ピクシー+エルフ+エルフィン2
 

 このままじっとしていては一方的に抜かれてしまうだけだ。とにかく目の前で攻撃に専念しているエルフたちをなんとかしなければ。攻撃役をつぶしてしまえば、残りの補助攻撃係も陣形を崩して僕を責めるしかない。そうなればこの完璧な役割分担も崩され、勝機が生まれる。

 幸いエルフたちは次から次へと僕に近づいては下半身に迫ってきている。それでいて挿入攻撃のようなぴったり張り付く戦法は取っていない。ヒット&アウェイでつかず離れず交代で連続攻撃をくりだしているんだ。つまり三人とも僕の攻撃射程内にい続けているということだ。

 挿入攻撃に持ち込まれなかったのはかえって幸運だった。極上のオンナに襲われでもすれば、この淫乱空間の中、きっと耐え切れなかっただろう。今なら三人まとめて百烈愛撫で倒すことができる。

 僕は身構え、ものすごいスピードでエルフたちの上半身を責めまくった。「おりああああっ!」ぶわああっ! 疾風のように拳が見切れなくなり、僕の指先が猛スピードでエルフたちの体の感じやすいところを次々さすり、突き、揉みしだく! 体を回転させると、百烈愛撫が360度吹き荒れ、周囲のエルフたちを満遍なくそして着実に感じさせる。エルフたちもただひたすら攻撃を受け続けるだけではない。彼女たちは防御もせずに僕の下腹部を次々責め続ける。身を守ることもしないで攻撃に専念しているのだ。文字どおり捨て身の攻撃役というわけか。それならこのまま…

 「ふむ、やはり早いな」「しかしキサマ程度の使い手なら2000年前に飽きるほど喰らっておるわ!」「お前は我らエルフにばかり気を取られている…自分が籠のなかの鳥であることを思い知るがよい。」

 エルフの手ごわさは言われなくても分かっている。彼女たちがその気になれば、僕の手を止めることができるだろう。彼女たちが攻撃に専念して、百烈愛撫攻撃を無視しているからこそ、相手にダメージが与えられているのだということも。それでも、とにかくチャンスなのに変わりはない。僕は彼女たちに捕まらないように気をつけながら、疾風の拳を彼女たちの肢体にくり出し続けた。

 「ごにょごにょ…スローダウン♪」上からかわいらしい声が響いた。すると僕の上に魔力の優しい風が降ってきて、燐粉のようにまとわりついた。この呪文はまさか…っ! 魔法の粉は僕の体の動きを徐々に鈍らせていく。しまった、これはスローダウンの魔法、相手の動きを10〜20分の一に遅くさせてしまうのだ。

 上にいるハイピクシーたちが唱えた魔法によって、僕の動きが鈍くなってしまう。疾風のような手の動きは、太極拳くらいのスピードにまで落とされた。自分が”籠のなかの鳥”であるということの意味をこの瞬間思い知ったのだった。

 僕が戦う様子を、塔のなかの10人の妖精たちが見ている。攻撃役がエルフ3人だから、彼女たちだけに気を取られてしまって視野が狭くなると、それ以外の7人の動きへのチェックがお留守になってしまう。そこに隙ができ、上から悠々と様子を見ていたハイピクシーが最善の魔法攻撃を仕掛けるというわけだ。

 僕の動きや攻撃、防御に合わせて、周囲の補助役が最善の行動を起こす。攻撃役は僕にダメージを与えると同時にかく乱させる役割をも持っている。僕がどうしようと、必ず敵が上を行くことができるのは、僕が徹底的に20の瞳に監視されているからなのだった。これが「籠のなかの鳥」の意味である。

 とにかく、僕の拳のスピードは地に落ちてしまった。どんなに愛撫の手を突き出しても、あまりにスローすぎて、素早いエルフは攻撃に専念しながら僕の手をことごとく避けてしまうのだった。もはや僕の動きは完全に相手に捕えられ、見切られてしまっていた。そこへエルフたちの攻撃が過酷さを増す。

