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ソープ嬢1−2


2.ローションプレイを選ぶ

 僕は青い風呂桶を手に取った。中にはたっぷりとローションが満たされている。

「……かしこまりました。では……」

 しおりちゃんは手でローションを混ぜ、さらにぬるぬる感をアップさせようとしている。空気と混ぜ合わせながら、しきりに女体全体にローションを塗りたくっていく。

 僕の体に塗りつけなくても、抱き合えば僕の方もローションまみれになってしまう。だから彼女は、自分の全身を強化することに専念できるのだ。

 長身なだけに、必要なローションも多い。しかし、不思議な青い桶は、使っても使っても、どこからかローションがわいてくるようで、足りなくなることがない様子だった。あっという間に彼女の体はテカテカに光った。攻撃力が倍加したようである。





 ぎゅうっ! 

「あう!」
しおりちゃんは僕にむちむちと抱きついてきた!

 なんて肌のきめ細かさ、柔らかさだろう! 大きな乳房が僕の鎖骨あたりで潰れ、滑らかな太ももが僕の足の間を滑っていく! 背中に女手が這い回り、お尻まで撫でさすられる。

 ものすごい早業だった。僕は一瞬にして、全身をローションまみれにされてしまったのだ。一分の隙もない無駄なき動きで、女体のみずみずしい感触を刻みつけながら、僕にダメージを与えると同時に、瞬時にしてローションをくまなく僕の全身に塗りつけることができる。

 これはレオター時代のしおりじゃない。あの時のことを思い出したところで、勝ち目はなさそうだ。人物は同じだが、まったく違う敵と認識をあらためなければ。

 彼女はペニスを生足で挟み込むと、大きく素早く、左右の足をスリスリさせ、ペニスを攻撃した。

 すごい……僕よりも長く、それでいてしっかりおとなの女性っぽく引き締まった、すらりと細い生足が、出るところは出っ張っていて、むっちりとペニスを包み込み、吸い付いて離れない!

 レオター時代のしおりとは比べものにならないくらい、風俗嬢として強化されている。それは、精力が残り少ない僕にとって、あまりに強大すぎる敵というべき相手なのだった。

 くちゅう!

「うあ!?」
「ふふふ……」

 ペニスが突然、しおりの生足に強く締め上げられた!

 そして再び左右の足を交互させ、スリスリにゅるにゅると股間を甘く刺激してくる。

 こちらの精力が、まともな戦闘に耐えるほど残っていないことを、彼女ははっきりと読み取っていたのだった。

 防衛一辺倒の苦境に立たされ、なかなか反撃のチャンスが巡ってこない。気を逸らせば、一気に大量の精力を消費させられてしまうからだ。

 彼女の生足は、とてもツルツルしていて、若い肌触りは吸い付く弾力を具えている。そこにローションが染みこんで、さらにもっちもちな感触を身につけていた。

 そんなすべすべにゅるにゅるの太ももが、じかにペニスを挟み込み、強く締まりながら、小刻みで早くスリスリしているのだから、こちらのダメージも尋常ではない。

 彼女の方が背が高いため、やや屈むような姿勢でペニスを挟み込んでいる。しかし、その隙間などものともしない、内股の膨らみは、それでも細く引き締まっていて、セクシーな大人の生足になっている。

 僕は思わず腰を引き、しおりのスマタ攻撃から脱出した。ローションでよく滑るので、脱出自体は難しくなかった。

 だが、首筋に大きな腕を回し、頭部をしっかり抱き込んでいるしおりが、そう簡単に僕を解放するはずがなかった。

 肩幅も大きく、胸もしっかり膨らんでいる彼女は、僕の頭を抱え込むようにしてしがみつき、おっぱいの感触を僕の顔面や首筋に刻みつけながら、さらにエッチに迫ってくるのだった。

