ねこまた2−2


 ここは正攻法で行こう。僕は目の前にいたショートカットの娘に抱きつきキスをすると、思い切って彼女の上にのしかかる。大人の色香に満ちた相手と先に戦って、余計な精力を消費するのは避けておきたい。この手の小娘猫は、補助攻撃がやっかいだというのもあるので、定石通り、一番弱そうな敵を先に倒して人数を減らして、戦局を有利に運ぶのだ。

 僕が上から優しく子猫ちゃんを抱き締めると、彼女の方もそれに応えて、脚を開いて下半身で僕を包み込み、なめらかに僕の足にふとももをこすってくれた。それでいて上半身の方は、肩をすくめるようにして、僕の腕の中にすっぽり収まるように、すこし震えながら縮こまっている。すべすべの肌が僕の胸の中ですこしずつ動き続けるので、心地よい感触が上半身にモゾモゾ伝わってくる。

 これで、彼女はペニスを受け入れやすい体勢を取ったことになり、いつでも挿入が可能な状態となった。先端がオンナ表面にこすれている。上半身は僕に包まれているものの、彼女の足はいつしかしっかり僕の膝裏をとらえ、下半身は逆に僕が彼女に包まれてしまっている状態だ。

 彼女の全身、ねこまたならではの吸いつくような肌触りが心地よい。小柄な娘の若々しい感触が、僕に抱かれながらかわいらしくうごめくことによって、魔性のなめらかさとなって下から僕に刻みつけられるのだ。これに加えて、これまでの戦いによって蓄積されてきたねこまたの呪いが猛威をふるっている。この戦闘の前に多少軽減されているものの、依然として残っていた呪いの力によって、こちらも弱体化しており、性感神経が過敏となり、ひときわ感じやすくなっているので、彼女を抱き締めただけであっても、こちらが受ける快感や安心感もひとしおなのだ。

 童顔の女の子ねこまたは、かわいらしい笑顔で、ぱっちりした目をより目ぎみにしながら、上目遣いで、僕の目をじっと覗き込んでくる。彼女はすでに、僕のすべてを受け入れてくれていた。

 なんてかわいいんだ。そう思った次の瞬間、僕のお尻に圧力がかかり、上から押されるのを感じた。上下が狭いので、振り返って様子を見ることはできなかったけれども、生手の感触ではないことは分かった。やわらかくてツルツルしているものの、上品な布の質感が、女の手のひらを遮っていた。まちがいない、そばにいたメ●ィアの手袋の感触が、お尻をスベスベとまさぐりながら、ぐっと力強く押してきたのだ。

 ほぼ同時に、下で僕に抱かれる女の子ねこまたも、あどけない顔をくずさないままぐっと腰を持ち上げ、自分からもペニスを飲み込んでくる。すでにペニス先端は、オンナ表面のツルツルのワレメのところをこすりあげ、入るか入らないかギリギリのところを行ったり来たりしていたので、あとほんの少し、力を入れるだけで、すぐにでも挿入が果たせる状態になっていた。そこへ上から下から、甘美な圧力が一気にかかってきたのだから、ひとたまりもなかった。先っぽが入ったかと思うと、ペニスは一挙に下の娘のオンナに根本まで包まれてしまった。

 ねこまたならではの、あまりにも優しい、とろけるような強い締まりが、一気にペニスに襲いかかる。ヒダが弁のようにペニスにひっかかり、敏感なところに的確に食い込みつつしっかりと絡みついて吸い上げてくる。これで、わずかな出し入れの動きはできても、抜くことはおろか激しい責めもできなくなった。この名器の感触に耐えつつ、ゆっくり腰を動かして感じさせ、愛撫攻撃と併用して高めてあげるのが、これまでの勝ちパターンだったのだが…。