 彼女たちは相変わらずのヒット&アウェイで、僕を攻撃しては離れていく。しかし、さっきよりも密着してくる時間が確実に長くなっている。さっきまでは一秒以内に離れる正確で俊敏な動きが僕を襲っていた。しかしいまは密着したうえじっくり3秒以上、僕の体をかわいがってくれている。柔らかい手でペニスをしごき、玉をさすり、全身をくすぐり、またその極上のプロポーションで僕の全身を撫でさすってくれる。

 スローダウンの呪縛は、僕の攻撃だけでなく、すべての動きに有効だ。エルフたちへの攻撃はおろか、つかまえることも、彼女たちの手から逃れることもできない。逃げようとしてもすぐに追い付かれてしまう。ただでさえ彼女たちのスピードは速く、ビデオ二倍速並の動きで男を翻弄することができる。それに加えてこっちの動きも判断力も鈍くなってしまっていて、エルフたちの動きにまるでついていけない。彼女たちの密着からのがれようと手を伸ばしたとたん、エルフは素早く身を離してしまい、反対側から別の美女がペニスに手を伸ばすありさまなのだ。

 こうして僕は、とくに彼女たちの手によって、徐々に精力を削られていった。同時に彼女たちの細くしなやかなふとももが、全方向から僕の足にスリスリこすりつけられる。僕の上半身はきりっと引き締まった豊乳が滑りまわっている。このエルフたちの連携攻撃が、じわじわと僕を追いつめていく。精力はすでに半分を切ってしまっている。それなのにこっちは相手の誰にも、まったくダメージを与えられないでいるのだ。大ピンチだ。

 このままじっと堪えて、スローダウンの効果が切れるのを待つしかない。切れてしまえば再び反撃に転じよう。僕は全身に力を入れ、精力消費を極力抑えた。

 「きゃはは〜☆ すろーすろースローダウ〜ン♪ みんなで連続スローーーだう〜〜んぬっ!」上空でハイピクシーたちが楽しそうに歌いながら連続してスローダウンの呪文を唱え続ける。連続してこの魔法を掛けられても、スピードダウンの度合いは変わらないが、効果が切れる頃に次の魔法がすかさず発動するので、僕のスピードがもとに戻ることはなかった。彼女たちは有り余る魔力をふんだんに使って、スローダウンを唱え続けている。

 「あううっっ! すっごいですぅ…!」周囲に座って淫気を発し続けるエルフィンが、それぞれ巨大なバイブレーターを取り出し、自分のオンナに導いた。オナニー用のマイバイブのようだった。彼女たちは自分の股間をまさぐって自ら感じ、愛液を揮発させて花の淫気を塔のなかに充満させ、僕を弱体化させる役割を背負っている。そのエルフィンたちが、感極まってペニス形のおもちゃを挿入してますます感じ、それだけ多くの愛液を分泌させようとしているのだ。

 これはエルフィンたちの捨て身の補助攻撃でもある。オナニーやバイブであっても、SBの最中であるかぎり立派な精力消費、オウンゴールみたいなものである。それも自分のお気に入りのマイバイブで感じまくっているのだから、エルフィンたちの精力消費も半端ではない。しかしそれだけに、指ではなかなか出てこなかった催淫体液が滝のように彼女たちのオンナから搾り出され、その濃い桜色の粘液は強烈なピンクの霧となって、塔の中にますます立ち込めるのだった。

 エルフィンのオウンゴールによって、僕の視界がだんだん悪くなってきた。エルフィンの体臭が濃くなり、しかも空気が外に逃げないので内にこもってピンクの霧が充満し、手を伸ばした先が見えないくらいになっている。この霧が僕一人の性欲をどんどん高め、精子も今以上に急ピッチで生産され、外に出たがっている。強烈な花の香りで頭がクラクラしてくる。

