ドッペルゲンガー2−4
 

 たとえドッペル3人が、一人一人実力が僕と同じでも、精力の削り方次第では3人相手でも勝てるかもしれない。自分自身でも、やり方によっては調子よくコトが運ぶときとヘマをするときがあるじゃないか。うまくやりさえすれば、攻撃力と防御力のアンバランスをついて、こっちの精力を温存して、敵を追いつめることもできるかもしれない。ここはがんばりどころだ。

 挿入して1人ずつ倒す地道な戦法を取る。そのさい一番大事なのは、やはり耐久力だ。自分と同じ攻撃力の相手でも、防御がしっかりしていれば、攻撃力を超える耐久のアンバランスによって、3人分のオンナでも耐え切れるのではないか。それに賭けるしかない。ここはオーソドックスに正常位だ。

 僕はドッペルの1人を押し倒して挿入、正常位で責めまくった。技術に走ることなく、正面切って愛し合う体位なら、この正常位が一番だ。密着しあう座位も魅力的で、おそらくは敵へのダメージも大きいだろうが、先にこっちが参っちまうからな。相手の弱点はこっちの弱点でもある。調整が難しいが、正常位なら弱点もへったくれもない、精力の削りあいだ。

 すかさず他のドッペルが僕の背中に貼りつく。これは想定内だ。正常位で攻防すれば、誰かが上からサポートしてくる。僕の弱点を知り尽くしていなくても、普通の女性でも気がつく攻撃だ。これまで何度も、正常位で戦ったときに上から覆いかぶさられてきた。慣れている。…といっても、このポジションで挟み込まれた場合、タイムリミットがある。上下から挟まれて密着され、上の女性の操作で勝手に腰を動かされてしまうから、長い時間この体勢でいるのは危険だ。早く倒さなければ出してしまう。僕はさらに気を込めて腰を振った。

 ここで相手の立場に立つ思考法だ。もし僕が3人目だったら…いうまでもない、後ろに回り込んで玉袋を責めるんだ。それ以外に責める場所なんてないし、正常位で上下挟まれての玉袋攻撃は思ったより快感ダメージが大きいからな。後ろからいいように弄ばれる快感もプラスされちまう。僕はしっかり足を閉じて玉袋と会陰を守った。お尻に力を入れてアナル攻撃もされないようにする。そしてそのままガンガン突き続ける。

 上の女性も僕の腰を押してサポートする。胸を背中に押しつけてこねくり回しつつ、腰をぐんっぐんっと強く押しつけて僕の腰を動かし、ペニスをはげしく出し入れさせるのだ。下のドッペルもただ受け入れているだけでなく、腰を左右に振ってペニスをかき回し、ダメージを与えてきた。まだ僕が自分からはげしく腰を振ることができているうちはだいじょうぶだ。こっちが危うくなってきたときに、この突きが持続させられるのが危険なんだ。

 僕が秘部をガードしているので、3人目は玉袋を責めることができず、僕の前にくる。そしてM字開脚してオンナを押し広げた。「ココを見ながら出してね。」なるほど、視覚攻撃に出たか。前を見ればあらわなオンナが、下を見ればドッペルのやさしい視線が僕を犯す算段だ。

 上のドッペルの攻撃がどんどんはげしくなってくる。下と上の女体のやわらかさが僕の体をどんどん圧迫し、全身を締めつけてくる。押しつけられる女体に精力消費がはげしくなってきた。しかも責めるペースをこちらで決めることはできない。上のドッペルがリズミカルに動いて僕の体を動かしてくるのだ。

 精力が削られる。正常位で群がられるこのポジションは、これまでに何度も受けてきて、こちらの精力が尽きる前になんとか乗り越えてきたのだった。しかしいまは、相手が自分と同じ実力のドッペルゲンガーだ。1人の精力を削るのにも時間がかかる。それを3人分というのは無謀だった。もし下のドッペルを倒しても、すかさず目の前のドッペルが滑り込んできて正常位に持ち込むに決まっている。精力が持たない。