 今回は3人いる。これまでどおりというわけに行かないのは明らかだった。●ディアのそばで待機していたおねえさん猫が、なめらかな肌触りを武器に上にのしかかってくる。彼女の胸が僕の背中に密着し、首筋にもやわらかい唇が吸いついた。おねえさんの、背後からの連続キス攻撃が何ともくすぐったい。背骨に沿う密着キスは、たまらなく心地よかった。彼女の腰部分がちょうど僕のお尻の上に来ると、彼女は脚を開いて僕の臀部をふとももで包み込み、密着したまま体を固定してきた。

 これで、磨き抜かれたきめの細かい肌が僕を上下から挟み込んでくる体勢ができあがった。床が適度に沈み、なおかつ重量に対して耐性のあるネコマタたちにとって、この体勢は苦痛ではない。むしろ、サンドイッチされ、上下からムニムニと女体の弾力を味わわされる僕の方が、性感ダメージのうめき声をあげるハメに陥ったのである。

 上下から密着して包み込まれ、モゾモゾと動かれ、極上の肌を刻みつけられている。彼女たちが小刻みに動くたびに、吸いつくような、みずみずしい皮膚が僕の肌に食い込み、もちもちと引っ張るようにしてこすれていく。胸はもちろん肩も、おなかも、ふとももも、膝やくるぶしでさえも、そうやって僕を感じさせ、全身から精力を削り取っていく。上からの圧迫が、いっそうやわ肌を僕に食い込ませ、がっちりと挟んで僕を固定してくれている。ここまできつく密着してしまうと、手足も自由に動かせず、愛撫攻撃もままならない。

 それに加えて、彼女たちの視線や吐息を浴びるたびに、呪いの効力も大きくなっていった。ねこまたに見られるだけで、さらには彼女たちに息を吹きかけられればなおさら、男は性欲を高められ、急ピッチで精子が溜め込まれる。おまけに、全身の性感神経が開発され、どんどん敏感になっていく。回数を重ねるほど、また、長時間に及ぶほど、大量の淫息や視線の呪いを浴びることになり、ますます感じやすく、イキやすくなってしまう。しかもそれが、3人分まとめて一気に襲いかかってきている。彼女たちは僕を包み込みながら、じっと僕を見つめ続けている。強い呪いの力が、僕を弱体化し続けていた。

 そんな中で、上下密着サンドイッチで女の全身の感触をこれでもかと送り込まれている。防御力は地に落ち、半ば脱力しているところへ、ダイレクトにスベスベの体が僕を包み、心地よく圧迫している。予想をはるかに上回る快感だった。さらにペニスは、あどけないネコ娘の膣に揉みしだかれ、締め上げられつつ、ヒダにくすぐられ続けているのだ。腰の筋力がしびれるように脱力し、快楽以外のすべての感覚がマヒしているみたいに自制がきかなくなっている。

 上から僕を圧迫しているおねえさんが、ぐにぐにと腰をゆらし始めた。お尻を滑るやわ肌の動きが前にも増して活発になり、腰がしびれて力が入らない状態であっても、何をされているのかは十分に理解できた。彼女は僕の臀部を内股で包み込むように大きく挟み込むと、強く大きく、僕の腰を上下左右前後、ランダムにゆり動かしているのだ。その動きは、身動きの取れない僕とは裏腹に、あまりにも大きくなめらかだった。

 こうなると僕の腰も勝手に動かされることになり、僕は”自分から”下の少女妖怪のオンナめがけて腰を振る格好となった。上から押されると、僕の腰は下の娘の膣に激しくペニスを出し入れし、そして彼女の膣にしごかれまくる。変幻自在に上のおねえさんが腰をくねらせると、ペニスは甘美な膣の具合をますます心地よく変え、一番感じるようにくい込んで締め上げつつ揉みしだかれた。

 おねえさんは、上半身を大きくゆっくりとくねらせ滑らせ、相変わらずふくよかな胸を僕の背中に刻みつけて、絶妙なダメージを送り込んでいる。その一方で、腰だけは動きを変え、震えるように上下左右ランダムに小さく僕のお尻をゆらし続けた。するとペニスが小刻みに下の子のオンナにしごかれていく。上下でぴったり息の合った連携が出来上がっているみたいだった。

