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ソープ嬢1−9


 椅子を使う戦闘を選んだ。カウンターダメージを与えられるのは、やはり魅力的だ。反撃に移りやすいので、こちらのテクニックと精力に自信があれば、乗り切れる作戦だと思う。

 僕が椅子に座ると、しおりは僕に背を向けた。そして腰を僕の股間にねじ込むようにして密着すると、ペニスにお尻を擦りつけてきた。

 さすがに強化されただけあって、それだけでも十分快感を紡ぎ出せるほど、磨き抜かれた肌触りだ。そこにローションも加わって、さらに2倍の攻撃力を身につけている。簡単には倒せない相手であることを、あらためて認識する。全力で行かないと勝てないぞ。

 さらにしおりは、お尻のワレメにペニスを挟み込むように腰の位置を定め、ギュッと圧迫してくる。いよいよ敵の本領というわけか。受けて立とう。

 彼女は腰を妖しくくねらせながら、上下にグリュグリュ動かし始める。するとペニスは、お尻の間のやわらかな肉に包まれた状態で、極上の肌でしごかれることになる。それが彼女のメイン攻撃になるわけだな。

 いや……それだけではなかった。しおりは今、座った僕の上にさらに座るような体勢になっている。そして股間奥へと長い手を伸ばし、玉袋を探り当てると、細く尖った指先でコチョコチョとくすぐり始めたのだ。ペニスはお尻の肉で優しくしごかれ、玉袋はあちこちを素早くくすぐられた状態で、それに耐えながら反撃をする必要があるということだ。

 それなら。こちらも反撃だ。僕はしおりの乳房とオンナに手を伸ばし、性感神経の密集しているこれらの器官を、平等にかわいがった。両方を同時に愛撫することで、相手に少なからずダメージが行くはずだ。

 しおりの方はペニスと玉袋の同時攻撃。僕は背後から抱きしめる格好で、彼女のおっぱいとオンナを同時攻撃する。お互いが快楽に包まれていく。ネをあげた方の負けだ。

 しおりのぬるぬるしたローションヒップが、妖しくペニスを下から上にこすり続けた。ウエストも生足も細く引き締まっているが、広い肩幅に見合った大きな胸と、腰回りが僕よりも広いために臀部にもしっかりした安定の膨らみがある。どこまでもめり込むお尻の弾力が、ペニスを包み込んで離さない。

 それでいて、同時に彼女のしなやかな指先が、玉袋を撫でさすり、くすぐり、中に溜め込まれている生殖細胞を撹乱せしめ、内側から刺激して、その精液を外に押し出そうと揉みしだいていく。

 ペニスにも玉袋にも、それぞれ別個の刺激がひっきりなしに襲いかかり、その同時攻撃が、えもいわれぬ快楽となって、僕の股間を覆い尽くした。お尻の妖艶な動きは速度を速め、色っぽい腰つきでクネクネと上下し続けている。玉袋への攻撃強化にも余念がない。

 それでも、僕の百戦錬磨の責めも、確かに彼女にダメージを与え続けることができていた。しおりは快楽に悩ましい溜息を漏らし続け、必死にそれを堪えながら、さらにお尻を上下させて反撃に出ようとしてくる。

 風俗嬢だけあって、彼女の性感神経は、それなりに強化され、鍛え上げられていた。並の責めではびくともしない。その柔肌は磨き抜かれ、さらにローションによって輝きを増している。攻防ともに優れている彼女は、それを存分に発揮しながら、僕の責めにも耐え抜いた。

 さすがに一筋縄ではいかない。簡単には絶頂してくれないだろう。それでも、これまでだって、そういう難しい相手に、かろうじて勝利してきた経験がある。イかされそうになりながらも、どうにかこうにかピンチを切り抜ける戦線を、僕だってくぐり抜けてきたんだ。

 僕はお尻による快楽を堪えながら、しおりの全身をまさぐり、同時に、気づかれないように快楽のツボを刺激するよう心がけた。これにより、彼女を弱体化させ、彼女が気づいたころにはすっかり、性感に敏感になる肉体に改造してやるんだ。