 僕よりも長い足が、ペニスや玉袋、股間の間をいやらしく滑っていく。それだけでゾクゾクするような快感が全身に拡がっていく。太ももの表面でこするだけで、男根を射精させるほどの技量と肌触りの持ち主だ。

 このままでは、また抱き寄せられて、しおりの生足の餌食になってしまう。僕は、首筋へのロックを外すべく、ぐいっと下に体を動かした。

 ちゅるん

 足下が滑る。

 僕は自分の体勢を整えることができず、そのまま尻餅をついてしまった。立ったままのローションバトルではよく起こることだ。相手の拘束はいともたやすく外せるけれども、よく滑るので激しい動きや脱出まではできず、つい体勢を崩して、いまみたいに尻餅をついて転んでしまうわけだ。

 だが、しおりの方は、そんなローションの特質など、とっくに織り込み済みだし、それに対応する体術もしっかり心得ているようだった。その点でも、僕と彼女との間には、歴然とした実力差があった。

 なおさら、こちらの精力がピンチに陥り、快楽に敏感になりやすい状態になっているので、その実力はどんどん拡がってしまうのだ。

 しおりの怒濤の攻撃は、僕の体勢が整う前に、すでに始められていた。

 やっと上体を起こし、体勢を立て直した頃には、ペニスはすでに、しおりの毒牙に再びかかってしまっていた。

 尻餅をついた僕の足の間に素早く入り込み、ローションまみれの乳房でペニスを包み込むと、にゅっこにゅっこと激しく両手でおっぱいを上下させてくる!

「もう我慢できないのでしょう?」
「ま……まだまだ……っ」

 しかし、あまりに弾力に富み、一方でどこまでもめり込んでいってしまうしおりの乳房は、生足とはひと味違ったやわらかで心地よい感触を、ペニスに存分に刻みつけてくる。

 両手を上手に駆使して、大きく激しい動きを取ることもできる。そうして、広い肩幅に見合った巨乳が、ペニスを挟んで暴れ回っているのだ。

 精力がぐんぐん目減りする。いよいよ、射精の時が近づいてきた。

 だが、こんなところで、パイズリで射精するわけにはいかないんだ。

 僕はお尻の奥にこみ上げる、きゅ〜んとくすぐったい疼きを、渾身の力で封じ込め、射精感を押し戻していく。回復ができない以上、ギリギリのところで我慢し抜いて、快感を耐え抜くほかはない。

 こみ上げる射精感を抑えつけるとともに、僕はむき出しになったしおりの乳房を、これでもかとこねくり回した。

「無駄です、私のココは鍛えられていますので。」

 しおりにはほとんどダメージが行かない! 風俗嬢として頻繁に駆使する武器だからこそ、そこで感じまくってしまえば、自分の攻撃が苛烈になるほど自分もまた気持ちよくなってしまう。その弱点は、とっくに乗り越えられていたのだった。

 脱出するしかない。幸い、パイズリ地獄も、腰を引いて体勢を変えてしまえば、ローションで滑るので簡単に抜け出せるのだ。

 にゅぽんとペニスが引き抜かれる。僕は起き上がって反対方向を向いて立ち上がろうとした。

 だが、足下がローションでぬるぬるになっているために、素早い動きがとれない。それでも、素早く立ち回らなければ、またもやしおりに捕まってしまう。

 結局、足が滑って、僕は反対方向を向くことができただけで、立ち上がることまではできなかった。しおりにお尻を向けた状態で、四つん這いになってしまう。

 ちゅっこちゅっこちゅっこ……

「あああっ! だめっ……出したら……いけないッ!!」

 背後からのしおりの手コキ攻撃。この異世界での射精は、実質的に自分の死を意味する。二度とこの世界から脱出することはできず、悪魔の支配下で、永遠の快楽を与えられる動物に成り下がってしまうのだ。

 何も考えられず、理性を捨てて、甘い快楽だけに浸る……その”楽園”は、何もかもが快適そのもので、伴侶といくらセックスをしても子供ができることもない、永遠の命を約束された快楽の園であった。

