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レオター2−7

 

 

 ここはバランスだ。一人に挿入、残り二人を愛撫にして、全員まとめて倒してしまおう。

 挿入を混ぜるということはもちろん、鍛え抜かれたレオターたちのオンナに締め上げられながら優しくしごき抜かれ、股間への快楽をかなり高めることとなってしまうことを意味する。精力も十分に温存できるという期待が持てないのもたしかだ。

 しかしそもそも、彼女たち3人に勝つことができなければ話にならないのである。また、時間をかけすぎてしまえば、せっかく勝つことができても、次の戦いのときにイキそうになってしまっていることとなり、身が持たなくなってしまう。次のことも考えてのバランスもとらなければならないのだ。

 そのためには、わずかの犠牲を現在払っておきながら、しかし同時に犠牲を払いすぎない工夫が必要となる。その丁度良いバランスこそ、挿入と愛撫の併用攻撃だ。やや攻撃に比重を置きながら、なるべく時間をかけない方向で調整していく方法を選んだのである。

 あとは順番だ。

 僕は迷わず小柄なレオターを初めに選んだ。むっちり丸顔タイプは、肉厚な締まりを具えていそうだ。太っているという印象はなく、むちむちした肢体で、お尻がぷっくり膨らんでいておいしそうな体をしている。受胎能力に優れているということが、そのまま射精させやすさをも意味しているわけで、当然オンナの具合も油断ならないレベルであるはずだ。背の高いスレンダータイプを最初に選ぶのは自殺行為だろう。体が細いくせに胸だけが突き出ていて、いわゆる美人系の肉体を具えている。自分よりも背が高いこんな美人を相手にして思わぬ深手を負ったあとで次の戦いに臨むのは得策ではない。

 もちろん、小柄タイプの華奢な体であるがゆえに、オンナの狭さは天下一品であるだろう。小さな体の娘を抱いてペニスを突き立てるという背徳感が、僕の興奮をかき立ててしまうし、その刺激も侮っていれば思わぬダメージになるリスクはある。誰を相手にするにしても、気を引き締めてかからなければいけない。

 それでも残り二人よりはましだ。その判断に基づき、僕は小さなレオターに向き直り、その小柄な体をぎゅっと抱きしめた。

 どのレオタードも股間部分をずらせばそのまま挿入できるようになっている。体重をかけてあおむけに寝かせると、僕は彼女の股の間に入り込み、深くペニスを突き立てた。

 「きゃん☆」女の子はかわいらしく鳴くと、股間に襲いかかる異物の快感に目を細め、とたんに顔を上気させてぞわぞわ迫る女体の悦びに息を荒くした。彼女たちはこの異世界でテクニックを身につけ、セックスにおいて鍛えられた肉体を誇るエキスパートということになっている。簡単には勝てる相手でもない。だがそれでも、挿入戦ともなれば、やはり僕の方に一日の長がある。

 3人に囲まれた体勢を一度崩しているので、残り2人も僕に迫ってきて補助攻撃をしてこようとする。ここで相手にイニシアチブを取られれば、それだけで敗北が確定してしまう。背の高い美女が覆い被さってきて僕の腰を強制的に揺り動かしながらサンドイッチ、丸顔娘が玉袋を撫でさするなんてことになったらアウトだ。

 そうはいくか。僕は腰を振って小柄レオターを悦ばせながら、両手でしっかり二人のオンナを捉え、群がられる前に快楽に染め上げてやる。

 突然股間に襲いかかる強烈な快感に、二人は思わず動きを止める。指先のテクニックは、オンナの感じやすいところを的確に捉え、それぞれの形状や締まり具合の個性も計算に入れた矢継ぎ早の攻撃によって、主導権を握ってしまう。

 あとはこっちのペースとなった。

 3人とも僕の前であおむけに並び、僕の攻撃を身に受けている。真ん中が小柄レオター、右側が長身レオター、左側がグラマーレオターだ。

 正常位で結合し、これでもかといわんばかりに腰を突き上げてオンナにダメージを与え続ける。かわいらしい声で鳴きながら、ロリタイプレオターはぐんぐん精力を消費していった。

 両手の動きも同時進行だ。全員しっかり下の毛を処理しているのか、オンナはツルツルで丸見えとなっている。それが性的な魅力となって襲いかかってくる反面、こちらからの的確な攻撃をも許してしまっている。指の滑らせ方ひとつでその部分の肌周辺を敏感にすることだってスムーズにできた。愛撫戦では有利なことだってあるわけだ。

 彼女たちは3人まとめてダメージを受け、3様の感じ方で腰をくねらせオンナを突きだし、性的なダメージを受け続けた。僕もそれに応えて、くねる腰に合わせて巧みに攻撃の手を変えてやる。指をねじ込むこともあれば周辺をくすぐったり、敏感な突起をいじくってみたりスジにそって指を這わせたり。腰をひねったタイミングで一番女体が感じる方法で両手を変幻自在に変え、それを右手左手ばらばらに指先の魔術で攻撃し続ける。

