Tweet


ソープ嬢1−8


 僕はマットプレイを選んだ。やはり短期決戦が、一番都合いい。相手も全身を駆使して攻撃してくるが、こちらも全身を駆使して、女体全体を短い時間で追い詰めることができる。

 忘れてはいけないことがある。この戦闘に勝利するだけでは不十分で、きちんと次の戦いに耐えきれるくらいの精力を温存しておかないといけないのだ。

 そのためには、強すぎるしおりちゃんと長時間闘うのは得策ではない。

 確かに短期決戦に臨もうとすれば、その分、受けるダメージは高くなる。だが、一回一回のダメージが大きくても、ターン数を減らせれば結局、こちらに有利になるというわけだ。

 マットに仰向けになる。するとすかさず、ローションまみれのしおりがゆっくり優しくのしかかってきた。僕よりも背が高いので、女体が全身密着して覆い尽くす。

 すぐにしおりによる全身コキが始まった。

 肩幅は僕より広く、それに見合った大きな乳房が、僕の胸板を踊っている。さらに引き締まったウエスト、股間、そして生足が、次々とにゅるにゅる滑っていった。

 さすがに徹底的に強化されたソープ嬢だ。ただ単に、動き方などのテクニックが叩き込まれているだけではない。その全身の肌も極限まで磨かれていて、とても触り心地のよい、若い肌に仕上がっている。

 口を除けば、彼女たちは体表面こそが最大の武器となる。攻撃力も防御力もしっかり鍛えられ強化されているので、僕の上を滑る女体は、それぞれの肌細胞が性感神経をくすぐったく刺激できるよう、調整されているんだ。

 体中のどこもかしこもが、女性らしいやわらかさの他に、吸い付く肌触りを具えていた。それに加えて、しおりの全身を包むローションが、彼女の攻撃力を2倍に高めている。相当の攻撃力だ。

 素人なら、数コスリでイッてしまってもおかしくはなかった。

 彼女がズリズリとゆっくり前後する度に、僕の肌細胞は悩ましい肢体にこすられて、ゾワゾワと心地よく反応し、ことさらに精力を消費してしまう。全身の心地よさはすぐさまペニスに伝達され、股間の快楽を一層強めるのだ。

 ペニスには次々と、しおりのさまざまな部位がこすれていく。おっぱいからお腹、腰回り、オンナ表面、太ももと滑ったら、また乳房へとかえっていく。ずりゅんずりゅんと滑りのよいローションが相まって、四六時中こすりあげられる裏スジ部分の快感がものすごく高まっていた。

 並大抵の攻撃ではない。やはり、短期決戦をするに限る。

 こちらもぬるぬると両手を滑らせ、しおりの背中、脇腹、首筋などを愛撫。さらにその手をお尻に集中させてこねくり回しつつ、オンナ表面がペニスをこすれるタイミングで素早く腰を突き上げ、カウンターダメージを与えてやる。太ももを絡めながら、絶妙なタイミングで彼女の股間に滑らせて、脚でもオンナを攻撃した。

 こっちの脚だって、武器になるんだ。確かに彼女の太ももは細長く引き締まっていて、それでいて膨らむべきところは膨らみ、しっかりと絡みつく生足の感触がとても心地よい。ただ脚をスリスリし合うだけでは、圧倒的に女性側が有利となる。が、僕の方は、手も脚もバラバラに、それぞれ別個に動かすこともできる。これによって、一度に女体のあちこちに大ダメージを与え続けられるんだ。

「んっ……」
しおりは全身をぴくんと震わせた。

 両手、ペニス、そして両脚を駆使して反撃し続ける。そこそこにダメージを与え続けることができた。

 しかし、このままではまだまだ、しおりの方が高い攻撃力を保持している。もう一工夫が必要かな。

 しおりはさらに全身の前後運動を早めた。にゅるにゅると粘つくローションがさらに猛威をふるう。どこまで滑っても決して彼女の肌に慣れることはなく、こすれる度にペニスの快楽が強まっていく。

