マーメイド2−4
 

 初めてマーメイドと戦った時は、挿入したまま感じまいとして我慢して、相手の自滅を待ったんだった。慣れて来ると、挿入攻撃で倒せるようになっていた。強力な防御テクニックのお陰で、レベルアップまで普通に戦う事ができていた。そう、マーメイドの弱点は、感じやすい事だ。

 もう、前後に腰を動かしてもこちらが果てる事はない…筈。マーメイドは腰を横に動かす事には慣れているから、逆に前後に動かしてあげれば比較的短時間で相手をイかせる事ができる。

 僕は相手の泳ぎに任せながら、腰を前後に動かし、ペニスを激しくオンナの奥に突きたてた。

 「んああ!!」もくろみは成功した。思った通り相手は大ダメージを受けている。このまま一人目をイかせてしまおう。

 グチッ…ヌチッ…

 水の中なのに音がよく響き渡る。音が歪む事もない。程なくして正常位のマーメイドは力尽きた。マーメイドは残り二人。

 「…。」マーメイド達は泳ぐのをやめた。僕の頭を抱えていたマーメイドが今度の相手だ。彼女は正面に回りこみ、正常位で挿入した。マーメイドはその体つきからして正常位以外できない。

 これで前後を挟まれた格好になった。泳ぐ事なくその場でマーメイド達は妖しく蠢いている。僕は回復テクニックを使いながら、二人目を平らげる事にした。傾向と対策ができていれば、何人来ようと同じ事だ。左右の動きではなく前後の動きに彼女達は弱いのだ。

 「アッ、ふあ、は…」正面のマーメイドがあえぎ始めた。僕は水の中をゆらゆらとしながら、ガンガン突いた!そして二人目も消す事ができた。

 さあ、残り一人だ。水の中といっても、こっちが性的に強ければマーメイドなんて恐るるに足りない。僕は向きを変えようとしたが、水の抵抗でうまく行かない。

 「ふふ、「残り一人だ」って考えてるでしょう?でもそうは行かないわよ。わたし一人で、三人分の強さがあるからね。」

 後ろのマーメイドが前に回り込んだ。が、その姿がよく見えない。さっきまで必死に突いていたから気づかなかった。水が濁っている。ピンク色に。

 「!」

 しまった!「一人で三人分」というのはそういう意味か!マーメイドは感じると愛液を分泌する。それは催淫効果のあるピンクの霧だ。一人目のマーメイドのアクメ地点で泳ぎは止まった。つまりそこには既に大量のピンクの霧があったという事だ。調子に乗って状況を確認せずに二人目を「その場で」平らげてしまった!そうして気がついたら、三人目の姿がよく見えない程、僕の周りは催淫液で充満していたのだ。陸上ならこんな事にはならない。水中ならではのトラップだ!

 僕の防御力はほとんどゼロに近い。わずかな水の流れでさえも、僕の敏感な皮膚には快感になる。その上で「三人分」のマーメイドが正常位攻撃を仕掛けて来た!

 残り精力にももっと気を使うべきだった。ダメージの受け方がさっきとは比べ物にならない位に致命的だ。残り精力が20%を切ったら回復、という方法ではもう通用しない。もっと早い内に回復して置かないと、相手の一ターン攻撃分だけで致命的なダメージを受けている。

 ここにいたら確実に犯されてしまう!僕はあわててマーメイドを引き離し、上に向かって泳ぎ出した。ピンクのエリアから脱出しなければ!さっきの泳ぎで、相当深い所まで来ている。

 そう言えば、ここって塔の中だよな。階段を登って来た時は、階段の長さは至って普通だった。一体この深いプールは、空間座標上のどこにあるというんだろう。…これが異空間という事か。

 「ムダよ。」

 あっという間にマーメイドに追いつかれた。どだい泳ぎについて初心者の僕が浮上する為に足をばたつかせても、人間の力を超えた泳ぎの能力を持つマーメイドに適う筈はなかった。僕は抱きかかえられ、再びピンクの濁った場所に連れ戻された。力で抵抗しようとしても、水の中での動きは相手の方が格段に上だ。

 「それじゃあ、たっぷり可愛がってあげる。そうねえ、新しい快感のポイントを教えてあげるってのはどうかな?」「くっ…」

 僕は抵抗できない。こうなったらこの三人目を何とかして倒してしまうしかない。僕はマーメイドを捕まえ、正常位に持ち込もうとした。

 「あン、だめよん。」マーメイドはするりと僕の腕をすり抜けた。

 「ほら、よく見て…。」

 マーメイドは左手を上に上げた。脇の下はきれいに処理されている。

 「わたしのココで出させてあげる。」

 マーメイドは僕の下半身に回り込み、右手でペニスを握り、左の脇の下に亀頭をあてがった。そのまま亀頭を脇の下にスリスリとこすり付ける!

 「むああ!」

 いつもなら感じはしなかっただろう。でも今は、防御力ゼロで、残り精力も少なく、かなり感じやすくなっている。柔らかくてスベスベの脇の下に亀頭がこすれる度に我慢汁が滲み出て来る!

 スリスリスリ…

 「イイのよ、わたしの脇の下に出しても。」「くうう!」我慢の限界だった。

 「じゃあ、トドメ行くわよん。」

 そう言うとマーメイドは、ペニスをあてがったまま左脇を閉じた!脇の下と二の腕の柔らかい感触がペニスを包み込む!そのまま二の腕を僅かに前後させて来た!

 すりすりすり…。ピンクの霧がローションのような役割を果たし、性感をさらに高めている。

 「ハアアッ!!も、もうだめえ!」僕はマーメイドの脇の下めがけて射精してしまった。耐えに耐えて来たエキスが、一気に全部放出される。頭の中が真っ白になり、体から力が抜けて行く…

 ピンク色の水が、僅かに白さを増した。

###ゲームオーバー###

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