 その証拠に、下でペニスを飲み込み、くい込んで離さない娘妖怪まで、僕をただ受け入れてマグロを決め込んでいるわけではなく、上の美女とリズムを合わせ、しっかりしたタイミングでみずから下腹部を上下させてきている。これによってペニスはますます奥まで根本まで膣にくい込み、くすぐったい性感の心地よさにますます翻弄されてしまう。力すら入らない僕は、彼女たちの動きに身を任せてしまっている。

 僕たちの体が上下に大きくゆれ動いている。上からも下からも僕の腰を強く押し、はね上げ続けているのだから、僕たち3人の体ごとリズミカルに上下してしまうのは当然のことであった。さらに、上下サンドイッチの状況にも対応して作られているのだろう、天井や床が強い弾力でもって適度に沈み、伸縮するように設計されているため、僕たちが上下するたびに天井も床もリズミカルに押し返してくることになる。その結果、トランポリンではねているみたいに、3人の体がますます強く上下していくことになるのだ。

 そんな中、上のおねえさんは、胸を僕の背中にこすりつけながら、正確にリズムをとってリードしてくれている。下の娘ねこまたは、あくまで姉貴分の動きに調子を合わせて、腰を突き動かしているにすぎない。これによって、ムニムニ包まれる快感と呪いの力がますます強くなり、精力がみるみるうちに目減りしていく。

 このままではまずい。何とかして反撃しなければ。とはいうものの、こうまで上から下からきつく密着して挟まれてしまっては、思うように体を動かすことはできない。ましてや、上下のねこまたたちのリードと、とろけそうな快楽によって、腰が脱力し、しびれるような状態になって、自分からは動かせなくなっているのだ。ただひたすら、女たちの動きにリードされるばかりの状態である。これでは、やれることもおのずから限られてきてしまう。

 仕方ないので、僕はかろうじて動かすことのできる両手を駆使して、上下の女たちに愛撫攻撃を加えることにした。もちろん、胸やオンナなどの大事な部分は僕の体に密着し、塞がっているので、下の娘にキスをしながら彼女の首すじや脇腹を攻撃し、同時に上のおねえさんの腕やわきの下を責める…こんなことしかできなかった。

 ショートカット妖怪の方は息をますます荒くして、僕の手でつむぎ出されるくすぐったさを性感ダメージに換えつつ、ますます妖しく腰をくねらせてくる。上の美女に対しては、あまり手が届かないこともあって、ノーダメージだ。下の子はそれなりに感じてくれているものの、責められる部位が限られている以上、決定的なダメージには至らない。

 苦戦しているところへ、さらに追い打ちがかかった。誰かが後ろから、僕の足を開いてきたのだ。上下ねこまたに挟まれて身動きが取れないため、振り返って後ろを見ることができない。僕たちの後ろに控えていたメディ●に対して、僕のアナルや会陰や玉袋はあまりにも無防備であった。スベスベの絹の手袋の感触が内股に伝わってくる。

 「もーっ、私だけのけものなんてズルイですよー。」明るい声が後ろから聞こえてくる。さわさわと細い指の手袋が僕の内股をさすり続ける。ツルツルの手袋の動きは、内股や足の付け根のくすぐったいところを容赦なくゾクゾクさせた。くすぐったく感じやすいツボを指先でくすぐりつつ、全体まんべんなくさすってくれて、性交の快楽をたくみに倍増させるのだった。精力の目減りがさらに加速する。

 僕たち3人が激しく上下に動き続けているにもかかわらず、メ●ィアたんの両手はこれに合わせて的確に上下についてきて、スベスベとくすぐったく僕の足を撫で続けた。手の動きはますます大きくいやらしく加速していき、もはや内股のみならず後ろ足や臀部の付け根、膝の裏や足の裏にさえ広がっていった。