 我満をすればするほど、こちらがますます不利になっていくようだ。

 僕はさらに四肢を女体の感じやすいところに重点させ、しおりの全身を責めまくった。こっちも百戦錬磨、愛撫合戦で数え切れない女敵を昇天させてきたんだ。

 彼女の身体が前に進んだタイミングで、手と脚をオンナ表面に集中。後ろに進んだタイミングで防御に回る。これにより、彼女がパイズリ攻撃に転じても安心できる体勢が整っている。

 しかし、やはり思い通りには行かないようだ。僕のテクニックはかなりの性感ダメージに繋がるものではあるが、しおりも相当に防御力を鍛えていた。そうそう簡単に感じてしまう身体であれば、疲れてしまって仕事にならないから、当然、男性からの責めに耐性をつけ、性感神経を強化することくらいはしているはずだと思った。

 なかなか絶頂の決め手を見つけることができない。ココを責めれば女体が緩む、というポイントをさぐりながら、オンナを中心に愛撫攻撃をコンボで仕掛けていくが、大ダメージには繋がらなかった。

 これまでにない強敵なのは間違いなかった。が、これまでも、そういうピンチを乗り切ってきたんだ。

 責めても責めてもなかなか感じず、イッてくれない女たちもいた。逆にこっちが追い詰められ、射精直前のくすぐったい天国に襲われながら、かろうじて堪えて勝利を掴んだこともあった。その時は回復もできたので、かなり無謀な戦いもできたわけである。

 今は、そうした無謀な戦術は採れない。それでも、何とか突破口を見いだせれば、勝機はつかめるはずだ。

 しおりはいよいよ、ローションあわおどりの動きを早め、そして強めていった。

 適度に体重をかけることで、僕が容易に逃げられないように工夫しながら、股間に当たるところは強く上から圧迫し、おっぱいもお腹も生足も、ペニスをぎゅうっと締め付けるように作用している。

 これによって、ペニスは一秒たりとも解放されずに、しおりちゃんの全身のやわらかさに圧迫され、こすりあげられ、たっぷりローションを塗りたくられてしまう。彼女が前後する度に、コンスタントに受けるダメージがいや増していく。

 僕はだんだん、ローションあわおどりの餌食になっていった。

 特に下半身に、重点的に女体を滑らせ、これでもかと滑らかにこすれていく。それでいて、胸板や脇腹など、僕の全身に柔肌を大きくこすりあげることも忘れなかった。絶妙なタイミングだ。

 おっぱいが左右に揺れながらペニスを刺激すると、引き締まった腹部がぐいっと滑り、オンナ表面を滑らせたかと思うと、シコシコした太もものあちこちがペニスにこすれていく。ペニス以外は巧みに体重を調整して、僕に心地よさばかりを感じさせてくれた。

 しおりちゃんの両腕は、僕の脇の下から背中へとねじ込まれ、僕の体を上からしっかり抱きしめてくれていた。そうしてしきりに、胸板に乳房を滑らせておっぱいの良さを認識させつつ、すぐにその乳房をペニスにあてがって、こちょこちょ滑らせていった。

 下半身を重点的にこすっていく女体の、さまざまな部位に翻弄され、僕はだんだん、射精感がこみ上げてくるのを感じ始めた。このままだと、まずいことになる。

 侮っていたのは、しおりの精力だった。僕の攻撃も一定のダメージを与え続けていて、普通の女性ならとっくに絶頂してもおかしくはなかったのだが、彼女の防御力に加えて、たっぷり蓄えられた精力が、彼女を助けていた。

 しおりにとっても、女体による全身コキは、気持ちいいに決まっている。僕ほどではないが、この体勢でズリズリし続けていれば、彼女も快楽に身を震わせてしまうことになる。しかし、それをもお構いなしに大胆な動きをとり続けられたのは、あまりある精力が背景にあってのことだった。