 ペニスを身に受けているレオターはやはり一番ダメージが大きく、どんどん追い詰められていった。腰の動かし方も単調にはせず、彼女の動きに合わせて巧みにひねり方や、出し入れのタイミング、スピード、深さを一突き一突き調節してあげるのだ。これによって最高の快楽をレオターに与えることができた。腰と両手をばらばらに動かすのでテクニック的にも難しいのだが、今の僕になら可能であった。

 もちろん、相手方もただ一方的に快感を受けて、身を任せているわけではない。

 スレンダーな方のレオターは手も長く、手のひらの大きさも僕より大きい。この特長を生かして、あえぎながらも両手を伸ばし、僕の両乳首をしつこくしつこくくすぐってくる。上半身に加えられるぞわぞわした快楽が僕に襲いかかっていた。この攻撃で間違いなく、股間の快感は倍増してしまっているのだ。さらに彼女は、レオタードをずらして大きな乳房をあらわにして、上半身をくねらせることでオッパイをぷるんぷるんと揺らし、僕に見せつけてくるのだ。腕も足も腰も細いくせに胸だけは異様に大きく、その形の良く若いハリのあるふくらみが、やわらかくくねっている様子がなんともエロティックだ。

 グラマーな方のレオターは、右手をロリレオターの股下にくぐらせ、僕の玉袋を見つけると、必死で撫でさすってきていた。ムニッとしたレディ特有の白い手のひらが、玉袋に添えられてスベスベと撫でさすられ、ペニスへの快感をとことんまでふくれあがらせた。彼女の左手は、やはりむき出しにされたオッパイにあてがわれ、自分で自分の乳房を揉みしだいて僕に見せつけてくる。自分が感極まって、自分で感じるように揉んでいるのだが、それが同時に、変幻自在につぶれひしゃげる、やわらかい乳房のいやらしい形状となって、僕にその魅力を見せつけるのである。

 そして、なんといっても、ロリタイプレオターのオンナによるカウンターダメージである。予想はしていたが、小柄なだけにオンナも、他の二人よりも小さい。つまり、それだけ膣内も狭くなっている。それでいて伸縮自在で、ペニスを根本までしっかり飲み込んでしまうどん欲さを具えていた。狭いだけあって締まりがきつく、それでいてしっかり包み込んでペニスに食い込み、決して離さないといわんばかりにまとわりついてくる。ヒダも密集していて、出し入れするたびにゴリゴリと、それでいて柔らかで心地よくしごきたててくるのだ。

 両側のレオターの補助攻撃。僕の乳首と玉袋を同時に責め、しかも二人とも、股を開いてオンナを見せつけ、さらには豊かな胸を突き出して見せつけてくる。手の愛撫で体の表面にダメージを受け、視覚攻撃で心にダメージを与える。それらがすべて、股間に受ける快楽を何倍にもふくれあがらせ、一気に精力を消費させる重要な手助けとなってしまっているのである。

 さすがに訓練を受け、強化されたレオターの肉体とテクニックだ。一筋縄ではいかない。

 だが、こちらも負けてはいなかった。腰と両手の動きは衰えるところを知らず、3人に確実に大ダメージを与え続けている。3人が僕一人めがけて快感攻撃をくり出せば済むところを、僕の方はテクニックを3人に分散させなければならない。だが、集団戦はそもそもかように不利なものなのだ。これで負けているようでは、これまでの戦いは何だったのかということになる。

 3人の股からあふれ、噴水のように飛び出し続ける愛液はすでに大量となり、周囲をしとどに湿らせてしまっている。とくに真ん中の小娘の腰が異常だ。絶頂を間近に控えているのは確実だった。

 「ひゃああ!」そう考えているうちに、ロリレオターが力尽き、アクメに震えると、イキ果ててしまった。

 休んでいる暇はない。僕はすかさず丸顔娘に覆い被さり、一気にペニスを突き立てる。とことん高めたところでの挿入なのでかなりスムーズに行った。

 思った通り彼女の肉厚な膣はとろけそうだった。強烈な圧迫で包まれ、それでいてやわらかく優しくペニスを愛してくれている。腰に力が入らなくなりそうだ。

 僕はさっきと同じようにペニスを出し入れし、高度なテクニックでオンナを攻撃し続ける。

 「ま、まけないっ!」

 背の高いレオターが気力を振り絞って起き上がり、僕の手を振り払うと、僕の背後に回り込んできた。膝を立てて僕に抱きつくと、僕の首に吸いつきながら、ムニッと大きな乳房を背中に押しつけて這わせ、手を前に回してきて僕の胸や乳首を大きな手でかわいがってくる。同時に彼女は腰を突き出し、僕の腰をぐいぐい操作して、休まずペニスを出し入れしてオンナでしごくように押し続けてくる。僕の腰は勝手に前後してしまい、これ以上オンナにしごかれたくないと思ったとしても止めることができず、そのまま射精してしまうという作戦だ。

