ドール2−4
 

 やっぱり攻撃力を取ろう。このドール三体を相手に長期戦は避けたい。一気に三体纏めて倒すのは難しいけど、一体ずつ確実に素早く倒して行った方が結局早く倒せるだろう。

 僕はドール達を振り払って立ち上がった。ふわり…ドール達が魔力を使って宙に浮く。「ふん…魔力を浪費してくれるのはありがたい。」「残念ね。私達の魔力は無限なの。『ないと・めあ』さまから無尽蔵に供給されるからね。」「!」

 やっぱり魔法で弱体化という作戦はまったく通じないみたいだ。幸い責めれば敵は感じてくれるから、こうなったら自分の肉体で倒すしかない。

 上半身裸のドール達だったが、メイドドールが頭飾り以外全部取ってしまった。その代わり清純派ドールが服を着た。真面目な感じのブレザーのめがねっ子が妖しく微笑む。彼女のスカートから白い生地が落ちる。小さなパンティとブルマだった。その清楚な制服の下はノーパンという訳か。

 金髪ドールは上半身裸、下はぴっちりジーンズパンツの格好のままだった。「さあ、誰の中で吸い取ってあげましょうか。」「…少なくてもお前はいやだ。」「あら。嫌われたものね。」金髪がフッと消えてしまった。

 金髪を捜す暇を与えてくれなかった。「おにいちゃん…」清純めがね娘がしっとりした視線を向けて来る。彼女はすうっと下に降りて僕の股間の所に来た。最初の相手はこの子か。

 めがねっ娘はしっとりした視線のままスカートを捲り上げてペニスに引っ掛けた。そして両足を亀頭でスリスリしてから仰向けの体勢になる。先っぽがドールのオンナに触れるとオンナが広がり始める。亀頭の曲線に合わせてあっさりと伸びて行くワレメ。彼女はペニスをやさしく圧迫しながらどんどん体を捻じ込んで行った。

 「うっく…」思った通りの感触だ。ドールの中は只きついだけじゃなくてグニグニと別の生き物のように絶えず蠢き棒全体を揉み続けている。根元まですっぽり包み込むとドール全体がバイブ運動を始めた。

 全体の揉みしだき攻撃とは別個の動きが僕の亀頭を刺激し続ける。まるでオンナの奥に舌が伸びていてそれが亀頭周辺から裏スジまでを舐め続けているみたいだ。ざらついたやわらかい突起がペニスのヒダをうねうねと刺激する。

 棒全体の締め付け攻撃と亀頭集中攻撃のダブルパンチ、ドール全体がバイブする刺激、それに加えて清純な子が僕に張り付いたまま上下左右に体を揺り動かして来るんだ。その動きが激しく、僕のペニスに張り付いた小さなおもちゃが自在に股間をこねくり回している。

 ドールの肌の感触はペニス周辺の僕の肌に吸い付きながら這い回りしっかり快感を与えて来る。彼女は目を細めて僕を見つめ続ける。「スキ…おにいちゃん…好きですぅ…」キラキラした目の輝きがしっとり僕の目を見ながら、体全体を大きく揺らしてペニスをむさぼって行った。

 真面目そうな清純な子が激しく動くギャップがいやらしかった。だめだ、そのブレザー姿のまま犯され続けたら「こんな可愛らしいあどけない子が積極的に責める」魅了攻撃から逃れられない。全部剥ぎ取って全裸にしてしまった方がマシだ。

 「ふぐあっ!?」僕が長髪マ●チの制服に手を伸ばそうとしたとたん、下腹部に別の快感が突然送り込まれた!玉袋とお尻の穴が刺激されている!僕は思わず腰を引いて呻いた。上半身が前のめりになるが快感は衰えずそれ所かアナルに強い刺激が送り込まれた。

 しまった、金髪とメイドの事を忘れていた。「うふふ…ご主人様のみるく袋、丸くてかわいいですわ。」「こっちもしっかり開発されているのね。前立腺の辺りをこねくり回されて気持ちいいでしょう?」肌触りからこの二体はとっくに全裸になってる事が分かった。

 メイドが玉袋に張り付いて自慢の肌で擦ったり全身で揉みしだいたりして来る。お尻の穴を細い両手が捻じ込まれてグリグリ刺激されている。「うあ…やめ…」僕は手を後ろに回して金髪ドールだけでも引き剥がそうとした。

 ヴヴヴヴヴ…!二体のドールも全身を震わせた。その新たな刺激にまた僕は固まってしまった。だめだ、このままの体勢は不利だ。精力がどんどん削り取られている。何とか一体ずつ相手するようにしなければ。

 くりゅっくりゅっ…お尻の刺激が変わった!細い腕が引き抜かれ、その代わり柔らかい軟体動物のようなくすぐったい感触が穴周辺を這い回り、またアナルに捻じ込まれて蠢く!この感覚は…女の舌の感触だ!でも相手は人形なのにどうして等身大の舌の感触が…?