 手袋越しであるにもかかわらず、絶妙なテクニックによって、彼女の手は生手以上の快感をつむぎ出すことができた。…否、おそらくは、手袋をしたままであっても十分僕を感じさせ続けるだけの、絶対的な自信があるのだろう。――彼女が手袋を外して、スベスベに加えて吸いつくようなしっとり感がプラスされた時、僕は果たして持ちこたえられるのかどうか、まったく自信がない。

 後ろを向くこともできず、もちろん手などで振り払うこともできない僕は、ただひたすら彼女の指先の魔術をたっぷりたんのうするほかはなかった。他の上下二人に対してと同様、ニコニコ丸顔メイドに対しても、僕はなすがままに身を任せるばかりであった。

 「手袋メイドの熟練の手技を見せてあげます!」そう言うとメディ●アは、ついに片手を玉袋に添えてきた。全体をフワフワとまさぐり、揉み、しきりにさすり続ける。時折、素早い指先がたくみに玉袋の付け根からスジに沿って、いたずらにくすぐってくれたりもした。その都度、くすぐったい快感がじわじわと股間から全身めがけて駆けめぐり、いたずらに射精感を強めていくのだった。

 だが、彼女の戦慄の本領は、まさにこれから発揮されるのだった。もう片方の手の、細い指先は、手袋のまま僕のアナルに狙いを定める。「ちょっ…! ソコは…だめっ!!」そうは言っても、この体勢では上下にも左右にも逃れるすべはなかった。どんなに動いても、上から下から挟まれているので、もちろん自分の手もまったく届かず、アナルに添えられたしなやかな指は、どっちに腰をひねろうと、正確についてきて、絹の滑らかさを利用し、閉ざされた菊をまさにこじ開けようと、いやらしくうごめく。

 ずぬ。「ひああっ!」僕がツンとしたお尻の感覚に悲鳴を上げると、それを合図に、上下のネコマタたちの動きが、急にゆっくりとなまめかしくなった。メディ●さまのしなやかな指が、絹の手袋ごと僕のアナルにねじ込まれ、じわじわと前立腺をいじめ始めたのに合わせて、他のネコマタたちは激しい動きからスローなテクニックに切り換えたのだ。

 動きがスローになったからといって、刺激が減少したわけではなかった。むしろしっとりとした心地よさで全身をいたぶる悦楽は甘く倍増したのである。

 上下運動はあくまでじっくりいとおしむような動きなのに、時折、下の娘が左右に腰をひねり、ペニスを変幻自在にこねくり回してくる。さっきまでの激しい動きとは打って変わって、僕の細胞を一つ一つ丁寧に愛してくれるかのように、きめ細かい配慮でしっかりと快感を送り込んでくる。ゆったりとした動きで、しかし的確に僕の乳首に自分の乳首を這わせ、感じやすいところに乳房のふくらみを余すところなく覆い被せつつ、心地よさが最大になるようにムニムニと揉みしだいている。

 下の娘の手は丹念に僕の肩や腕をなで回し、きめの細かいほっぺをしきりに僕の顔にこすりつけて、スベスベと追いつめていく。ほんのりと赤く上気した丸っこい頬は、白く透き通るように僕の頬に吸いついて、なおかつ僕の耳にしっかり息を吹きかけてくれた。

 上の妖艶な美女妖怪も、ぐっと腰を落として密着度を高めることに集中する一方で、上半身を大きく僕の背中で滑らせ、しっかり上から僕の手の甲を握ってくれる。彼女の乳房もまた、僕の背中をゆっくりと大きく滑り、ゾクゾクとした柔らか感触を的確に送り込んできた。激しくない代わりに、背中の性感神経をゆっくり優しく、かつ余すところなくかわいがり続けてくれた。