 だが、一度理性を獲得した存在が、悪魔の手で再び元に戻ることは、決してあってはならぬことなのだ。

 性的な快感の誘惑に打ち勝つことは、そうした堕落に抵抗する最大の手段なのだ。

 思い出すんだ。いつでも、どこでも、だれとでも……セックスが完全自由となり、獣のように交わり続けるようなコミュニティは、あっさりと性病が蔓延して絶滅するようにできている。その抑制こそ、理性のなせる技だったはずなのだ。

 だがしかし、ペニスを激しく絞りたてる、しおりの柔らかい手は、ローションの力で、女性器と同じ性感を生み出せてしまっている。もはや全身が鋭いオンナになっている、強化された風俗嬢は、いまかいまかと射精寸前にまで追い詰められたペニスを、ちゅっこちゅっことしごき上げながら、堕落の瞬間を待ち構えている。

 最後の力を振り絞り、僕は快感に耐え続けた。絶対に、脈打ってはいけないんだ!

 律動直前の多幸感が全身を支配する。それでも僕は、必死でお尻の奥のくすぐったさを押さえつけ、本当ならすでにどばどば出してしまってもおかしくない、凄艶なしおりの大きな手の動きに、渾身の抵抗を続けた。

 ぬぽっ

「!!」

 突然、しおりが手に筒を作ったまま、ペニスを離してしまった。

 じんじんと、誰にも触れられていないペニスが、絶頂直前のくすぐったさに苛まれる。

 だが、ここで踏ん張りきることができれば、射精だけは免れそうだ。少し休ませてくれる、とでもいうのだろうか。

 そんな甘いはずはないのだった。

 ローションで足を滑らせるなどという、マヌケな動きをする彼女ではない。あえて立ち上がろうとせずに、僕に体を擦りつけるように滑らかに動き、四つん這いになっている僕の下に、器用に大きな体を滑り込ませてきたのだ。

 僕の上半身は、しおりの背中に乗せられてしまう。大柄な背中は、とても心地よい肌触りをしていてツルツルだった。彼女よりも面積の狭い僕の上体など、軽く乗せることができるのだった。

 ペニス先端が、オンナ表面に、ほんのわずか当たっている。

 その気になれば、その大きな腰やお尻をぐいっと浮かせるようにするだけで、ペニスはすぐにでも、しおりのオンナに飲み込まれてしまいそうな、そんな位置に彼女はいるのだった。

「さあ……ここで少し休んで、こみ上げる快感を抑えてから私と再戦するか、それとも……クスクス……あなたが少し腰を落とすだけで、私のココにオチンチンが入ってしまいますよ。そうしたら……さんざん高められたあなたは耐えきれないでしょう、私の中にいっぱい精液をどばどば出すことになります。……好きな方を選んで、いいんですよ?」

 ……これをチャンスと考えるヤツは馬鹿者だ。

 事実上の、しおりの完全勝利宣言なんだ。

 もし僕が、さらに理性を振り絞って、どうにかこうにか体勢を立て直したとしても、再戦は挿入戦になる。精力が劇的に回復するわけではないので、いくら休んだところで、結局膣内で追い詰められて敗北してしまう。

 そもそも、ここまでさんざん理性を振り絞りきってしまったために、これ以上の踏ん張りができないところにまで、僕は追い詰められてしまっているのだ。

 そのことを十分承知した上で、彼女はあえて、僕に無理な選択を迫っているのである。

 身を引いて自分でオナニーして射精するまでに、1秒くらいしかかからないだろう。そうやって完全回復を図ってから再戦という手も、ギリギリ使えるだろうか。

 いや……そんなことも、彼女は計算済みのはずである。僕が身を引いたとたんに、彼女は僕よりも大きなお尻を、ムギュッとペニスに押しつけてくるだろう。先端が臀部にめり込んだ状態で、僕がペニスをしごいてしまえば、あっさり射精するが、それは戦闘において敗北を意味する。しおりのお尻の刺激で射精したことになるからだ。

 つまり、完全に手詰まりなのである。

 そのことが分かっていての挑発。僕は……自分の敗北を認めるしかないのだった。

「うああ……」

 僕はぐいっと腰を落とすようにして、四つん這いのまま前のめりになった。

 びゅぐう! びゅぐう! どばばばばっ!!!

