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ソープ嬢1−5


 僕は椅子に座って戦う方法を選んだ。

 動きが制限されるので、主導権は相手に握られてしまうものの、その分、接近戦が可能となり、カウンター攻撃が出しやすくなる。スマタに持ち込まれればオンナを、パイズリに持ち込まれればおっぱいを、それぞれ攻撃し、大ダメージを与えられるであろう。

 僕が座ると、しおりはチャンスとばかりに僕の太ももにのしかかってくる。

 そして、想定したとおり、おっぱいでペニスを挟み込んでのパイズリ攻撃に出てきた。

 ここから乳房に手を伸ばしてカウンター攻撃に入れば、敵に大ダメージを与えることができるはずだ。おっぱいへの攻撃で絶頂させるテクニックを、僕はいくつも知っているのだ。

 しおりは、上半身を僕の太ももにもたれかけながら、適度に体重をかけて固定してくる。全体的に細い体つきなのに、背が高く体格もよいため、近くで見ればより大柄に見える。腕もウエストも、体格にしては細くきれいだ。しかし、広い肩幅にぴったり合っている乳房は、ペニスを包んであまりあるほどの大きさに成熟していた。

 そのおっぱいが今、ペニスを豊かに包み込んで、ゆっくりと大きく上下している。やはり風俗嬢だけあって、締め上げ方や、しごき上げるタイミングは熟知していた。胸板の心地よさとみずみずしい肌が、裏スジに密着してこすれていく。

 そして、周囲をしっかりと擦りあげるやわらかな肉の塊は、全体をすっぽり覆ってどこまでもめり込ませつつ、吸い付くようなきめの細かさで優しく上下してくれる。

 さすがに半端なダメージではない。石鹸がどんどん泡立ち、それによって乳房の攻撃力が、しごけばしごくだけ高まり続けているんだ。

 先端の敏感なところは特に丹念に、おっぱいの肌触りを小刻みに押しつけてこすりあげるテクニックに、さらに快感ダメージが増してしまう。

 こちらも反撃だ。僕はしおりちゃんの乳房を丹念に揉み、さらにその奥まで根ざしている敏感な性感神経、感じやすいところを探り当てながら、ピンポイントで愛撫してやる。

「……。」

 なんだ……!? 思った以上にダメージを与えられていない?

 そんなはずはない。僕はしおりの乳首を指先でこねくり回しながら、矢継ぎ早に全体を揉みさすって素早い攻撃を次々仕掛けてやる。

「……ココは鍛えられていますので。」
しおりはやや低めの声で、ぽつりと言い放った。

 しまった……

 乳房は風俗嬢にとっては立派な武器であると同時に、感じやすい弱点でもある。そこを責められて、射精させる前に自分が感じまくってしまっては、疲労して仕事にならないだろう。そのために、感じやすいところを鍛えて、ダメージを受けないように防御力を高めていたのだった。

 しおりの快感攻撃。プルプル乳房が波打って、亀頭先端を執拗に石鹸でしごき立てる。波状にペニスに群がってくるおっぱいの肉が、蠕動しながらやわらかく包み込んでくる。

「うっく……」

 僕はさらに手を変え品を変え、乳房の感じやすいところを丁寧にもみほぐして女体に快感を与え続けた。

「……っ」
しおりはやや身をよじらせたようであったが、それでも、大ダメージを与えるには至っていない。

 おかしい。いくら鍛えているからといって、性感神経が密集している大きな胸が、ほとんどノーダメージというのは考えられない。しおりほどの強豪であっても、こちらのテクニックで感じないわけはないんだ。

 何か、ガードしている秘密があるはずだ。僕は回りくどい手つきでおっぱいと脇の下、その周辺を愛撫しながら、性感帯を開発し続けた。直接快楽を与えるだけでなく、より敏感にしていくような手つき指つきだ。時間はかかっても、後々にジャブのように蓄積された快感が襲ってくる仕組みである。

 どこかに突破口があるだろう。じわじわと追い詰めるような手つきで、例え直接的に大ダメージに繋がらなくても、あとになって急激に女体がおっぱいの快楽に弱くなるように、体のツボなどを調整していく。