 「いいよっ気持ちいいですぅ!」相変わらずめがねっ娘が激しく淫乱に全身を揺り動かし続けている。その口が大きく開くと、そこから赤い舌が飛び出した。その大きさは人間の女性とほとんど同じだった。顔面の大きさに似合わない位に大きな舌だった。「そう、これが私達の秘密兵器。」お尻を責める舌を休めて金髪が囁く。

 「私達には本物以上のやわらかさと突起とヌメリを帯びた舌が組み込まれてるの。普段は体の中に隠し、本番の時は中に入れたまま亀頭をかわいがる。もちろんディープキスもできる。そして挿入していないドールはココで男の人の全身をかわいがれるのです。」

 そうか、清純ドールのオンナの感触とは別の亀頭に感じた甘い刺激は、こいつの舌だったんだ。

 メイドドールの舌が玉袋をつついたり粘液を滴らせながら這い回ったりして来る。舌先が会陰を押すとじわりと体の奥が疼く。金髪ドールも再びお尻の穴をれぶれぶし始めた。僕の下半身、気持ちいい局部にドール達が集中して振動しながら刺激し続けている。

 ピッタリと下腹部に張り付いた三体のドールはそれぞれの担当を丁寧に愛撫する。玉袋も会陰も、お尻の穴も、ドール達の舌先や柔肌に晒され、熱く反応している。ここに集中していた僕の性感帯はくまなく刺激され、休んでいる神経はすべてたたき起こされて動員される。性感神経は僕の精巣に甘い指令を送り続け、意志とは裏腹に精子がどんどん生産されて溜め込まれて行った。

 溜め込まれた精子をパンパンに詰めた玉袋がコチョコチョされると今度はそれを押し出す指令に変わって行く。アナルの刺激が生殖器官に大きく脈打つように促し続けた。下半身からくすぐったさが上に向かってじわじわと侵食したかと思うと突然電撃のように快感が全身を駆け巡った。

 このままではイッてしまう。今できる抵抗といえば射精を我慢しながらペニスに張り付いているドールから倒してしまう事だ。その為には清純なブレザーを剥ぎ取らないと。僕は快感に腰をくねらせながらも何とか彼女の小さな服に手を掛けた。

 めがねドールは舌を引っ込めてきつい空間の中に捻じ込み、再び亀頭を舐め上げた。特に裏筋のヒダの部分を強くこすり付けるように丹念に刺激して来る。グニグニとオンナがうごめきながらペニスはドールの体の動きに翻弄された。上下左右に淫らな壁が棒を圧迫し、二重三重の揉みしだき攻撃を繰り出している。その動きが玉袋やアナルに強制的に送り込まれた「射精指令」を「射精命令」に変えて行く。精液を吸い出そうとドール達がひっきりなしに僕を快感の渦に飲み込んで行った。

 僕は快感に堪えながら何とかめがねドールの服を剥ぎ取り、その魅惑のめがねも外した。彼女の体の中心が棒状に膨らみ、外からでも自分のペニスの形が分かった。真空パックしているみたいに盛り上がった部分が全体で蠢き、僕を射精させようと待ち構えていた。

 僕はアナルや玉袋のドールの攻撃に耐えながらミドリの体をワシづかみにして前後に出し入れした。「あっそれだめえっっ!」バイブとは違う震えがペニスを襲う。間違いなく彼女は感じまくっている。入れっぱなしの時より亀頭攻撃が和らぐので助かる。只その代わりいやらしい筒が棒をしごき上げる事になる…自分の手で。

 まだ精力は半分弱ある。魔性のおもちゃのエッチな攻撃に果てる前に全員を同じように倒してしまおう。挿入してドールごと自分のペニスをしごく。ボディの内部にたっぷり備わっている彼女達の性感帯を余す所なく刺激し続けるんだ。僕の両手の動きが早くなった。

 「すごい!すごいですぅ!気持ちいいよぉ!」快感に我を忘れながら緑髪のドールは髪を振り乱して悦んでいる。この調子ならもう少しでこのドールを倒せそうだ。後二人残っているのだから急がないと。こっちの精力もやばくなる。

 「あはあっいん…うくぅ!ウンウン…ああ〜っ!」人形はよがりながらもペニスを刺激し続けた。僕も一心不乱に手でドールを出し入れしてドールを刺激し続けた。段々脂汗が滲み出て来る。一体いつ…彼女は果てるんだ。ま、まだ、なのか…!