 カタい相手には、それが一番効果がある。長期戦は覚悟しなければならないが、全身あちこちを愛撫しながら、じわじわとジャブのようにあとから効いてくる愛撫に切り替える。そうすることで、単純な責めでなかなか感じない相手を突き崩す手立てになる。

 一見、ただのマッサージのように見え、たいして快感ダメージは受けないが、あとあと響いてくる攻撃手法だ。彼女が気づくころには、僕のコンボ攻撃で大ダメージを与えられ続けることになる。

 それまではこっちも耐え抜く必要がある。

 案の定、しばらくの攻防のあと、しおりの身体に徐々に変化が見え始めた。胸もオンナもだんだん感じやすくなっている。こちらの攻撃に対し、荒い息を肩でし始めるのが分かった。

 どうやら強化された部分、鉄壁の防御部分は突破できたのではないか。それなら、あとはしおりの高い精力を、どんどん削っていくばかりだ。

 しおりは、ギュッとお尻をペニスに押しつけ、ヌヌヌっと大きくゆっくり、ペニスを滑らせてきた!

「ああっ……」
急激に訪れた股間のくすぐったさ。

 すでに強い密着で、背面座位で結合しているのとほとんど一緒の快感攻撃。そこに、ひとコスリに全身全霊をかけるような、ぬめりを帯びたヒップの大きな動きが、波打つようにペニスに襲いかかる。

 彼女の人差し指と中指が、玉袋をクリクリと押し続け、精液をかき回しながらうっかり放出されるのを狙っている。そのくすぐったい心地よさが、尻コキと相まって絶大な相乗効果を生み出しているんだ。

 さらに彼女は、何度も何度もお尻のワレメでペニスをしつこくしごき立て、特に先端裏スジの感じやすいところには、きめの細かすぎるローション肌がギュッとまとわりつき、左右に揺れる妖しい動きを交えながら、しきりにシュコシュコしてくれる。

「パイズリと同じです。私の体、気持ちいいでしょう?」
まだ余裕の発言をするしおり。だが、彼女の方も相当に苦しんでいるのは、その息づかいからも明らかだった。

 しかしそれでも、僕の方にもピンチが訪れているのも確かなのだった。

 しおりのしっかり膨らんで安定したお尻。出るところは丸く出ていて肉付きが良く、それでいて決して形が崩れていない、若々しい臀部だ。それがダイレクトにペニスをこすっていて、その肉にどこまでもめり込ませながら、リズミカルに上下しているのだ。

 彼女のヒップの魅力に、ペニスの方が参り始めていた。

 くっぽくっぽと先端をしごき立てるような小刻みな動き。かと思うと、すぐさまペニス全体を大きく色っぽくしごき立てる。彼女は自分のピンチを押してでも、僕を射精させることに全力を傾けていた。

 しおりの方も、相当に精力を消費してしまっていた。

 僕のジャブのような愛撫が功を奏し、いまや乳房もオンナも、ほとんど防御できずに、僕の手で性感神経がダイレクトに刺激されている。こちらも経験値が高いので、普通の責め以上の効果を持っている。

 しおりが頼りにしているのは、自分の有り余る精力のようだ。何とか持ちこたえて、その前に僕をイかせてしまおうとして、腰ばかりしっかり動かしている。

 こちらも負けはしない。射精してしまえば、一巻の終わりだからだ。愛撫の手を早め、なおかつ正確に性感帯を責め続けた。

 どうやら、お互いに絶頂直前の状態に陥っているようだった。彼女の方も、あと少しで精力が尽きようとしている。まだ射精直前のあの強烈な心地よさは訪れていないが、こちらの精力も危なくなってしまった。

 これはとてもまずいことだ。かろうじてしおりに勝ったとしても、ほんのわずかな回復しかできず、すぐさま次の戦闘に臨まなければならないからだ。そうなると、何とか勝利したはいいが、結局、姉の謀略には勝ちきれなかったことになる。

