マーメイド3−3
 

 「まだか、人魚姫。」「はいネプチューン様。ガマン汁は相当出ておりますが、濃い精液の感触は感じられません。」「いつまで持ちこたえられるかしら?」泳ぎながらネプチューンが囁きかけている。

 「ま、まだ僕の反撃を見ていないだろう。ネプチューンよ、勝ち誇るのはまだ早いぜ。お前は…はうっ!」ネプチューンがひときわ強く腰を突き上げるとそれに合わせて人魚姫がオンナを強く締め上げた!

 「く…お、お前は、作戦上のミスを犯しているッ!それは、僕のお尻を責める為に自分の性感帯であるクリトリスを僕の体に預けてる事だ!」「…。」

 確かピンクの霧は、男性程ではないけど、マーメイド自身の感度も少しは高めている筈。だから催淫攻撃は諸刃の剣になる。特にネプチューン程の強い液体を出せる攻撃で、水全体をこれ程に染めてしまうなら、彼女達自身の防御力も相当低下しているに違いない。

 総じてマーメイドは攻撃力は高いが防御力がそれ程でもないって特徴がある。そこを責めれば勝てる!

 ここは一か八か、二人纏めて倒してしまおう。こっちの残り精力も心配だし、一人ずつ倒すとなると長期戦になる。この水の中で長期戦は避けたい。

 僕は思いっきり腰を突き上げた。「あン♪」人魚姫が鳴く。だが腰を突き上げただけじゃあ反撃にはならない。僕はお尻にも力を入れる。お尻の筒がネプチューンのクリトリスを圧迫し始める。

 「うっく!」ネプチューンがうめき始めた。性感帯をそっくりそのまま挿入しているんだ、そこを集中して責めるのはたやすかった。

 僕はまるで女性になったみたいな気分で、ネプチューンの”オトコ”を締め付け、前後左右にお尻をぐりぐりと蠢かせてやる。引っ張られるような感触が締め付けに加えられ、男勝りなネプチューンを感じさせる事ができた。

 クリトリス全体がお尻の強い圧迫に刺激され、ネプチューンの精力が激減して行く。やはりマーメイドは感じやすい。だからできるだけ一方的に責めようとして来るんだ。こちらに反撃の機会があれば、勝ちやすくなるんだ。

 腰を突き上げては人魚姫にダメージを与え、その間にもお尻を締め付け、前後左右にうごめかす。腰を突き上げるタイミングで人魚姫にダメージを、引いたタイミングでネプチューンにダメージを与えて行った。

 段々タイミングがリズミカルになって行く。激しい前後運動が前後のマーメイド達を責め続けた。前と後ろ交互に声を上げるのを聞いて、僕はこの攻撃が有効であるのを自覚した。

 敵も負けじと前後から腰を振って来るが、その息はぴったりと合っていない。泳ぎも乱れ始めている。感じ方が違うんだから当然だ。こちらの与えるダメージの方が大きかった。これなら勝てる!

 先に果てたのは人魚姫の方だった。僕に強くしがみついたまま人魚姫は絶頂を迎え、次の瞬間無数の泡になって消えた。

 ネプチューンも限界に達していた。クリトリスを僕のお尻から引き抜くと、逃げようとし始めた。そうは行くか!

 すかさず僕は後ろを向き、ネプチューンにしがみ付いた。催淫効果のある水がネプチューンも蝕んでいる。僕はネプチューンに抱き付き、力強く腰を突き上げると、スムーズにペニスがオンナに入り込んで行った。そのまま力任せにこねくり回してやる。こういうパワータイプの相手にはパワーで責めるのが正攻法。技巧で意表を突くやり方もあるがここは正攻法の方がいいだろう。

 「ぐぬっ…離せ!」それに応える代わりに僕はひときわ強く深くペニスを奥まで捻じ込んだ。ネプチューンはガクガクと震えて無言でイッた。

 ネプチューンが消えると、ピンク色の水も段々透明になって来た。少しずつ水も浄化されている。そうしないと淀んでしまうからね。

 自分の精力を意に介している暇はなかったが、奇跡的に僕は射精せずに済んだ。だが残り精力はほとんどなかった。もしマーメイドがもっと強い耐久力を誇っていたら僕が負けていただろう。

 まだ体に催淫毒が回り続けている。そこへ透明度を増しているとはいえまだ毒性の強い水が押し寄せて来ていた。ピンク色をしているが、段々底が見えて来た。水底にカードが落ちているのを見つけた。もっと深く潜って、カードを拾った。水面に出た所で、ぬるついた水に翻弄された僕の体は、誰にも触れられていないのに限界に達した。

 このままこの水に体を預けるのもいいな。直接相手に抜かれていないし、何よりも相手を倒した後なんだから、これでイッても負けにはならない。

 僕は力を抜いて水の流れに身を任せた。水流は全身をくすぐり、ペニスに纏わり付く。深呼吸をすると、急に全身を強い快感が貫いた。深呼吸がため息に変り、軽く腰を引いて射精した。玉袋に当たる水が精液をどんどん押し出して行く。まるで夢精しているみたいに、何もしていない、誰にも触られていないで射精する感覚は強烈な快感だった。

 ピンクの体液は僕の精液と共に浄化されて行った。

 さて、精力も戻った事だし、次の階に進みますか。僕は水から上がり、岸に構えている大きな扉の前に立った。カードキーを差し込む。

 「ピピッ…認証完了。」カチャリ。扉が開いた。

 「…。」僕は警戒して先には進まなかった。この機械はみんな変なんだ。何をしでかすか分かったもんじゃない。

 …でも何も起こらないな。今回はまともなのかな。大丈夫そうだな。たまにはこういうラストもいい。てか機械ってのはこうあるべきなんだ。うんうん。

 扉をくぐるとその先に階段がある。僕は意気揚々と階段めがけて歩き出した。

 ボトボトボト…。「!!」突然頭に何か柔らかい物が落ちて来た。肩に落ちたその物体を見ると…ぐにゃぐにゃした筒状の紫の物体だった。

 「なまこー」上から声がする。「うぎゃあああ!!!」僕は全身鳥肌が立って必死でなまこーを振り払うと、再び水に飛び込み、体を洗った。そういう罠だったんか!

 今度は上に警戒しながら扉をくぐった。いたずらはこの一回だけみたいだ。ったく。

(なまこを投げちゃいけません。マーメイド3 クリア

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