 ペニスがオンナの中にチュルンと入ってしまった直後、大量の精液が彼女の膣内に注がれる!

 何も考えることができない。ただ、全身を快楽だけが突き抜け、駆け巡り、脳の奥までを支配し尽くしてしまった。

 大きな背中、大きなお尻に、僕は腰から上を完全に預けている。かろうじて膝が、自分の体重の半分を支えているが、それ以外は、大柄で包容力のあるしおりにおぶさってしまっていた。

「ああ……」
すべてを出し尽し、僕はぐったりとマットの上に崩れ落ちた。

「ふふ……またどこかでお会いする日が来るでしょう。その時は、いっぱい気持ちよくなってくださいね。」
しおりはどこかに姿を消していった。

 場面が大きく変わる。

 浴場は奥が見えないほど広大になっていた。その真ん中に、ローションまみれのまま投げ出され立たされている。

 そうして……僕の周囲を取り囲む、数え切れないほどの若娘たち。その幼い顔立ち、大小さまざまなおっぱい、太い生足……大人の女性というには、あと少し足りない感じの少女たちであった。

 周囲を取り囲むのは全裸の少女たちだが、遠くの方では、セーラー服やブルマ、スパッツ姿の娘たちも混ざっている。僕の周囲にいたのは、16〜18の女子高生軍団なのだった。

 肉体の改変が進んだ。

 急激にお尻の奥がきゅ〜んとくすぐったくなってくる。イク直前の状態が、永遠に続く体になってしまったのだ。

「あぐっ!」

 周囲を取り囲む女学生たちの裸を見ているだけで、勝手に精液が飛び出していった。それも、通常の3倍以上の速度で脈打ち、さらに射精はいつまで経っても止まることなく、数分間は絶頂し続けるのだった。

 その間じゅう、きゃいきゃいと取り囲まれ、スベスベのおっぱいやお腹や、女学生特有のシコシコした甘美すぎる太ももを味わわされる。僕は完全にむぎゅうっと全方向から女体に埋めつくされた。

 出し尽して2秒くらいで、また絶頂直前の感覚に陥る。その頃には、あの吸い付くような生足がしっかりペニスにこすれ、僕の両脚を全方向から滑りまわり、僕の上半身も若々しいおっぱいの餌食になっている。射精が始まらないはずはなかった。

 それに、少女たちも僕も、全員がローションまみれになっている。つまり、彼女たちのどこもかしこもが女性器のような攻撃力を持っているということだ。

 彼女たちは交代しながら、じりじりと集団で僕に迫ってくる。僕から遠い娘たちは、高校生らしい制服や体操着やレオタードに身を包んでいるが、僕との距離が縮まっていく、すなわち自分の順番が近づいていくにつれて、どんどんと服を脱ぎ捨て、僕の間近に迫る頃には、近くのローションを全身に塗りつけてスタンバイする。

 そうして、彼女たちは全身のありとあらゆる部位を使って、僕の射精を助け続けるのだった。手、足、胸、お尻、口、そして女性器……僕を快楽にさらせるすべての部位をまんべんなく駆使してきた。

 脈打っている最中でもお構いなしに、少女たちは交代でオンナの中にペニスをおさめ、次から次へと感触の違う膣圧で締め付けながら、噴き出していく精液を女体の中に取り込み続けた。

 すっかり快楽の虜となってしまった僕は、自分が誰であるかさえも忘れ、ただただ、若すぎる甘い肉体に酔いしれるばかりなのであった。



###ゲームオーバー###




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