 しかしそれでも、あきらめるわけには行かなかった。もしかしたら、残り少ない精力で、しおり以上の相手ーーおそらく次の相手は隣の部屋におり、しかも3人いるだろうーーに対峙したとしても、奇跡的に射精せずに生き残れるかも知れないんだ。わずかな可能性でも、敗北しない限りは、それに賭けるのが生きるってことだろう。

 僕は必死でしおりの尻コキに耐えた。大きな臀部はさらに攻撃力を増し、こすればこするほど、ペニスを敏感にしていく。これ以上の長期戦は避けたいところだ。

 そしてしおりの胸とオンナを、変幻自在な技を組み替えながら、これでもかと責め続けた。

 しおりの方も、ペニスをしゅっこしゅっことこすりあげ、先端をお尻の肉にめり込ませるなどの多彩な技を仕掛けてくる。玉袋をくすぐる手もいよいよ早くなり、言葉には出さなくとも、早く精液を出してしまえと指先が物語っていた。

 お互いに一度に大ダメージを受けてしまっていた。残り少ない精力のもとでは、ここから先は気を抜いた方の負けとなる。ちょっとでも油断すれば、自動的に絶頂が始まってしまう。2人ともそんな肉体にまで堕ちてしまっていた。

 あと少しだ。僕は両手をオンナに伸ばし、内部と外部を同時に責めて、もっとも性感神経が密集しているいやらしい突起を果敢に攻略した。

「あふうっ!」
音を上げたのはしおりの方だった。

 彼女はついに僕の指先に耐えきれず、イッてしまった。

「うぐっ……もう……」
絶頂直前の多幸感に責め苛まれているのは、僕も同じだった。しおりちゃんの妖艶な臀部に負け、その魅力に感極まって、彼女が消える前の肉の感触にほだされたペニスは、一気に大量の精液を吐き出していく!

 しおりが消えた。だが、射精は収まらない。1分を過ぎても、強すぎる快楽とともに、ペニスは律動し続け、誰もいない空間に体液を放出し続ける。こうなるともう、何分経とうとも、射精が収まるまで待つほかはなかった。

 異世界であるがゆえに、本来数秒で終わるはずの射精が長引き、その間じゅう、極上の快感で何も考えられなくなる。

 この射精は間違いなく、しおりちゃんの魅力に負けてイッてしまった証拠でもあった。彼女の魅惑的な大きな肉体美に、ペニスは耐えきれなかったのだ。

「……はあ、はあ。」
やっと脈打ちが収まった。

 ……。この場合、勝敗の判定はどうなるのだろう。

 五重塔以外では、僕の判定勝ちとなる。先に絶頂したのは彼女の方だったからだ。そうして、射精したので精力は回復し、いわゆる賢者モードになって、しばらくの間は無敵状態になるのだった。

 しかし、連戦が掟のこの五重塔では、どのような判断になるのか、よく分からない。勝ちなのか、負け扱いなのか。

 その答えは、すぐに分かった。

 周囲の風景が変わる。僕の周囲には、小柄ではあるがとてもセクシーな美女たちが、大勢たむろしている。浴室もたいへん広くなっていて、そこを埋めつくすようなお姉さんの集団が、僕1人を完全に取り囲んでしまっていた。

 ……僕は自分の敗北を知った。

 この五重塔のルールでは、連戦連勝が掟。回復薬やその他の機構、つまり姉が用意した回復方法以外の、いかなる回復も認められてはいない。だから、上手にしおりの絶頂直後に射精して、完全回復して次の戦いに臨まれないよう、設定されているのだった。

 五重塔の中では、オナニーも含めて、射精そのものが敗北となる。だが、気づいた時には、もう遅かった。

 140センチ台の小柄な女性たちは、しおりとは違って、その小さな体そのものを売りにしているお姉さんたちだった。しかし、背が低いことをかわいさに結びつけるようなことをせず、あえて大人っぽい出で立ちをすることによって、そのギャップに男心を高めさせる作戦である。

