ミミック3−2
 

 もう考えている余裕はない。とにかくひたすらガマンしながら、それぞれのミミックを責め続けるしかない。僕は張り付いているミミックを振り払いながら、しつこく群がって来る相手に指先や舌、ペニスで攻撃する事にした。

 僕は腰を突き上げながらペニスに張り付くミミックを責める。二の腕をしごき、目の前の顔のほっぺをさする。しかし相手にはほとんど効いていない様だ。二の腕をさすっても感じてくれない。その点は他の女性と一緒って訳か。そうなるとまずいな、敵は性感帯をほとんど曝け出していない。

 それ所か必死に出し入れしてオンナをかき回されている筈の、ペニスのミミックもほとんど感じていないみたいだ。逆にこっちの快感を高めてしまう結果になった。

 ペニスに張り付くフェアリーミミックは、さっきまでの攻撃にバイブを付け加えて来た。ペニスがねじ切られるみたいに引っ張られつつ締め付けられ、そこに微振動が加わって、ペニスのあらゆる快感神経をくまなく強烈に刺激して来た!

 それに合わせて他のミミックも部位を変えた。お尻に張り付く舌先以外の三体のフェアリーミミックはオッパイに化けた。箱から片乳のふくらみがあらわれ、僕の胸や顔に這い回り始めた。しかもこのオッパイも微振動している。これで全身の性感帯も刺激されるのだ。

 お尻に張り付いたミミックはさらにぎゅむっと股の間に自分の顔をねじ込んで、口から飛び出した長い何本ものバイブ付きの舌先でお尻の穴や玉袋を責め続けている。玉袋の下はとぐろを巻くようにして全体を包み込み、揉みしだきながら玉袋の付け根を舌先でツンツン突付いている。

 三体のミミックは手やオッパイ、顔等に次々と姿を変えては全身をさすったり舐めたり、柔らかい唇を押し付けて吸い付いたりして来た。

 出し入れ運動から回転するようにくねる運動に変わったペニスのミミックも、ペニスを上下左右に振り回しながらモミモミを繰り返している。このミミックだけは箱の奥から快感の呻きを上げている。このミミックだけ性感帯を出しているからなのか、理由は分からなかった。

 ガマン汁が次々と溢れ、筒状のミミックに注ぎ続けている。僕はほとんど抵抗できないまま、反撃の術も知らずに、ひたすら高められ続けた。

 「うッく…、もう…」僕は腰を引いて、エビのように上半身を曲げ、ペニスを奥に引っ込める体勢になった。お尻が顔ミミックに強く突き出される。

 だがそんな事で離れてくれるフェアリーミミックではなかった。筒状のモンスターはさらに奥へ奥へとねじ込まれ、しつこく吸い付いて来た。そしてグニグニと蠢き、体の奥に引っ込めようとしたペニスをむさぼり続けている。

 上半身を曲げた僕はバランスを崩し、そのバランスを取る為に両足を開いてしまった。それがお尻のミミックに格好の餌を与える格好になった。すかさず後ろのミミックが僕の股の間に滑り込み、さらに丹念に玉袋からお尻の穴にかけて責め始めた。もう一体が同じように顔に姿を変えながら、二体で協力して下腹部をまさぐって来た!玉袋もお尻の穴も同時に責められ、僕の下半身に張り付いた三体のミミックが一心不乱に僕を刺激し続ける。

 「あが…」思わずペニスに張り付く宝箱を引き剥がそうと手を掛けたが、強い力で吸引しているオンナモンスターを引き剥がす事はできなかった。僕の乳首は顔に変身した二体のフェアリーミミックの唇が吸盤のように張り付いて、ちゅうちゅう吸いながら舌先で転がしている。その二人の顔、四つの目が僕を見上げ、じっと見つめて来る。

 玉袋の中の精巣がコリコリ弄ばれると、あっさりと限界に達してしまった。絞るように蠢くオンナがブルブルと震え、仕上げに入った。

 だ、ダメだ、射精しちゃダメ…僕の腰はどんどん後ろに引けて来る。しかしそうすればお尻の穴がますますミミック達に曝け出される事になり、快感はさらに強くなるだけだった。だからといって腰を突き上げれば今度こそペニスに張り付くミミックの思う壺だ。

 ずぬぬ…お尻に生暖かく柔らかい物体がねじ込まれた時、下腹部の奥から一気にくすぐったさが込み上げて来た。舌先が強くお尻にねじ込まれた。そして待ち構えていたようにペニスが締め付けられ、僕は目の前が真っ白になった。

 「うぐあ!」僕は全身を震わせてフェアリーミミックに精液を放出した。その瞬間ペニスに張り付いていたミミックはジュウジュウ音を立てて溶解し、ペニスから離れた。床に落ちたミミックは一瞬にして溶けてなくなり、空箱だけが転がった。

 次々と精液が床にこぼれる。一度射精が始まったら出し切るまでは止まらない。体に張り付くミミック達の攻撃も手伝って、僕は立ったままペニスを空気中に晒して射精を続けた。精液がペニスからほとばしる度に快感が全身を突き抜けて行く…

 ひとしきり出し終わると、ミミック達が離れた。そして本体である妖精の姿に戻った。

 「やっとお話もできるわね。」「私達はフェアリーミミック。トラップの一種だったのよ。」「…。」僕はまだ息を切らしている。「フェアリーミミックは所謂使い捨て型なの。精液を体に浴びると溶けてしまうから。」「でも溶けるのってすっごく気持ちいいんだよね…私達にとっては。」

 そうか、だからペニスに張り付いていたミミックは一瞬で消えてしまったし、ペニスを責めていた時も感じてたのか。ガマン汁が滲み出ていたから。

 「消えるのは怖くないわ。いつでも『ないと・めあ』様に再生されるからね。」「後は快感を追求するだけ。」「これから先の迷宮でも私達の仲間がトラップとしてあちこちにいるんだけど…もう意味を成さないわね。」「あなたの負けですから。」「…。」

 「でもこれからは、あなたを悦ばせ続ける装置として働かせて頂きます。」「もうここに永遠に暮らすんだから、もっと楽しみましょう♪」四体のフェアリーミミックが迫って来た。

 僕はこの四体が空箱になるまで付き合わされる事になる。それも悪くないな。

###ゲームオーバー###

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