 しおりちゃんは、根元から先端までを大きく素早く、石鹸で滑るに任せて、乳房を左右交互させながら激しくしごいてきた! 「ふぅっ……」僕は上半身を倒して、急激に訪れた股間の心地よさに抗った。しかし、彼女は僕の下半身に体重を預けるように上半身をのしかからせているので、こちらは腰を引くにも引けない状態になっている。

 太ももから固定されているので、椅子から逃げることもできず、しおりのパイズリ攻撃をダイレクトに受けてしまっていた。

 初めからそれは分かっていたはずだ。この体勢になってしまえば、主導権は握られ、こちらはカウンターダメージに頼ることになる。防御は難しい。

 しかし、相手は身を守りながら攻撃することができている。その秘密を解かない限り、こちらからのダメージは無効なままだろう。

「ふうっ……ふう……」
しおりの息もだんだん荒くなってきた。僕のジャブ攻撃が効き始め、じわじわと乳房の快感が高まっている証拠だ。もう少しで、相手のガードを突破できるかも。僕は指先の攻撃を続けた。

 しおりはしつこくおっぱいでペニスをしごき続けている。時にゆっくり優しく、またギュッと左右から乳房の肉をペニスに押しつける。かと思うと、大きく素早い動きで翻弄してくる。快感に耐性が着く前に攻撃手法を変えて、僕がいつまで経っても慣れないように仕掛けてきていた。

 いずれはペニスも、パイズリの心地よさに耐えきれなくなり、単調な上下運動だけでも射精に持ち込まれてしまうほど、弱体化させられてしまうことになる。まして、彼女のおっぱいは石鹸でにゅるにゅるになっており、その勢いはますます高まるばかりなのだ。

 そうなる前に、彼女のガードの秘密の鍵を見つけなくてはいけない。

 僕はさらに、奥へを手を伸ばしてしおりの腰、背中、お尻、そしてオンナへと手を這わせる。彼女が大きいため、そこから先まで手を伸ばすことができない。オンナへの愛撫もやっとの状態だった。

「ふっ!」
しおりは軽く手で僕の手を振り払った! するとあっさりと、彼女の下腹部への愛撫攻撃ははねのけられてしまう。どうやら乳房以外は鉄壁のガードでもないらしいが、そこは注意深く、彼女も僕の手を振り払い続ける。

 乳房への攻撃はしやすいが、ダメージは少ない。他の部位ならその限りでもないが、彼女は注意深く僕の手を避けてしまう。突破口が見つからない。

 おっぱい地獄が始まる。にゅるにゅると泡立ち続け、継ぎ足してもいない石鹸がどんどん泡を増やしていく。そういう特殊な石鹸なのだ。それだけ乳房の攻撃力がどんどん高まり、ひとこすりするごとに、受けるダメージが増えていくのを実感する。

 やっていくうちに気づいたことだが、僕に半ばのしかかるような体勢でパイズリをしている時だけ、しおりちゃんは乳房の防御力を格段に上げることができるらしい。その隙を突きながらダメージを与えるしかできないが、彼女の体勢が「おっぱいを上に持ってきた一瞬」だけ、のしかかる圧力も軽減、ダメージを与えられる隙になっている。

 その隙を見逃す手はない。僕は指先で性感神経を開発させながら、合間合間を縫っておっぱいにダメージを与え続けた。彼女は身をくねらすようにして、じわじわと快感に溜息を漏らしていく。もう少しで、鉄壁のガードまで崩せるかも知れない。

 しおりは両側からギュッとペニスをやわらかく締め付け、ゆっくりと……にゅぐぐって根元から先端までを大きくしごき上げてきた! 滑らかに滑る乳房の肉が、ペニス表面の性感神経を根こそぎ逆なでする。

「うはあ……」
まずい……ペニスの耐性が落ちてきた。変幻自在な責めから、リズミカルで単調な運動に変わっていく。一定の刺激を長時間浴びせ続ければ、それで股間は感極まり、射精の準備を始めてしまう。

 まだか……まだ彼女の乳房のガードは解けないのか。僕は隙を突きながら、丹念におっぱいを愛撫し続けた。

 パイズリはさらにしつこく続けられる。僕が我慢しようと身をこわばらせると、彼女は容赦なく上半身を左右に揺らしながら、妖しくくねり、細い身ながら巨乳が踊り、ペニスを快楽の渦へと落としこんでいく。