 実際、彼女たちはみんな胸も大きくスタイルもいい。背丈以外は、実にセクシーな大人の女性たちなのだった。

 僕の方の肉体改造が進んでいく。急激に性欲が高まり、勃起が収まらなくなっていく。さらに、四六時中絶頂直前の感覚が続き、何もされていなくても勝手に精液が出始めるようにされてしまった。

 無論、勝手な脈打ちなど、許されるはずはない。その快楽を何倍にも高めるべく、周囲を取り囲んだ美女たちが、容赦なく群がってくるのだった。

 椅子に座らされた体勢のまま、小柄な女性の1人が僕の股間にお尻をすりつけ始めた。

「ひいっ!」
びゅく! びゅく! びゅく……

 お姉さんの小さなお尻がペニスに触れた瞬間、僕は感極まってイッてしまう。もはやレベルなどに関係なく、我慢するということ自体ができない体にされてしまっていた。

 それでもお構いなしに、小柄なお尻をペニスに押しつけ、そのワレメでぎゅっぎゅっとペニスをしごき立てる。僕はその小柄尻ズリで何度も絶頂させられた。

 しおりの大きなお尻も魅惑的だが、こうして背が低く小さくて形のよい臀部にこすりあげられても、恍惚の射精を経験できる。

 数人がかりで僕の全身が撫でさすられ、ローションまみれの女手が、ありとあらゆる性感神経をくすぐっていく。

 セクシーな小女性たちは、交代で僕の腰にお尻をねじ込み、何度もこすりあげてはしつこく射精させ続けた。精液はどこかに消えてしまうが、新しい精液がどんどん吐き出されるので、結局きりがないのだった。

 1人の女性が僕に抱きつき、しがみついた。そしてペニスをオンナにねじ込み、対面座位に持ち込んできた。ペニスを掴まれている間も、先端にオンナ表面があてがわれた瞬間も、快感の律動は止まらない。

 ついに根元までねじ込まれるが、そうすると気持ちよさも格段に上がり、動いていない膣内でも何度も連続して脈打ち続けてしまう。

 それでも彼女は飽き足らずに、さらにエッチな腰使いでペニスをずにゅずにゅうとしごき立てる。すると、絶頂時の多幸感はさらに格段に増し、そして脈打ち速度も速くなるのだった。

 座位挿入も交代で行われ、僕は何日もかけてお姉さんたちと交わり続けた。交代でペニスをオンナから引き抜いた直後、背後に控えていた女性が両手を伸ばしてペニスを掴み、丹念にしごき上げていく。

 手コキでも容赦なくイかされ続け、その直後にオンナがペニスをすっぽり飲み込む。つまり、一秒たりともペニスは休むことを許されず、快楽一辺倒に晒され続けるわけだ。

 宴は、何年経っても変わらない。それでいて、決して飽きることなく、僕は性の奴隷となり続けた。

 小柄美女たちは、遠くの世界から次々と現れる。どうやら、現実世界から大勢の女性が、夢としてこの世界に召喚され、記憶を操作された上で、強化、そして背の高さを調節された形でやってくるのだろう。僕は文字どおり、世界中の女性と交わらなければならないのだろうか。

 彼女たちは快楽を愉しみ、自分がイクまでは、決して僕を離さないようになっていった。何ヶ月かかろうと、何万回僕が射精しようと、お構いなしだった。そうして、満足した女性たちは現実世界に帰っていく。その間、彼女にとっては、一晩しか時間が経っていない。僕が何年経過しようと、だ。

 それが延々とくり返される。

 僕は発狂もできずに、ただただ、快楽をむさぼり、対価として精を魔族に捧げるだけの存在になった。そして……とっくに、その状況を心から受け入れ、愉しみ、ひたすら没頭するばかりとなったのである。



###ゲームオーバー###


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