 エルフの直接攻撃がこれでもかと精力を削り、ハイピクシーの魔法、エルフィンの淫気が、僕に反撃もさせず一方的に弱体化させていった。初めから極上妖精10人との戦いが無謀なのはわかっていたが、まさかこれほどまで、塔の中での連携が壮絶だとは思わなかった。絶体絶命だ。

 「わあい、そろそろトドメの時間だね☆」「じゃあエルフさんの手の良さをもっと教えちゃおう。」「さんせいさんせーい! 女の手すべすべムニムニ〜♪」ピクシーたちがスローダウンを止め、呪文を変えた。もう僕のスピードがもとに戻っても、霧で視界が利かない状態でこれほど弱体化され、高められてしまっていては、なすすべがないと判断したのだろう。実際そのとおりだった。

 ハイピクシーが呪文を唱えると、ピンクの霧のなかに女の手の幻影があらわれ始めた。霧が三次元のスクリーンとなり、手の立体映像があちこちに大小たくさんあらわれる。細くしなやかな女の手のひら、指先、甲、手首、腕部分まで、小さいものから大きいものまで、あちこちに出てくる。

 女の手の幻影はしなやかにくねったり、幻影の男根をしごいたりくすぐるしぐさをしたりしてくる。そのやわらかさやスベスベ感、きめの細かさ、小ささや細さ、それでいてやさしく包み込んでくれるような艶かしさ。手の魅力のすべてが強調されるようにスクリーンに映し出されていた。

 このいやらしいホログラフ攻撃が、性欲のとりことなって弱体化され、イク寸前にまで高められた僕の脳を徹底的に犯した。あっという間に女の手に魅了され、スベスベの手を見るだけで欲情し、触りたい、触って欲しいと激しく渇望するまでになってしまった。手属性が開発されてしまう誘惑の魔法であった。

 エルフたちがヒット&アウェイ攻撃を止めた。僕の後ろと両側にピッタリ張り付き、全身の肌触りを僕に押し付けゆっくりこすりながら、その手にすべてをかける。後ろのエルフは僕の胸や上半身を、左右のエルフは僕のペニスや玉袋を、はげしくさすり、しごき、くすぐり、かわいがってくれた。

 手の幻影を見ながら、僕はじっさいに憧れの女手で全身を撫でさすられている。この状況に心臓が高鳴り、股間の奥の疼きが急激に高まった。これがすべて性感になって射精への誘因となっていく…もうだめだ。三人がかりの手コキ攻撃に、僕は腰をくねらせながら力が抜けていくのだった。その体をエルフたちがむっちり支えてくれている。

 「さらに駄目押しよ!」「ピクシー連携超絶魔法!」ハイピクシーたちが強力な魔力を解放させた。連携詠唱呪文が発動すると空間が震えた。その目に見えないエネルギーが僕の体にまとわりついた。エルフたちの手にも染み込んでいった。「さまざまな効果がセットで一度に発動する、複合超絶古代魔法だよー。いっちゃえー!」

 「う、うわああっ!」僕の性感神経が一気に開発された。体中のすべての神経が性感神経になってしまう。痛覚も味覚まで性感になるのだ。そして敏感の度合いも強烈になる。エルフィンの花の淫気がそこに容赦なく染み込んでいく。

 さらに、僕がイクのをガマンしよう、快感をこらえようと、なんとかギリギリのところで力を入れ、しかしエルフたちのやさしい攻撃につい脱力してしまい、また気を張るという戦いをしているのに、この古代魔法は、僕の体の抵抗力を奪って行った。力を入れようとしても脱力してしまって力が入らない。するとエルフたちの攻撃を防御なしにダイレクトに受けてしまうことになる。