 だが、彼女のその目論見は完全に裏目に出た。

 「きゃああ! だめ! だめえ!」丸顔グラマー娘が上半身をのけぞらせる。彼女の膣でペニスを刺激して強制的に射精に導く前に、彼女の精力の方が先に参ってしまっていたのだ。さんざん指先のテクニックで高められ、残り精力もほとんどない状態で、挿入戦で一気に追い詰められたのだ。そこへスレンダー美女が無理矢理僕の腰をものすごい勢いで前後させたのだから、丸顔娘にとってはとどめの性感攻撃となったわけである。

 「あが!」二人目のレオターもあっさり果ててしまった。

 利き腕でない方でかわいがった娘がこうもあっさりイッてしまったのだから、右手で丹念に攻撃した残り一人のレオターも、精力尽きる寸前になっているはずだ。僕はくるりと体勢を立て直すと、背の高い美人タイプにしがみつき押し倒し、一気にペニスをねじ込んだ。

 「あああ! だめですぅ! あうあああ!」快楽に疼ききっていた女体が、やっと肉棒を得て一気に堰を切ったのだろう。どっと精力がすり減り、もはや彼女に反撃をする余裕さえもなくなってしまったようだ。

 オンナの具合は、やはり3人の中では最高だった。狭さと肉厚さ、細さと美しさ、締まりとヒダ。どれをとっても一級品といえる。初めに彼女を選んでいたらアウトだっただろう。

 だが、もはや僕がそのダメージを負い続けることはほとんどなかった。残り精力わずかとなっていた彼女を倒すのに、ほとんど時間がかからなかったのだ。女体を電流のように走り回る快感に、彼女はなすすべもなく追い詰められ、高められ、あっさりと絶頂の砦を乗り越えてしまったのである。

 「うああああ!!!」最後のレオターも尽き果てた。

 部屋には誰もいなくなった。残り精力は…30%位だ。

 僕は勝った。1階を完全制覇したのである。見ると、奥の扉が開いている。1階の敵レオターを倒したので、その先の階段を上がって、次の敵に挑まなければならない。回復なしで、さらに強力な敵女を相手にセックスをしなければならず、しかも射精をしてはならないという、気持ちよくも過酷な戦いだ。

 だが、1階を制覇しただけで7割もの精力を消費してしまうようでは、その先は絶望的かもしれない。オナニーして射精し、回復するという方法があるが、僕の行動はすべて監視カメラで姉によってモニターされてしまっている。ペニスをしごいているところを見られようものなら、その瞬間あざけり笑われはやし立てられ、イク頃合いを見計らって上の敵を呼び寄せることだろう。射精直前で抱きしめられ僕の代わりにペニスをしごかれ、そこで射精すればやはり敗北だ。だから自分で抜くという手が使えない。

 じっと長時間待って、自然回復を待つということも無理だろう。そんなことをすればすぐに上の階の敵が送り込まれ、強制的に連戦させられてしまうことになる。射精は確実だ。

 このまま上に行けば、敗北は確実。一体どうすれば。

 「!」

 階段のところに飲み薬がおいてあった。これは…回復薬だ! やった、助かった!

 そうか、なんだかんだいって、姉さんが階段のところに用意してくれていたんだな。階を上がるごとに回復をし、最後の最後までこの精力のまま戦わなければいけないという状況にはならないようにしてくれたんだ。

 なになに…『心の状態によって回復量が変わる特殊タイプの回復剤です』説明書にはそう書いてある。心の状態、これはイキそうで股間がくすぐったく疼いた乱れ状態ではあまり回復せず、余裕があって落ち着いていればかなり回復するという薬のようだ。半分以上精力があればフル回復するだろう。3割くらいなら。たぶん80%程度には回復するはずだ。

 今の僕なら、その回復でも十分次を戦って行かれるだろう。僕は薬を飲み干した。

 精力がぐんぐん回復し、心がさらに落ち着いていく。精力は85%にまで回復した。これなら誤差の範囲。フルの状態とさほど変わらずに次を戦って行かれるはずだ。

 わかっているさ。姉さんはなんだかんだいって、僕に自分のところに来て欲しいんだ。それも、敗北後の壊れた僕ではなく、イキそうになっている僕が姉さんのところにたどり着いて、自分の体で射精させることをうずうず待ち望んでいるのさ。だから回復薬なんてさりげなく置いてあるわけだ。しかもフル回復ではなく、心の状態によって回復量が変わるやっかいなシロモノを、ね。

 それなら望み通り、姉さんのところに行ってやろうではないか。しかもイキそうな状態ではなく、フルに近い状態で、姉さんを倒し、さらに先の、上の階に進むんだ。待ってろよ、必ず絶頂させてやる。

 僕は闘志をめらめらさせながら、五重塔の二階に突き進んでいった。


###レオター2 クリア###


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