 肩幅広く乳房も発達していながら、腕もウエストも細くしなやかで、上等のスタイルだ。あらためて、彼女の美しさに見とれてしまう。

「こんなのはどうですか……」
彼女は乳房を駆使して、ペニス先端と裏スジを丹念に小刻みに、そして猛スピードでしごき上げてくる。亀頭はどこまでもおっぱいにめり込みながら、激しく密着してちゅっこちゅっこと擦りあげられる。そうしてまた、ペニス全体を上下運動させ、ときおり左右交互のパイズリに切り替えて、決してペニスを飽きさせないのだ。

 速度が上がっていく。まずい、こちらの快楽への耐性も、だいぶ下がってしまっている。ただ乳房でしごかれるだけで、その単調な運動がかえって刺激になり、ペニスの奥の性感まで高めてくる。そのせいで、じわりじわりと多幸感がこみ上げ始めているのだ。

 オナニーしている時なら、この快感もうれしいことだ。また、セックスバトルでない、快感を共有する営みであれば、この風俗嬢の極上の攻撃は、かなりよいものだ。熟達していて、男根のツボをよく心得ている。客をすぐにでも連続射精させてもおかしくないテクニックだし、このこみ上げる快楽を愉しんで、一気に射精してしまうのも気持ちいいだろう。

 だが、ここは異世界。快感に負けてイッてしまえば、二度と抜け出せなくなる悪魔の根城なのだ。

 しおりの魅力に負けて精液を噴き出させたら一巻の終わり、夢の世界の中で、永遠にとらわれの身となる。せっかくここまで、一回も出さずに快感を堪え、大勢の女たちを倒してきたんだ。ここで敗北するわけにはいかない。

 僕は必死で快感を堪え、あふれ出る性感の悦びと射精感を抑えつけた。

 だが、しおりちゃんはしっかりと上半身をくねらせながら、ペニスの敏感なところをすべて刺激する乳房の波打つ動きを利用して、これでもかこれでもかとおっぱいを上下させ続けた。

 ぷにゅぷにゅのおっぱいは、肉の波打ちがよく分かる弾力を具えていて、吸い付くようでいながら、なおかつどこまでも滑らかにこすれていく。きゅ〜んとくすぐったい疼きが股間に拡がる。

 あと2,3秒でペニスが脈打ち始めてしまう! 僕は渾身の力を振り絞り、こみ上げ続ける直前の多幸感を堪え続けた。

「ほら……全部出してください。」
冷めた口調とともに、しおりは強くおっぱいでペニス全体を圧迫した。そしてその間に親指をねじ込み、裏スジのヒダに強くあてがって、ぐりぐりとこすってきた!

 きゅん!

「うああっ!」
だめだ! 射精したらダメ……うぅっ……イクッ……イッちゃうぅ〜!!!

 イク直前の多幸感は収まらない。何秒も何秒もその状態が続いたかと思うと、ひときわ強いくすぐったさが体の奥から急激にこみ上げた!

「だめえっ!」
どばばばばっ! どくどくっ! びゅるるん!!

 渾身の踏ん張りもむなしく、それを打ち破る甘美なしおりの乳房に負け、ペニスは激しく精液を吐き出し始めた! とたんに、解放された快楽がペニスからお尻の奥に突き抜け、全身を染め尽くしていく。もはや体中が多幸感の固まりになり、絶頂が次の絶頂を呼び起こしているみたいに、快楽に歯止めが利かない。

「すごい……いっぱい出ていますね……ずいぶん長い間、女の体のあちこちで甘く刺激され続けてきただけあって……溜め込んできた精液が粘っこく吹き出ていますよ……こんなに、ね?」

 胸の谷間に池ができる。射精は一向に収まる気配を見せず、僕は何も考えられなくなったが、しばらく経って、やっと脈打ちも終ってくれたのだった。

 完全に僕の敗北だった。いったい……これからどうなるのだろう。絶望と、快楽への期待が、同時に僕に襲いかかった。

 射精したばかりだというのに、ペニスは賢者モードにならず、ますます高まる性欲に、股間がくすぐったく疼き始める。何週間も抜いていないような、きゅんきゅんと甘くせつないくすぐったさが、射精直後のペニスを急激に回復させる。