 僕はしおりのお尻を強く揉み、脚でオンナを巧みに責めながら、胸板を持ち上げて彼女の乳房を押しつぶし、おっぱいをも同時に快楽に晒す体勢をとり続けた。だが、しおりは息を荒くしながらも、絶頂前の多幸感を我慢するという状態になかなかなってくれない。

 それどころか、僕の方が、多幸感を我慢する側に陥ってしまいそうなのだった。

 しばらく時間が経った気がする。

 女体全体を同時に攻撃することで、全身コキに反撃する。それでもまだまだ決め手にならず、逆に彼女の柔肌にこすられまくってしまう。明らかに僕の方が押され気味だった。

 何とか起死回生を図らないと。これ以上の長期戦は危険すぎる。短期決戦するつもりが、危険水域に達するくらいに時間がかかってしまっている。ここで一気に跳ね返さないと、まずいことになる。

 しかし、僕がそんな状態に陥っていることを、彼女は見逃さなかった。

 にゅるんにゅるんと全身を滑らせながら、ますますペニスに強い圧迫を加え、特に先端部分に快楽が集中するように、ありとあらゆる部位を押しつけこすりつけ始めた。

「うふうっ……」
絶頂直前の感覚がこみ上げてくる。

 ここで射精して敗北するわけにはいかないんだ。絶頂して精液を大量に放出すれば、僕の今の苦しみは消え、解放されるのも確かだ。しかしその先には、魔界で永遠に餌食にされ続ける、性感地獄しか待っていない。

 たえずこみ上げる強い気持ちよさに苦しみもだえながら、かろうじて絶頂を押さえつけることができた。精力はもう尽きかけている。非常にまずい状態だ。ここでかろうじて勝利しても、次まで持たないことは確実な情勢となった。

 だがそれでも、もしかしたら万一、ギリギリで突破できるチャンスだってあるかも知れない。あきらめてはいけないんだ。

 僕はもう、ペニスを突き上げての反撃ができなくなっていた。腰を突き上げれば、ペニスへの圧迫はさらに強まり、その勢いでイッてしまう危険が非常に大きかった。

 しおりは大きく素早く全身を前後させ続ける。僕は女体のあちこちを撫でさする反撃も忘れ、彼女の大きな背中を強く抱きしめたまま、身動きがとれなくなった。ヘタに動いたら、それだけで精液が出てしまう危険すらあった。

 ずりっ! ずりっ!

 しおりはなおも勢いをつけて、単調だがリズミカルな全身コキをやめてくれない。彼女の大きなおっぱいが僕の胸板を滑り、ペニスはオンナと生足が小刻みに素早く前後してこすれている。オンナ表面でペニスを押しつぶすように、上からぎゅっぎゅっと圧迫を加えられるなどした。

 滑らかな肌がしつこく僕にこすりつけられ続けた。僕は何度も多幸感を味わいながら、すんでのところで絶頂を食い止めた。しかし、イク前のきゅーんとしたくすぐったさは、堪えれば堪えるほど、次に訪れた時にはさらに強くなって襲いかかってくる。

 僕は上変身をのけぞらせて、ついには収まらなくなった絶頂前の状態を、かろうじて維持していた。それでも僕の胸板に、しおりのおっぱいが容赦なく這い回ってくる。彼女の感触はどこまでも心地よく、僕を酔いしれさせるに十分な魅力を持っている。

「ああああーっ……だめっ、だめえ!」
僕は身をよじらせて全身コキから脱出しようとしたが、上から覆い被さってくるしおりちゃんの甘い肢体からは、ついに逃れることができなかった。

「いいですよ……いっぱい、私の体で気持ちよくなってくださいね。」
しおりは甘く囁き、小刻みにペニスをこすり続けた。

 もはや、しおりから逃れても、ペニスが勝手に脈打ち始めてしまうほど追い詰められていた。我慢すればするほど、これでもかと多幸感が強くなる。そこへ彼女は動きを止めることなく、イクまでズリズリし続けるのだ。

 ビュクン! びくびくどばあ!!

