ミミック1−2
 

 この体勢では不利だ。僕はくるりと向きを変え、ミミックに向き合った。

 自由に動くにはあまりにも狭い箱の中。挿入したとしても激しく動く事はできない。腰だけをうごめかして、倒さなくてはいけない。

 僕は腰を巧みにスライドさせ、ミミックのオンナを探した。それに合わせてミミックの方も腰を動かし、自分のオンナをペニスに近付けた。ペニスは入り口を探し当てた。亀頭がワレメを感知する。

 すると掛け布団が僕の腰を押して、ペニスがオンナにどんどん飲み込まれて行った。

 僕はミミックに体重をかけ、肩の辺りに顔をうずめる。ミミックは完全にペニスを包み込むと、両足を僕の腰に回した。そして両腕を僕の首に回し、僕の体をしっかり固定した。

 僕は腰を巧みに動かし、ミミックを責める。ふううんん、とミミックが悦びのうめき声を上げた。

 ミミックは上半身を左右に揺り動かし、その胸を僕の上半身に擦り付けながら、腰はまったく別の動きをして、上下左右に回転させるようにグラインドさせて来た。

 僕は体のほとんどを固定されたまま、腰だけを動かしてペニスを出し入れし続ける。

 全身は相変わらずローションでヌルヌルになった布団が纏わり付いている。動く度にぬちぃ〜っといやらしい音を立てて肌に吸い付いて来ていて、それがミミックの攻撃を補佐していた。

 ミミックの中は、ナメクジのようにいやらしく蠢き、ペニスを包み込みながら前後左右に弄び、激しくしごき立てたかと思うとぎゅっと締め付けて来る。

 僕はミミックの背中に手を回し、一心不乱に腰を揺り動かし続ける。この動きを単調に繰り返すだけでは腰への負担が大き過ぎる。少しずつ動きは鈍くなって行った。

 それに対して自由度の高いミミックの動きは激しさを増すばかりだ。

 ずぬっ!

 「うわああ!」

 突然お尻に異物感が!掛け布団が僕のお尻の穴めがけて柔らかい棒を突き刺したのだ。それに合わせて玉袋がグニグニと包み込まれ、さらに射精を促して来る。

 お尻からあっさりと侵入して来た女の肌は、変幻自在にお尻の中をかき回し、快感ポイントめがけてうねうねと動いている。これを取り去ろうともがいても、手は届かないし、体を動かして逃れようとしても前はミミックのオンナに、後ろはミミックのふくらはぎに固定されていて、もうお尻の穴は相手の好き勝手に弄ばれるしかないのだった。

 正常位で責めているという事は、僕のお尻の穴を敵に曝け出してしまったのと同じだった。

 やがて強烈な快感が僕の体の内側から刺激され、引き出されて来た。僕はこれ以上腰を動かしてミミックに快感を与える事ができなくなった。力はどんどん抜けて行き、踏ん張ろうとしてもお尻の穴の蠢きが脱力を誘うのだった。

 もう僕はミミックのなすがままだった。

 ミミックは腰を大きくグラインドさせ、また前後に激しく揺り動かした。僕は完全にミミックに体重を預け、力を抜いて快感を味わうだけだった。

 ぐちょっぐちょっと、上半身も下半身も満遍なく包み込まれたまま、ミミックは激しく腰を左右にくねらせ始めた!

 「ぁぁぁ!もうイッちゃうよ!出すよ?出していい?」「いいよ…このまま出して。」

 玉袋がきゅっと締め付けられ、僕はミミックに体を預けたまま奥まで精液を放出させてしまった。もうまったく抵抗できなかった。

 全体重をミミックにかけ、玉袋に留まっている精子が一粒も残らない位、全部を出し尽くした。出し尽くした後も、脱力したままだった。

 頭の中が真っ白になり、全身をミミックの布団に包み込まれたまま、ミミックに抱かれながら、暫く眠ってしまった。目が覚めた時には、快感に溢れたこの世界の住人としてこれから暮らして行くんだ。

###ゲームオーバー###

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