 ここは仕切りなおしにしたほうがよさそうだ。僕は腰を引いてドッペルサンドイッチから逃れようとした。「…ここで相手の立場に立つ思考法だ。もしボクが上下挟まれてイキそうになったら…当然腰を引いて後方へ逃れようとする。」「なっ…!」背中に貼りついていたドッペルが体を滑らせ、僕のお尻にふとももを押しつけた。僕の真上にいたドッペルは後ろに滑り込み、後ろへの逃げ道を塞いだのだった。

 下のドッペルが僕の背中に手を回して押さえ込み、上にも逃げられないようにする。後ろからも、ぎゅっと押しつけてきて僕の腰を固め、もはやどこにも逃げられないようにする。「逃げるそぶりを見せるということは、あと少しで射精ということ。そうでしょ?」「あうう…」後ろからは上下運動が、下からは左右運動が襲い掛かる。僕は強制的に腰を振らされ、ペニスがオンナでしごかれている。それでいて下では腰が左右に大きくくねってペニスを揉みしだいていた。

 それでも下のドッペルは、相当精力を削られて息が荒くなっている。こうなったら…

 「さらに相手の立場に立つ思考法。キミは当然突撃に出る。つまり『こうなったら、全力で腰をふって下のドッペルゲンガーを倒して消えた瞬間に逃れよう』と考えるんだよね。」「うぐっ!?」見破られた! 「自分の精力を省みない捨て身の突撃ならなんとか脱出できるかもしれなかったけど、こっちもそれをみすみす許しはしないよ。」

 目の前でM開脚をしていたドッペルが滑り込んでくる。自分同士だから息がぴったり合い、下のドッペルと連携して一緒に滑り、下のドッペルはペニスを引き抜いて後方に移動、すかさずM字ドッペルが僕の下に滑り込んできてペニスをオンナに収めてしまった。まんまと交代され、精力が削られていないドッペルに締めつけられた。そして上下から同じようにペニスを翻弄するのだった。「これで突撃してもキミが先にイクことが確定する。おしまいだね。」「や、やめ…」

 さっきまで下にいたドッペルが僕の前に来て、オンナを押し広げた。「ほぉら。さっきまでキミのアソコを気持ちよくしていたところだよー? これをじっくり見ながら射精してね。」「あああ…」目の前に見せつけられたピンクの女性器に興奮してしまう。下では左右こねくり回しが、上からは上下運動が、しきりに僕を高めていく。

 新しく挿入してきたドッペルがいたずらっぽく微笑んで囁く。「くすくす。いい眺めでしょ。さっきまで入れていたオマンコが目の前にあってヒクヒクいってるよ? そしていまキミのアソコをかわいがっているのは、さっきまでキミが見つめていたボクのオマンコ。気持ちいいでしょ?」「ほらほら。もう耐え切れないはずだよ。力を抜いてご覧。ボクが腰ふってあげるから、もっと気持ちよくなれるよ?」上からも甘い囁きに翻弄される。おもわず力が抜ける。すると上のドッペルが力をいれて僕の腰を押し、快感が倍増した。

 「あふっ!」そのままオンナに発射。僕は目の前のオンナを見つめながら上下のドッペルの動きに身を預けて射精してしまった。すべてを出し尽くしたときのズンとした疲労感が全身を襲う。快感の余韻に何も考えられなくなり、僕はドッペルたちに包まれたまま身を預けて脈打ち続けた。

 脱力した僕は鏡の壁に背をもたれて座らされる。ジワジワと性欲が増していくのが実感できた。「…よく見てご覧。鏡に映った自分の姿を。」「…。」鏡に映ったいくつもの自分。だらしなく座った自分が前後左右上下に数え切れないほど映し出されている。そして、その自分の姿にはすべて、豊かな乳房がついていた。「意味がわかるよね。映る自分の姿すべてが女性になっている、つまりすべてがドッペルゲンガー!」

 「ああっ…」次から次へとドッペルたちが鏡から出てくる。彼女たちは僕に座位で結合すると全身こすりつけながら精を奪っていった。僕はセックスの虜となり、座ったままどんどん射精する。やればやるほど快感が高まり、入れたとたんイクようになっていた。それでも鏡に映る自分の数は無限。永遠の饗宴にふさわしい舞台といえる。


###ゲームオーバー###

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