 しおりちゃんは、いつかまたお会いしましょう、とだけ言い残して、浴室を後にした。僕はいたたまれなくなり、スケベ椅子から立ち上がった。

「!!!」

 彼女が立ち去った直後、浴場に大勢の女性たちが全裸でなだれ込んでくる! どこから現れたのか、彼女たちは待ちきれなかった様子で、一斉に僕1人めがけて押し寄せてきたのだ。

 空間が移り変わっている。1人分の浴槽だった場所が、一気に奥まで見えない大浴場に変身していた。そして、そこを埋めつくさんばかりの女性たちが、あとからあとから入ってくるのだった。

 彼女たちは皆、しおりちゃんと違って、小さい女性たちだ。140センチ台くらいしかなさそうで、浴場の奥まで見通しが利く。頭一つ分、彼女たちの背は低いのだった。

 だが、可愛らしい少女、というわけでもなかった。長い髪、短い髪、ウェーブのかかった髪、束ねた髪など、個性にあふれていたが、その女性たちはすべて、どこか妖艶な雰囲気を醸し出していた。

 おねえさんぽいのに、体が小さい。その凄艶なギャップに、僕は期待感を膨らませた。

 お姉さんたちは一斉に群がってきて、僕の体中に控えめなおっぱい、巨乳、手、腕、生足、お尻などをこすりつけてくる。すると不思議なことに、彼女たちの汗腺からどんどんと、にゅるにゅるの液体がにじみ出てくる。

 ある女性はそれが泡立つ石鹸で、別の女性はそれがローションになっていた。

 太ももが何本も僕の脚に絡みつく。生足がこすれる度に、彼女たちの内股はぬるぬる感をアップさせていった。

「はうあ……気持ちいっ……」
どばあ! どばあ! どばあ!

 精液は止めどなくあふれていく。彼女たちの手や足、お尻がこすれていく度に、きゅんと多幸感が強まり、次の瞬間には、何分もかけて射精し続けてしまう。脈打っている間も、お姉さんたちはちいさな身体を駆使して、手、脇の下、背中、お腹、胸、お尻、そして生足を押しつけこすりつけ、女体のあらゆる部位で射精を促し続けた。

 石鹸を滲ませる女性は、さらに椅子の上に乗って背の高さを揃え、太ももの間にペニスを挟み込んできた。すると、射精の止まらなくなったペニスは、彼女の脚の間で何度も何度も、どくどくと律動し続ける。

 絶頂が終った次の瞬間には、もう多幸感が押し寄せてきていて、それを我満する術を失うほど弱体化したペニスは、あっさりと射精を始めてしまうのだ。しつこい生足は左右にスリスリしながらペニスを挟み続け、ときおり腰を前後させてしごきながら、何時間でも生足の中でペニスを脈打たせ続けた。

 やっと解放された僕を待っていたのは、ローション女性の挿入だった。椅子に乗っかり立位で結合すると、ペニスの脈打ちはいよいよ止まらなくなる。女性1人で何時間でも快楽の種を絞り続けることができた。

 ここにいる全員を満足させるまで、いったい何年かかるだろう。しかも女性たちは、例え満足しても次の妖艶な小柄女性が奥から現れてきて、きりがない。

 何十年、何百年とかければ、再び忘れかけていたしおりともセックスできるのだろう。そのさらに何千年も先には、本命の魔族女性たちも仲間に加わることだろう。

 文字どおり永久だった。

 僕は彼女たちの風俗攻撃で一秒も休めず絶頂を強めながら、それをも飽きさせないほどの女体の快楽が怒濤のように押し寄せるので、気持ちよさに完全に心から埋没していった。

 何も考えることができない。まさに理性を失い、ただ快楽に浸るだけのエサ。そのうち、僕は自分が何者であるかについてさえ、考えなくなるだろう。女体の渦に包まれながら、僕は積極的に腰を前後させて射精をむさぼり続けるのだった。



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