 「おにいちゃん!おにいちゃあん!」ぎゅむむっ!オンナが強く収縮してペニスをもぎゅもぎゅ絞る。「ううっ…もう…限界が…」溢れそうになった精液が尿道まで込み上げている。この状態で体の奥がドクドク脈打ったら終わりだ。僕は全身に力を入れ腰を強く引いたまま精液を奥に押し戻そうとした。

 じゅぽっじゅぽっ…じゅるるるるるる!!アナルの刺激が僕を脱力させる。そして玉袋をコロコロくすぐるメイドの動きが精液を再び押し出そうとした。

 「うう…まだ…なのかぁ…くっ…はぁはぁはぁ…ぜえぜえ…」「…。かわいそうだから教えてあげる。もう我慢しなくていいのよ?だって…」「ま、まさか…演技…」「いいえ、この子は本当に感じているのよ。幸せそうな顔をしてるでしょう?」「でもね。魔力に覆われた私達には『絶頂』という概念がないのよ。」「なっ…!?」

 「一体ドールは魔力が削られて始めて感じる事ができる。感じてしまえばイクまでノンストップ。だからあなたでも簡単に倒せたのです。」「でもご主人様。私達は魔力を削る前から感じる事ができるけど、感じるだけで魔力を取り除かないとイク事がないのです。絶頂する事無く快感だけを感じる事ができる体なのです。」「それが魔法媒体の特権!」「そんな…」

 という事は魔力を削らないと倒せないのは変わらないという事か。只「感じない」か「感じるけどイカナイ」の違いだったなんて!それに今の段階では彼女達の魔力を削る方法がない。つまり彼女達は無敵状態だ。「そ、そんなの…ずるいよ…」「あら。何もイク事がないなんて申してませんわ。ある方法でイク事ができるのですよ。」「一つは魔力を何らかの方法で奪う事。今のあなたには無理ね。そしてもう一つは…ふふふ…」

 「ねえおにいちゃん!もっとぉ!!」「あっ、だめえ!」僕は思わず両膝をついた。ドールを引き剥がそうと手を掛けたがよがり続けるドールがピッタリ吸い付いて離してくれない。

 「うああ…」僕は床に顔をつけて足を閉じ、力一杯ドールを引き剥がしにかかりながら腰を左右に振って快感を和らげようと無駄な努力をした。メイドドールは玉袋から離れて下に落ちたが金髪がお尻に張り付いたままだった。この体勢ではアナルはドールの前に露出されてしまう。どうぞ好きなようにいたぶって下さいと言っているような物だ。そのチャンスを金髪ドールは逃さず柔らかい舌を捻じ込んで最後の仕上げに入った。

 正座しながら上半身を倒してお尻を金髪に晒しながら、僕は射精しちゃだめだと頭の中で繰り返した。「えへへ…おにいちゃん…♪」張り付いているドールが激しい動きを止めた。ペニスを飲み込んだまま彼女は僕のお腹に吸い付いて来た。

 ぷにっぷにっ!「はうっ!」玉袋に刺激が加わる。メイドドールが横向きに僕のふとももの上に寝そべりながら、自分の体を玉袋に押し付けて来ていた。正座しているので玉袋は彼女の前に曝け出されている。玉袋の奥の付け根に細いドールの手が伸び、グリグリとやわらかい指サイズの手のひらが押し続けている。

 ぷるるるっ!オンナが大きく蠢いた。根元から亀頭にかけて波打つように蠕動し、精液を搾り出そうとしている。どんなに彼女を責めても決して倒せない事が分かったので僕はこの攻撃で自分の負けを認めるしかなかった。僕は小さなドールに手を回して強く抱き締め、うずくまった体勢のまま体内を大きく脈打たせた。

 お尻から腰周りまでがビクンビクンとかすかに震え続ける。脈打っている間中我慢を重ねた精液がドール目がけて放出されていた。僕は快感に心を奪われ気持ちいい感覚で頭の中が真っ白になる。何も考えられずに只精液を出す事だけがすべてとなった。いやらしい体液が尿道を通る度に僕は壊れて行く。全身を突き抜ける快感をアナルや玉袋への刺激が手助けし、只人形に出す事だけが思考を支配し続けた。

 溜め込まれた精子がすべて吸い出されても数回脈打ちが続く。脈打ちも段々フェードアウトして射精のプロセスが全部終った。「ああ〜…」体の力が抜けて行く。出し切った達成感と快感に支配されて緊張した筋肉の弛緩が僕の心を幸福に満たして行く。

 脱力した僕はその場で横に転がり、あお向けになった。そこでミドリは僕を放してくれた。

 「ふふふ…出してくれたのですね。」金髪が耳元で囁く。女の声を聞いたとたん僕はまた体の奥の性欲がジワジワと外側に向かって広がって行くのを感じた。それに呼応してペニスが再び甘美な感触に包みこまれ、亀頭が舌先でこねくり回された。「あん…ご主人さまぁ…私も気持ちよくして?ね?」やさしくいつくしむような視線を向けて●キドールが上下にゆっくりしなやかに動いている。あっという間に僕は高められた。性欲の固まりになったからだ。

 「ああっ、もう…」「いいのですよ?このまま…出して下さい。ね?」僕はとろけるような感覚と甘えるような安心感に包まれてメイドドールに放出した。金髪娘が耳元で四つんばいになっている。何も言わなくても彼女の要求は分かった。

 僕は大きさの違う相手にバックで挿入すべく亀頭をあてがった。回転する彼女の小さな腰を感じながら、僕はここが天国である事に今更ながら気づくのだった。

###ゲームオーバー###

戻る


メニューに戻る(ノーフレーム用)