 極めつけは、エルフたちの体の変化だ。彼女たちの毛穴のすべてから、にゅるにゅる催淫ローションが滲み出し始めたのだ。古代魔法は、女の体液をすべてを粘液状に変えてしまう。汗も皮膚呼吸もすべて強力な催淫ローションに変換させられる。これまでの攻撃役としての激しい運動が、僕を射精させようとする期待感が、彼女たちの全身を変えてしまった。

 とくにエルフたちの手は、まるでローションを固めて作った石鹸のようになり、あとからあとからどんどん滲み出てきて、手の攻撃力を格段に上げるのだった。そして彼女たちの手のスピードが倍になった。

 エルフたちは交代しながら僕の全身を撫でさすり、僕の体もにゅるにゅるにさせられる。柔らかい手のひらが僕の胸を揉みしだき、後ろから伸びた両手がやさしくペニスを滑っている。亀頭と玉袋が細い指先で素早くくすぐられ、ときおりヒダを掻き分けて冷たい指先が捻じ込まれた。

 エルフたちの責めは執拗を極めた。手のひらも甲も指先も、細くスベスベの腕までが、ペニスをしごきたて、くすぐり、揉みしだき、こすり上げていく。内股にも容赦なく女手が滑り込んでいる。その様子まで含めて、百を越える手の幻影が僕の周囲でうごめき続けていた。

 動くこともできずにひっきりなしに吸い込まされ続けていた、エルフィンの淫気で頭が朦朧としている。それでいて心のどこかで、何とか脱出しなければ、抵抗しなければと思うのだが、体に力が入らず、どうすることもできない。もはや骨のずいまで魔法と淫気に毒され、すべての細胞が性感となって僕に射精を促している。そこへエルフたちの執拗で素早くやさしい手コキ攻撃が休むことなくペニスを責め上げた。

 「ああっ出ちゃうっ!」朦朧とした僕の顔をきりっとしたエルフたちがじっと見つめる。「いいよ…いっぱい私たちの手で出しな。全部受け止めてあげるよ?」彼女たちはやさしく微笑んだ。「あううっ!」初めて見る顔だ。エルフは人間嫌いで、いつもツンツンしている。こんなやさしい微笑など見たことがなかった。それが逆に、僕の最後の心のタガを外したのだった。出していいんだ、本気でそう思った。

 次の瞬間、我慢を重ねていた精液がエルフたちの手を白く染め上げた。体液はあとからあとからどんどん出てくる。これまでの淫気や魔法や幻影によって、精巣には限界をはるかに超えて大量の精液が溜め込まれていた。それが一気に堰を切って、ダムが決壊した如く、一度に大量の射精をしてしまったのだ。

 エルフたちの手は最後の仕上げの攻撃を強める。絞り上げるような射精中の刺激が、最後の一滴まで残らず外に押し出してくれる。僕はのけぞって後ろのエルフに身を預けながら、白濁液を数分にわたって噴水のようにぶちまけ続けた。その間思考停止し、ただ死んでしまいそうな快感だけを感じていた。ああ…これから先自分を見失うということは、今のような天国の感覚が永遠に続いて何も考えられないということなんだな。

 やっと射精が収まると、僕はがっくりと首をうなだれて出し尽くした脱力感に血圧が急に下がったような朦朧感を覚えた。その体をエルフたちが支えて、倒れることは許されない。

 右側にいたエルフが萎えかけのペニスをオンナに納めてしまうと、ペニスは再び天にも昇る心地によってはげしく膨張した。「さあ、この霧がお前の体にすべて吸収されて綺麗になるまで、ここで私たちに奉仕してもらうぞ。覚悟するんだな。」

 出し尽くしたはずのペニスから精液がこぼれだす。脈打ちの直後から精子生産が超高速になり、作っては出す快感の連続が始まったのだ。射精の多幸感が永遠に続く魔界の天国。僕は妖精たちの肉バイブにさせられながら、自分が性感を与えられながら奉仕する道具に変わっていく運命を、むしろ積極的に受け入れるのだった。

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