マーメイド1−5
 

 マーメイドは催淫毒の愛液を持っている。もちろん、フグが自分の毒にやられないように、彼女も自分の霧で感じる事はないだろうけれども、これだけ体液が大量に滲み出ているという事は、彼女もかなり感じやすく、そしてイキそうになっている事の証拠ではないか。僕はそっちに賭けてみる事にした。

 後少しこちらが攻撃すれば、何とか勝てるのではないか、と。

 僕は上半身を固定されながら、できるだけ大きく深く、腰を上下させた。ズボズボといやらしい音がこだましている!

 この攻撃はバツグンの効果があった。所謂会心の一撃と言うヤツだ。マーメイドは大ダメージを受けた。

 だが、その代わりに、マーメイドのピンクの液がますます大量に分泌されてしまった。催淫効果、潤滑効果がさらに加わった。

 このままでは、只の耐久戦になりそうだ。こちらが先に果てるか、それとも相手が先か。僕もマーメイドも感度が最高潮に達している。この賭けは果たしてどちらに勝利をもたらすのか…

 マーメイドもそう思っていた。このままでは、良くても同時に果てる事になりそう。タッチの差でこちらが負けるかも知れない。だからマーメイドは、奥の手を使った。

 「はぁ、はぁ、好きよ。大好き。だからあなたも、わたしの事、好きになって!」

 ♪〜♪〜

 マーメイドは、甘い声で僕の耳元で囁くように歌を歌った!大きな声ではないが、透き通った、きれいな声だ。その甘美な歌声が、僕の脳髄までしびれさせた!マーメイドの歌声には魅了の魔法効果が備わっていた!だが一度歌うと、暫くは魅惑の魔法を伴った歌は歌えないらしい。MPが尽きるようだ。それで奥の手という訳だ。

 僕はまんまと、直に彼女の誘惑の歌を聞いてしまった!あっという間に僕は彼女の魅力にメロメロになってしまった!

 僕は今好きな人(魚だが)とセックスしている!その想いが、僕をさらに高めてしまった!

 イキたい!彼女の中に、愛する人の中に出したい!男として、これは当然の反応である。セックスバトルという事も忘れて、僕は踏ん張る事を忘れ、マーメイドを強く抱きしめながら必死で腰を振った!

 「ああ、好きだ!君が好きだ!い、イクよ?もうイクよぉぉ!」「あぁン!出して!一杯出してェェェ!」

 僕はマーメイドの頬の横に顔をうずめながら、彼女の子宮の奥に届く勢いで精を放った。僕は負けてしまったが、出した時は大満足だった。

 だが、すぐにこの愛がニセモノ、魔法によるものである事に気づき、愕然とした。我に帰った時には、既に僕は負けていたという訳だ。まんまとマーメイドにしてやられてしまった…。

 それでも、これから先、いつでも彼女の甘美な歌声を聞く事ができる。そう考えると、段々気持ちが楽になって来た。甘い生活が永遠に続く世界、これもいい所があるのかも知れない。

###ゲームオーバー###

戻る


メニューに戻る(ノーフレーム用)