が好きなのだが、スレンダーなお姉さんタイプもいいと思っているし、小柄な幼女タイプもかわいいと思っている僕の男心を良く見抜いてやがる。
そのすべてをそろえてくるからこそ、目移りする女体の魅力を相乗効果で跳ね上がらせるのである。
さすが姉さんと感心している場合ではない。
無節操とも思える女の好みをしっかり見抜き、ちょうど良い感じであてがってくる人選のすばらしさは、そのまま僕の戦闘を不利にしているのだ。どの相手も魅力的で美しくかわいらしく、生足を露出したそれぞれの色のレオタードがきれいでエロティックなのだ。バトルでなければ、誰に射精しても満足な娘たちであった。
もちろん彼女たちも、この「ないと・めあ」の世界で強化されている。魅力的な外見だけでなく、テクニックも、膣圧も、肌の質感も侮れない。現実に存在していいる女の子たちだといって、普通の女と思っているととんでもない目に遭う。
もちろん、彼女たちも新体操で体を鍛えているはずだ。それでいて筋肉を感じさせないしなやかな身体を持っている。注意深く選択しなければあっという間に3人がかりで抜かれてしまうことにだってなりかねない。
それに、この戦闘が終わっても回復ができないのであれば、たとえかろうじて勝ったとしても、この上の階の部屋で、より強力な敵と対峙したときに、徹底的に追い詰められてしまうことになる。精力の温存も考えて戦わなければいけないのである。無駄なダメージを受けず、効率よく勝ち続けなければならない。
戦い方はいくつか考えられそうだ。この3人をばらばらに分けて戦うのか、まとめて相手にするのかによっても展開は変わってくるだろう。スレンダーな彼女から相手にするか、ちっこい方と先に戦うかによっても結果が変わる。
アクロバティックな攻撃にも注意が必要だろう。彼女たちのオンナの攻撃力にも個性があるはずだし、それぞれの魅力にほだされてイッてしまう危険も想定して動かなければ。
それと、この五重塔では回復ができないため、精力は前の戦いの状態を引き継ぐことになる。多少無理をしてしまったか、現在の精力はおよそ半分くらいだ。これを前提に戦わなければ。満ちあふれた精力で勝負するのとは全然違う。気をつけなければ思わぬ痛手を受けてしまいそうだ。
まずは、体勢から考えてみよう。
立ったまま戦うか、寝技に持ち込むか。いっそ座ってしまうか。敵が複数の場合、立ち位置や体勢というのは結構大きなウェイトを占める。群がられ一方的に絞られないような体勢にする必要があるし、動きやすい体勢ならいいという話でもない(相手にとっても動きやすくなってしまうから)。あるいは、道具攻撃で戦うのも手だ。
見れば、床にはリボンの他に棍棒まで置いてあって、自由に使えるようになっている。こういうアイテムも上手に使うのは得策ともいえる。ただし、その条件は敵側にとっても一緒。リスクはどうしてもぬぐい去れない。
立ったまま戦えば、動きやすさはあるだろう。背の高い白レオターに対してならそのまま挿入も可能だ。組み伏せられて一方的に絞られる危険性も少ない。だが、相手はレオター、身軽な新体操攻撃で翻弄され、立ったまま射精させられる危険性だって十分に考えられるだろう。安全というわけにはいかない。
寝技に持ち込めば、主導権を握りさえすれば相当に有利に戦闘が進められるはずだ。機敏な動きを封じることができるので、強化されているとはいっても僕の方がテクニックは上のはずだから、楽に勝てる可能性はある。ただし、向こうが主導権を握ってしまえば、一方的に拘束されたすえ騎乗位で、などということになりかねない。
いっそ座って様子を見るというのも有効だ。受け身になっているように見えながら、じつは戦局を見渡し落ち着いて戦うことができる。敵側の動き次第でこちらの反撃を臨機応変に作り出すことができるのが強みだ。その一方で、じっくり戦うような感じになるので、一定の精力消費は覚悟しなければならない。先々回復できないとなれば、リスクの高い体勢といえるかもしれない。
考えている間に、彼女たちは一斉に僕に群がってきた。3人でぐるりと全方向取り囲み、生足を僕の両足にすりすりこすりつけてくる。
背の高いレオターの足は大きく、それでいて細く引き締まっている。スベスベ柔らかで心地よい。もっちりしたレオターの足は太くて、それでいてみずみずしく吸いつくような肌触りと、形のいいお尻が特徴的な吸いつく太股だった。少女の足は細く小さいが、けなげに動き回り、シコシコとした肌触りは健在である。それぞれが女らしい足であるのに、個人差がはっきりと感じ取れるところがまたいやらしい。
大きな手が上半身を、しなやかな手がお尻を、小さな手がペニスを、それぞれまさぐってくる。3人の手も柔らかくて女らしいが、やはりそれぞれの体型に合わせて特徴がある。
快感が3方向から押し寄せてくる。精力が半分くらいしか残っていない状態で、こんなところで浪費するわけにはいかない。
じっくり考えているいとまはなさそうだ。考えている間に、このまま一方的に3人の愛撫でイかされてしまっては元も子もない。すぐにでも反撃しなければ。
さて、どう戦おうか。
−選択肢−
レオター2−2 立ったまま戦う
レオター2−3 寝技に持ち込む
レオター2−4 道具を使う
レオター2−5 座って戦局を見極める