 そしてペニスをむさぼっている膣は、根本までしっかりくわえ込みながら、上の妖怪の動きによってゆっくりと出し入れされ、ぬとぬとと吸いつきながらも、ペニスのすべての快感ポイントを細胞レベルで丹念にかわいがるヒダによってしごかれてしまっている。素早いしごきがない代わりに、体の奥からじわっじわっとくすぐったい気持ち良さを演出してくれた。そして全体を優しく、きつく、甘く、執拗に揉みしだき続けている。

 そうしたねっとり絡み付くようなサンドイッチ攻撃とは裏腹に、●ディアの指の動きはあまりにも素早かった。両手を駆使して持ち前のスピードを生かし、無防備な部位を激しくくすぐり、刺激し、強烈な快感を送り込んでくる。玉袋とアナルはこれでもかと指先の魔術に翻弄され、ペニスに送り込まれるじわりとした心地よさと絶妙なハーモニーを奏でつつ、執拗に射精感を高め続けた。

 指先が前立腺を強く素早くこねくり回している。アナル周辺のいたずらな指は、執拗にくすぐったいところを這い回り、体の内からも外からも気持ちよくなれるよう、片手の指を全部ばらばらに動かして僕のお尻を責め続けた。もう片方の彼女の手は、玉袋や会陰を激しくかわいがっている。蟻の門渡りと呼ばれる、体内の性感神経に直通する心地よい部分をつつっと指でなぞり、時折ぐりぐり優しく圧迫する。いけない指先は玉袋全体をくすぐったり、玉袋の収束している奥のくすぐったいスジ部分を集中してかわいがったりし、さらに玉袋全体を手のひらや甲でスベスベと撫でさすり、優しく揉み上げてくれることもあった。それら一連の行為が、両手で、矢継ぎ早にくり出され、休む間もなく様々な攻撃にさらされている。

 しかもそれらの攻撃が、すべてメデ●アの生手ではなく、手袋越しに行われているのだ。女手の吸いつくようなむっちりした感覚がない代わりに、ツルツルした心地よい感触がペニスの奥や周辺までもコショコショと刺激して、とても補助攻撃とは思えない快楽を僕の股間に愉しませてくれる。

 「ああっ! だめ!」僕は一気に大ダメージを受け、思わずこの体勢を脱出しようとした。呪いの力で、僕の感度はピークに達し、精巣にはたっぷり子種が蓄えられている。そこへ出せ出せと3人がかりで容赦ない快感を送り込まれ、耐えきれなくなったのだ。上からも下からもなまめかしい攻撃が密着し、お尻や玉袋にもくすぐったい攻撃が激しく繰り広げられて、ぐんぐん射精の瞬間が近づいていった。

 だが、上へ逃れようにもおねえさんがしっかりとおおいかぶさっているし、下の娘のオンナもがっちりペニスをくわえ込んで離してくれない。上下からしっかり挟み込まれ抱かれていては、前後への脱出も難しい。もちろん、メディ●の指先も激しさを増しており、僕を脱力させ戦意喪失させ、ますます脱出を困難にしている。このまま出してしまうしかないというのか。

 「イキそうなんですか? 私の中に出しちゃっていいんですよ?」「出してあげなよ。もうこれ以上ガマンしないで? ね?」「いっぱい出せるように、もっとむにむに溜め込んであげますよー」ネコマタたちが甘くささやくとさらに脳天がしびれる。

 ●ディアが玉袋を手のひらで包み込んだ。その瞬間、電撃のような快感と、全身を包み込むような安堵感に襲われ、じわっと一気に射精感が広がった。いつの間にか手袋を脱いだ彼女のしっとりした手のひらの感触が、玉袋を熱くたぎらせる。柔らかい手のひらの感触が直に玉袋を包み込み、それでいて吸い付くような肌触りが優しくまとわりついている。揉むでもなくさするでもなく、すっぽり手のひらに納めるだけの攻撃であったが、まるで初めて女の人に手を握られた時のような、じわりとした心地よさが全身に広がっているのだ。メディアの手のひらからは、ねこまた特有の魔力が秘められていたのだろう、精子がさらに急ピッチで溜め込まれ、内部がぎゅうぎゅうになった。出したくてたまらなくなる。いや…もはや体が自動的に射精の準備を始めていたと言った方が正確だろう。