 ついに射精が始まった。

 僕はしおりちゃんのオンナ表面と太ももめがけて、大量の白濁液を爆発させた。しかし、女体が完全に密着しているために、行き場を失った精液は、彼女の肌表面に塗りつけられ、そこに溜め込まれていく。

「ああーっ! ああーっ……うああ!」
「くすくす……いい気持ちでしょう。」
しおりは優しく僕の絶頂顔を見下ろしてくれている。

 やっと絶頂が収まると、しおりは僕に微笑みかけた。
「私みたいな大きな女性に全身コキされるのが好きだったんですね。……ふふっ。」
「うああ……」

 すでに周囲の情景が変わっていた。

 狭い浴場は広い大浴場になっており、僕たちの周囲には、しおりと同じくらいに大柄でセクシーな女性が、大勢立っていた。

「ああ……あうっ……うぐっ……」
肉体改造が進むと、これまでに味わったことのない強い性欲が全身を突き上げ、全身の性感神経がびんびんと過敏になる。

 ペニスはあっという間に元気を取り戻した、というより、二度と勃起が収まる瞬間は訪れないのだった。

 ビュクン! ビュックドック……

 しおりに上から抱きしめられているだけで、全身が敏感なペニスになったような気分になり、さらにペニスそのものの過敏性は数倍にふくれあがっていた。

 瞬時にして玉袋には精液がパンパンに溜め込まれ、それがほんのわずかの刺激だけでーー例え触れられていなくても絶頂直前の多幸感が継続し、そのままイッてしまっても不思議ではない体になってーーすぐに爆発してしまう。

 再びしおりはゆっくりと、全身を前後させ始めた。
「あひい! やめてっ!」

 さらにペニスは激しく律動する。精液は魔族に取られるのか、すぐにどこかへ消えてなくなってしまうが、次から次へと新たな射精が訪れ、決して僕を快楽から引き離したりはしない。

 しおりのお腹や乳房、下腹部が、ゆっくりと妖しくこすれる度、ドクドクがさらに速くなり、1秒間に何回も絶頂しているかのような錯覚さえ覚える。

 彼女の生足に挟み込まれる。彼女はそのまま、ゆっくり太ももだけを上下に滑らせる。えもいわれぬ射精が続けられる。

 乳房で包まれ、太ももで挟まれ、大きな手で握りしめられ続けた。さらに彼女は、スローセックスでの挿入まで試みてくる。僕の絶頂はますます早まり、止められなくなってしまう。

 数え切れないくらいにしおりに絞られると、別の長身女性が挿入を始める。先端を入れてから根元にゆっくり入っていく間に、僕は何度も精液を膣内にぶちまけた。

 その隙に、周囲の大柄女性たちが僕に群がり、手や脚や乳房で、僕の体中を埋めつくしてきた! 万一、空いている部位があったら、すかさず別の女性たちが、競うようにそこに手や脚をあてがってくる。逃げ場なんてどこにもありはしない。

 騎乗位はあえてゆっくり進められた。数秒以上かけてじっくり上下されると、オンナの感触のあらゆる気持ちよさが、ペニスのあちこちに変幻自在に襲いかかる。

 しおりと同じくらいに妖艶な美女たちが、交代しながら僕の全身を徹底的に責め続けた。挿入は、1人あたり数時間かけて行われ、しつこくしつこくオンナによって精液が吸い上げられた。

 こうして僕は、大勢の長身女性たちに囲まれて、何年かかっても全員をムリヤリ相手させられた。全員が絶頂し終わるくらい、気の遠くなるセックスの宴が繰り広げられても、すぐさま別の妖艶美女たちがどこからともなく現れ、相変わらず大勢で僕を覆い尽くし続ける。

 本当に、永遠なんだな。そう直感し、この天国を心の底から受け入れ始めた時、僕はやっと、すべてをあきらめて快楽に没頭しきることができたのだった。



###ゲームオーバー###


メニューに戻る(ノーフレーム用)