 「ほれほれ!」上のネコマタが再び激しく腰を動かしてきた。いよいよ仕上げに入ったのだ。これと対照的に、下の娘はゆっくりとだが大きく左右に腰をひねり続けた。激しく素早い上下運動に対して、ゆっくりくねっていくなまめかしい下の子の腰使いが相まって、ペニスが彼女のオンナを突くたびに、ひねられた膣の形が変幻自在に変わっていく。

 出し入れするたびにオンナの感触が変わっていく。まるで千人の女性に一回ずつ挿入しては次のオンナに入れているみたいに、右曲がり左曲がり、締まり方やヒダの位置・数、奥行きなどが変化していく。下の娘の腰の動きがゆっくりなため、ペニスは揉みしだかれながら、素早く出し入れするたびに膣のゆがみ具合が変わっていくのだ。

 決して離してくれない千変万化のオンナにかわいがられ、僕は思わずショートカットの娘に体重を預けたまま強く抱きしめた。腰は自動的に上のお姉さんに降らされている。メディアは左手で玉袋を包み込んだままひたすら精子生産を加速させ続けつつ、右手で相変わらずアナルを犯し続けていた。その右手指先でさえ、手袋を脱いだなまのしっとり細い指であった。ついに、そのムチュッとした唇が僕の会陰に吸い付いたとき、僕は限界を突破した。

 さんざん溜め込まれ、玉袋も会陰も快感一色になったとき、僕は下の娘のほっぺに自分の顔をこすりつけつつ、何もかもを忘却した。上下密着の心地よさをかみしめながら、精子を放出し始めた。

 溜めに溜めた体液が一気に女の子の膣内に送り込まれるかと思ったが、尿道を通る液量が限られているためか、はたまた玉袋を包み込んで精子を外部から操作しているメディアの魔力によるものかはわからないが、瞬時にして出し尽くすということがなかった。

 一回の脈打ちによる放出量は通常どおりのようだ。ただ、ネコマタ3人がかりによる集中快感攻撃にさんざん曝されていたために、律動の速度は通常よりもずいぶん速かった。その分、一秒間に放出される量は多くなり、射精時の快感も何倍にもなる。

 それにもかかわらず、それまでさんざん溜め込まれた精液はなかなか全部は放出できず、2分以上は脈打ち続けたのである。膣へと放出される液体は相当な量であるが、最大の快感を紡ぎ出せるペースで長時間にわたって、小分けされて射精が続いた。

 当然、その間中、僕は絶頂の多幸感覚をひたすら味わい続けることとなった。

 やっと放出が終わると、脱力に加えて気を失いそうな感覚に襲われた。頭の中が真っ白になった後は、目の前が真っ暗になる。「ああっ…出ちゃった…」そうつぶやくと、僕は完全に脱力し、妖怪たちに挟み込まれたまま、射精の余韻と満足感に浸ってしまった。

 だが、これで終わるわけではないのもわかっていた。あと1分もすれば肉体改造が完了し、再び性欲がぶり返す。そうなればもう、僕は元に戻ることができない。ネコマタたちもそれが分かっているので、ペニスはあどけない妖怪の膣に入りっぱなしで抜いてくれないし、お姉さんも背中を包み込んだままだ。もちろん、メディアのいやらしくも優しい手は玉袋を包んだまま、細い指先はお尻の穴に奥までねじ込まれたままである。

 女の子たちがわずかに動いただけで、彼女たちのしっとり吸い付くような汗によってベリベリと肌が引き合いながら離れる。そのきめの細かい美少女たちの感触を味わいながら、僕はだんだん動物になっていった。

 このサンドイッチの体勢のまま、どんどん抜いてほしい。そして交代でみんなの体で出し続けたい。我を忘れた僕は、ただひたすら、そればかりを願うのであった。


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